昨日伝統食研究会の研修があり、「食の五原則」なるものを学びました。

その中から今日は,身土不二について書きたいと思います。


身土不二とはその土地に育ち出来たものを食することを言います。

何千年もの間、同じものを食べてきたので人の体もその食べ物に合った体に変化してきました。


大航海時代がきて色々な国のものが食べられるようになりなしたが、それまでは、その土地に出来るものしか食べられなかったのです。


北極圏に生きるイヌイットは野菜などが育たないため、トナカイやアザラシの生肉を食べていました。

なので、肉からビタミンを体に吸収できるのです。


モンゴルなどの遊牧民は乳、チーズ、ヨーグルトの乳製品に対応できる体になり、腸が短く硬くなりました。


ドイツ人は干し肉などを食べるとき、たくさんの水分が必要なため、ビールやワインなど飲むようになりアルコールに対応できるよう肝臓が日本人の倍もあるといわれています。


そして日本人は野菜中心の食生活で腸が柔らかくなり、食べ物が少なかったことから、少しでも栄養を吸収しないと生きいていけないため、腸が長くなったのです。


このように、住んでいる土地や食べ物で人の体のつくりも変わってくるのです。

だから、その民族に合う調理法って、とても大切なんですね。