フインキーのふんいき レビュー -43ページ目

実用書「前世療法」 ブライアン・L・ワイス

輪廻転生、日本人にとっては割ととっつきやすい題材じゃないでしょうか。
最近、スピリチュアル的な本にまで手が伸びてきました。

前世療法―米国精神科医が体験した輪廻転生の神秘 (PHP文庫)/ブライアン・L. ワイス
¥590
Amazon.co.jp スコア選択: ★★★★

精神科医がある患者を前世療法で治療したときの記録を綴った手記です。

前世療法とは、その人の体の奥底に宿る魂を呼び起こし、病の原因となるものを知ることによって治す治療法です。
つまり祖先(魂)を体に宿し、あまり苦しめないでね!とお願いするようなことです。

その患者を治療していくうちに、医者は段々と気づいていきます。
人は死んでも、魂は生き続ける

これが本当なら、死ぬことに対する恐怖はだいぶ軽減されます。
そして、こうも言っています。

人に暴力をふるったり、不正を働いたりしたら、そのままですまされることはなく、その先の転生でいつかはそれを返さなければならない。
これを知ったなら、人は怒ったり、復讐したいと思ったりすることがどんなに少なくなることだろう。

そうなんですよね。ちゃんと上の方で見てるんです。
いいことをやった人にはいいことが起こり、悪いことをした人はその代償を払わないといけない。
だからといって決して悪いことはなくならないですが、この考えを広めることは大事だと思います。

この本を読むと、自分の過去はどんな人間だったんだろう?と考えてしまいます。
気になりますね。

実用書「富の福音」 アンドリュー・カーネギー

本田健さんが「20代で~ 」で一番に紹介していた本。

およそ110年前に発表された自己啓発本。
鉄鋼王カーネギーの成功の秘訣と、未来を綴った内容。

富の福音/アンドリューカーネギー
¥1,575
Amazon.co.jp
スコア選択: ★★★★

NYにある、かの有名なカーネギーホールを建てた主です。
大富豪であるカーネギーですが、決して順風満帆な人生を送ってるわけではなく、どちらかと言えば苦労を多く経験しています。

一番の苦労は家が貧乏だったこと。
生活が逼迫していたため、カーネギーは12歳で働き出します。
しかし、まだ小学生そこそこの子供がきちんとした仕事に就けるはずがありません。

それでも人より頑張り、少しずつですがステップアップしていきます。
カーネギーはこんな状況でも人より幸せだと感じていました。
それは、父と母の深い愛情があったためだと語っています。

これを逆説的にとると、家がとても貧乏だったから幸せになれた、ということ。
つまり、裕福な家で生まれ育ったら、これほどの幸せは感じられないだろう、というのです。
裕福な人間は今がどれほど幸せな状況であるか、ということに気づきません。
そして、不満ばかりを口にして、常に不幸です。

しかし、貧富の差があるのは自然の摂理、だからこそ社会が進歩するのです。
競争があってこそ、人も社会も成長します。

今の時代、競争して他人を蹴落とすことよりも、皆が平等に平和で暮らしていこう、ということがよく言われます。
しかし、この本を読むと、こういった思考は進歩を止めるのでは?という気がしてきます。

競争をしないということは現実逃避で、自ら成長をやめるということに繋がります。
みな平等になってしまったら、誰も働かなくなります。
そこで得られるはずの人生の楽しみもなくなるでしょう。

ということが、とても的確に書かれています。

後半は、(110年前から見た)今後の世界の展望を語っています。
それが判明した今読むと、なるほどカーネギーの先見の明がとてつもないことだと分かります。

110年前、日本では武士が刀を振り回している頃、アメリカでは高度成長期。
この大幅に遅れた日本が今ではアメリカに負けず劣らずの技術大国になりました。
こうみると日本の発展スピードは驚くべきものがあります。
自分がそんな今の日本で生まれ育ったことに感謝するばかりです。

カーネギーは全ての国が合わさった世界連邦というものが将来できるかもしれないと語っています。
これはまだ実現してないですが、着実にそうなりつつあると感じます。
国を移動する時間が短くなり、通貨は共通となり、全ての人が意見交換できる。
公用語はもちろん英語でしょう。

日本人は島国ということに固執していないで、もっと外に出て世界を知ることが必要だと思います。
そうすると、さらに日本という国を好きになれるでしょう。
これからの世界平和のためにも。

実用書「そろそろ、本気でお金持ちになってみませんか」 ボード・シェーファー

独立したい人、このまま今の会社で働き続けたい人を問わず、今よりお金持ちになれる術が書かれた自己啓発本。

そろそろ、本気でお金持ちになってみませんか/ボード・シェーファー
¥1,470
Amazon.co.jp
スコア選択: ★★★★

表紙にはハムスターがひたすら回し車を走ってる絵が描かれています。
これはひたすら働き続けるサラリーマンを風刺しているんでしょうね。

このままの車輪を回し続けるのか、はたまた外の世界に飛び出すのか…
それは読んだ後のあなたの魂の震えでわかるでしょう。

まず、この本のターゲット層は2つに分かれます。

1. 独立して起業しようと考えている人(会社を辞める人)
2. 今の会社で少しでも出世してお金を増やす人、転職してお金を増やす人(会社員は維持)

読む前に、あなたはどちらに属しますか?

