監督のささやき戦術

 開幕から間もなく3週間。局地的にトラブルは生じてしまってはいるが、ありがたいことに今のところスケジュール通りに進行できているプロ野球。

 『新型コロナ』ショックによる売上不振を補うべく、かつての日曜日から野球のない月曜日に休場日を変更しているため、全然球場に足を運べていない桃色野郎が、ようやく今季開幕後初観戦を迎えることができた、昨日日中の話をさせていただく。

 

 

 平日日中の観戦といえば、やはり二軍戦。向かった先はこの球場。

 昨年8月以来となった、日本ハム二軍本拠地ファイターズ鎌ヶ谷スタジアムである。

 

 一応席数制限はされてはいるが、多分それとは関係なしに、平日真昼間ということでスタンドはご覧の光景

 感覚的には200名くらいかと思ったが、公式発表によると438名

 いずれにしても、「密」が全く気にならない、快適な観戦環境であった。

 

 鎌スタと当スタジアムといえば、昨季から結ばれたご縁は今季も健在

 鎌ヶ谷スタジアムそのもののファンクラブ(法人・団体向け)とでもいうべき、『鎌スタ☆サポーターズクラブ』

 新規入会を果たした昨季に続いて今季も入会を果たし、こうして2年連続で鎌ヶ谷スタジアムコンコースに名前を刻むことが叶う

 

 先日告知した、今季より入会の『楽天イーグルスを応援する会』と利益相反関係にあるかもしれないが、こちらは二軍、あちらは一軍が対象だし、どちらの球団も募集要項に「他球団は全部ぶっ潰す!という気概の100%の忠誠を求める」という文言はなかったので、多分大丈夫であろう。

 

 

 この日の対戦相手は、目下イースタンリーグ2連覇中の、我がご贔屓東北楽天二軍泉イーグルス

 13時プレイボールのスタメンはこちら。

 

 両チームの監督。

 我らの指揮官は、一昨年は二軍監督、昨年は一軍監督、で今季から再び二軍監督という世にも珍しく忙しい転配を経験した三木肇監督

 対する鎌ヶ谷ファイターズは、選手としてのプロ経験なしで、スカウトやコーチを経て二軍監督に就任、というこちらも珍しい経歴の持ち主、原田豊新監督

 

 

 鎌ヶ谷ファイターズの先発は、はじめましてのニューフェイス。

 今季新加入の外国人左腕、ロビー・アーリン投手

 調べてみると、来日したのが3月29日だそうなので、この日のマウンドまでは隔離期間きっちりの中14日。つまり、スタンドのファンのみならず、多分チームメイトもこの日が「はじめまして」だったのだろう。

 まずはとにかく広いところで身体動かせ、ということだったのか、登板は1イニング限りであった。

 

 我らが泉イーグルスの先発は、いつの間にやらもう10年目のシーズンを迎えた右腕。

 入団以来背負ってきた「21」を早川投手に譲り、昨季限りで引退した青山先輩の背番号を継承した、釜田佳直投手

 山あり谷ありの「21」時代だったが、ぜひ心機一転「41」で新たな歴史を築いていってほしい。

 

 

 この時期のファームといえば、新入団のフレッシュな顔ぶれを見るのも楽しみの一つなのだが、我らが泉イーグルスのオーダーは、残念ながらルーキーはゼロ

 お初にお目にかかったのは……

 ハワイ大学出身という異色の経歴を持つ、育成2年目26歳の山﨑真彰選手

 「やまさき」が席巻する球界の「山﨑(崎)」の中、彼は「やまざき」である。

 

 同じくこちらも育成2年目。

 184センチの大型内野手、2002年生まれ19歳の澤野聖悠選手

 育成からの成功事例が多くない我らがイーグルスゆえ、ぜひとも頑張っていただきたい。

 

 

 一方の鎌ヶ谷ファイターズには、スタメンに3人のルーキーが。

 高卒ドラ4ルーキーの細川凌平選手

 我が軍の黒川選手の智辯和歌山の1つ下の後輩である。

 

 ファンクラブに入会し続けるほどのゴリゴリのファイターズファンだったという、社会人経由ドラ6の今川優馬選手

 同じ道産子ルーキー、ドラ1の伊藤投手とともに、早く北海道での活躍を見たいものである。

 

 注目度ナンバーワンは、この大卒ドラ2ルーキーであった。

 「サニブラウンに勝った男(そしてスワローズ並木選手に負けた男)」の触れ込みでお馴染みの、五十幡亮汰選手

 そういうバイアスがかかっているせいか、打席に入る前のルーティーンも俊足感がみなぎっているように見えるではないか……。

 

 その噂の快足をぜひ生で見てみたかったのだが……

 本人もその思いが強すぎたのか、四球で出塁した3回に牽制タッチアウトとなってしまう……。

 プロの牽制の鋭さを学び、スピードスターへの道を駆け上がってもらいたい。

 

 フレッシュな選手たちとは違った意味で大いに注目を集めていたのは、こちらの(シーズンオフの)TVスター

 もはや中堅の年齢、キャリアでありながら、若手と一緒になって人一倍ベンチを盛り上げていた杉谷選手

 こういう元気で騒がしい選手は、見ていてこっちも楽しくなる。

 

 

 平日デイゲームは、お約束の出勤前の時限観戦

 現地で観戦できたのは、泉イーグルス的にはあまり面白いことが起こらなかった3回終了まで。

 その後に生まれた黒川選手の2打席連発などが見られなかったのは残念であった(サヨナラ負けを見ずに済んだとも言えるが……)。

 

 

 こうして、わずかばかりの時間とはいえ、遅ればせながら今季初の公式戦観戦ができた昨日。

 当面は月曜休場としたため、しばらくはこうした出勤前の時限観戦中心となってしまうのは個人的に残念ではあるが、いくら見たくても野球がやっていなかった1年前の今頃のことを思い返せば、現地で生で見られるだけ幸せと、時限観戦を厭わず精力的にあちこち出向きたいと思う。

 

 

 球場では客数制限、当スタジアムは時短営業と、夜の野球観戦に多くの制約がついて回る今日この頃だが、その状況を脱するためには、今はひたすら感染拡大防止策を徹底するのみと腹をくくり、身を小さくしてひたすら耐え忍んでゆく。

 厳しい状況の中、カラ元気でも前向きに日々を過ごしてゆきたい当スタジアムへの皆様のご来場を、引き続き心よりお待ちしております。