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スズキGT550のエンジン腰下廻りの作業です!!

今日は朝から曇り空で、時折雨も降っておりました。

都内の方ではかなり強い雨だった様ですね。

埼玉のこの辺りは少し降った程度でした。

 

今日は修理車のGT550のエンジンの腰下廻りの作業です!!

スズキ系のクランク廻りは、他メーカーとはベアリング関係が少し構造が異なっています。

 

2サイクルのクランクシャフトは非常に重要な箇所で、

クランクベアリングや、オイルシール、コンロッド等で構成されています。

基本的に分解可能なクランクシャフトで、ベアリングやコンロッド等は交換可能です。

 

こちらはクランクベアリング、オイルシール、コンロッド、クランクピン等を交換して、

芯出し組付けを行って有るクランクシャフトです。

GT550はクランク廻りも部品供給が絶望的ですね。

 

 

クランクシャフトの芯出し作業が出来る職人さんもかなり減って来ていますよね~。

 

クランクシャフトのエンド部にはオイルシールが付いていて、

そのオイルシールで左側は大気とクランクケース内を隔離していて、

右側は、ギアオイルとクランクケース内を隔離しています。

 

こちらは左側でジェネレーター側のシャフトエンドです。

 

 

こちらは右側のエンドですが、上の左側に比べるとベアリングとオイルシールの位置が逆です。

ベアリングが外側で、ベアリングの内側にオイルシールが入る構造です。

 

この構造が少し厄介?で、右側のオイルシールが劣化すると、

クラッチ側のギアオイルを吸い上げてしまって、

ギアオイルが右側のシリンダの燃焼室に入り込んで燃焼してしまいます。

 

そうなるとギアオイルは減ってしまうし、右側だけ異常にかぶり込んでしまいます。

 

製造から50年近く経過しているオイルシールの場合だと、

劣化していて当然ですね。

 

 

カワサキのマッハやKH系などは、右側のベアリングとオイルシールの位置は逆で、

オイルシールがエンド側になっています。

 

なので、クランクケースを分解しなくてもオイルシールの交換は可能なんですが、

スズキの場合はそれが出来ない構造です。

 

また、左側もオイルシールにリップが付いているので、

クランクケースを分解しないと、オイルシールは交換できませんね。

 

また、ベアリングに付いているこのピンも特殊で、

クランクベアリングの廻り止めの役目を果たしています。

このピンが打ってあるベアリングは当然廃盤なので、入手も大変です。

 

 

クランクケースにクランクシャフトを乗せるとこんな感じになります。

 

3気筒ともにそれぞれ各気筒をオイルシールで隔離されています。

当然オイルシールが劣化していると、気密が保てなくなってしまい、

エンジン不調や本来のポテンシャルが出せなくなってしまいます。

 

 

ベアリングのピンはこのようにケースの合わせ位置にハマるようになっています。

この構造はGT380等も同様ですね。

 

 

クランクシャフト廻りを確認したら、ミッション関係も確認して行きます。

 

こちらはシフト廻りですが、シフトフォークの焼けやカジリなども無く、

非常に綺麗な状態でした。

 

 

シフトやミッションをクランクケースに乗せて、シフトの動きを確認します。

操作は問題無く、各ギアも状態は良好でした。

 

 

ちなみにスズキは、CCISと言って1気筒当たり、

2箇所からエンジンオイルを供給しています。

 

1箇所はシリンダー内壁に、もう一個所はクランクベアリングに供給されます。

上側の穴はシリンダーに供給されるオイル穴ですが、

右下の穴がクランクベアリングに供給されるオイル通路です。

 

 

クランクケースを裏返して見て、指で指している箇所が、

オイル通路の出口です。

 

シリンダーだけではなくクランクベアリングにも、2サイクルオイルを供給することによって、

丈夫なエンジンにしたかったんですね~~!!

 

 

ミッション関係が確認できたので、いざクランクケースを組み付けて行きます!!

 

 

ちなみにこちらが右側のクラッチカバー側です。

この様にベアリングが一番外側に来ているので、

この内側に入っているオイルシールが交換できない構造です。

 

なので、スズキの2サイクルエンジンの場合、

殆どの車種がクランクシールが劣化していると、

エンジンの腰下分解が必須になってきます。

 

 

もちろんオイルシールだけでなく、ベアリングもガタツキが出てきてしまうと、

非常に危険ですね。

オイルシールが劣化していると言う事は、当然ベアリングもかなりダメージを受けている事が多いです。

ベアリングが劣化したままだと、クランクピンやベアリングがは付いているシャフトもダメージを受けて、

クランクシャフト自体が、再使用不可能になってしまう事も多々あります。

 

2サイクルエンジンの場合は特に、エンジン整備を行う場合は、

クランクシャフト廻りもセットと考えて置いた方がいいと思います。

 

 

 

 

 

今日はタイヤ交換作業DAYでした!!

今日も暑い一日でしたが、夕方頃に雨が降って来て、

少し涼しくなった感じでした。

明日はまとまった雨が降るらしい予報ですね。

今日は午前から外出していたりしていて、

夕方前頃に戻って参りました。

 

今日は注文して有ったタイヤがまとめて到着したので、

早速組み付けて行きます。

 

まずはこちらの売約車両の、CB400Fのタイヤ関係です。

先日スポークの張替え作業を行ったホイールです。

 

 

フロントタイヤは、定番のダンロップのF11です。

純正パターンで、オーソドックスなタイヤですね!!

