4月28日
メタ言語、なんて難しい言い方はわからない。
けどね、説明することばというのは分けて扱う必要があると思うのよ。
説明する、というより、情報を伝達するといったほうがいいのかな。
辞書の語釈、新聞、入門書、、、
いや、いろいろ考えられると思うんだ けど、
とりあえず、こういうものは、
語数も少なめに、使う漢字もできるだけ限定しないといけないと思う。
でないと、情報弱者が出る。
文学はじめ、個人の使用はこのかぎりじゃない。
当たり前。
だって、情報伝達だけが目的でないもの。
新聞は各社違う規定で常用漢字以外の漢字も使い始めているけれど、
ほんとにそれでいいのかな。
や、読める人はたくさんいるよ。でも、
義務教育が教える以上のことというのは、ちょっと反則じゃないかな。
読者を選ぶなんてことを、新聞がやっちゃいけないと思うのだけど。
長男が高校1年生になって初の中間テスト。
英語ができないのをどうしてか知るために
長男が持って帰った問題用紙を見て解いてた。
英・中・日の会話なら抜群なお医者さん。
その左には!見たことのある電子辞書のケース!
C社ですか?って聞いて見せてもらったら、
なんだ、3月まで私がデータ触ってたやつじゃん。
うわぁ~、使われてるんだ~
うれしいにはうれしいが申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
高校生、クレームつけまくれよ。
図書券はやれないが。
さて、 一般人も気軽にこうやって文章をさらすようになった現在、
文字の使い方の規範性なんて気にしないのかもしれないが、
だからこその問題があるのです。
おもに戦後から、 いろいろな流れを経て現在の漢字表記があるわけですが(*1)、
昭和21年に、「当用漢字表」が議決されると(*2)、「法令・ 公用文書・新聞・雑誌
および一般社会で,使用する漢字の 範囲を示したもの」として、拘束力を持ったわけです。
で、そのほかにもいろいろあったわけですが、 文字のどうのこうのの話としては、
この字体(*3)が やがて1978年に出てくる JIS X 0208 に反映されます(*4)。
当用漢字表では、“字体の整理”を行ったため、
表内の漢字についていわゆる康煕字典体とは違う字体に なったものがあります(*3)。
それらは、78年のJIS X 0208(通称78JIS)で 当用漢字表の字体は第1水準に、
康煕字典体は第2水準として 登録されるという対応がありました。
このとき、 当用漢字表外の漢字は康煕字典体が第1水準になっていました。
1981年、国語審議会は常用漢字表を制定します(*5)。
このとき、常用漢字表には「括弧に入れて添えたものは, いわゆる康熙(き)字典体の活字である。
これは明治以来 行われてきた活字の字体とのつながりを示すために 添えたものであるが,
著しい差異のないものは省いた」 とあるように康煕字典体の字(いわゆる旧字体)が掲載されます(*6)。
1983年、JIS X 0208 に手が加えられ、83JISが公表されます(*7)。
このとき、“字体の整理”をJISがやっちゃったからさぁ大変。
例として挙げるなら、森鴎外や白鴎大学の 固有名詞に使われる「鴎」なんかがいいでしょうかね。
これは表外字なので康煕字典の字体のはずなのです。 つまり「區鳥」のはずなのに、
「區」が「区」になったのに便乗しちゃって「鴎」になった(*8)。
新字体を“拡張”したから「拡張新字体」と言われます。
で、また大変なことに、 旧字体と新字体に、同じコードを与えた。 これが“包摂”という考え方。1997年。
「鴎」は「區鳥」を包摂しているとしています。
現象としては、コンピューターによって違う字体が表示されるということになる。つまり、
一方では「鴎」、他方では「區鳥」が出る。 で、何が問題かというと印刷物。
古い文献を引用なんかするときなんかもうほんとに。
まぁそんな中を2000年に JIS X 0213 が出る。
これはいわゆる第3水準、第4水準というやつ。 第3水準に「區鳥」が入る。
でもこれまだ実装してるマシンが少ないらしく。 そこで国語審議会は「表外漢字字体表」を発表(*9)。
それが2000年12月。 これの「例示字体」に合わせる(*10)ために、 JIS X 0213 (追補1)が出される。
2004年。 去年のことです。
でもねー困ったことに、Unicodeというのも出てきた。 UCSとも。これ国際的な規格。2001年。
中国の繁体字・簡体字、台湾、日本、韓国、ベトナム、 その字を全てコード化。似てるのは一緒のコード。
これを JIS X 0221 とも言う。 現時点のは JIS X 0208 と JIS X 0212 が含まれている。 でも、
JIS X 0213 を盛り込んだのがそろそろ出る予定。
さて、冒頭の話に戻すと。
JIS X 0221 は3万字近く。異体字も何でも出せる。
三十数種あるという「辺」だって邊・邉だけじゃなくて 出せちゃうって。
……言われてあなた、どれが適切な漢字だって判断できる?
