あるキリスト者のつぶやき… -60ページ目

イカロス

宇宙ヨットというと、なにやら夢物語のような話に聞こえてしまうが、その実証実験機とも言える「イカロス」が昨日、金星探査機や他の人工衛星とともに打ち上げられた。今日現在の報道によると、今のところすべて順調ということで何よりである。不景気だなんだと、何かとネガティブな話題ばかりの今日この頃であるが、こういう文字通り「前向き」な話題があるのはうれしいことだ。

宇宙ヨットであるイカロスであるが、髪の毛の何分の一か薄さで広さとしては100畳ちょっともある帆を広げて、太陽光のエネルギーを受けて進むという。広げた帆全体で受けるエネルギーは0.2グラムという、本当にわずかなものであるが、それでも太陽の光を受ける限りは徐々に加速し、半年で秒速100メートルに達するらしい。今までの推進力の概念とはまるで違う物である。ある意味、自分で何も燃焼しないとい経済的かつエコな推進方法である。

人によってはそんなことがいったい何の役に立つのかというかもしれない。まぁ、そんな人たちが事業仕分けをやって、JAXAの予算を削ってしまったのは昨日も書いたが……。

見る人によっては、宇宙ヨットなんて普通の人たちの生活に何か利することがあるのかどうかと思うのかもしれないが、それは目先のことしか見てないんじゃないかと思う。いや、見てないというよりも、見えてないというべきか。宇宙ヨットの技術が今の日本に何をもたらすかは、今の私にはわからな。もしかしたら、この先何十年たって死ぬ間際になっても、やはり分からないかもしれない。でも、それでいいじゃないか。この先100年経ったら、ようやく実際の国益に結びつくかもしれないし、宇宙ヨットで培われた技術が日常生活に変化をもたらすこともあるかもしれない。

今日研究されている様々な技術やらが、今すぐ利益をもたらすかどうかと考えて、利益をもたらすことがないから、意味がないとか、無駄であるとか言ってしまうのは、何とも愚かしいことなのではないかと、私は思うのだ。それがどのような結果をもたらすのはかは、後の世代が判断することなのだろう。今を生きる世代がとやかく言うものではない。よほど現実離れした研究でなければ、大いに奨励されて然るべきであろうと思う。

考えて物を言う

考えてものを言うことは大事である。思いつきだけで発言すると、思わぬ恥をかいてしまうこともあるし、無責任だと詰られてしまうこともある。もちろん、責任は発言者にあるわけだから、そうなったとしてもやむを得まい。残念ながら、学習してもらうしかない。

さて、先日スペースシャトルに乗って、ISS(国際宇宙ステーション)まで行ってきた山崎さんが、鳩山総理に表敬訪問をしたとか。なんだかんだ思われたり、言われたりしても、まだ日本の総理大臣である。偉業を成し遂げた山崎さんが訪問したとしても不思議なことではない。自発的なものなのか、周囲から声が掛かったからなのかは別としても、なかなか立派なことである。

で、そんな中で総理大臣がこんなことを言ったそうな。今日の新聞の産経新聞の記事からだ。いや、もちろん産経だけじゃなくて、他のメディアでも取り上げられていたわけだが。総理曰く「日本は有人宇宙船やらないの?」

えぇ、ちょっと待てよ!たしか事業仕分けでJAXAの予算を削ったんじゃないっけか?まずGXロケット(液化天然ガスを利用した国産エンジン搭載)が廃止させられたんじゃないっけ?HTV(ISSへ物資を運んだ日本初の無人宇宙船)については予算の削減が求められたんじゃないっけ?ちょっとおかしいだろ。人間を宇宙に送り込むなんて、相当な技術が必要になるんじゃないのか?自分らで予算を削っておきながら「人を宇宙に送らないの?」って、この人、どこまで馬鹿なんだ。いやまぁね、悪い意味では国民の期待を裏切らない人だね。loopyだと思っていたら、やっぱりどこまでもloopyだよ。

宇宙開発戦略本部という格好いいついた組織が日本にはあるんだけど、その本部長がね……こともあろうに、鳩山総理なんだよ。もう、日本の宇宙開発なんて終わったも同然だ。そもそも、すべての宇宙開発計画に責任を持つべき人が「有人宇宙船やらないの?」だってよ。馬鹿やろぅ!

