はちゃめちゃブックス〜文字紡ぎ しお〜 -4ページ目
秋が来ると
眠りから醒めたみたい。
翳りが、美しい。
からすが、
優しく鳴く。
○
炭酸水を飲みながら
掃除をする。
ノッティングヒルの恋人を
音楽みたいに流しながら。
○
お腹が空いたら
先日煮た
blueberryjamと
クリームチーズのサンドイッチを
食べる。
ひとりぶんの
サンドイッチは
早くできて、うれしい。
○
夜は、本を読む。
*時給はいつも最低賃金、
これって私のせいですか?
国会議員に聞いてみた
和田靜香著 小川淳也取材協力。
左右社
-電車に乗って3駅。
相模大野のくまざわ書店さんにて購入。
あー、やっと買えた!
冒頭から、ココロ鷲掴みにされ、
ちょっと歯を食いしばりながら、
泣きそうになりながら読んでいる。
○
ちいさな部屋での
ちいさな暮らし。
好きな詩を
誦じつつ
立原道造
八木重吉
秋としづかに、ゐる。
わたしは、町にいつつ
森に暮らしているような
あまり、ひとに会わない暮らしが
性に合っているらしい。
コロナ禍で
実感したこと。
影として、暮らす、を
秋から、だんだんと
実践したい。
秋の早い日暮れも、もうすぐ。
影へと、沈みゆく世界。
沈み、
沈殿して
透明になる。
みなさま、良い
どようびを。
しお
八木重吉詩集を読みながら
葡萄を食べる。秋灯。
🕯
窓辺の紙の鳥。星を咥えている。
処分する雑誌から切り取って、
コップに貼ってみた。
下からは小さな電球が鳥
を照らしている。
🕯
木曜日パート弁当。
鷄団子(冷凍) たらこ巻き卵焼き、
塩鮭、ピーマンとちくわのきんぴら、
柴漬け、白ごはん。
--今朝は、雨がざんざん降っている。
洗濯ものを部屋に干して出かける。
🕯
夕焼け金色。
夜ごはんは
ゴーヤと豚バラ肉の
塩焼きそばにした。
○
○
夜、ケンジの
セロ弾きのゴーシュを
読み返して
表現への
熱情みたいなものを
考える。
わたしは
老いたなあ、とも思う。
🍂
昼は、ベスコフの絵本から
愛する《くがつ》が出てくる
ラッセのにわで、を
本棚6に飾る。
9月の本の王は、
ベスコフの《ラッセのにわで》なのだ。
かあさんがなつでとうさんがあき、のくがつ。
彼に毎年会えること、しあわせよ。
○
次の政権に
最低限、望むこと。
首相は自分の言葉で話す。
嘘をつかない。
国民が大変なときは
閉会中でも、
臨時国会をひらく。
議事録や書類を残す。
隠蔽や改竄を官僚に命じない。
それを忖度させない。
人権が侵害されることへ
人権を守ることへ
こころを寄せ、迅速に動く。
森友、加計
桜を見る会、などの
再調査をする。
閣議決定を乱発しない。
わたしは
強い人だけで
笑い合うような
弱い人を蔑み
荷物だと思うような
社会には
生きていたくない、の。
誰もみな、
強く、弱い、で
いたらいい。
助け合いたい。
○
さて、金曜日。
午後は
足の病院へ。
みなさまも良い
いちにちを。
しお
すこしだけ煮たblueberry jam。
影として暮らす、彼女は
*思想犯として
追われているので
目立ってはいけない。
*見つかったと思った時点で
すぐに町を出るから、
荷物は少なく。
*仕事は、偽の履歴書でも
潜り込めるようなモノ。
レジ係や工場勤め。
*給金は安いので
暮らしは貧しい。
貯金など無く
カラダを壊せば
干上がってしまう。
○
もし、捕らわれば、
入管され
たぶん、二度と
出ては来られない。
建物のなかを
自由に移動出来ず、
本も読ませてもらえない。
窓が開くこともなく
小鳥の声も聞こえない。
その未来を退け続けるため
ひとりのひととして
発光しないよう、
誰にも、思想を
認識されぬよう
注意深く
カラダを労りつつ
しかし、酷使しつつ
影として、暮らす。
長く続く、その暮らしに
内側を削られてはならない
と、彼女は考えている。
なぜならば
彼女が信じる思想は
こころが自由でいることを
イチバンの喜びとする。
ならば、
屈しない、と
毎朝、目を見開く。
意志を持って。
○
もし、今
わたしが
彼女ならば
何を着ている?
どんな部屋に住んでいる?
