救急車!

2023/11/3(金・祝日)夜10時過ぎ
私(患者の妻)が救急車を呼びました。
子供がおらず、夫(61歳)の体のことは、結婚当初から私が口出ししても全く受け入れないため、本人任せでいましたが、今回ばかりは夫のクリニックでの診断と治療がおかしいと感じました。
■近所のクリニックに2023年9月から通っていましたが、検討違いな診察ばかりでした。本人が膵臓じゃないか?と言ってるのに、高血圧の治療ばかり行うなど。
夫は不信に思い、途中別のクリニックに本人の判断で転院。転院先でエコーを行い胆石があるとのことで、飲み薬で胆石の治療していました。この薬が合わないのか、かゆみが出たり、食べれない。食べたあと辛い、寝てる間もお腹がずっと鳴りっぱなし。お腹がすいた時みたいな音。
背中から押される症状が辛いとのことで、ずっと自宅ベッドで横になっている。
(後で、この症状も膵臓がんの症状だったと気がつくのですが…)
明日土曜日だから、私も付き添ってクリニックに行こうと二人で相談した後で、やっぱり夕飯後調子悪いからとのことで、私が救急車を呼びました。
■救急車に乗ってから、連休中の夜ということもあって、何度も救急病院に断られました。
救急車の救命救急士の話では、
救急病院に連絡する順番は、
・かかったことがある病院が有れば、その病院
・無ければ近い所から連絡する。
とのことでした。
数回断られたあと、『病院を転送になるかもしれないけど、それでも良ければ受け入れます』という病院(A病院)が有り、転送になっても良いのでお願いしました。
■A病院での診断と処置
・膵頭部腫瘤
・腸閉塞
・閉塞性黄疸
※添付写真はA病院医師が説明時に書いてくださったメモです。
★CTを行った上、鼻から管を入れて胃の中の物を体外に出してバッグで受ける処置を行っていただきました。
バッグには胃の中にあった1リットル以上の物が出ていて驚きました。
■診断結果を聞いた時は夜中12時を過ぎていました。
直近の苦しい原因は、胃がパンパンにふくれており背中から押される症状が辛かったが、それが楽になったので、本人は、ひとまず『良かった』という感じでした。
医師からの説明で『膵頭部腫瘤(しゅりゅう)』について、私から質問しました。
(私)『腫瘤とは腫瘍という意味でしょうか?』
医師は、『まあ、そうですね。今の段階では、コブのようなものが見えます』という返事でした。
この時、私の中で『膵臓がんでは?』と不安な気持ちになりましたが、本人は楽になってほっとしている様子でしたので、私の不安をさとられないようにしました。
『当病院では、対応できない種類の病気の為、転送先病院を探します』とのことで、色んな病院に連絡していただきました。
15箇所の病院に断られた後で、少し遠いですが受け入れてくれる病院(B病院)が見つかりました。
更に救急車で30分位かけてB病院に到着。
深夜3時頃でした。
まずは『即入院になりますので』とのことで、夫は検査、私は救急患者の入院手続きする場所で、入院同意書記入を行ないました。
私の待ち時間は長く、その間スマホで膵臓がんについて調べた所、夫の今迄の症状に似ているのと、現在の状況からして、かなり進行しているのではないか。という所までたどり着きました。
朝5時頃夫は、病室に入る事ができて、私は病院を朝6時頃に出て、帰宅したのは朝7時頃でした。
■朝9時過ぎに夫の会社に電話連絡し、入院した旨を伝えしました。
状況分かりましたら、ご連絡します。
と、今後の連絡方法を決めて電話を切りました。
■夫(患者)の弟に連絡
夫の承諾は得ていませんが、夫の弟に電話連絡しました。
夫の両親は健在ですが高齢な為、まずは弟に連絡して、今分かってること全部伝えました。入院してる病院の緊急連絡先は、2名必要で、2人目は弟にしてよいかの承諾をもらいました。

◇この時の気持ち◇

医師からまだ「膵臓がん」と聞いていないが、ほぼ間違いなさそう。
一晩中病院で不安な時間を過ごし、子供がいないので、「自分がしっかりしなくては」と緊張して、はりつめた状況でした。
救急車を受け入れてくださったA病院は2次病院で癌は取り扱って無いのですが、的確な判断と処置をしていただき、今も感謝しています。