フインキーのふんいき レビュー -150ページ目

CD「Spitting Kisses」 Comeback My Daughters

ジャケットがとにかく可愛らしい。犬好きの人は思わずジャケ買いしちゃいそうですが、買った人はとても幸運。こんな素晴らしい音楽に出会えたのだから・・・クサイですね(汗)

Spitting Kisses COMEBACK MY DAUGHTERS
¥2,138
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スコア選択: ★★★★★

Comeback My Daughtersの1stアルバム。自分にとって宝物のCDです。
レーベルがPIZZA OF DEATHなので激しい音と思いきや、あまり激しさは無く、耳に馴染みやすい美しいメロディ、、しかもかなりのポップセンスを持ってます。1曲だいたい3分弱で短いんですが、濃い音がギュッとつまってて36分があっという間。

構成は2ギター、ベース、ドラム、たまにタンバリン、そしてキーボードが入ることにより、ポップさが強調され、自然と体が動いてるなんてしばしば。元気なときに聴くと、さらにノリノリになれますよ。全曲英語詞で発音はあまり上手でないですが、気にならないので気にしなーい。
ライブ映えする曲が多く、生で聴くと世の中にこんな楽しいことがあるのか!っていう貴重な体験ができます。ハンドクラップなども楽しく、本当このバンドのライブはお勧め。まだアルバムは2枚しか出してないので、すぐ予習できますよ。

お勧めの曲①、②、③、④、⑦、⑧、⑩、⑪。ほとんどですね。犬嫌いな人も聴いてください。

DVD「オリヲン座からの招待状」 レビュー

三枝健起監督作品。


赤川次郎の短編集「鉄道員」の1つの話がベースとなっています。

この本は全話クオリティが高く、感動話が多かったので、メソメソしながら読んだ記憶があります。

が・・・今回映画を見て、内容をほとんど覚えてないことが分かりました。

オリヲン座からの招待状
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スコア選択: ★★★★

とても丁寧に作られた作品で、製作者の原作への愛が感じられました。
内容的に急いだ感じはなく、ゆったりと時間が流れ、終始穏やかな気分で見れます。
映画化するのは1冊の本を丸ごと入れるよりも、短編を少し脚色した方が合ってる気がしますね。
ちょうどいい長さ。

少しノイズのかかった映像が昔の雰囲気を醸し出し、懐かしい気分に浸れます。
ホタルを部屋に持ってくるシーンを見て、あぁ子供のころ自分もやったな~て(笑)

音も様々な場面で効果的に使われ印象的でした。
音楽が本当に良かったですね。癒し系。

加瀬亮は今回も素朴な感じでグッド。
イケメンだけじゃなく、こういう役者さんも必要不可欠ですよね。

宮沢りえは「父と暮せば 」でも思ったんですが、方言が上手で地元人みたい。
東京の人とは思えないです。


欠点と言えば、抑揚があまりなく、先が読めてしまうことかな。
それに何年かすると内容を忘れてそうです。

静かな感動を与えてくれる良作。
原作が好きな人も満足できる内容だと思います。

CD「Philharmonic or die」 くるり

このタイトルはPOLYSICSのパクリだろうか・・・
くるり初のライブアルバムです。懐かしい曲もいっぱい入ってて、ファンは感涙もの。

Philharmonic or die くるり

¥2,740
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この音源の特筆すべき点はとても音が良いこと。タイトルの通りPhilharmonic(管弦楽)のオーケストラが入り、DISC1は1曲目から圧巻の音。会場で聴いた人がうらやましいです。
コーラスも奇麗で言うことなし。DISC2は残念ながらオケではありませんが、懐かしい曲が多く、ライブ音源として聞けるのはとてもうれしいですね。

「ワルツを踊れ」の曲はおいといて、昔の曲もオケが入ると、また違った印象になり新鮮です。「春風」なんてすごい壮大な曲になってますよ。
加え「ブレーメン」、「ジュビリー」もめちゃめちゃいい!これだけでCD3周はいけます。

でも、「アナーキー・イン・ザ・ムジーク」だけ両方のDISCに違うバージョンで入ってて、正直2回もいらないと思いました。
曲が重複すると、その曲だけ飽きが来るのが早いので・・・

DISC2はナイスな選曲で、改めてくるりは良い曲が多いと感じます。「宿はなし」はとても癒される大好きな曲。ぜひ聴いてください。

このライブが完全収録されたDVDが5月21日に出るみたいです。
CDの音源がこれだけ良いので、DVDの出来が悪いはずがない!

