Linux初心者の入門と基礎、Linux大学学長りなっくま先生のブログ -29ページ目

Linux初心者の入門と基礎「Btrfs(5)」

こんにちは!!
Linux大学学長のりなっくまです。

本日の講義をはじめていきます!!
テーマは「Btrfs(5)」です。

Btrfsでは、すべての記録エリアを木構造で管理しているため、Copy on write方式が
実現しやすいです。木構造を採用すると、管理情報の中のポインタを変更するたけで、
データの記録位置を自在に変更できるからです。

データ変更が生じた際は、そのデータを参照している上位ノードも書き換える必要が
あります。つまり、書き換えは最上位のrootノードまで波及することになります。
Btrfsではこれを含め、すべての書き換えをCopy on writeで処理します。

Copy on write処理には過去のデータを残しやすい特徴があります。
そのため、ある時点でのファイルシステム情報を容易に実装できます。
実際、btrfsもスナップショット機能をサポートしています。
従来のLVMで実装されていたスナップショットよりも使いやすくなってます。

Linux初心者の入門と基礎「Btrfs(4)」

こんにちは!!
Linux大学学長のりなっくまです。

本日の講義をはじめていきます!!
テーマは「Btrfs(4)」です。

一方Copy on writeでは、元データをいったん別の記録エリアにコピーし、
そのコピーに対して書き換えを実施します。書き換え中も元データはそのまま
残されるため、新しいデータの書き込みに失敗しても確実に以前のデータに
戻せます。新しいデータへの書き換えは、書き込みが完了してから実施
すればよいです。

Linux初心者の入門と基礎「Btrfs(3)」

こんにちは!!
Linux大学学長のりなっくまです。

本日の講義をはじめていきます!!
テーマは「Btrfs(3)」です。

Btrfsでは、メタデータだけでなく、データ全体の安全性確保に力を注いでいる。
従来のファイルシステムと最も違うのは「Copy on write」方式でデータを
書き込む点です。

既存のファイルシステムでは、記録してあるデータを壊してから、そこに新しい
データを上書きします。そのため、新しいデータの書き込みに失敗すれば
「破壊されたデータ」しか残りません。これがデータの破損になります。