未来志向で子育て~幸せな教育移住の旅 -3ページ目

未来志向で子育て~幸せな教育移住の旅

妻の「家族で一緒に夕食が食べたい!」夫の「一斉授業じゃないところで教育を!」から始まった私たち夫婦の教育移住計画。行く先は一体どこに!?→2016年2月、群馬県に移住。7年過ごし2023年、カナダへ移住。猫が2匹増えて大移動。

 

小学校のオリエンテーション当日。

 

受付で子どもの名前を伝えると、「あれ?名前がないわね、おかしいな・・・誰か書き忘れちゃったのかな」とのこと。

カナダではまあありそうなことなので特に気にせず、オリエンに参加しました。

 

帰りに受付によって、明日からはどこのクラスに行ったらいいか聞いたところ、また「あれー、名前ないわねえ」と呟きながらリスト内を探してくれていたのですが、「あ、あった!!そっか新入生じゃないのね!去年の終わりにミスターXXXのクラスに転入したことになってるわ!」とのお返事。「いや、今年からの新入生なんですが」「あら、そうなの。まあいいわ、Welcome!」

 

 

転校生が学校に来なかったら連絡をしそうなものだけど・・・。

前の学校も普通に最後までお世話になり、校長先生とさよならの挨拶をしたりしたのに、本当はすでに籍がなかったのね、ということがわかりました💦

 

あれだけしつこく念押しの電話をして、教育委員会からは9月1日から転校となりますというメールも来ていて、でも新しい学校には違うタイミングで息子の名前が届き、担任の先生は変な時期に編入してくるなあと息子を待つけど来ない、謎の初日からの不登校児童。。。

でもそんなことは「カナダあるある」🇨🇦

 

最後は笑顔で「Well, never mind! Welcome!」と歓迎されて、こちらも、ま、いっか!となってしまう。

これがカナダだなあ、、、と感じた出来事でした。

 

ここで「一体どこで間違ったのでしょう」などと原因追及や犯人探しを始めても、何にも良いことには繋がらないのです。「もう解決したのに、それ意味あります?」となってしまいます。

 

こういう文化の違いを肌で感じる体験が親子共々たくさんあって、その度に「日本人の当たり前」は「世界の当たり前」と全然違うんだなと再確認します。

 

面談でのエピソードはまた次回!

 

いろんなことが起きている真っ最中の渦中からではなく、

しばらく経って色々なことが自分の中でそれなりに見えてきてから

まとめようと思っていたら、あっという間に時間が経ってしまいました💦

 

子供達はお兄ちゃんが9年生、弟が6年生になりました。

わが家のエリアは7年生まで小学校なので(学区によって異なります。

お隣の地域は、5年生で小学校が終わり、6から8年生までは中学校、そのあと高校を3年間というところも多いです)、弟は本来通い始めた小学校に3年間通う予定でしたが、思うところがあり転校しました。

 

転校は、現地校生なのか、留学生なのかによってもタイミングと手続きが異なります。

わが家は現地校生扱いなので(私が学生という立場でいることでそうなっています)、転校したい先の小学校を決めて、そのエリアに引っ越しをする手続きをして無事に転校というプロセスを踏みました。

途中、教育委員会と学校へは何度か問い合わせをし、最後は「またあなたね・・(笑)エリアに引っ越してホームページから登録してくれたら大丈夫って言ってるでしょ」と言われてしまいました。

 

一年目の学校がとても悪かった、とかではないのですが。

算数の時間が退屈で、ぼーっと過ごしていると言うので先生に相談したところ、クラスには違うレベルの子どもたちがたくさんいるので個別対応は忙しく、もし困っているなら自宅から何か勉強するための問題集でもプリントでも持って来たらとのこと。

毎日学校へ日本補習校の宿題を持参してそれをやっていたりしたので、なんだかもったいないな、と思ったりしていました。

そして、せっかく教育移住でカナダに来たのだから中途半端に妥協はせずに、どんどん動いてみようと思ったことがあります。
(この家では良いご近所さんにも恵まれて自然も豊かで、これが日本だったら転校まではしなかったかな)

 

最初の家は一年契約でどちらにしても引っ越す必要があったので、じゃあ新しい学校の近くに住めばいいね、と言うことでそのエリアに絞って家探しをしました。

全て、一年前に日本から遠隔で家探しをした時と比べたら楽ちんなことこの上なし。

すぐに内見に行けるし、大家さんとも直接話ができます。

4件ほど見に行って、第一希望のお家から「ぜひあなた達に住んでもらいたい。家賃も100ドル下げます」と言うご連絡があり、即決しました。大家さんにしたって、パーティ好きな学生や留学生が大人数でシェアするより、たとえ猫が2匹いたってファミリーに住んでもらいたいと思うのはわかる気がします。

 

弟の学校へは徒歩2分。兄の使うバス停は家の真ん前。

 

あとは弟の新しい学校がどんな感じかが一番気になるポイントでした。

 

学校の新入生、転校生むけのオリエンテーション日。

それに続く担任の先生との面談日。

 

ここでの衝撃シーンは次で!

