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toshiのブログ

日頃、科学技術について調査していることや趣味でやっていることなどを紹介していきます。

立ったまま止まりました。今回で3回目です。14分間回転しました。


前回は数分後にちょっとした振動で倒れました。今回は息を殺していたせいか、3時間経過しても立ったままです。
toshiのブログ-立ちごま2-1

軸の先端にチリが集まってそれがコマを支えているのかと思っていましたが、どうやら違うようです。
実験前に、手鏡とコマの先端をよく拭いてから行ったからです。

球面(コマの軸)と凹面(鏡)の接点が点ではなく、摩耗とかで微妙に面接触になっていたりするのかもしれません。
これは、軸の先端の拡大です。
toshiのブログ-立ちごま2-2

よく見ると、鏡と接触していた部分がつぶれて平面になっているように見えます。
平面に見える部分の直径は、約0.1mmです。
ふたたび、立ったままコマが静止するのを再現できました。こんどは、動画で記録しました。




手鏡の上で回したコマは、ゆっくり止まって・・・立ったままになりました。

コマは、故障したモーターから外した部品なのです。
固い鋼鉄製の軸の先端は、研磨された球面になっています。

手鏡は凹面になっているので、回転中のコマはよそへ逃げずに一定の軌道を周回しながら徐々に眠りコマ状態になりました。

軸の接触面がガラスなのでほとんど摩擦がなく、14分間も回転しました。

コマが立って止まった状態で、軸の先端を接写してみました。
浮いているように見えますが、鏡のガラス面上に乗っているところです。
toshiのブログ-立っているコマ軸先端

ひっくり返して、軸先端を撮影してみました。軸の直径はφ3.5mmです。
toshiのブログ-コマをひっくり返して軸先端を見る
耳のしくみはこんな風になっています。
toshiのブログ-鼓室階
wikipediaより引用)

耳の鼓室階というところで、音が脳へ続く神経に伝達されているそうです。

どんな波形の音波でも、いろんな周波数の正弦波に分解できることが数学で知られています。

どうやら、鼓室階でも、音を周波数別に分解し神経に伝達しているらしいのです。
たとえばある波形Yが15個の周波数成分(Y1,Y2,・・・Y15)から成っていたとすると、鼓室階でY1,Y2,・・・Y15に相当する信号に分解して脳に伝えているということです。

ここで、ひとつ疑問が生じました。

Y1,Y2,・・・Y15は、それぞれの「振幅」と「位相」を有しています。
脳は、Y1~Y15の「振幅」・「位相」の両方を認識しているのでしょうか。あるいは「振幅」だけを知覚しているのでしょうか。そのことを確認するため、ある実験を行ってみました。

●音源「00」
矩形波を分解して得られる成分のうち、主成分15個を使って波形を「再合成」しました。
音のファイルが、コレ(音源「00」)です。

もともと矩形波だった成分を、再合成すれば、当然ながら矩形波に近い波形が現れています。
下の図は波形(上段)とスペクトル振幅(下段)です。
左・右 同じ波形(つまりモノラル)を割り当てています。
toshiのブログ-フーリエ00

●音源「11」
次に、主成分15個の振幅はそのままで、各成分の相対的な位相をバラバラにずらせて「再合成」してみました。
音のファイルが、コレ(音源「11」)です。

スペクトル強度は音源「00」と同じにしてありますが、もとの位相情報を完全に失っていますので、合成すればぐちゃぐちゃな波形になってしまいます。
toshiのブログ-フーリエ11

でも聴いてみてどうですか? 私の耳では、音源「00」と区別がつかないのです。

ここまでの実験で、スペクトル強度に違いが無い場合は、「モノラル」で聴くと波形の違いが聞き分けられないという結果になりました。


●音源「01」
こんどは、「ステレオ」でやってみました。左耳に、音源「00」のチャンネルを、右耳に音源「11」のチャンネルを割り当ててみました。
このファイル(音源「01」)です。

各チャンネルの波形は、こんなかんじです。
toshiのブログ-フーリエ01

これを聴いてみると、音源「00」や「11」とは違って聞こえます。空間的な拡がりが、違うのです。(ヘッドホンで聴くとよくわかります)

ためしに、「左耳だけ」とか「右耳だけ」で聴くとそれぞれ同じ音に聞こえます。
でも、左右同時に聴くと、やはり音源「00」・「11」とは違います。

どうやら、左右の位相情報に違いがあることは、識別できるようですね。

左右の位相差は、「音像定位」を決める重要なファクターですが、スペクトルの各成分レベルで位相差がバラバラになってしまった音は、定位が決まらずなんか違和感があります。
いままでに無かった刺激を脳が受け取って新たな学習をしようとしているのでしょうか?

