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井戸発見

解体工事が始まりました。

楽しんで木・自然素材・土壁の家づくりをするために

建物と敷地がガチャガチャしていて、草も限界なほど生えて来るのでとりあえず解体することに。

景色がいいところなので、景色に合わせて、建物の位置を決めようと思っています。

昔の家には井戸があることが多いので、井戸がいい位置にあればいいなと思っていたのですが。

ありました。

それも南の庭を設けようと思っていたところに。一番いい位置です。

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私の田舎にも井戸があって、昔、川遊びをして、帰ってくると、おばあちゃんが井戸の水を頭から流して体を洗ってくれました。

その水が冷たすぎて、嫌だった記憶が・・・

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井戸の水って、「夏冷たく、冬温かいといわれます。」
実際には、地下なので、ほとんど水温は年中一定なんですが。

外気の変化でそう感じるんでしょうね。

水道水と違って塩素が入っていないので、純粋な水です。
飲めないかもしれませんが、水遊び、植栽にはいいですよね。

スイカ冷やすのもいいね。

ホントに羨ましいです。

昔ながらの手動のポンプつけてほしいな。

ちょっと井戸について調べてみよ。





土壁の夏

今の季節、ジメジメしてなんだか体がだるいですよね。

日本独特のこの湿気。
気温はそれほど高くないのに、汗が吹き出てしてきます。

もうクーラーなしでは寝れない方も多いんじゃないでしょうか。

タイマーをセットし、眠りにつくころに消しても、朝起きるとなんだか体がだるい。

空調に頼りたくなくても、頼らざる負えないですよね。

昔はなにわともあれ、空調なんてなくて生活してたんですよね。

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昔ながらの土壁の家に住んでいる方たちのお話では、夏にクーラーを使ってない時でも涼しさを感じるといいます。

私が住んでいるごく普通の家では、クーラー無しで「涼しい」なんて皆無です。

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新建材A 高断熱住宅 外壁 モルタル30mm グラスウール70mm 内壁合板30mm(熱抵抗値0.532h㎡k/ki)

新建材B
 低断熱住宅 外壁 モルタル30mm グラスウール8.5mm 内壁合板30mm(熱抵抗値0.083h㎡k/ki)

土壁A  土壁+付加断熱 杉板10mm 中空層20mm 土壁70mm 内壁漆喰10mm モルタル30mm (熱抵抗値0.532h㎡k/ki)

土壁B
  土壁 杉板10mm 中空層20mm 土壁70mm  内壁漆喰10mm モルタル30mm (熱抵抗値0.532h㎡k/ki)

※熱抵抗値とは、熱の伝わりにくさを示す値で、数値が大きほど、熱を通しにくいということです。
土壁と新建材を比較できるために、新建材Aと土壁A 新建材Bと土壁B それぞれ熱抵抗値を同じにしてある。 AとBを比較すると6.4倍の熱抵抗です。


上にあるような仕様で、普通の断熱材を使った壁と土壁を比較した実験データをみると、

夏の3日間(冷房なし)の室内の気温の記録では、特に日中では、土壁ABは外気温と比べ3~4℃、新建材ABと比べて2℃程度気温が下がっていました。

土壁AとBではあんまり変わらない結果だったので、外断熱(付加断熱)は夏においてはあまり効果がないみたいです。

また、外気温の変動に伴って新建材ABは変動してたのですが、土壁はAB共に変動が少なかった。

室内の温度の変動が少ないということは、外部の気温の変化に左右されないってことだから外としっかり遮熱できてているってことになります。

土壁の熱容量が大きい(蓄熱性がいい)ことがこの結果の要因ですね。

土壁の無断熱でも新建材の高断熱の家よりも快適なのは面白い結果です。

あと、土を使う一番のメリットはやっかいな湿気を吸収してくれることです。

土の調湿性については別のページで。

夏において、新建材と比べ、室内の温度も若干下がり、外気に影響受けることなく室内を一定に保て、そして、湿気を吸収してくれる。

快適になるはずです。

実際に実験してみたくなりました。
土壁をする予定があるので、ちょっとやってみようかな。

いいものと分かっていても、物的根拠がないとね。


あと、夏において快適する方法として

◆風を通す
◆土壁の蓄熱性を利用した、土間の蓄冷
◆強い日射しを遮る(ひさし・簾、緑)

