フインキーのふんいき レビュー -42ページ目

実用書「涙の数だけ大きくなれる!」 木下晴弘

塾の講師をしていた筆者が、学生たちにしていた深イイ話をまとめた作品。

涙の数だけ大きくなれる!/木下 晴弘
¥1,365
Amazon.co.jp
スコア選択: ★★★★

この本は名言が多すぎる。
いい言葉をメモしていったら余裕で10個オーバー。
こんな先生がいたら、自然と勉強を頑張れる気がします。

収録されているエピソードは全部で10個あります。
そのどれもが何気ないエピソードなのに、何でこんなに人の心を掴むのが上手いのか。
視点を変えると、こんなにも世界が変わるんですね。

これらのストーリーを覚えて、人に話してあげたらきっと感動してもらえます。
泣けるほどではないけど、心にジワーときます。

個人的にはレジ打ちの女性の話が好きです。
頑張りに付随する価値ってのは、目に見えない形で与えられるからこそ、人の心を動かすんだよね。

最後に、こんな事をいつか言ってみたいなぁ、というのを書いておきます。

人は人生のうちに何人の人と出会うと思う?
どんなに顔の広い人であっても、出会う人の数は世界人口に比べたらゼロに等しい。
そんなわずかしかない出会いの中に、先生は君がいてくれて良かったと思う。

言いたいなぁ。

実用書「20代で伸びる人、沈む人」 千田琢哉

20代のサラリーマンに贈る、自己を見直すための本。

20代で伸びる人、沈む人/千田琢哉
¥1,260
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スコア選択: ★★★

20代は仕事上でのちょっとした心がけで、今後の”のびしろ”が大幅に違ってくる。
著者は3300人を超えるビジネスパーソンとの対話を通して、20代で伸びる人の行動、沈む人の行動を分析し、この本にまとめている。

完全に、いまビジネスパーソンである人がターゲットである。
しかも若手、特に新入社員に読んで欲しいように書かれていると思う。

読者は自分が伸びる方なのか、沈む方にいるのかを理解することで行動や心がけを正すことになる。
なる、と断言したのは大げさかもしれないが、やらないとどうなるか分かってるよね…、といった一種の強迫観念がこの本から感じられるからだ。

本の内容は非常に強気な内容で、伸びる人、沈む人の行動例がそれぞれ示され、その理由もきちんと書かれている。
強気というのは、常に断言口調で、有無を言わさぬようなところからそう感じられる。
だからこそ、直そうと思うのだけれど。

また、沈む人への見下したような書き方が少し気にかかる。
多分この本を読んで、イラッとくる人もいると思う。

章立ては次のようになっている。
1.仕事のしかた
2.勉強のしかた
3.上司との付き合いかた
4.後輩との付き合いかた
5.同期との付き合いかた
6.顧客との付き合いかた
7.お金の使いかた

それぞれの章に10項目が充てられ、全70項目で構成される。
個人的に5章の同期との付き合いかたが面白かった。
同期とは程よい距離で接しよう、ということですな。

映画「阪急電車 片道15分の奇跡」 レビュー

三宅喜重監督。
原作は有川浩の小説です。


阪急電車 片道15分の奇跡 [DVD]/中谷美紀,戸田恵梨香,南果歩
¥3,990
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スコア選択: ★★★★★


結婚直前で会社の後輩に彼氏を寝盗られた高瀬翔子(中谷美紀)。
しかも、相手のお腹に子どもがいるという。
この状況で、彼らを訴訟しない代わりにひとつの条件を出す。

私を結婚式に呼ぶこと。

そして今日、阪急電車に乗って、結婚式場に向かう。


この映画には6組の男女がでてきます。
阪急電車に乗った彼らがそれぞれに交じり合い、素敵な物語を紡ぎ出します。
人との出会いから生まれる奇跡を描いた作品。

これはとても良い映画でした。
人生の素晴らしさがいっぱい詰まっています。

人のやさしさで他人の気持ちが変化し、そのパワーが周りに良い影響をもたらします。
これの繰り返しで、どんどん世界が明るくなっていく様は本当に気分がいい。

例えば、中谷美紀演じる翔子。
元彼氏の結婚式後、惨めな気分で電車に乗っていると、ある老人に出会う。
そこから負のエネルギーはプラスに変化し、あら不思議、いいことばかり起こっちゃう。
彼女にとって、この老人は大切な人になるのでしょう。

そして、この老人は電車で席を譲ってくれた男性(玉山鉄二)と出会う。
この人、よく見ると若い頃の夫に似てる、何だか嬉しいわ。
あのときの思い出の犬をまた飼いましょう。
そして、孫の亜美(芦田愛菜)はやったー!と喜びます。