 

先週の大雪で学校が休みになり、家族でのんびりしていました。

 

家は山を少し登ったところにある、とても静かな場所にあリます。

雪が積もって幻想的な森の中を散歩したり、丘をソリで滑ったり。

 

日本ではなかなかゆっくり家族で散歩なんて出来なかったので、ありがたいなと思っています。

 

カナダに来た理由を聞かれて「子どもの教育です」というと、こちらの人たちは一瞬「え」と驚くことが多いです。

 

クラスメートのカナダ人のママには、あからさまに「勉強しないでしょ、どこがいいわけ?」と聞かれて思わず笑ってしまいました。

 

「いや、その、ダイバーシティだよ」と言うと納得して「ああそれならね。カナダ、特に最近すごいからね」と頷いていました。

 

確かに、公立小学校でこなす勉強の量は日本の方が圧倒的に多いです。「学力だけで言ったら、間違いなく日本にいた方が良くない?」と言われてしまえばその通り、なのですが。

 

ダイバーシティも単なる国籍だけではなく、宗教、人種、言葉もそれぞれで、見えないところの価値観もそれはもうそれぞれすぎて、マジョリティが存在しない感覚です。

 

例えば、隣の家の子は、雪の中スニーカーで30分かけて森を抜けて登校していきます。うちは怖いので学校まで車で送ります。どっちでもいいのです。

 

クラスメートはお弁当にカップラーメンを持ってきます。うちはお稲荷さんを持っていきます。なんでも良いのです。

 

日本では、とかく「こんな寒い中靴下まで濡れて歩いて行かせるなんて」「お弁当にカップラーメン持ってきたらしいよ」と、とにかく世論が賑やかなのです😄

 

それは、日本の親がおせっかいだとか悪いとかではなく、ただ、文化にダイバーシティがないので、ついつい集団としての「あるべき論」が強くなってしまうだけ。

 

こちらでは、人は違って当たり前です。

私も今、ロシア人のとウクライナ人、そして中国人のグループでマーケティング戦略をまとめる課題に取り組んでいます。ロシア人のまだ二十歳そこそこのクラスメートは大麻ショップ(こちらでは合法)のデジタルマーケターとして働いています。中国人の彼は元中国銀行のマネジャー。そして、そこにウクライナ人となると、もう最初から「あるべき論」なんて存在しようがありません。

その分相手に対する期待値が高くないのですね。

 

「一人一人違って当たり前だよね」という言葉を、一見皆が同じように見える環境の中で毎日言うより、このグループワークを3ヶ月間こなすだけでもう強烈な体験として体得する感覚。

そして英語ですが、こうなると完全にツールでしかない状況。「行間」も「あ、うんの呼吸」も「空気読む」も何もあったものではありません😄

 

長男も次男もグループワークは多く、長男はフードトラックでの起業アイデアをまとめる課題(寿司ドーナツという斬新な(?)商品を売るアイデアらしい)、次男はSDGsの中から一つ選び、グループでプレゼンをするという課題が出ています。

 

学力は日本の方が保てるのは確かな気がします。

ただ、このダイバーシティの体得をリアルに学ぶ機会はやはりカナダの教育現場の強みだなと思います。

 

ただ、繰り返しますが、学力の向上を求めてカナダへ教育移住と言う計画はなかなか厳しいかな、と言う気がしています。

 

そうは言っても、学校によって状況はまちまちのようで、長男は今年中学1年生でこちらに来ましたが、来年から数学は高校1年のEnrichクラスへ飛び級することになりました。

この辺りも、柔軟でカナダらしいです。

 

長くなってしまいました💦

また書きたいと思いますが、もし教育移住を考えてるので相談に乗って!と言う方がいらしたらお気軽にメッセージください。

 

もう大昔のことですが、イギリスの大学でHistory of Artの学士号を取りました。

 

今はカナダの大学でPost Degree Diplomaという学士を持っている人向けのコースを取っています。

 