後日検討したいと思います。

土壁の断熱性

前回の続き で土壁の断熱性について。

断熱性を表す数値として、熱伝導率(熱の伝わりやすさ)があります。
この値が小さいほど、熱が伝わりにくく、断熱性能が高いということになります。

熱伝導率

土壁              0.894W/m・K
コンクリート          1.6374W/m・k
高性能グラスウール16K  0.045W/m・k


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この数値をみると、断熱材としてよく使われているグラスウールと比べてもかなり厳しい数値です。

土壁をただ断熱材と捉えるのは無理があるでしょうね。

土壁の家(付加断熱なし)を何件か手掛けましたが、高断熱高気密の家と比較すれば寒いと実感できますが、今私が住んでいる築30年の普通のお家とはあまり変わらない感じがするのですが・・・

土壁は熱容量が大きいのも特徴で、これが断熱性をカバーできてるんではないかな。

熱容量が大きいとは「熱を蓄える性能が高い」ということです。
つまり、暖まりにくく、冷めにくいので、室内の変動幅が小さい。

ですから、土壁は断熱性が高くなく、室温が低くても、気温の変動幅が小さいことから、寒さを感じにくいのでしょう。


容積比熱 (熱容量=蓄熱部位の容積×蓄熱材の容積比熱)
コンクリート   2013 
KJ/m3k
土壁      1327 KJ/m3k
プラスターボード  854
 KJ/m3k
杉           783
 KJ/m3k


また、
熱伝導率÷熱容量=熱拡散率の式にあるように、

いくら熱容量が高くても、熱伝導率(熱の伝わりやすさ)が高ければ、熱は拡散されてしまい、蓄熱性が悪くなるんです。

コンクリートの場合、熱容量が高いけど、熱伝導率も高い。
ですので、コンクリートの家は無断熱だと、蓄熱性が悪くなり、コンクリートの特性が生かしきれない。

昔のマンションって無断熱の建物多かったので、冬は壁の表面が冷たいと感じたんでしょう。

ですので、コンクリートの暖まりにくく、冷めにくい熱容量の大きい特性を活かすには、外断熱をして、熱伝導率を下げる必要があります。

土壁も同じで、土壁の外側に付加断熱をしてあげて熱伝導率をさげると、、土壁の蓄熱性が生きてくるということになります。

蓄熱性がいいということは、一旦暖(冷)をとり暖かく(冷たく)なれば、例えば暖房を切ったとしても、熱は逃げにくいので、快適な状態がつづくということにもなります。

ですので、土壁は断熱材としてではなく、蓄熱材として考え、断熱材を付加させる使い方がより快適性が生まれるンですね。












土壁の家は寒い?

私の田舎も平屋の土壁造りでした。

土間にキッチンがあって、隣接したところにかまど。

夏は縁側に座り、風鈴の音を聞きながらスイカを食べた記憶があります。

クーラなんてなくて、それでもあんまり不快感はなかったです。

窓はほとんど開けっ放しで、ひんやりとした風が行き来して気持ちよかった。

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都会の家では感じれないこのひんやりとした風は、土壁によるものが大きいでしょう。

しかし、冬は寒かった記憶が・・・
まあ、寒い地域だからというのもありますが、家の中も外も暖がなければあんまり変わらず、あらゆるところから外気が入ってきて寒かった。

これは、土というよりも土壁の収縮による建物のあらゆる隙間が、熱が自由に行き来できてしまうことが寒さ原因になっているのです。

最近の土壁では、土の収縮を考慮した、構造部材にチリシャクリをいれる。
外壁を張る。仕上げ塗をかける。サッシを用いる。ペアガラスを使うなど、すきま風がはいりにくく、することで断熱性も相対的に向上したつくりになってきています。