聴覚のメカニズムって奥が深そうです。
地球温暖化の原因が、実は「太陽系の活動」によるものだという論文があります。
ココです

地球の温暖化がなぜ起こるのか、これからどうなるのかなど、たくさんの実測データに基づいてわかりやすく説明されています。

地表の平均温度を変化させる要因が3つあります。
 1.温室効果ガス
 2.地球公転軌道と地軸
 3.太陽活動

●温室効果ガス
二酸化炭素だけがクローズアップされていますが、それよりもはるかに温室効果の高いガスがあります。

それは水蒸気です。

大気中の水蒸気が少ないときは、二酸化炭素の影響が相対的に大きくなりますが、それは、冬の時期とか寒冷地域です。

二酸化炭素については、面白いことがわかっています。炭酸飲料で代表されるように二酸化炭素は水に、よく溶けます。
溶ける量は、水の温度で決まります。限界まで吸い込んだ状態で、水温を上げると水面から外へ吐き出されます。

これと同じ事が海で起こっているそうです。大気中の二酸化炭素は、海中の二酸化炭素とバランスがとれています。
気温上昇につれて海水温が上がると、海水中の二酸化炭素が大気中に排出され、大気の二酸化炭素濃度が高くなります。
逆に温度が下がると大気中の二酸化炭素が海水に吸収され、大気の二酸化炭素濃度は下がります。

重要なことは、現象が起こる順序です。気温が上がった後に二酸化炭素濃度が増えています。
ということは、温室効果ガスが増えるから気温が上がるという理屈が簡単には通用しないということですね。

また、水蒸気は、太古より大気中に大量にあるものだし、人工的に増えるものでもないから、地球温暖化の原因が人為的なことだと云うことも難しくなってきます。



●地球公転軌道と地軸
地球の公転軌道、地軸の傾きの変化は10万年、4万年の合成周期で起こることがわかっていて、それに同期して地球の温度が変化していたことを示すデータ(南極の氷に含まれる物質の分析)があります。

このデータは、地球が氷河期に突入する直前に必ず暑い時代を迎えていることを語っています。

今がちょうど暑い時代です。ということは、・・・・・



●太陽活動
太陽の黒点活動と太陽放射エネルギーは、明確な相関があることが知られています。
つまり、黒点活動が盛んな時代は地球の平均気温が上がり、衰退時期は逆に下がります。

さらに、黒点活動周期は、ゆっくり増減しており、短周期のときは、放射が盛んな時期が頻繁にくるため地球の気温も上がります。
黒点活動と平均気温の長期的な変化をグラフで対比すると、ぴったり重なっていることに驚かされます。
電源回路図です。
toshiのブログ-レーザーポインタ電源

●概要
レーザーダイオードの発光パワーは、流す電流値に応じて決まります。
LEDやレーザーダイオードは、素子の温度によってインピーダンスが変化してしまうので、一定電圧を加えた場合、温度上昇とともに電流が変化してしまい、安定した出力が得られません。

そこで、一定電流が流れるよう制御してやる必要があります。この回路では、PICマイコン(U2)が電流を制御しています。

●動作
押しボタンスイッチ(S1)を押すと、スイッチング電源(SWR1)が起動します。

SWR1で5Vという電圧を作っています。この5VはU2(PICマイコン)を動作させるためにわざわざ用意してやってます。

SWR1起動後、PICマイコンが起動するまでのあいだ64msくらいの時間がかかるため、その間制御が止まってしまい、レーザーダイオード(LD1)に大きな電流が流れてしまうのを防ぐために、R1、C3を挿入しています。

U1は基準電圧を出力するICです。
2.5Vの出力は、R2、R3で分圧され、U2のCIN-端子に0.2Vが入力されます。

LD1に流れる電流は、R6にかかる電圧として検知され、U2のCIN+端子に入力されます。

U2は、CIN-、CIN+ の大小関係を比較し、出力GP5がQ1をON/OFF制御します。
CIN- >  CIN+ のとき、Q1=ON
CIN- <= CIN+ のとき、Q1=OFF
です。

MOS-FETのゲートにパルス電圧がかかったとき、ゲート容量のチャージ過程で流れる突入電流がPICマイコンの動作を狂わせてしまう場合があるので、R4を挿入しています。