○
ワクチン2回めを打って
高熱が一日半出て
ひたすら、しんどかった週末。
スガさんが
権力レースから弾かれ
自民党総裁選が
祭りのようにハジマリ
その、あまりの五月蠅さに
この空想が始まり
わたしは頭のなかで
ひたすら、
彼女を追った。
🕯彼女みたいに
暮らしてみたいな。
老眼鏡のオンナ。初老。
あごの肉が柔らかく
たるみ始めた。
○
まだ、今朝も
本調子では、無い。
しかし、マスクをして
働きに行き
カラダから、
朗らかに動けば
7時間くらいは
元気さは、保つだろう。
みなさま、
今日も健やかに。
しお
朝の火。
コーヒーの粉を
入れている缶。
焼く前の
シナモンロール。
焼けた、シナモンロール。
食べる時間。
○
火を暮らしに
持っていたいけれど
昔風の
ストーブは
マンションでは禁止。
ガスの火だけが
唯一の、身近にある火。
ケーキやパンを焼くオーブンは
もう20年も使っている
ちいさな電気オーブン。
これも、火の仲間に加える。
実家は、
いつのまにか
オール電化になってしまい
火が好きなわたしは
寂しく
いつか、わたしが
住むようになったら
頻繁に行かないと
行けなくなったら
何か、ひとつでも
火を感じられるよう
工夫したい、と思う。
○
雨から始まった
September
急に、涼しくなって
眠ってばかり。
本を読む時間も
増えて、
ごはんを作るのも
楽しい。
ある日のパート弁当。
あたたかいおつゆとうどん。
サラダ、牛コマ、柴漬け。
○
一年といふは短し
紫苑咲く
しお
そう、時間は
川みたいに流れる。
みなさま、きょうも
お元気で。
ゴーシュという名の
店へ行った。
死んだ詩人が4人
わたしを待っていた。
珈琲を飲みながら
彼らの文字たちを追った。
肺病と貧困と
家父長制と
ロシア文学と
戦争への足音が
灰色の雲のように
いちにちを
あたりまえのように
塞いでいた頃、
彼らの
こころの野に揺れる
すすきは金色で
こころの山に成る
葡萄は珠であった。
幻想時空旅行社
2021
暗・昏・冥・cryツアー
曇り空のcafeゴーシュへようこそ より
○
日曜日は
LINEの動画通話で
幻想時空旅行社の
ふたりで、文人たちの文字を追って
旅することをしています。
ちいさなプラネタリウムを回して
天井に星空をつくり、
壁に映像を映したりしつつ
声で、旅するのです。
十月のケンジ行き。
caferinさんにて。
○
今年の秋のツアーの
コロナ禍が収まらないので
延期になるかもしれない。
うちあわせをしました。
会って話せる機会を
待っていたら
ちっとも来ないので
オンライン会議みたいに
やってみようか、と。
あいなちゃんと
明治大正昭和を
振り返りながら
詩人たちが生きた時代と
今、が似ている、と感じ、
コロナ禍が炙り出した
格差や矛盾や
政治の不在に
改めて
思いを馳せました。
○
○
うちあわせを終えて
食材の買いものへ。
コロナ禍なので
近所で済ませて。
pic❶秋の靴。
もう、4年目の
チョコレート色の靴。
pic❷
図書館の花壇の
夏の花はもう
枯れ始めて、
pic❸
柏葉紫陽花は
乾いて、咲いていた。
○
ときどき、
地べた、にも
夜空があり
そこに、星たちが
しづかに
瞬いていて
くれているような
そんな気持ちになる時があります。
疲れたるひと日よ
葱と白菜を抱えて
しばし、星を眺める。
星空ブランケットと夜鳥ブランケットより
働いて
これから、家で
洗濯物を入れて
夜ごはんをつくる
その帰り道に
星や月のひかりが
わたしの暗い足元へ
降りてきて
ちかちかとまたたく。
あなたが
懸命に生きていること
知っていますよ、と。
○
○
美しい星空を
きのう、たくさん
見ました。
それは、こちらから。
↓
りーさんの
youtubeチャンネルです。
美しい星空たちが
万華鏡のように
現れて
わたしは
こころごと瞳ごと
見上げるばかり、です。
○
素敵な企画に
参加させていただいています。
pinon-pinon storiesの
雫さんにお声をかけていただいて🦋
⇩
⇩
こちら、このblogから
雫さんの文章から
引用です。
8月の『真夏の夜のフォト』
9月の『 癒やしの動物フォト』
から
5枚〜10枚程、写真を選ばせていただきます。
その写真を元に、空想家しお、が執筆、
デザインを雫、製本をりーが行って
一冊のエッセイ集をつくりあげます。
エッセイ集が完成しましたら
わたくし雫オリジナルのキャンドルを添えて
プレゼントをさせていただきます♡
写真を撮影していない方でも
プレゼントは応募できます。
引用終わり
○
写真をもとに
文字たちを紡ぐのは
初めてのこと です。
どう紡げば良いのか
と、思案しています。
○
エッセイとは
書き手の身辺ごとや
出来事から
思いを書くことが
多いのですが、
おひとりおひとりが
撮ってくださった写真は
その方のまなざしそのもの、
ですから
わたしの思いを添えるのは
そぐわないようにも感じ
わたしも
写真を撮るように
書いてみようかな
と、
夏の終わりと
秋の初めに
見たものを描写するだけに
してみようかな
などと
わからないながら
思ってみたり。
○
でも、まずは
みなさまの
美しい星空たちを
夜に落ちるように
堪能します。
くらはしれいさんの。
夜傘というなまえ。
わたしは小鳥を飼うように
この絵を壁にして
昼間でも、夜と一緒にいます。
#夜が好き
きょうは
八月最後の日。
わたしは
パートへ行ってきます。
これは、きのうのパート弁当。
しお