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(*1)国語施策年表
http://www.bunka.go.jp/kokugo/main.asp?fl=list&id=1000002586&clc=1000000076
(*2)当用漢字表(答申)
(*3)当用漢字字体表
ここで採用された簡易字体を「新字体」、 従来の字体を「旧字体」と言います。
(*4)JIS X 0208
http://www.asahi-net.or.jp/~ax2s-kmtn/ref/jisx0208.html
(*5)常用漢字表
http://www.bunka.go.jp/kokugo/main.asp?fl=list&id=1000003929&clc=1000000068
(*6)常用漢字表に掲載された旧字体
http://www.asahi-net.or.jp/~ax2s-kmtn/ref/old_chara.html
(*7)JIS X 0208 78JISから83JISへの変更点
http://www.asahi-net.or.jp/~ax2s-kmtn/ref/jis78-83.html
(*8)これはいわゆる“朝日文字”との話もある。 ほかのものについても、JISがやったというわけでなく、
慣用ですでにあったものも多いようだ。
(*9)表外漢字字体表
http://www.bunka.go.jp/kokugo/main.asp?fl=list&id=1000000518&clc=1000000500
(*10)JIS X 0213の追補までの取り組み
http://www.jsa.or.jp/domestic/instac/h13reports/jcs_houkoku.htm
★★★リンク
JIS X 0208 7ビット及び8ビットの2バイト情報交換用符号化漢字集合 http://www.webstore.jsa.or.jp/webstore/Com/FlowControl.jsp?lang=jp&bunsyoId=JIS+X+0208%3A1997&dantaiCd=JIS&status=1&pageNo=4
JIS X 0212 情報交換用漢字符号 ― 補助漢字
JIS X 0213 7ビット及び8ビットの2バイト情報交換用符号化拡張漢字集合
JIS X 0213 7ビット及び8ビットの2バイト情報交換用符号化拡張漢字集合(追補1)
JIS X 0221 国際符号化文字集合(UCS) ― 第1部:体系及び基本多言語面
JISコードについて
http://www.asahi-net.or.jp/~ax2s-kmtn/character.html#jis
JIS X 0212
http://www.asahi-net.or.jp/~ax2s-kmtn/ref/jisx0212/index.html
岩波書店ホームページから、文字の扱い
http://www.iwanami.co.jp/guide/txt.html
大修館書店HP「燕館」別館 漢字文化資料館 漢字基本用語集
http://www.taishukan.co.jp/kanji/kanji_yogo.html
漢字文化アーカイブ
http://www.taishukan.co.jp/kanji/
小形克宏の「文字の海、ビットの舟」――文字コードが私たちに問いかけるもの
http://internet.watch.impress.co.jp/www/column/ogata/index.htm
特別編17 人名用漢字の大幅増は、JIS文字コードをどう変えるか
http://internet.watch.impress.co.jp/www/column/ogata/sp17.htm
たぶん毎日の5月12日付け夕刊が先なのですが、 ネットで見つけられなかったので、朝日から。
http://www.asahi.com/national/update/0512/TKY200505120301.html?t
私の中2のときの担任だった国語の先生だって、
わいせつ罪で捕まったけど、
〈過去形=「た」〉だなんて教わらなかったよ。
だのにぃ、なぁぜぇ~
「○○した。と記事を過去形に書き換えました」
と通信社が放送しやがるんだ?
日本語の文法なんて、誰も習ったことない
に等しいじゃんか?英文法あんなに無意味にやったのに。
あんなに必死にやっても身についてないのに。
あ、失礼。自分のこと。
まぁ教育用のはまたいろいろ問題はあるんだけどさ、
でもそれは英語にも日本語にもあって、
じゃあ何が言いたいかって、圧倒的な、
英語のための時間と日本語のための時間の差。
文法嫌いぃ、とか言うの、それ違うじゃん、
山田孝雄(よしお)読んでから判断しろよ、
かろかっくいいけれ、なんて覚えなくていいのに、
第一私覚えたの↑だけだよ、しかも去年、
こんなんテストする意味なんにもない、
テストのためのテストでしかない、
連用形の「用」ってどんなんでって考えれたほうが
よっぽどおもしろいわ、って
いろいろやり始めるとまた言えなくなるのですがね、
や~
日本語を「英文法」(だとあなたが思ってるもの)から
見ていませんか?
もちょっと国の政策に敏感になるべきだと思う、
直接は政治や経済とはかかわらないけれど、
多分にコントロールされてる、
それは小学校のときにすでに。
どうぞ、皆さま。
文化庁のサイトから国語施策について
見ることができるんですよ。
見坊豪紀という人がいます。
この辞書は新語、しかもその後にも消えないであろう語
を載せるのが得意です。
これはひとえに、この見坊氏という人が、新聞・ラジオ・落語・・・
どれを読んでも聞いてもメモメモメモ・・・というふうに
語を集めて、その使われ方を調べたものを
辞書に反映させていったことによって、
信頼のできる、かつ、使い手にも親切なものができたのです。
そのコレクションを知ったのは昨年。
昔からあるものですが、私が知ったのは昨年で、
そしてそれがどうしても見たくなりました。
そんな折に、ある出版社からアルバイトの話があり、
電子辞書の仕事に携わったわけですが。。。
そこで見坊コレクションのことを聞いてみました。
どうやら実際に存在するものということはわかり、
しかし、どこに行ってどうしたら見られる のかはわからない。
見坊氏も他界した今となっては
社員の方が引き継いでいるらしいけれど、、、
ということで、その後、コレクションについての情報を得ることはなく。
いつか手にとって見たいと願っています。
2004年に注目したコレクションといっても2004年のものではないですが、
こういうものがあるんです、それだけです。