2である場合、残念です。
この本には当たり前の事しか書いてありません。
例えば、早起きしろ!だとか、責任は全部引き受けろ!とか、そんなのよく考えれば分かります。
これができないから、給料が上がらない。それも分かってる。
だから、この本はパスした方がいい。


1である人、あなたのために、この本は存在します。
ただ、この本を有効活用するにはちょっとしたベース(基板)も必要となります。

それは人脈。
当たり前ですが人は一人では何もできません。
この著者もマネーコーチという師匠がいたからこそ、お金持ちになれました。
つまり、自分を支えてくれそうな人がいま頭に思い浮かべばOK。
この本と一緒にエキサイティングな旅ができます。
きっと読んだ後は魂が震えてるんじゃないかな。


最後に心に残った文章を記しておきます。

学校で習得した知識や仕事で残した実績は、本人にとっては大事な宝物であり、手放しがたい財産でしょう。するとどうしても、こういう学歴、職歴だからこういう職業に適しているだろうということになってしまいます。しかし、いちばん大事なのは、何がいちばん楽しくて何がいちばん得意なのかということなのです。

だから、中卒とか高卒の歌手、お笑い芸人、スポーツ選手などは学歴に縛られず、大好きなことをやってイキイキしてるんですね~。

実用書「フェルメール全点踏破の旅」 朽木ゆり子

世界中でファンが多いフェルメール。

いま渋谷で「フェルメール<地理学者>とオランダ・フランドル絵画展」がやっています(5月22日まで)。
見に行く前にフェルメールの勉強として読みました。
ちなみに、この展示会ではフェルメールの作品は”地理学者”のみなので、注意してください。

フェルメール全点踏破の旅 (集英社新書ヴィジュアル版)/朽木 ゆり子
¥1,050
Amazon.co.jp
★★★★★

この値段でフェルメールの作品を全て見られるだけでも買いだと思います。

通常、フェルメール作品集といったら、年代順に並べられているものが多いのですが、今作は絵が収蔵されている場所(ベルリン、ニューヨークとか)ごとに分けてあります。

つまり、この場所にいけばこの作品を見ることができるよ!ということを教えてくれるわけです。
また、その土地ごとで作品の傾向や趣向も説明してあり、興味深い視点から描かれています。
不思議と読んだ後、自分もその旅に参加したような、そんな満足感が得られます。

フェルメールの作品自体30数点と多くありません。
そして、そのどれもが恍惚とさせられるような綺麗な絵ばかりで、ファンが多いのもなるほど納得。
だから、その気があれば世界を周り、全ての作品を実際にその目に収めることも不可能ではないのです。

今回、渋谷に”地理学者”がやってきます。
この絵、本で見ると少し暗いため、細部まで見えないのですが、テレビで見たときはこれよりずっと明るく、綺麗に見え、パァッと窓から光が入ってくる様子がとても印象に残ります。
実物は…どうなんでしょうね。

この本にはもちろん絵だけでなく、筆者の解説も入っています。
様々な文献を参考にして、独自の解釈で説明してくれていて、好感がもてます。
過去の学者たちの見解に対して、自分はそうは思わない!ということもハッキリと書かれているのも、なかなか面白い点です。

全ての作品を網羅してあるので、フェルメールの絵を見に行く前準備としては、この本だけで十分のような気がします。
個人的に好きな絵は”窓辺で手紙を読む女”です。
一目みて分かるその切ない雰囲気に心を奪われました。
生きてるうちに実物を見てみたい作品です。

実用書「3週間続ければ一生が変わる」 ロビン・シャーマ

人生を豊かにする生き方を教えてくれる本。

3週間続ければ一生が変わる〈ポケット版〉/ロビン シャーマ
¥900
Amazon.co.jp
スコア選択: ★★★★★

人の心理って不思議なもので、自分が行った代償に見合った分だけの見返りしか得られないように、心で制御している部分があります。
自分の支払ったものが多ければ多いほど見返りは多くなるし、代償が少なければその分、心がフィルターをかけてしまうので、見返りも少なくなる。

例えば、ある自己啓発のセミナーに2人が参加したとします。
そのセミナーは人によって値段が違いました。
A君は10万円、B君は100円でした。
高いな~と思いながらもA君はカードで払い、B君は儲けた!と思いすぐに100円玉を出しました。

この後、どちらの方が得るものが多いかというと、A君なのは明らかでしょう。
同じセミナーにも関わらず、A君は払った価値以上のものを得ようとするはずです。
B君はというと、100円という安っぽさが足かせになり、A君のように必死に受けれません。

つまり、価値のあるものには相応のお金を払いましょうということです。
たとえ、欲しかったものが安く手に入ってもそれはあなたにとって不幸なことかもしれません。
そして本当に価値のあるものを高い、といって逃しているかもしれません。


この本は900円です。
しかし、私は古本屋で偶然200円で手に入れました。
そして例え話のB君のようになって読んでました。
これが間違いでした。

この本はあまりにも素晴らしいことが書かれています。
だからこそ、この本を読む人は真剣に読んで欲しいと思います。

この本には、人生を今よりも良くするアドバイスが101個書かれています。
どれも身近で、今度これがしたいな、とすぐに取り掛かれるものばかりなので、面倒くさがりやの自分もできそうです。
そして、それを行う利点や理由がきちんと書かれており、やりなさい!の一辺倒ではないのも好感がもてます。

最後に良かったフレーズのひとつをここに記します。

   あなたがほかのひとより失敗が多いのであれば
        他人より申し分のない人生を送れるチャンスがある