ララの話を聞いた後、彼は

”そっか、なら俺はもう何も言う必要がない”

と言った。


ララは

”なんで!?”

と答えた。


すると彼はテーブルに置いてあったタバスコとチーズ、携帯を向かい合わせ、間に箸入れを置いた。

そう、2:1 、その間に大きな壁を作ったのだ。


ララは今にも泣きそうだった。


話はまだ続いた。ララには疑問が1つあったのだ。

この1,2年、彼のウェブ日記に書いてあったことだ。

そこにはいくつかの恋愛に関する日記が書いてあった。


”じゃぁ・・・あれは・・・?”と言う様にララは問いただした。


・・・・・・・・・何と言うことだろう。

彼は大爆笑し始めた。


”これのこと!!???全部嘘やでー”

”全部ではナイケド、ほとんどが自分の妄想で書いたんだよー”

”ウケルー”

彼の笑いは止まらない


・・・・・・全然ウケナイ・・・・

悲しくなった。信じ込んだものに一体どれだけ悩まされたのだろう。

同時に、こんなことがあろうかと落ちた。


帰りの車の中で彼は言った。

”今日なぜ呼び出したかわかる?”


”ううん、なんでですか?”

ララは答えた。


”今日俺は、高山ララという人間を俺のものにしようと思って呼んだ”

”だけど、状況がそうさせてくれなかった・・・。”

”ウケルー、この状況超ウケナイ??おもしろくない?”


彼はどんな時もユーモアを忘れない。

この数時間が

冗談だったのか、本気だったのかわからなくなりそうだ。


そう、自分の弱さと勝手な思い込み、そんなものが二人をすれ違わせていた



つづく luna

数日後バイトが終わり、ケータイを見ると


瀬川さんから”この後、時間ない?”


とメールがきていた。




きっとあのことだ・・・


今更逃げるわけにはいかない


ララは


”わかりました、瀬川さんが仕事終わる頃にそちらに向かいますね”


と返信した。




それまでの時間、ララは何度も鏡を見て落ち着かない気持ちを必死でこらえた。




しばらくして彼は待ち合わせをしたスーパーの駐車場にやってきた。




いつも通りすぎる笑顔だった。


車を背に互いに向き合い他愛ない話をした後、


”で?なんで!?”とララの目を見て笑顔で聞いた。


そんな簡単に答えられるはずが・・・・ない 笑!


ララは言った。


”ここじゃ恥ずかしくて言えないです!!”




二人はファミレスに場所を移し話をした。


ララは少しずつ、自分のことについて話はじめた。

そして、彼に嘘はつけなかった。

今、彼氏がいること、そんなことまで話した。。。


つづく luna


ララは極力思い出さないようにした。

これで自然に忘れていけばいい。


あの日から半年が過ぎ、ララには彼氏ができた。

同じ飲食店のバイトの人だった。

性格はピッタリではなかったが本当に自分を思ってくれる優しい人だった。


それからまた、大きな変化がなく1年が過ぎた。


その夏、ララは青森の祖父母の元へ帰省した時のことだった。

8時間続いた宴会も終わり、ララは外で1人風を浴びていた。

気持ちよすぎて今にも寝てしまいそうなくらい・・・


そんな中瀬川さんからメールがきた。

こんな時間に・・なぜ?

彼は酔っていたようだった。

”今、青森にいるの?”

”はい”

”なら仕方ない”


きっと実家にいたらもう一杯飲むというかんじだったのだろう。


他愛ないメールの後、ララはこうメールした。

”ずっと好きでした

 愛していた

 ケド忘れたの

 以上”


返信はすぐに来た。

”結論は3行目でいいのかな?

で、4行目でいいのね。

なら俺は何も言うことがない”

と。


思わず電話してしまった。


今までの気持ちを全てぶつけた。

そして彼は最後にこう言った。


”そんなに好きならさ、じゃぁ一緒にいようよ!!”


信じられない言葉だった。


・・・・・こんな言葉、正直予想できていなかった。


今すぐ涙を流しながらyes!と答えたかった・・・


luna つづく