いじってなんぼ -38ページ目

いじってなんぼ

素人自転車乗りのメンテナンス記録

 火曜にお出かけの際にベックマンを履いていったら、いきなりソールの加水分解が悪化しました。
あわよくば衣替えぐらいまで履いて、それからソールの交換に出そうと企んでいたのですが、それどころではなくなりました。
 
というわけで、宇都宮の「靴のタナカ」に持ち込みます。

 
 ガーミンコネクトでルートを引くと50kmぐらいだったので自転車で行くことにしました。
ランチポイントを調べて、餃子でいいかな?と思っているところに明海清八さんのブログで「博多龍の髭」宇都宮店が紹介されていました。 
 
よし!ここだ!
木曜に出撃。暖かそうな日差しに騙され、ウィンドブレーカーを着ないで行ったら冷たい北西の向かい風がきつかった。
 
しかし今月限定の煮干し醤油ラーメンは美味しかった。
 
大好きな極太麺
太麺に負けないスープは普段だったらちょっと濃いかも?というぐらい濃厚でしたが、冷たい向かい風にやられた体によく沁みました。
 
元気が出たのでオリオン通りの「靴のタナカ」へ
 
レッドウィングでいっぱいの壁面
無事に修理を依頼して、ブーツを拝見しつつ店主さんに手入れの仕方など、いろいろ教えていただきました。
 
 帰りは風向きが変わらなかったので、追い風に乗って快調に走っていたら、前輪に異常が!
 
フム わかりやすい(笑)
 
 チューブにもはっきり跡があったので、このままイージーパッチでの修理を試みます。
 
が、そんなにうまくはいかず、空気が入りません。
画鋲が残っていたので、貫通しているのかも?と思い裏を調べても、結局チューブを引っ張り出しても原因は特定できませんでした。日も傾いていい加減寒いので、チューブを交換しました。
 
ずっと追い風なんだけど、気温もドンドン下がります。
耐えきれなくて休憩。
 
なんとか明るいうちに帰宅できました。
 
 時間を置いて一回ブラシをかけるとツヤがでました。
さしあたり、いろいろ様子をみたいのでこれでOKとします。

 
 
 
 擦ったところの変色もこのままにします。
もし今後気になるのであれば補色クリームなどを使用することになりますが、自然な革の風合いを活かしたいので、当面このままで行きます。
 
 ここで足を入れてみるとサイズはピッタリでした。
レッド・ウィングのサイトによると、普段履いている靴よりも1センチ小さいブーツを選ぶことが目安だそうです。
僕の足は27.5なのですが、ベックマンは細身で甲が低いように見えたので、大事を取って0.5センチだけ小さい27を選びました。
 
 カカトが若干ゆるい気がしたので100均のインソールを入れると指先や甲がきつくなるので、入れないで履きます。
 
ここで履き口の革のほつれを発見!
 
 他に比べてかなり簡易な縫製で、これでは簡単に取れてしまうので他の3箇所も糸で縫い、さらにボンドで補強しておきました。
 
 それではメンテナンスに入ります。
ベックマンに使用されている革はストーンフェザーといいます。
本家のサイトによると手入れにはレッドウィングのブーツクリームを使えとあります。
1000円ほどのクリームなので買っても良いのですが、手持ちのクリームで成分が似ているものがあるので代用します。
 
さて、まずはクリーナーで全体の汚れを落とします。

 
甲の黒ずみはあまり変化がありませんでした。
 
 次に革に潤いを与えるために、デリケートクリームをブラシで塗り込みます。これは水分が主体のクリームです。
ラノリンという革を柔らかくする成分も含まれているとか。
乾いた革にいきなり何かを塗ると、吸い込みが激しすぎてムラができたりします。また乾燥が激しいとひび割れたりするので、まずは潤いを与えて下地を作ります。
 
テカテカ
 
擦ったところは吸い込みが良いので色が濃くなります。
これを避けるはずでしたがデリケートクリームの段階でこうなりました(汗)
 
ソールの一部が革なので、ここにも塗り込みます。
 
 だいぶ乾いていたようで2回塗ってもすぐに吸い込むので、ここで油分を投入します。
オイルレザーではないので、必要以上にオイルを入れる必要はありません。
 
 
 
ようやくシットリ感がでてきました。
オイルが染み込んで全体の色が濃くなってきました。
 
 ここで主役の登場です。
このクリームには艶を与えるワックス、潤いを与える水、オイルが含まれています。
 
 
 
 
 いったんここで作業を終え、クリームがしっかり入っていくのを待ちます。
 
パート3につづく