しかし、土とグラスウールやポリスチレンなどの断熱材単体の熱伝導率(熱の伝わりやすさ)と比較すると、断然グラスウールの方が断熱性はいいので、土を断熱材と扱うよりも蓄熱材として捉えるほうがいいように思います。

次回は断熱をどう考えるのか?考えたいと思います。




家に使えそうな木

先日、薪ストーブの薪を見に大阪豊能町に行ってきたのですが

薪以外にも、家の家具に使えそうな木があるということで、物色させてもらうことに。

赤松けっこう貴重。

私の好みが赤味なこともありますが、松は油分を多く含んでいるので、年数が経てば、綺麗な光沢がでます。

使ってみたいです。
1270mm×750mm×55mmの一枚板ですよ。

100年は経っているとのこと。磨けば、木目がはっきり出てきて綺麗だろうな。

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少々小さなテーブルに使えるかな。

あと、ハリキリの木?
私は見たことがなかったのでなんのことやら?

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帰って、ネットで調べたんですが、別名 栓(せん)。

栓の木は使ったことがないのですが、よく材木屋でみたことがあります。

栓の木は桧のような淡黄白色で、木目は欅に似ていて、色を塗って欅に見せてたらしいです。

木目はおもしろい感じなんで使ってみたい。

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木を見るのに夢中になっていたんですが、ふと足元をみると、蛇がドクロを巻いていました。
蛇が生き物の中で一番嫌いで、気絶しそうでした。

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おそらく、マムシなんだろう。

危うく踏んでしまうところでした。
想像しただけでも、気持ち悪い。

山にある木を使うのは楽しい。
木も町にでて、色んな人を経由すると、値段もあがっちゃう。

でも本来はみなさんが身近で使えるんですよ。






マンションリノベーション見学会に行ってきました。

こんにちは、水谷です。

先日、友人の手掛けるマンションリノベーションの見学会に行ってきました。

家具デザイナーさん・お花屋さん・木材屋さんとのコラボ。

おしゃれな家具・小物・綺麗な緑、色とりどりの木があって、いい空間になっていました。

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駅から迷いながら歩いたせいもあって、汗だくで訪れたのですが、室内に入った瞬間、南北に抜ける風を肌でしっかりと感じることができました。

マンションって、ほとんどが、玄関側・ベランダ側の2面しか外部に接するところはなく、限られた空間の中で、LDK・洗面・トイレ・浴室を配置させなくてはいけない。

そうすると、どうしても、間取りも閉鎖的になってしまいがちで風を通すこともむずかしくなるんですが。

引き込み戸をうまく利用し、全体を開放でき、玄関からベランダに抜ける風の道ができていました。

南に面したベランダのあるLDKを核として、水周り・玄関・北和室へのアプローチ動線がうまく取られていて、その上、3つを結ぶことで回遊性のある空間に。

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設計の工夫でマンションでも自然を感じれることできると確信しました。

床の杉のフローリングのほかに、キッチンにはシナ・配膳台には、タモ、名栗の大黒柱、洗面カウンターのメープルなど、たくさんの樹種の木を使っていました。

施主さんはこれらの木の経年変化を楽しんで暮らしていくのだろう。

見学会とは思えないくらいスタッフもお客さんもリラックスしていて、私もいつのまにか、家具屋さんのテーブルで皆さんとケーキを食べていました。

知人の家に遊びにきたような感覚でした。

お施主さんとの関係がいかに良好なのかがわかります。

いい勉強になりました。





全開口木製建具

「中庭のある家」

南面・中庭に面するところに全開口できる建具を造作しました。

メインの庭である南に面したところには、ガラス戸2枚×2・ルーバー付き網戸2枚×2の計8枚の建具を使ってるんです。

ちょっと、動く画像で見てもらえるとわかるかな?

