はちゃめちゃブックス〜文字紡ぎ しお〜 -3ページ目
年を取ってきたので
パートの日は
帰宅してから
カラダが使いものにならず
ただ、食べて眠るを
する。
なので、朝
パートへ向かう前に
台所で、夜の
疲れたわたしのために
ナニカヲを仕込む。
きのうは、コーヒーゼリー。
それからひじき煮。
○
パートの帰り道
影たちと、歩く。
パート先が
産地から
仕入れた葡萄が
あまり売れず、
だんだん
葡萄としての
輝きよりも
売れないと困るモノ
へ、なっていくのが
寂しく
葡萄、ぶどう、
宝石みたいな葡萄よ
と
思いながら
働く。
宝石みたいな果物が
近年は増えてきた。
社宅の庭に
いちじくがあって
蟻と分け合いつつ
好きに食べていた
こども時代は
もう、遠い。
今や、無花果も
宝石だ。
○
日課をつくる。
(影として)
と、楽しく考える。
揚げさつまいもの蜂蜜がけ
なぞ、
作りながら。
5時起床。
- 朝15分本を読む。祈るみたいに読む。この秋は、ソローの森の生活。
- 朝体操をする。衰えてきたカラダのため。5分
このふたつは
決めた。
あと、みっついつつ
決めたい。
修道院の暮らしみたいな
日課が良い。
独り修道院。
透明をつかまえたい。
普通とは偉大なり日記
9.21
朝のひかり。
🕯
いま、こつこつ
はちゃめちゃの町にある
月鞠裁縫店をめぐるオハナシを
書いていて
薬花使いのヤッカが
痺れ草の根を乳鉢に入れ
砕いていたところ、
ずっと隠れていた月が
ふいに出てきて、
ヤッカの店の天窓から
青金色の光を滴らせ、
それを、ヤッカがすかさず
窪んだ水晶で受け、
月光専用の蓋付きビーカーに
流し入れた
場面を書いていた。
・
・
・
そのあと、ヤッカが、
宿命により
姉鞠子の影として
生きてきた菊子に
『なあ、菊子
正直に言ってごらん。
あんた、姉さんが
羨ましくないかい?
自分の人生が
姉さんに奪われてしまっている
と、感じないかい?』
と、聞く時
普段おとなしく
何を言うにしても
口籠もることが癖の
菊子の口から
黒い蛙みたいに、言葉が
びょんと飛び出すとき
『思ったことないわ
姉さんはわたしを
護ってくれているのよ』
わたしのこころからも
黒蛙が、べちん、と飛び出す。
無数に、べちん、と
そこらじゅうを、跳ねる。
・
・
・
秋が来たので、
(わたしは春と夏が苦手)
このオハナシは
だんだん緊張に満ちて
黒蛙も飛び出して
硬い木の実も
ばらばら落ちてくる。
今朝は、寝室の机で
書いてみた。
きのうのインスタ日記より
○
朝の湯気観察。
コーヒー編
湯気、好き。
つい、毎朝
観るので
きょうは、動画を
撮ってみた。
・
・
湯気は液体らしい。
やかんの口から
しゅんしゅん出る
《水蒸気》とは違い、
湯気は
温められて
水蒸気となった水が、
容器などに入れられ、
冷やされて
また水に
戻ったもので
ある、らしい。
これ、
みなさん、知っている
ことなのだろうが
わたしは知って、
改めて湯気が好きになった。
わたしの部屋(貧しい)に
水が、ちいさな竜みたいに
立ち上って、複雑な形状を
流動させながら、天井へと消える。
湯気、は、水。
おもしろいなあ。
○
snsという循環する
巨大な湖よ
今朝は、何が
新鮮なの?
太田裕美嬢を
聴きながら、掃除。
みなさま、良いにちようびを。
○
普通とは偉大なり日記
2021.9.19
しお
あまじょっぱいホットサンドをつくる。
チーズトースト➕ミルクジャムナッツクリームチーズ
○
影として暮らす、彼女は
を書いてから
引っ越した、ココロで
過ごしています。
○
引っ越し、となれば
荷物をほどいたり
捨ててきたり
あたらしく
好きなものの
置き場所を考えたり。
○
まだ、散らかっているから、
と、つくるご飯の献立も
いつもよりシンプルだったり、
冷蔵庫のなかが
やけに
がらん、としていたり。
プリンターや
パソコンもまだつなげてなかったり。
とりあえず
落ち着くまで、このまま
と、
そんな、ココロで
過ごしています。
○
たぶん、
回復したい、と
思っているのです。
コロナ禍において
《いつも通り》を続けることや
国のリーダーや
都のリーダーからの
血の通わない言葉を
受け取ることに、
知らず、
わたしはとても
疲れていたようです。
○
大好きな初冬には
みずみずしいココロに
なれるように、
パン焼きするときの
ベンチタイムみたいに
意識して
slowdown。
ココロ、引っ越ししました。
と、お知らせできるように、
新しい町で
もう一度、暮らし始めるように。
○
秋のりんごを買いました。
ならば
田渕由美子さまの
林檎ものがたりを
読むのが、初秋の恒例。
読んでから、腹ぺこで
豚肉と林檎と
さつまいもの
ポットローストをつくりました。
白いごはんとよく合うのです。
朝ごはんです。
○
夜がくると、ほっとします。
きょうも無事に終わった、と。
まいにち、夜や日暮れの空を撮ります。
忘れる日もあります。
コロナ禍が明けるまでの日課にしています。
○
夜は、
空想を大切に
部屋で静かに過ごします。
灯をあまり点さずに
オーガニックな音楽を聴いたり
詩集を読んだり。
庭に流れる小川に
足を
浸しているような
こころになるように。
○
一緒に働いていた方が
亡くなって
寂しい9月です。
でも、何が起こっても
何でもないように
働く、のが
経済活動の場です。
