フインキーのふんいき レビュー -79ページ目

DVD「イヌゴエ」 レビュー

横井健司監督。
2006年公開作品。

イヌゴエ [DVD]/山本浩司,村上淳,馬渕英里何
スコア選択: ★★★

普通の人より鼻が効きやすい直喜(山本浩司)は悪臭公害対策協会で働いている。
ある日、父に旅行中の犬(ブン太)の世話を押し付けられ、嫌々飼うことになった。
しかし、異変が起こる。突然オッサンが頭の中で話しかけてくるのだ。
それは実は犬の心の声で・・・


犬の心の声が聞こえるなんて、まるで犬版の「サトラレ」ですね。
あれは面白かった。安藤政信の純粋無垢な役柄は見る者の心を温かくしてくれて…

逆に、こっちの犬はなんてオッサンなんでしょう。
声は低いし、もごもごしゃべってるし、関西弁だし、言葉遣いは汚いし、もうとにかく可笑しい。

パグに低い声はありなんだけど、わざと抑揚をなくしてるのか、感情がどこかに行っていて、見ていてどうもしっくりこないところが多かったです。
役者の遠藤憲一(声)なので、楽々とこなせそうですが、声優はダメなのかな。
素人がアテレコで声を入れたみたいでした。

ストーリーは中々いい感じ。
イヌの声が聞こえることで、直喜がどんどん影響を受けて変わっていく様子が見ていて気持ちいい。
犬が会社で大暴れし、直喜が逃げる犬を捕まえるシーンなんか大笑いしてしまいました。
最後に直喜はショックな事実を知るんですが、それは見て確かめてください。

これは絶対にジャケットで損してます。
明らかに”今日のワンコ”みたいなふんわりした雰囲気でてますよね。
ゆるいんだけど、若年層だけではなく、大人も楽しめるよう作ってあります。

犬好きとか関係なく、万人向けの作品です。

アニメ「トップをねらえ!」 見ました。

エヴァ の庵野秀明、初監督作品。
全6話のロボットアニメです。

今のとこ期間限定で無料で全話見れます。
トップをねらえ!スペシャルサイト

リマスター版 トップをねらえ! 《1年間期間限定商品》 [DVD]/大畑晃一
¥13,440
Amazon.co.jp
スコア選択: ★★★

全6話と短いので、全体的に大味でした。
ライバルとのやりとり、友人との別れ、未知の生物との決死の戦闘シーン、セクシーな銭湯シーンなどなど、短い時間でよくここまで詰め込んだものだなぁと感心します。

エヴァの前身と見ると、なるほど共通するものはありますね。
セクシーなとことか、ロボットとか、それくらいしか思い浮かばないけど。

しかし、主人公ノリコは明るく、エヴァのように暗い雰囲気はあまり感じません、少し感じるけど。
そして、登場する女性陣がみな心が強い。
加え、メインロボットのガンバスターもめちゃくちゃ強い。
エヴァも強かったけど、それ以上。
こんだけ強かったら、そりゃ後半少ししか出番ないわ(笑)

絵はちょい昔風ですが、個人的には懐かしい感じで好きです。
ストーリーは見たことあるような話が多い。
でも、最終話は希望のあるいい終わり方でした。

まだ見たことない人は、これを機に見るってのはどうかな?

CD「FAIRYTALE」 おとぎ話

おとぎ話の3rdアルバム。
初見のレジ店員さんに良かったですよ~!って言われるくらい、いい曲ばかり。

FAIRYTALE/おとぎ話

スコア選択: ★★★★★


相変わらず頭に残るメロディはポップで、アルバムを出すにつれどんどん好きな方向に向かっている。

今回のアルバムは一言で言えば可愛らしい。
曲タイトルを見てもらえば分かる通り、コトバとコトバとか、ハートのうたとか、こどものブギーとか狙ってるんじゃないだろうかってくらいカワイイ(笑)
曲もそれ相応に可愛らしく、ぜひ一度聴いてキュンとなってもらいたい。

それにしても売れないなぁ。
なぜだろう、こんないい曲をコンスタントに出してるのに。

曲調は懐かしいフォークっぽくもあり、でも今の時代を感じさせるアレンジで、今の若者だけでなく、年配の方もいけるはずなんだけど、おかしいなぁ。
ボーカルの有馬くんのビジュアルがダメなのかなぁ(失礼)。
逆の意味でカワイイと思うんだけどなぁ。


残念ながらこの曲は入ってないけど…

小説「螺旋館の奇想」 折原一

折原一の多重トリックミステリ。
一応最後まで読みました。

螺旋館の奇想 (文春文庫)/折原 一
スコア選択: ★★★


やってしまった。
というか、やらかしたと思った。
その一部始終を話そう。

-男-
序盤の数ページ読んだあたりから、既読感がしてたけど、そこで読むのをやめとけばよかったんだ。
親からも気をつけろ!的なアドバイスをもらってて、やっと実感した。

家にタイトルの違う同じ本があるということを。

さっきブログの過去の記事を見たら、あるではないか…「螺旋館の殺人」 が。
ああー、何ということだ。読んだことも忘れ、今になって気づくとは。
タイトルが違うから違う小説だと思ってしまったんだ。
ぶつぶつ。


数分後…

もしや加筆してあるのでは?
(ページのめくる音)

おぉ、最後に加筆修正の文字を発見!
良かった、何とか感想を書けるぞ。
男は踊りださんばかりに喜んだ。

でも、内容変わってるのか、これ?
チーン。

(完)

みなさん気をつけてくださいね。折原作品は多いらしいから。

小説「ひまつぶしの殺人」 赤川次郎

久しぶりの赤川次郎
今作もどっかの雑誌に伊坂幸太郎 が影響を受けた本として紹介されてたような気がする。
違ったらごめんなさい。

ひまつぶしの殺人 (光文社文庫)/赤川 次郎
スコア選択: ★★★★

誰しも家族に言えない秘密のひとつやふたつあると思う。
ここに出てくる早川家も、それはそれは重大な秘密をみな抱えていた。

その秘密とは主に裏稼業。
母は泥棒、兄は暗殺者、妹は詐欺師、弟は警察官(普通)という、とんでもない秘密である。
そして、家族の秘密稼業を唯一知る弁護士の圭介、以上の5人家族。

ストーリーはこの家族にある事件が転がり込むところから始まる。
それは、あるホテルで行われる宝石披露パーティである。
その舞台役者がまたとんでもない。

・宝石を警備するため、総指揮をとる警察官の弟
・宝石を盗もうとする泥棒の母
・宝石のオーナー暗殺を試みる暗殺者の兄
・宝石のオーナーを誑かし、宝石を頂こうとする詐欺師の妹

それを知って、阻止しようと張り切る圭介、頑張れ!

この先の展開を想像するだけで、ワクワクするでしょ?てな話。

面白い所としては、途中のスリリングな展開もさることながら、ラストの上手な締め方が一番良かった。
この皮肉な終わり方は非常に痛快である。

また、登場人物の憎めないキャラ設定も良い点として挙げたいと思う。
特に、主役である圭介のおとぼけキャラには何度も笑わせてもらった。

赤川作品だけあって、テンポよく読めるので、初めて読む人にもオススメです。