と、どんどんと幸せオーラは増幅し、ラスト。

この世の中もいいことあるじゃん

このメッセージに全て込められていました。
最近、不況や地震など悪いことばかり起こる世の中だけど、こんな近くにいいことあるじゃん!と気づかせてくれます。


人生の中で人との出会いはとても重要なもの。
あなたと周りの人は何十億いる人の中から神様が引きあわせてくれたんです。
だからこそ、あなたと出会えて良かったな、と思ってもらえるような人になりたいですね。

そうなるための答えがこの映画にあります。
まずは気づきから、この映画を見てみましょう。

実用書「ピエドラ川のほとりで私は泣いた」 パウロ・コエーリョ

小説の形態をとった自己啓発本。

ピエドラ川のほとりで私は泣いた (角川文庫)/パウロ コエーリョ
¥540
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スコア選択: ★★★

「愛の癒し」をテーマに書かれた作品。

ものごとの根源には常に愛が存在し、その気づきを与えてくれる。

主人公はどこにでもいる平凡な女性ピラール、29歳。
将来はビジネスマンの男性と結婚し、忙しいながらも幸せな生活を送ることを夢見ていた。

そんな彼女のもとに幼なじみの男性から手紙が届き、12年ぶりに再会することになる。
その彼は修道士で、周りの人から崇められるほど特別な力を持っていた。
そして彼から愛の告白を受ける。

彼女にとって、告白を承諾することは今までの夢や努力などを全て捨てることと同じ。
彼に会うまでの彼女であれば、確実に断っていたことだろう。

しかし、彼と行動を共にするにつれ、気持ちに変化が起こる。
今まで人の表情や言葉によってすぐに反応し、激しく揺れ動いていた心が、段々と微動だにしなくなってくる。
愛が凝り固まった心を解してくれたのだ。

普遍的な人生を送ることをひとは求めない。
つまり、彼女は普通に結婚して、周りに合わせて生きて行くことを求めない。

これを筆者は山に例えている。

 山は地上での自分の居場所を見つけ、そこにずっと居続けます。
 私たちはなぜ、あの山のようになろうとしないのだろうか?

 おそらく山の運命はひどくつらいからでしょう。
 山は永遠に同じ情景を見続けるように運命づけられているからです。

私たちは山になるように、そうすれば幸せになれると信じ、努力してきた。
しかし、果たして我慢までして同じ情景を見続けることが幸せなのだろうか?
それで人生を終わらせていいのだろうか。

どう思うかは人それぞれ。
でも、嫌だと思うことができたなら、そこには素晴らしい世界がきっと広がっている。


※太字は本文から引用しています。

実用書「アルケミスト 夢を旅した少年」 パウロ・コエーリョ

実用書に分類されるくらい、知恵と勇気を与えてくれる小説。

アルケミスト―夢を旅した少年 (角川文庫―角川文庫ソフィア)/パウロ コエーリョ
¥580
Amazon.co.jp
スコア選択: ★★★★

羊使いの少年が世界を旅し、本当の宝物を見つける話。
小説なんですが、自己啓発的な要素がふんだんに盛り込まれています。

少年が出会う人々は、ひと目で通じ合う運命の女性や弱みにつけ込む泥棒、少年の力を利用する大人、助けてくれる錬金術師など、決して綺麗な人達ばかりではありません。
現実と同じように。

そして、少年の歩む人生は大いに荒れます。
共に過ごしてきた羊たちをとられ、お金を盗まれ、暴行に遭い、それでも挫けず自分を信じて前に進んでいきます。
夢を追いかけて。

   夢を追求しているときは心は決して傷つかない

いい言葉ですね。
夢を追いかけている限り、自分に起こることは何でもプラスに変換できるということでしょう。

また運に任せるのではなく、自分で決心することの重要性を学ばせてくれます。
自分が変われば周りも自然と変わってくるものです。
 
   何かが進化するとき、まわりのすべてのものが進化する

いつも思うのは人の影響力は絶大だということ。
存在感のない人なんていないんです。

  死の脅威は、自分の人生について人に多くのことを気づかせてくれるものだ

ひとは人生をとても長いレースだと勘違いしています。
一生のうちにできることなんて、少ししかないのに。
だからこそ、できるときにやりたいことを一生懸命するべきだと思います。

 何をしていようとも、この地上のすべての人は、
      世界の歴史の中で中心的な役割を演じている

自分という役を演じられるのは自分だけ。
自信と誇りを持って、自分にできることをやりましょう。


さて、少年は最後何を見つけるのか?
とても後味の良い内容でした。


※太字は本文から引用しています。