ああ、物欲が止まらない。


ブレーメン

小説「七回死んだ男」 西澤保彦

意外にも10年も前の作品。
ミステリーとSFが融合したらどんなことになるのか?これが想像以上の面白さ!

論理でガチガチに固まった現実的なミステリー、幻想的で夢のような事が起こるSF。
これら両極端なものを合わせるとは、作者はなんて欲張りなんでしょう。

七回死んだ男 (講談社文庫)/西澤 保彦
¥620
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スコア選択: ★★★★★

パッとしないタイトルや表紙で読み手を逃してる気もしますが、中身を見てみると章題からして他の本とは違うことが分かります。
ミステリーといっても、いたってシンプルかつコミカルで読みやすく、探偵役も高校生と砕けていて、とても敷居が低いです。

肝心のSFの設定は主人公(高校生)が同じ日を8回繰り返すことができる(繰り返さなければならない)ということ。
タイトルはこれを「7回死んだ」に換えたものですね。

同じ日をやり直すことができるなんて無敵だし!と思うんですが、あくまで体質なので、本人の意志とは無関係に突然その日がくるというのが残念な点。
でも、そこがこの本の肝です。

大まかに内容をいうと、遺産相続の関係で祖父の養子を決めるため一族が集まるが、決定権を持つ祖父が殺されてしまう・・・ちょうど殺された日が繰り返し日となり、それを阻止しようと何回も奮闘するが、どうしても祖父は殺されてしまう。
そして、解決策もないまま最終日に・・・と、こんな感じ。

基本、同じことの反復なんですが、繰り返し日ごとに章が分かれてるので、読みやすく理解しやすいです。

この本は、ただミステリとSFを組み合わせるだけでなく、反復落とし穴の設定をうまく利用してラストにどんでん返すことで格別の驚きを提供してくれます。
SFの印象が強いですが、しっかりと伏線が張られ、最後に結びつくことで矛盾をスッキリさせる点なんかバリバリのミステリーです。

騙されたと思って、読んでみてください。
いい意味で騙されますよ。

DVD「ロボコン」 レビュー

「奈緒子」や、2008年公開予定「ホームレス中学生」の古厩 智之監督。

2003年の作品。セカチュー(2004年)より前なので長澤まさみが有名になる前のころです。

長澤まさみ、小栗旬、伊藤淳史、塚本高史と役者は結構有名どころが揃ってますが、作品自体の知名度は低め。ロボコンという題材がいけないのか、他の青春映画に埋もれてしまったからなのか・・・たぶん、パッケージ写真の長澤まさみと小栗旬が本人に見えないのが原因でしょう。

  この二人
  ↓     ↓

ロボコン/長澤まさみ
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スコア選択: ★★★

高専の落ちこぼれロボット部がロボコンに出場するという話。
1番の見どころは試合のシーンでしょう。実際のものでないと分かっていても、手に汗握ります。登場人物が少なく、人間関係も単純で先が読めるのが残念でしたが、これぞ青春ムービーといった感じで、ある程度のおもしろさは保障されてます。
苦悩、努力、怒り、成功、喜びなど全部含む優等生作品、悪く言えばありきたり。もう少し他との差異が欲しかったですね。ロボコンというテーマが斬新なだけに、他にも何か欲しいところ。あと、試合のシーンをもっと見たかった。試合自体、展開がスリリングで楽しめたので、これ中心ならさらに良かったかなと。

ロボコンて熱いんですね。これを見るまで知りませんでした。うちの大学も出場したりしてるみたいなんで、がんばってほしいです。