まったく思いつきでしか、発言できないのかよ、こいつは……。

医者さま

お医者さんは、良い人っていうのが相場である。私の行きつけの町の医院の先生もいい人だ。今まで色々なところで色々なお医者さんと出会うことがあったが、どれも良い人ばかりだった。もちろん、診立ての良し悪しっていうのもあるかもしれないし、中にはいわゆるヤブっていうのもいたかもしれないが、少なくとも患者のために何かをしようと行動している。もちろん、そんなお医者さんたちのひとりひとりの心の中までは分からないから、純粋な気持ちから患者に接している先生たちもおられるだろうし、私の日頃の態度がそうであるように、仕事だからとか、生活の糧を稼ぐためにやっているという先生たちもいるかもしれない。が、それはそれでもいいと思う。医者はすべて純粋な気持ちを持たなければならない、とは言わない。しかし、その職務に対しては好き嫌いは別として忠実であるべきだ。

が、どうやら中にはそうじゃない医者もいるようで、最近話題になっているのは、浮気相手を騙して堕胎させたってやつである。まぁ、相手の素性もろくに確かめずに、そんな関係を持つ女も馬鹿としか言いようがないが、医者という立場を利用した男は、もっと馬鹿で、もっと悪質である。

が、ざまあ見ろ、おかげでこいつはこれですべてを失ったわけだ。

浮気がばれて、家族にも捨てられただろう。

不正行為がばれて、医師免許も剥奪だろう。

当然ながら刑事罰に問われるだろう。

医者という立派な社会的地位がありながら、ちゃんと家族もありながら……このザマである。人というもの、悪いことをして逃げ切れるものではない。悪事を行えば、どこかでその帳尻を合わせなきゃいけないのである。

難民ばっか

よく分からんが、最近なんでもかんでも難民とつけるのがはやっているようだ。代表的なものでは「ネットカフェ難民」っていうのがあったりする。ざっと「難民」でググってみると、ローン難民だとか、買い物難民だとか、なんでもござれだ。そんな安易に使ってよい言葉でもなかろうに。馬鹿げた風潮としかいえない。これでは本当の難民に申し訳ないと思わないんだろうか。まぁ、難民が意味するのが何であるかが、分かっている人は最初っから、安易に難民難民なんて言わないだろうに。

で、今日は新たに自宅難民って言葉が登場してるのを見つけてしまった。

この記事である。リビングは妻子が占拠 「自宅難民」どこへ行く」

もう、馬鹿じゃないのかとしか言いようがない。

まず何が馬鹿かって、難民の意味が本来の意味とかけ離れている。家に居場所がないのと、国がない、国に住むことができないというのは全然違うだろう。前者は家がないんじゃなくて、家に居場所がないだけなのである。衣食住に満ち足りているが、自分だけの場所がないってことだ。一方、後者は家すらないのである。

それに一家の主たる夫であり父親である存在が、家に居場所がないとはなんたることか。同じ立場のものとして、何とも情けない。一家の主たるもの、家の中のどこであれ、家族の生活に支障のない範囲でどこでも好きな場所を自分の場所と決めるべきである。

というわけでは、私はちゃんと書斎を持っている。ここは私の場所である。さて、ぼちぼち本棚でも買いたいところである。またアンティークで探してみるかな。

ガソリンが

ガソリンがまたまた値上がりの様子を見せている。この不景気で、ガソリンが値上がりしたとなれば、やはりみんなは燃費を気にするのだろうか。今朝も電車の中でスーツ姿の若い男がふたり、燃費がどーのこーのと話しているのを聞くと、なるほど、最近の若者の車離れが顕著になっていくのも分からないでもない。公共の交通手段が発達している都会でなら、確かにクルマがなくても生活には困らない。

考えてみると、車は所有するだけで何かとお金が掛かってしまう。今年に入ってから保険に4万強、税金に4万円弱、オイル交換と6ヶ月点検のセットで5千円、それに今年は車検もある。駐車場代に毎月6千円、ガソリンも満タンにすれば、1回で6千円はいってしまう。おまけにどっかに出掛ければ駐車場代もかかるし、もっと遠出をするとなれば高速代も掛かる。まぁ、これは電車賃とかを考えると相殺されるから気にしなくてもよいかもしれないが。

なんてことを考えていると、ガソリンを節約しないとなぁ……って思うんだけれど、しかしあれだね、ガソリンが勿体ないって考えながらクルマを運転しても、はっきり言って面白くない。どうせ乗るなら、ちまちま細かいことなんか気にしたくない。環境に悪いとか、ガソリンが勿体ないとか、そんなみみっちいこと言ってどうするよ。世の中には、そーゆーことを真剣に気にする人がいるだろうから、そんな心配はそんな連中に任せるに限る。

だから私は走りたいように走る!ガソリンがなくなったら思い切って満タンにする!満タンにすると重量が重くなって、燃費が悪くなるっていうけど、気にしない。満タンにしておきゃ、ガソリンが減ってきたらどうしようかと余計な心配をする必要がないしね。

あぁ、ガソリンを垂れ流して走るようなクルマに乗ってみたいね。マスタングとかカマロとか、あこがれるねぇ。プリウスとかインサイトなんかは、乗りたいヤツが乗ってりゃいんだ。