せっかくなので、カナダとイギリス両方の国で大学に通った経験から、その違いをまとめておこうと思います。

 

現在のコースもクラス編成はまちまちで、特に基礎的なコースには学士号を取っているクラスメートもたくさんいます。

 

イギリスで専攻したのはHistory of Artで人文学科系、カナダではHospitality Marketingとビジネス系でその分野が違うこと、そしてイギリスの大学生をしていたのはもう20年前になるので、時代的な違いもあると思います。

それでも、これほど違うか、と感じたのは課題の種類。

カナダではやたらグループワークが多く、イギリスでは全くもってありませんでした。一人でまとめて提出する課題ばかりで、ひたすら本を読み論文を書く、その繰り返しでした。学科にもよるのかもしれませんね。マイペースで進められるので、今思えば楽だったなと思います。

 

カナダは全てのコースにグループワークがあります。そして、さすが移民大国、とにかく外国籍の学生が多いのもイギリスとは違う点。グループワークは正直大変で、それぞれの文化やライフスタイルを尊重しながらも単位を落とすわけには行かないので終盤はヤキモキします😂

 

今3コース終了した時点で、私が一緒に課題に取り組んだクラスメートの国籍を並べると、コロンビア、タイ、ペルー、メキシコ、韓国、インド、カナダ、アルゼンチン、ベトナム、香港、フィリピン。多くないですか・・?この多様性はカナダならではです。

イギリスの大学では、美術史を専攻しているアジア人は私1人でした。

 

思えば、イギリスではどうしてもアジア人としての引け目というか、「私は外国人」という意識がいつも自分の中のどこかにあったのですが、カナダでは日々の生活の中でそれを感じることがほぼありません。カナダのこの「誰でもWelcome」という雰囲気、素晴らしいなと感じます。

 

そして、私が住んでいるBC州はアジア人が多く、こんなに日本食が普通に手に入る外国は他にないと声を大にして言えます。

例えば、白菜や牛蒡、豆腐や胡麻、味噌などはアジア系のスーパーへ行かなくとも最寄りのカナダのスーパーで買えますし、こんにゃくやとんかつソース、本みりんなどは車で5分のアジア系スーパーでいつでも手に入ります。これまで暮らした国で、こんなに日本と変わらない食生活が送れた場所は一つもありませんでした。

 

少し話が逸れましたが、私の限定的な経験値をざっくりとまとめると、カナダの大学生活は日本食を食べながら多様な国籍の人たちとグループワークをする日々、イギリスの大学生活はじゃがいもとパンを食べながら個人で勉強をする日々、でした(ざっくりすぎ)。

 

もちろん、期末や中間試験はどちらも個人で受験です。

 

目下私の大学ではChatGPTなどのAI利用を禁止していますが、技術進歩はもはや逆らえない時代の波。

 

今後どういう対応になっていくか、要注目です。

またアップデートします!


 

こんにちは!

 

期末が近づいてきて、課題の提出とプレゼンに追われつつあります。

 

それぞれのクラスでグループワークがあるので、3つのグループメンバー(それぞれ3人、合計9人)とかなり密にやりとりをするようになってきました。まるでタイトな締切のあるプロジェクトを一気に3つ抱えているようです😆

 

それぞれの性格やらお国柄やら生活スタイルやら全く違うので、同じ課題に取り組んでいるとぶつかることもあるのですが、今日はメキシコ人のクラスメートに「みんなそれぞれ人は違って、それで良いの。あなたは課題をちゃんとやりたい人、私は特に気にならない人」と笑顔で言われてまた新たな気づきを得ました。

 

子どもたちは相変わらずテニスとサッカーを頑張っていますが、来週は、長男のロボット&プログラミング教室の体験に行ってみることにしました。

 

実は今でも日本でお世話になっていたロボット教室にオンラインで通学していて、毎週こちらの夜(日本の昼)に先生とオンラインで話しています。

ちょうど今は次の大会のための準備に入ったところで、パーツがないだの猫が図面を引っ掻くだの文句を言いながらも楽しそうに取り組んでいます。

 

先生のことが大好きな長男は、時々日本語でああでもないこうでもないと話せるのが嬉しいようです。

 

カナダに来てからの子どもたちの日本語学習については、これまでも夫婦でいろいろ話しあってきたのですが、夫がずっと自分の子どもたちとやっていたアウトプット教室をブラッシュアップし、こちらの子どもたちにも提供し始めました。

 

今日はそのお知らせです。

(サイトはスマホ向けデザインになっています!)