球界的暦もいよいよ大晦日。長いようで過ぎてしまえばあっという間だったシーズンオフの最後にだらだらとつづっている桃色的シーズン回顧録。
2023シーズンに潜入調査を行った各地の球場の「ちょっと変わった席種」まとめ、その後編をお送りする。
東京ドーム(23.07.24)
チケット価格が安い都市対抗野球のタイミングで潜入に成功した、2023シーズン座った中で最も定価が高い席種(ジャイアンツ戦価格1試合12万/4名)。
お値段にふさわしいラグジュアリーなボックス席種だったが、外から丸見えの構造はもうちょっとどうにかならなかったのだろうか……?
ベルーナドーム(23.08.15)
二軍戦開催時のベルーナドームでトライした、フィールドシートの最前列の席種。
フィールドレベルの最前列ゆえ臨場感はこれ以上ないが、座る椅子そのものに特別さはない。せっかくの最前列ゆえ、ささやかでもカウンターシートだったりしたらもっとよかった。
ベルーナドーム(23.08.15)
チケットが安い二軍戦の好機を逃すまじと、同日で2種類の席種を試すという暴挙に出たこの日の第2席種がこちら。
フィールドエリア後方に設置されたソファー席で、座り心地はとても良いのだが、試合を見るには結構難ありで、「珍」ではあるが「良」ではなかった。
⑨『プレステージ・ラウンジ』
楽天モバイルパーク(23.09.23)
2023シーズンの記録を当たっていて気付いたお恥ずかしいボーンヘッドなのだが、9月に行った楽天モバイルパークで試した未踏の席種を記事にするのを完全に忘れていた……。
バックネット裏スタンド最上階の5階にある、アルコール含むフリードリンク付きのなかなかラグジュアリーな高級席種だったこちらの詳細は、後日改めて紹介したい。
以上、前後編にわたって振り返ってきた2023シーズンに潜入調査したちょっと変わった席種9種。
長年にわたってこの手の変わった席種調査を続けているうちに、今では普通の席に座ると「あれ?今日テーブルないじゃん……」と思ってしまう贅沢で厄介な体質になってしまっている。
各地で毎年のように新規に誕生するおかげもあって、いまだ果てしなく残っている未踏のおもしろ席種。2024シーズンも貪欲に開拓してゆきたい。
いよいよ2024シーズンが幕を開けるが、しばらくは南方での調整段階ゆえ、「球場で野球が見たい欲」を満たせるのはまだちょっと先。野球成分の欠乏を感じた時は、年中野球一色の当スタジアムへどうぞ。
2024シーズンも引き続き皆様の当スタジアムへのご来場を心よりお待ちしております。