こんにちは。
お子さまと一緒の瞑想についてご紹介する前に、まず妊婦さんの瞑想についてお話したいと思います。
お腹の赤ちゃんと一緒に行う瞑想のことをよく「胎児瞑想」と言います。
恐らく正式な名前はついていないのですが、このネーミングが一番しっくりくるかと思います。
胎児瞑想といっても難しいことは何もありません。
基本的なやり方は前回 ご紹介したとおりです。ただ、妊娠中は仰向けで長時間過ごすと体に負担がかかるので、瞑想するときの姿勢は正座やあぐらで座るか、椅子やソファに腰かけて行うとよいでしょう。
通常の瞑想と唯一違うのは、
「お腹の赤ちゃんに意識を向ける」ということ。
はじめはただ赤ちゃんに意識を向けて、一緒に呼吸をしているイメージを持つだけで十分です。
意識の向け方は自分がやりやすい方法で構いませんが、慣れてきたら以下のような瞑想にチャレンジするのも楽しいと思います。これはほんの一例です。
1)まず、通常の瞑想をはじめます。
2)骨盤に意識を向け、吐く息に合わせて骨盤の緊張をゆるめるようにイメージします。
3)骨盤の中に子宮が収まっている子宮をイメージします。
4)なま温かい羊水の海に、赤ちゃんが気持ちよさそうにプカプカ浮いている姿をイメージします。
5)自分自身も大きくて温かく、安全な海に、赤ちゃんと同じようにプカプカ浮いている姿をイメージします。
本物の海、ママ→羊水→赤ちゃん
と入れ子状態になっていて、
赤ちゃんをママが守り、
ママを自然界が守ってくれているようにイメージします。
6)赤ちゃんとママ、ママと自然という境目がだんだんあいまいになるようにイメージして、あたたかい世界がだんだん広がっていくようにイメージします。
妊娠&出産、子育ては一人でするものではありません。赤ちゃんといつも一緒ですし、自分の周りではいつもお月様、大地、海…といった自然の大きな力がママと赤ちゃんを守り、育んでいてくれるのです。
胎児瞑想を実践すると、感動して、幸せすぎて涙を流す方がたくさんいらっしゃいます。
当たり前ですが、胎児瞑想は「妊娠中の方」にしかできません。しかも、妊娠すると妊娠していないときより感覚が繊細になるので、何年も修行をしなければ得られないような深い感動をたった1回の瞑想で得られるという方がとても多いのです。
妊娠中にマタニティヨガのクラスに参加するには、例えば経過が順調だ、近くにスタジオがあるなどある程度の条件が必要なので、みんなが体験できるとは限りません。体を動かすことが苦手な方もいらっしゃるでしょう。
でも、この胎児瞑想は、いつでも、どなたでも、どんな状態の時にでも簡単に実践することができます。
妊婦さんに与えられた「特権」なので、ぜひトライしてみてください。
※次回は赤ちゃんと一緒の瞑想をご紹介します。
※よろしければこちらもご覧ください。
- 良い陣痛を呼ぶ秘訣とは? <その1:妊婦さんにお勧めのマッサージ>
- 良い陣痛を呼ぶ秘訣とは? <その2:呼吸の極意>
良い陣痛を呼ぶ秘訣とは? <その3:妊婦さんにお勧めの呼吸法> - 自然派生活&セルフケア&育児のスタジオ
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