 

 

タイヤを履いて、ホイールバランスを取っていきます。

 

 

ホイールバランスは、タイヤを履かせた状態で、

軽い位置にウェイトを取り付けて、バランスを取っていく作業です。

 

 

そしてこちらはリアタイヤです。

リアもダンロップのK87で、前後純正タイプのタイヤで揃えます。

 

 

リムバンド、チューブ等はタイヤと一緒に交換です。

 

 

そしてこちらはウチの在庫のCBX550のホイールです。

フレームの塗装が上がって来ているんですが、そのまま放置状態になっておりました。

 

 

ちなみにこのCBXのタイヤは、同じくダンロップのGT601にしてみました。

 

 

こちらはフロントホイールベアリングですが、ベアリングがゴロゴロしちゃっておりました。

取り外して見ると、やはり内部に錆が出ておりますね。

 

 

ベアリングは打ち替えてタイヤも交換して行きます。

 

 

CBXの方もホイールバランスを取って、組付け完了です!!

 

 

CBXの方はまだまだ組み付けるのは何時になるか分かりませんが、

 

ウチの場合タイヤ交換も手組なので、4本一気に交換すると結構疲れますね。

このサイズならば全然手組でもいいんですけど、

もっと太いタイヤになるとさすがにチェンジャーが欲しくなっちゃいますね~~!!

 

 

 

 

CB750FCのオイル漏れ等の修理です!!

今日はまだ残暑が残って日中は結構暑かったですね!!

結構朝晩は気温も下がって来たんですが、

やはり日中はまだ気温が上がってきますね~~。

 

先日の石破さんの突然の辞職は驚きましたね。

自民党も自分たちで選出した総理を、一年足らずに辞職に追い込んで、

結局体制は変わらず終いなのかと感じてしまいますね・・・

 

さて今日は先日紹介していたCB750FCの作業で御座います!!

 

 

注文していた部品が思いのほか早く来たので、早速組み替えて行きます。

まずはこちらのワンウェイクラッチ機構からです。

 

クラッチ内部はこのようになっており、ローラーがギアに当たって、

駆動させております。

 

 

クラッチの内部部品はこちらの部品です。

ローラーはまだ問題無い状態でしたが、スプリングとキャップは交換して行きます。

 

 

ちなみにスプリングの自由長を新品と比べてみると、こんな感じでした。

下が新品のスプリングです。

 

このスプリングが弱ってくると、ローラーを押し当てる力が弱まってしまいますね。

 

 

ギア側のローラーが当たる部分も、凹凸がある箇所を慣らして行きます。

車種によっては焼きが入っていますね。

 

 

そしてワンウェイクラッチ廻りを組み付けて行きます。

もちろんガスケットも新品に交換して組付けです。

 

 

お次はシフトシャフトのオイルシールです。

シフトシャフトのオイルシールは漏れやすい箇所でもありますね。

 

 

シャフトなどを綺麗に洗浄してから、新しいオイルシールを組み付けて行きます。

シャフト側に摩耗が有ると、リップが当たる箇所に凹凸が出来てしまっていることも有ります。

 

 

こちらはポイントカバーですが、此処にもガスケットが入っています。

Oリングタイプのガスケットですが、

摩耗して潰れて変形してしまっていたので、こちらも交換です。

 

 

とりあえずエンジン関係がひと段落したので、キャブレター廻りも進めて行きます。

 

キャブレターにワイヤーを取り付けてみると、アクセルの開け始めに違和感がありました。

 

 

恐らくですが、以前エアカットバルブを作業した際に、

スロットルバルブのバタフライシャフトを歪めてしまっていたようです。

 

このベンチュリ内のプラスビスはのシャフトですが、

無理に押し付けながら取り外してしまうと、シャウト側を歪めてしまいます。

 

とりあえず修正出来る範囲内ですが、シャフトを修正し置きます。

 

 

そしてインテークパイプを交換して、キャブレターを取り付けて行き、

キャブレターの同調調整を行っていきます。

 

 

同調はシャフト廻りを修正したことも有り、ズレていますね~~。

 

 

同調のアジャスターで、バキューム圧を4気筒揃えて行きます。

 

そして重要なパイロットスクリューの調整です。

分解時のパイロットスクリューの戻しは4気筒共1回転で合わせてありました。

 

社外の抜けの良い集合マフラーで、1回転はかなり厳しいですね。

パイロットスクリューの戻しは、1個ずつ当たりを取りながら調整を行っていきます。

戻しの回転数はマフラーやエアクリーナーなどの仕様で変化しますね。

 

 

調整後はアイドリングもきちんとしてくれて、

アクセルの開け始めもきちんと回転が付いてきてくれるようになってくれました!!

キャブレターのジェットなどの内部部品は一切変えておりません。

 

そして試乗も行って、問題なさそうだったので、

プラグの状態も確認して行きます。

4本とも綺麗に焼けてくれていて一安心です。

 

 

またオイル漏れも見受けられず、エンジンの始動性も良くなってくれて、

かなり状態は良くなってくれたと思います!!