新しく得た
悲しみをも
フットボールのように抱えて、
尚も
フィールドを
疾走できるタフなひと、が
経済の場では
必要です。
更なる成長、や、強さを
唱えつつ
わたしたちは
やれるんだ、と
互いを鼓舞しつつ。
自民党の総裁選の行方も
また、その方向へと
いくでしょう。
○
○
🕯
12月ハジマリの
手帖を早々と買ってみました。
ミロマチコさんの。
オモテは、夏の野原な絵。
ウラは、秋の林風な絵。
普段の予定は
iPhoneで管理しているので
この手帖には
経済的には
予定ではないと
思われるような
予定を
書こうと思っています。
○
○
朝は余白が
たっぷりあって
ナンデモデキル気がする。
母が遺した
かぎ針編みのモチーフを
棚の上に並べてみる。
この上になにを
置こうかな。
さあ、いちにちの
優しきハジマリだ。
長々、書いてしまった。
読んでくださった方がいたら
ありがとうございます。
しお
September
朝が来て
朝ごはんをつくる。
花瓶の水を替えて
お弁当の用意をする。
持っていくこと、あり。
働いて
買いものを
スーパーマーケットでして、帰宅。
シャワーを浴びて、
夜ごはんは
ハンバーグとかぼちゃのスープ。
とろりとできました。
食べたら、
交通事故に遭った
猫チャンを偶然助けて
飼うことにして
介護しつつ、愛しているひとの
youtubeの動画を観たり、
本を読んだり。
日本でも、いくども流行の波が来て
いちにちに何百人もの方が
亡くなるなか、文豪たちは
手紙や日記で、その様子を
文字で残しています。
やはり政府は後手後手で
与謝野晶子氏は、新聞に
辛口のコラムを2度も寄せていたり。
(いま、新聞に載せたい内容!)
わたしも庶民として
残しておきたいものです。
⇩
9.14日現在も
・まだ、重症者はそれほど減らず
・今なお、10万人のひとが
自宅療養している現状,
・警察が
オリンピックが行われていた
8月
自宅などで亡くなられた方の
死後の検査で、
コロナ感染していた方が
158人いたことを発表しました。
(ちなみに7月は31人)
まだ、
悲しみや不安は
続いています。
それを、たまたま
いま、元気なわたしは
忘れないように。
September
2021
電気を消して
眠りにつきます。
○
そして、また、朝。
雨。
暮らしが続く。
命が、続く。
○
みなさま、良いいちにちを。
わたしは今日は
台本つくりです。
4人の詩人の。
しお
本棚。(本屋さん遊び)
推しますは、
サバの秋の夜長
バームクーヘンでわたしは眠った、です。
サバの2冊は
ずーっと大好きで
夏には夏の
秋の夜長には秋の
サバを読みます。
○
こちらのイチオシは
《時給はいつも最低賃金、
これって私のせい?
国会議員に聞いてみた》です。
あと少しで読み終わります。
読んだら、もう一回読みます。
自民党な方々の頭とココロから
忘れられているような
貧しい老人や
最低賃金で働く初老のパート女性が
政治(それは暮らしそのもの)を
不安なこころを
吐露することから、
じぶんごと、として
捉え、受け止め
考えていく。
そこに、伴走してくださるのが
国会議員の小川淳也さん。
著者の和田靜香さん。
わたしと同年代。
ライターをしながら
それだけじゃ足りないから
コンビニで働いたり、して
コロナ禍で
暮らしがぐらつくなか
なんでこんなに
生きることが不安なんだ?
よし、国会議員に聞こう!
と、企画を飛び込みで
小川淳也さんに送り、
この本を、熱く
素直に書いた。
和田さん、
わからないことはわからない、
これは納得できないよー
と、小川淳也さんに質問をぶつけつつ
自身も、学び
年金の仕組みや
地球温暖化や女性の格差の問題
など、小川さんと
がっぷりよつで
対話していく。
読みながら、わたしも
和田さんと一緒に冷静に考えつつ
それでも
泣けてきて、胸が熱くて
鼻をすすりながら読んだ箇所多数。
小川さんとの対話の章の合間に挟まれる
和田さんの日々のエッセイの
*花壇を荒らしたくなる日や
*いちにちのわずかな楽しみの
100円のアメリカンドックのくだり
は、痛いほどわかった。
その思いを、
和田さんは言葉にもする。
そんな暮らしを送るひとに
国会議員として
なにか言ってほしい、と
小川さんに迫るとき
小川さんが
それを受けたとたん
彼の、礼儀正しい
わたし、という一人称が
俺、に代わったとき
号泣されたとき、
わたしも電車のなかで
泣いていた。
マスクしていてよかった。
○
もうひとつの推しは
ヤマシタトモコさんの
White note Pad。(漫画)
何度読んでも、
読み終わると
向かい風に向かって生きる。
なんとなく痛めつけられて、
木根さんになった気持ちで
過ごす日があります。
木根さん。
それは、17才の女の子。
あるとき
38才の
ちいさなアパートに住む
自動車工の
冴えない容姿の男と
中身が入れ替わり
なにも分からず
どこにも行けず
《木根さん》として
生きていく。
中年のオトコの外見から
素直でひたむきな
17才が現れていく
その、エピソードや
揺らぎに、わたしは
自身の再生を見る。
ひとり閉じて
腹筋したり
勉強したりする。
清々しく生きたい、と。
誰に、知られなくとも。
○
今朝は、本のオハナシでした。
さて、みなさま
良き月曜日を。
お弁当をつくって
パートに行ってきます。
しお

