砂の城ケーキ〈ジェノワーズ法で焼くバターケーキ10カップ分〉 | 型にはまったお菓子なお茶の時間

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主に日々のお茶のお供を記録しているブログです。
レシピの配合はあくまでも「個人的な作りやすさ」と「私好みの味に合わせたもの」になっていますので、レシピそのものよりも、作業する際の理由やポイント自体がお役に立てましたら嬉しく思います!

まだまだ暑いものの、夏の終わりも感じはじめる季節。

今のうちに、生地を入れて焼くだけでお城が作れる型を使い、念願の砂の城ケーキを作りました。





写真だと小さめに見える気もしますが、型は24cm四方、容量は2.4L分もあるので材料もそれなりの多さ。

実際に見ると焼きっぱなしでも映える形をしていて、思っていたよりも使えるシーンが多そうな印象です。


 



周りにもノルディックウェアの貝殻型で焼いたケーキに、ホワイトとミルクのチョコをマーブル模様にコーティングして、砕いたクッキーとともに飾り砂浜を演出。


 

 


お城は、卵に空気を含ませた生地を焼く〈ジェノワーズ法〉で作りました。


以前今回と同じ容量の型を使った場合に7〜8分目の高さに焼き上がる配合を載せたことがありますが、今回はちゃんと10分目まで膨らむ分量です。


 



しっとりふわっと軽い口溶けで、生クリームや甘酸っぱいジャムがぴったり。

今回は泡立てたクリームと畑のブルーベリーを使ったソースを添えました。





ここ数日、いろんな場面で切ない夏の終わりを感じているところです。

せっかく砂浜モチーフなので、大好きなマグリットの〈共同発明〉の人魚フィギュアも一緒に1枚。




【材料】


ノルディックウェアの10カップのバントパン 1台分
(焼き上がりが型の10分目の高さで焼く場合)

 卵 M〜Lサイズ5個(260~300g)
 グラニュー糖 225g
 薄力粉 250g
 ベーキングパウダー 5g
 無塩バター 110g
 米油 115g


【準備】
○オーブンは170度に予熱し始める
○型にまんべんなく油脂を塗る
○無塩バターと米油を合わせ、湯煎であたためバターを溶かしておく
○薄力粉とベーキングパウダーを合わせてふるっておく


【作り方】

①卵と砂糖をボウルに入れ、湯煎で温め35度くらいの温度を保ちながらハンドミキサーでもったりとするまで泡立てる

★今回はスタンドミキサーを使いました。
 スタンドミキサーを使う場合は別のボウルの中で混ぜながら湯煎し、40度くらいまで温まったら付属のボウルに移して混ぜます。


②持ち上げるとリボン状に生地が表面に落ちるようになれば低速で数十秒~1分ほど混ぜ合わせて大きな気泡を抜く


③粉類をふるいながら加え、ゴムベラでボウルの底面をこすりながらすくいあげて返すように混ぜ合わせる


④粉気が見えなくなってきたら、溶かした油脂類をゴムベラの面で受けるように加え、更に底からすくって返すようにむらなく混ぜ合わせる

★油脂類は温かい状態で加えると混ざりやすくなります。


⑤型に生地を流し、型底を軽く台に打ち付けて大きな気泡抜き、35〜40分ほど焼く

★途中型の縁よりも“多すぎたかな…”と感じるくらいに膨らみますが、終盤には落ち着き、冷ます間に更に落ち着きます。


⑥型ごと取り出して10分程おき、ケーキクーラーの上にそっと返して中身を取り出し、冷ます

★生地の毛羽立ちのようなものが気になる場合は、焼き立ての熱いうちに、気になる部分にスポンジやパウンド用のシロップを適量塗ると落ち着きます。
(水2〜3:グラニュー糖1にキルシュ少量の割合)
 よく冷めてから切り分け、粉糖をふったり、クリームやジャムを添えてどうぞ。