こんにちは。
胎児瞑想(妊婦さんの瞑想)
の次は、赤ちゃんと一緒の瞑想です。
赤ちゃんがお腹の中ではなく外にいるというだけなので、やり方も胎児瞑想と同じやり方で大丈夫です。
赤ちゃんが機嫌の良いときに抱っこをして、ママは目を閉じ、ゆっくり呼吸をしながら、見えないへその緒で赤ちゃんと繋がっている姿をイメージしましょう。そして、ママが赤ちゃんを守り、自然がママを守り…という周りとのつながりを感じます。
※詳しいやり方はこちら→胎児瞑想(妊婦さんの瞑想) <瞑想とは:その3>
出産後~産後1ヵ月まではママは寝たきりで過ごすことが理想です。瞑想も赤ちゃんを隣に寝かせて、ぬくもりを感じながら目を閉じているだけで十分です。
また、起き上がれるようになってからも無理する必要はありません。長時間抱っこしやすいように、椅子に腰かけたり、スリングを利用したり、授乳用のクッションを利用したりして、ママの体に負担がかからないように気をつけましょう。
授乳に慣れてきたら、授乳しながらママは瞑想をする、というスタイルもお勧めです。赤ちゃんとつながってる感覚が強くなるはずです。ちなみに赤ちゃんが授乳中にうつらうつらとしているのは、赤ちゃんが自然に瞑想状態に入っているからです。このタイミングでママも一緒に瞑想をしてしまうと、比較的簡単に瞑想状態に入りやすいのです。
以下、ちょっとしたコツです。
1)ママは左右対称で楽な座り方で
脚を組んだり、お姉さん座りをしたり、という必要以上に骨盤をゆがませるような姿勢を避け、できるだけ左右対称に近い座法を選びましょう。
2)赤ちゃんの背中をCの字に丸めた状態を保ちましょう。
赤ちゃんの背骨は大人と違ってCの字に丸まっています。背骨をまっすぐに立てようとすると、赤ちゃんは緊張するので、Cの字を保つように抱っこしましょう。私が知る限り、カンの強い赤ちゃんのほぼ100%が、背骨が固いです。
※詳しくはこちら→トコちゃんドットコム
※スリング
を使って抱っこすれば、自然に赤ちゃんの背中は丸まり、赤ちゃんがリラックスしやすくなります。私が常日頃スリングをお勧めしている理由はここにあります。
※ちなみにベビーベッドもハンモックタイプのものかクッションタイプのもの
がお勧めです。
3)寒くないように気をつけます。
寒いと体はこわばって、緊張しやすくなります。ちなみに、カンの強い赤ちゃんは、ママの手で両かかとをやさしくくるんであたためてあげるとよいかと思います。
4)音楽やアロマもGOOD。
もちろんなくても構いません。
5)赤ちゃんが寝てしまったらラッキー♪
当たり前ですが、赤ちゃんを無理に起こしたりしないで、ママもそのまま瞑想を続けるか、眠ってしまっても構いません。
ちなみに寝かしつける手法の一つとして、「瞑想しながらあやす作戦」はかなり使えると思います。赤ちゃんはママのペースにシンクロ(同調)する力がとても強いので、ママが落ち着いていると赤ちゃんも自然と落ち着きやすいかと思います。
お子さまをあやそうと思う前に、まず自分で自分の気持ちをしっかり受け止め、落ち着くことが必要です。
また、夜泣きが強いお子様のママは、昼間の赤ちゃんが落ち着いているときに、一緒に瞑想をしたり、赤ちゃんがお昼寝をしている間に、赤ちゃんのそばで瞑想をするようにすると、夜泣きがおさまることもあります。
また、ママの情緒も安定しやすくなるため、母乳の出が安定したり、産後の回復がスムーズになったりという効果も期待できます。
でもとにかく、「夜泣きを治すため」「ぐずらなくするため」「産後のダイエットのため」ということではなく、せっかく出産したのですから、赤ちゃんとのかけがえのない時間を楽しむ「とっておきの方法」として、瞑想があるのだと知っていただけると、とても嬉しいです。
また、「赤ちゃんが泣いたら抱っこする」と思っていらっしゃるママもたくさんいるのですが、赤ちゃんは「機嫌の良いときにこそたくさん抱っこして、出産した喜び、赤ちゃんが目の前にいる幸せを味わい尽くしましょう。
「赤ちゃんが泣くから抱っこする」のではなくて「赤ちゃんが可愛いから抱っこする」「抱っこしたいから抱っこする」のです。
胎児瞑想が妊娠中にしかできないのと同様に、赤ちゃんと一緒の瞑想は、赤ちゃんが目の前にいる人にしかできない特権です。
与えられたプレゼントは素直に受け取ること、与えられた幸せは最後まできっちり味わい尽くすのが、プレゼントをいただいた者の使命です。
瞑想を通して、赤ちゃんとの幸せな時間をぜひ堪能してください。
※次回はもう少し大きなお子様と一緒の瞑想についてご紹介します。