Linux初心者の入門と基礎、Linux大学学長りなっくま先生のブログ -28ページ目

Linux初心者の入門と基礎「ネットワークドライバ(1)」

こんにちは!!
Linux大学学長のりなっくまです。

本日の講義をはじめていきます!!
テーマは「ネットワークドライバ(1)」です。


ネットワークデバイスドライバは、他のデバイスドライバと同様
insmodやmodprobeコマンドでカーネルに組み込まれます。
組み込み時にカーネルはデバイスドライバの初期化関数を呼び出します。
初期化関数が行うことは大きく2つあります。

1つ目は、ネットワークデバイスの登録です。
ifconfigコマンドで表示される「eth0」などのネットワークデバイスに
対応付けられます。

通常のキャラクタ型デバイスドライバは、/devディレクトリにある
デバイスファイルと結び付けられています。
アプリケーション、このデバイスファイルに対してwriteシステムコール
を実施し、カーネルを介してデバイスドライバまで書き込み内容が
届けられます。デバイスドライバは、担当するデバイスに対してその
データを書き込みます。

Linux初心者の入門と基礎「Btrfs(7)」

こんにちは!!
Linux大学学長のりなっくまです。

本日の講義をはじめていきます!!
テーマは「Btrfs(6)」です。

Brtfsには、SSD向けの最適機能も用意されています。現在SSDに使われることが
多いフラッシュメモリには、データ書き換え回数に制限があり、同一部分に
書き込みが集中するのは好ましくありません。

Btrfsのマウント時に「-o ssd」というオプションをつけると、データ書き込み時に、
これまでデータが書き込まれていないディスク領域を積極的に使うようになります。
これによって、特定領域に書き込みが集中するのを避けられ、メディアの寿命が
伸びます。

Linux初心者の入門と基礎「Btrfs(6)」

こんにちは!!
Linux大学学長のりなっくまです。

本日の講義をはじめていきます!!
テーマは「Btrfs(6)」です。

Btrfsは、すべての記録データにエラー検出用の情報「チェックサム」を付加しています。
これによって、データが破損していないかを随時チェックできます。

Btrfsではデータが「エクステント」単位で記録され、チェックサムもエクステント単位
に計算、保持されます。エクステントとは、任意の数の連続したブロックのことを言います。

チェックサムは、入出力処理の要所でチェックされ、破損データを見つかった場合、ミラー
されたエクステントが存在していればそれを利用してデータを復元します。