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カメラのアングルが悪いのと、庭が完成してないので、イメージしにくいかもしれませんが。

全開口できるって、ホント開放感が違いますよ。

家の空間も面積以上の広がりができます。

網戸付きルーバーにも鍵を取り付けています。
というのも、夏の暑い時に、ガラス戸は収納させて、網戸だけにしておいても、留守の時でも安心して、通気できるので、帰宅して、急いでクーラーをかけなくてもいいんです。

外からみたらこんな感じ。
写真でみると小さく感じるかもしれませんが、キッチン・ダイニングが全部開けてます。

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雨がかからないように、木の蓋で閉じて、建具を全部収納できるようにしています。
けっこう手が凝っているでしょ。

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庭に面した開口部ってとても大事で、家と庭の境界線をなくすと、より自然を感じながら生活することができるんです。

全開放して、
デッキでひなたぼっこもいいし、テーブルを外部まで延ばして食事するのも楽しい。







大阪豊能で薪ストーブの薪を造っている方とお会いしました。

大阪梅田だから約30分。建設予定地から、車で5分。

このあたりの山には、ナラやサクラといった広葉樹が多くて、薪ストーブの薪としてナラが豊富にあるんです。

入ってびっくり。
乾燥させてるナラの木がいっぱい。

山をいくつももっているらしく、、ナラはあまり余るほどあるらしい。

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木って切りたてのころって、水分がたくさん入っているので、乾燥させないと使えないんです。
ですので、写真のように、積重ねて、約1年天然乾燥させているんです。

ナラの木が一番炎が綺麗なんですって。

ネットで見つけたナラの炎

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すばらしい。


ここで買うと一束350円なんです。ネットで調べても最低でも500円~800円はしていたので、かなりお得。

一日一束くらいは必要なので、一ヶ月は350×30=10500円 

一般家庭の真冬の家庭平均電気代が1万5千円~2万円。
暖房は薪ストーブとして、あと電気を使うとなると、照明・コンセントの使用かな。
5千円もいかないので、暖房は電気とくらべて、薪ストーブの方がランニングコストが掛からない。

薪の購入も大阪近辺なら車で30分なので、苦なく購入できる。(配達もしてくれるみたいです。(+100円))
しかも、薪ストーブに入るくらいにカットしているので、薪を割る作業もいらない。
乾燥させる手間も場所もいらない。

大阪・神戸などの阪神間でも気軽に薪ストーブを導入できますね。

住んでいる地域の木を燃やして暖をとる。
住んでいる人も薪を売る人も潤う。

木は二酸化炭素を吸収し光合成をし、排気する際も木が吸収してくれる。
ですので、自然にもやさしい。

原発に頼らなければならないこの日本の中で、このように自然な形で、皆が潤う、地産地消ができればいいことだよね。

薪ストーブお勧めですよ。 


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ナラを使って、きのこの栽培もされており、ちょっと見せてもらいました。

きのこの栽培は温度・湿度調整がむずかしいので、室内でするものだと思っていたのですが、屋外で栽培できるんですね。 勉強不足でした。

生えてるのがあったので、袋に詰めてくださいました。

優しさには癒されます。

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無垢フローリングに適した材は?

今回 中庭のある家には、三種類の床のフローリングを使っています。
1階洗面以外には唐松(からまつ)15mm・洗面には桧15mm、2階には杉の30mmを使いました。

三種類のフローリングを体感できたのですが、

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私はけっこう足の裏が敏感で、床に五分以上立ったままだとすぐに足の裏が痛くなるんですが、私の足の感触だと、杉の30mmが柔らかくて一番いい感じです。

唐松・桧はちょっと私にとっては痛いですかね。

おそらく、皆さんはあまり感触的にわからないかもしれませんが、

小さなお子さんは一目瞭然で、杉の床だとすぐに座り込んで遊びだします。

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杉が一番柔らかくて足触りがいいのはなぜか??

