食べ物にはその季節に合った食べ物があります。


○春は苦味

○夏は水気

○土用はぬめり

○秋は来年芽が出るもの

○冬は乾物


このように昔から、各季節に働く、臓器を養う食べ物を食べると良いとされてきました。

これを四時陰陽といいます。


春は山菜や春の七草など、解毒作用があり、のぼせやイライラを鎮め気を巡らせてくれます。


夏は冬瓜やきゅうりなど、むくみを取り水の巡りを良くし、体にこもった熱を取り除いてくれます。


土用はオクラやうなぎなど、消化器官に負担がかかり体力が落ちるこの時期の滋養強壮に役立ちます。


秋は豆類やイモ類など中を割って白いもので冬を越し芽が出るものが食力があり良いとされます。


冬は冷えるので干物などの炊かないもので体に余分な水分を入れないものが良いでしょう。


昔はビニールハウスなどなく、その季節に出来るものでしか食事を作れませんでした。

旬の野菜ばかりを食べることが普通だったのです。


人間の臓器は、季節によって働きが違ってきます。

その季節にしか出来ないものを食べるこの「バッカリ食」は人間の体にとってとても大切なことなのです。