L1、C4は、電流を平滑化するために挿入しています。

R5は、スイッチングの瞬間にL1に現れる波形のリンギングを抑制するために挿入してます。

D1は、Q1がOFFのときに、L1のエネルギーが無駄に捨てられることがないよう、L1の惰性電流を流してやるためのダイオードです。電流が速やかに切り替わる必要があるため、ショットキーバリアダイオードを使ってます。

このような制御を行うことによって、CIN+に現れる電圧が、CIN-の基準電圧(0.2V)にほぼ等しくなります。
R6(1Ω)に0.2V現れるのだから、そこに流れる電流は200mAです。LD1にも同じ一定電流が流れるから、発光出力が一定になります。

200mA流れているときの発光出力は、約200mWです。

●プログラム
ココにPICマイコンのソースプログラムをアップしておきました。

言語は、PIC-BASICです。このなかで、本当に必要な処理は、最後の7行だけです。
CIN- >  CIN+ のとき、Q1=ON
CIN- <= CIN+ のとき、Q1=OFF
という動作を延々繰り返しているだけです。

ついでに、書き込み用のhexファイルも掲載しておきます。
ココです。

●レーザーの取扱上の注意
出力が200mWもあると、肉眼で直視すると、一瞬で網膜が焼けてしまいます。
私は、昔20mWのレーザーの光軸合わせのときに約1秒見てしまったことがあります。そのときは熱くも痛くもなかったのですが、その後、活字を読むときに文字が見えなくなっていました。眼科で検査すると、黄斑部という最も細胞密度の高いところが焼けていました。
半年もすると見えるようになってきたのですが、このときのアクシデントを思い出すときに限ってなぜか今でも線が歪んで見えたりします。

レーザーを扱うときは気をつけてくださいね。
曇天の夜空に伸びる一筋の光
toshiのブログ-レーザー07-1

紙を焦がすパワーを持っています。虫食いのような穴が開きます。
toshiのブログ-レーザー08

穴の幅は細いものは0.1mm以下です。
NCフライスの主軸に取り付ければ、ネームを刻印する加工機として使えそうです。
toshiのブログ-レーザー09

youtubeに登録した実験動画です。
完成した試作品です。
光線のスポットが2km離れた壁に映るのが肉眼で確認できました。
toshiのブログ-レーザー04

レーザーダイオードのエネルギー効率は50%で、006Pのアルカリ乾電池で4時間連続発光します。電源にはスイッチング式の定電流源を使っています。
toshiのブログ-レーザー05

発光出力は200mWです。レーザーダイオードには、2V 200mA を通電しています。
toshiのブログ-レーザー06

携帯用の箱も作ってみました。
toshiのブログ-レーザー07
パソコン用8倍速DVDレコーダーに内蔵されているレーザーダイオードを使って、レーザーポインタを作ってみました。

DVDレコーダーは、昨年、オークションで買った中古品です。一部の機能が使えなかったため、分解してレーザーポインターに転用することにした次第です。
toshiのブログ-レーザー01

取り出したレーザーダイオードをしんちゅう製の自作ホルダーに納めたところです。
放熱用のシリコングリスを内部に充填してます。
toshiのブログ-レーザー02

秋葉原で安価なレーザーポインタ用ヘッド(オーディオテクニカ SU-31H-4)を以前買っていたので、これに内蔵されているレンズをコリメーター用に使いました。
toshiのブログ-レーザー03

振動する電荷や、電気ダイポールアンテナが生み出す電磁界が、空間をどのように伝わっていくのか今さらですが解析してみました。

この課題に取り組んだ動機は、アンテナから出た電界・磁界が、場所によって位相が違うという事実を詳しく調べたかったからです。

アンテナのごく近傍では、電界は磁界より90°遅れて変動してますが、遠方では、同位相になってます。つまり、アンテナから距離が離れるにつれて、電界波と磁界波が互いに追いつくか追いつかれるという過程があるだろうと推測されます。

実際に位相差が距離とともにどのように変化しているのか文献を探しても、ずばりな答えが載っているものがないので、電磁界の式に基づいて解析してみました。

ノートです

わかったことは、アンテナ近傍では、位相が超光速で伝搬する世界でした。

波面が光速を超えて伝わる現象があることは他の例で知られているそうです。
たとえば、エバネッセント光の伝搬がそうですね。

電界の波は磁界よりも遅れて出発しますが、約1波長の距離を伝搬する過程で、磁界にほぼ追いつくことがわかりました。

知り尽くされていたと思っていた電磁気の世界ですが、まだ拾える果実がありそうですね。

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