木材を顕微鏡でみると隙間(すきま)だらけで、体積の半分以上はこの空隙でできています。
木材の繊維単体の重さはあまり変わらず、空気がどの位入っているかによって木の硬さ・やわらかさが決まります。

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 気乾比重 0.38 桧 気乾比重 0.41 唐松 気乾比重 0.53

気乾比重とは、
木には空気以外にも水を含んでいるため、樹種の違いの硬さを比較するには、含水率を同じ条件でする必要があります。

含水率(15%くらい)を一定にしたときの比重を気乾比重といいます。
ですので、気乾比重は樹脂の硬さを比較することができます。

杉が一番低いということは杉が一番空気を多く含んでいるということで、
ペアガラスでわかるとおり、空気層は断熱性が上がります。

だから杉が温かく、柔らかいんです。

杉のフローリングは30mmの厚さのものを使っているのですが、15mmだと、薄すぎて下地の固さの感触が伝わってきます。

また、熱で圧縮したものもあるのですが、それは圧をかけることで、空気層がなくなるため、本来杉が持っている柔らかさや温かさを失ってしまいます。

ですので、あまりおすすめしません。

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無垢のフローリング好きな方多いですけど、

フローリングにクッションを敷いて座るなどして、直接フローリングに座らない方が多いような気がします。

それは多分、硬く、ひんやりするからなのでしょう。

もともと日本の生活は、畳に座って座卓で御飯を食べ、布団を敷いて寝ていたように、床には座るという習慣があります。

椅子にすわるというよりも地べたに座りたくなります。
ソファーに座るのもなんか狭くるしいような気もしますしね。

杉ってほんとイイくらいにやらかいし、温かいので、ダイレクトに座ることができます。

直に座らないのであれば、その他でもいいのですが、やはり、地べたで座り込むのであれば、杉のフローリングの硬さ・温かさが一番いいように思います。






薪ストーブ屋さんへ

地元でもある西宮へ薪ストーブを見に行ってきました。

前日にネットで色々調べたのですが、いろんなメーカーのものがありすぎて、どれがいいのやら・・・

実際に火をつけて頂けました。

せっかく点けて頂いたので、暑いともいえず・・・汗がたらたら

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でも、やっぱり、燃えている炎を見ると癒されます。

ホント欲しい。

煙突のお話を聞いてとても勉強になりました。

煙突は一重、二重断熱構造とあって、
実際に火を起こしてくれた薪ストーブが一重構造の煙突だったのですが、

点火して間もない時の煙突の根元の表面温度が100℃になっていて、その1m上に上がったところがすでに70℃、またさらに上がったところもそれ以下に温度は下がっていました。

こんなにすぐに温度下がるんですね。
しかも今気温低くないし。

これだと、熱効率は悪い。

その上、燃やされて煙となった気体が温度が下がることによって、固体化され、煤になって煙突にこびりついてしまうらしい。
ですので、メンテナンスの頻繁にしないと、熱効率がけっこう悪くなるらしいです。

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上の写真が一重のえんとつ

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これが2重の煙筒。
値段もびっくりするほど高くなるわけではないので、絶対に2重にしておくべきだと思いました。

一重の煙突を触ったんですが、点けて間もないのにかなり熱かったので、安全面からでも2重にすれば安心です。

「薪ストーブ一台で家全体を賄えるかどうか」聞いてみたのですが、
家全体に熱が行きとどく間取りであれば大丈夫ということでした。

想像してた答えでした。

今回、すべての部屋を解放でき、オープンな間取りとなっているので、シーリングファーンを使って熱を拡散させれば、1台で充分だと思う。

熱い空気は上へと上がるので、2階(ロフト)に熱がこもらないように、風を起こす。

家全体を同じ温度で暖めるのは結露・ヒートショックのことも考えるといい事ですね。

その上、土壁となれば、土は蓄熱作用があるので、家の中は暖かくていい感じになりそう。
うらやましい。

私の個人的な好みでは、火がよく見えるガラス面の大きいものがいいなと思いました。
性能はどれもあんまり変わらないような気がします。

あと、餅を焼いて食べたり、お湯を常に温めたりできるようにと、
やはり場所をとるので、できるだけ奥行きを取らないものがいいなと思いました。


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上の写真は、薪置き。
鋳物でできていて、足元にキャスターが付いているので、気軽に運べていい感じでした。

薪ストーブを置く場所は作業スペースも考慮し、奥行き1200mmいるらしいので、そのあたりを確認と、煙突の納まりもちょっと考慮しないといけない感じです。

親切に教えて頂けて良かったです。

自然を好む人は親切な方が多いような。

いい一日でした。