未来志向で子育て~幸せな教育移住の旅 -4ページ目

未来志向で子育て~幸せな教育移住の旅

妻の「家族で一緒に夕食が食べたい!」夫の「一斉授業じゃないところで教育を!」から始まった私たち夫婦の教育移住計画。行く先は一体どこに!?→2016年2月、群馬県に移住。7年過ごし2023年、カナダへ移住。猫が2匹増えて大移動。

カナダに移住して4ヶ月🇨🇦

 

 

やはり日本の素晴らしい点は山ほどあるなと感じます。

 

お風呂(温泉も!)やウォシュレット、食事、物価の安さなどなど。医療制度も素晴らしいです。(先日、次男が歯医者にかかったところ、診察とクリーニングだけで3万円超えました。良い子はちゃんと歯磨きしましょう😭)

 

しかし、日本のラーメンが食べたい、おせちが食べたい言う次男が「でも学校はカナダの方が良い」と言います。

 

これは予想ですが、一人ひとりが主役になれる場所があるからかなと感じます。そして、算数は日本の方が進みが早いため自動的にクラスで算数が一番出来る環境となり、それも大きいのではないかなと思います。

 

サッカーにも意欲的に参加するようになった次男。

こちらは仕組みがよく出来ていて、必ず全員が試合に出られるようひとつのチームには12人くらいまでしか登録できないようになっています。

そして全員が同じ年。2013年生まれの男の子チーム、と言うわけです。そんなチームがスクール内に20チーム以上あり、レベルに応じて分かれています。(すごいマンモスチームなのです)

 

そうなると、チーム内で一人だけがエースということがなく、全員がエースになれる環境が整っています。

すると全員が活躍できる。活躍できれば楽しくなって、楽しいからこそ練習も頑張りたくなります。

そして、頑張ることでまた活躍できる。とても良いスパイラルだなと思います。

 

日本では上手くならないと試合に出られないという状況だったので(きっとこれが通常ですよね)、ずっとベンチ、試合に出れても最後の4分間だけ、と言うことも日常茶飯事。

 

悔しい思いをしながら頑張ることももちろん大切ですが、次男の場合は楽しさが何よりのモチベーションとなっていて、豪雨の中でも欠かさず練習に参加し、試合になれば一番に会場入りしています。

 

長男は日本の勉強では自信があった分、今は悔しさがモチベーションになっているところもありますが、それもまた良し。

数学コンテストにエントリーしたのもそうですが、テニスも試合に出たいと言い出しました。(日本では試合は嫌がっていたのです)

 

悔しさも楽しさも、それぞれの個性やモチベーションに合った形で活かされているのは素晴らしいなと思っています。

 

(しかしテニスの試合クラスは月謝が高い!日本の倍します。。😭)

先日、夫が長男の遠足の保護者ボランティアとして参加しました。

 

2泊3日のバスツアーで、車で1時間半程度の場所にある宿泊施設へ。事前にもらった持ち物リストに「寝袋(布団類はありません)」とあり、慌てて急遽2人分の寝袋を購入しました。

日本にはたくさんあったのに!と悔しい思いをしながら、それでも今後使う機会もあるかなと−20度に耐えられるというアウトドア用のものを購入しました。

 

そして出発当日。

多くの生徒が45リットルくらいのゴミ袋に入れた毛布を持参していました。長男によると、ゴミ袋はこういう時軽いし小さくなるし、ある程度丈夫だし、と推奨されたそう。

 

あれ?毛布で良かったの?

うち、なんで寝袋買ったんだっけ?

 

現地について行った夫曰く、別に毛布だろうが寝袋だろうが要は眠れれば良いわけで、持ち物リストにあったからと言って几帳面に揃える必要はないのですね。

 

日本人の習慣でしょうか、リストに書いてるから用意しなきゃ、となるわけです。

一歩先の「なぜ」を考える癖がついていないなあと振り返りました。

クリティカルシンキングを24時間意識しながら生活するわけではないので、後付けで習得するのはそれなりに大変だなと感じました💦

 

海外で生活してた時期がそれなりにあっても、こうした思考の癖はなかなか抜けませんね。

 

次男の学校開始時の持ち物リストにも「名前ステッカー 80枚入りシート」と言うものがあり、文房具店をはしごしてやっと買ったのですが、先生に聞いたら「あ、要はなくしもの防止だから、マステでOK」とのこと。そっか。。。なら1ドルで買えたな・・😭

 

日本では「几帳面で真面目」と捉えられることでも、こちらでは「言われた通りの受け身の判断しかできない、目的志向ではない」となってしまうこともあるなと実感。

 

でも、ですよ。

日本の中学校の遠足で寝袋の代わりに毛布を持って行って、先生に「要は眠れればいいわけですよね」と言ったら、それは褒められたふるまいになるのかな。多分ならないのでは・・🤨

 

文化の違いと一言で言ってしまったら簡単なのですが、多様な社会で生き抜かなければならない子どもたちにとっては他の文化に触れておく機会はとても大切だな、と思った出来事でした。

 

夫はカナダの教育現場に触れることができる保護者ボランティアに片っ端から参加し、「今回もすごい勉強になったわー」と子どもより生き生きして帰ってきます。何よりです😃

 

また現地情報を定期的に発信します!

カナダでの学校が始まって6週間。

 

私のカレッジでも中間テストが終了しました。

ChatGPTを駆使する生徒たちに教授たちが頭を悩ませた結果、

まさかの2時間の筆記試験。机の上には筆記用具のみ、Start!で始まるそれは昭和の受験そのもの。

設問はたった3つでしたが、2時間後鉛筆は3本丸くなり、机は消しゴムのカスだらけ。私はゾンビのようでした💦

 

子どもたちもそれぞれ学校のペースに慣れて、5年生の弟は地元のサッカークラブに週3回通っています。

別枠のキーパースクールにも入り、やる気満々。日本の時とは明らかにやる気が違うのですが、多分要因としては

 

1,11人チームなので試合に必ず出れること

2,レベル感が揃っているので全員が活躍出来ること

3,コーチがお父さんたちで熱の入り方が強烈なので子としては頑張る以外の選択肢がない

 

などがありそうです。

 

学校の授業も、英語のスペルテストも算数も特に苦労なくこなしています。英語のライティングだけは日本よりも大変だと話していますが、それはこれから追いつくかなと思って私もゆったりと見ています。

 

8年生の長男は、先日しんみりと「日本では自分は英語が出来ると思ってたんだよね。でも、こっちでは言いたいことを言おうと思っても文法の間違いとかが気になっちゃう。自分がたいしたことないって思うのって悔しいしモヤるわー」と言っていました。

 

そして、「だから、他のことでちょっと頑張らなきゃと思って」と、

自分で来月開催される全米数学コンテストに申し込んで帰ってきました。

 

レベルが高校数学なので過去問を見ても私はお手上げ💦いきなりここじゃなくても良かったんじゃないかなとも思うのですが、パパと二人で毎日唸りながら解いています。

 

思っていたように出来なくて悔しい、だから頑張る。

 

文字にすると簡単なのですが、長男はこのチャレンジが

日本ではなかなか出来なかったんですよね。

勉強は得意な方だというのもありますが、省エネタイプなので

「要らない頑張りはしない」みたいなところがあったのです。

 

「悔しい!やってやる!」

その気持ちになれたこと、それだけでもカナダに来た甲斐が

あったなと感じています。

 

そして、日本のNGOの活動でも群馬県国際交流賞を頂いたり、

イノベーションアワードのファイナリストに残ったりと本当にありがたい限りです。一緒にやってきた2人がしっかりと寄付活動を継続してくれています。

感謝しかありません。

 

https://bokutachidekirukot.wixsite.com/bokutachi-dekirukoto

 

子どもたちの可能性は、広がるばかりだなと感じます。

 

 

全米Mathコンテストの過去問にチャレンジしてみたい方はぜひ!最初の5問はEasyレベル、最後の5問がDifficultレベル、それ以外は中間レベルだそう。

私にとってはまるで象形文字を眺めているような感じ😀ちんぷんかんぷんってこういう時に使うんだな・・・。

 

あっという間に時間が過ぎていくカナダの夏ですが、

こちらに来てから新しいご縁にたくさん恵まれ、感謝しっぱなしです。

 

今回、教育留学10年目の久野浩司さんと夫がYoutubeで対談させて頂きました。

(実は久野さんと夫は同級生、家も車で10分以内という嬉しい偶然でした)

 

これからの教育に関して、日本と海外の教育比較、IB教育に興味がある方はぜひご覧ください✨

 

前半動画①(noteに飛びます)

 

 

 

後半動画②(noteに飛びます)

 

 

 

 

 

私も夫も海外留学経験がそれなりにあるのですが、カナダへ来て日々の生活の中で「やっぱり日本人だなあ、ずいぶん甘ちゃんだなあ」とため息をつくことがあります。

 

たとえば、銀行口座開設や自動車購入時。

 

「ではこちらに捺印をお願いします」

 

と言われれば、「はい」と捺印してしまう。

ミスがあるだろうと文章を熟読したことはありません。

 

「間違ってないだろう」と思うからですよね。

 

でも、カナダでは空港でのビザの発行時から内容をよく確認しないと、ビザの期間が間違っていたり、名前が間違っていたりすることがあるそう。そう聞いても心のどこかで「移民局の職員が間違えるかいな」と安心しきっていたのでしょう。

(私はこれを「日本人病」と名付けました)

 

そして、銀行口座の開設。これが無事に終われば子どもたちの学校の登録申請ができるという大切な手続きでした。

 

中国系の担当の方に言われるがまま、たくさんの書類に署名をしました。「私は日本には行ったことがないけれど行ってみたいわ」「どうして渡航先にカナダを選んだの?」などとおしゃべりをしながら、2時間の手続きが無事終了。

 

そして、出来上がった夫の口座名義を見て目が飛び出ました。

 

口座の名前が、正しいToshimitsuではなく、Toshimatsuになっていたのです。

 

「としまつ」って・・・。

 

それから、生活費の入金やら手続きすべてがToshimatsu名義で行われています。修正するべきなんでしょうが、特別大きな問題も起きていないこともあり、アクションが起こせていません。

 

このまま、夫はカナダでToshimatsuとして生きていくのかもしれない、とぼんやりと考えています。(いえ、そのうち必ず修正しに行きます(^^))