我がご贔屓イーグルスの一軍戦を、久々にプレイボールからゲームセットまで楽しんできた、昨日の休場日の話をさせて頂く。
向かった先は、東京湾岸のこの球場。
3月の開幕カード以来となる、ZOZOマリンスタジアム。
目下団子状態のパ2位を争うマリーンズとイーグルスの直接対決の、1勝1敗0.5ゲーム差で迎えた第3戦を観戦にやって来たのである。
スタメンはこちら。
手探りが続く犬鷲打線の2番バッターだが、序盤に点が取れない試合が続いていたためか、この日の平石監督は開幕からずっと4番を打っていた島内選手を起用。
マリーンズの先発は、今季ここまで1勝と苦しんでいる石川投手。
我らがイーグルスの先発は、内容はともかく現状チームの勝ち頭のひとりである福井投手。
『石川VS福井』という、字面だけ見るとルートインBCリーグの試合かのような投げ合いは、ともに今季ここまで防御率5点前後ということで、予告先発の時点からもう荒れた展開になりそうな気がしていたが、その予感は見事に当たる。
初回、福井投手がわずか4球で2点を失い、この3連戦すべてで初回失点……。
鈴木大地選手、レアード選手にホームランを浴びるなど、4回途中5四死球4失点でノックアウトされてしまった福井投手。
ちなみにレアード選手といえば……
ホームランの後のスシ握ってるところを撮ろうとしたら、石川投手に邪魔されて失敗……。
最近は試合終盤にならないとエンジンがかからなかった犬鷲打線だが、この試合では珍しく反撃が早く……
今季初スタメンマスクの4年目22歳の堀内選手が、今季初安打となる2点タイムリーを放つなど、石川投手から6回までに5点を奪い返す、点の取り合いの試合展開となった。
負けるときはあっさりと淡白に敗れるが、勝つときは試合終盤に何かを起こす我らがイーグルス。
その法則が発動したのは、5-5の同点で迎えた7回。
3番浅村選手、4番ウィーラー選手の2者連続ホームランで勝ち越しに成功。
9回にも浅村選手、銀次選手のタイムリーでダメ押しとなる3点を奪ったが、その攻撃中にプロデビューを果たしたルーキーが。
1週間前は鎌ヶ谷でホームランをかっ飛ばしていた立正大出身のドラ7ルーキー小郷裕哉選手が、この日一軍初昇格。
渡辺直人選手の代走で一軍初出場を果たし、浅村選手のタイムリーで『プロ初得点』を記録。一芸を磨いて、ぜひ激戦区の外野手争いに割って入って欲しい。
鴎打線に3ホーマーを浴びたが、失点はそのホームランのみでビッグイニングを作らせず、得意の(?)終盤攻勢で打ち勝ったイーグルス。
結果だけ見ればダブルスコアの大勝だが、現地で見ていてそんな楽な試合ではなかった。
何はともあれ敵地でのマリーンズ3連戦に勝ち越して、貯金1の2位に浮上した我らがイーグルス。
まだ約100試合も残っている現時点で順位の話もあったものではないが、則本投手&岸投手という大黒柱2本を欠いている現状、そして昨季の今頃は既に二桁の借金を抱えて最下位独走中だったことを考えれば、とてもよく頑張っていると言えよう。
ここ最近、強いんだか弱いんだかいまいち判然としない戦いを繰り広げているが、どうかこのまま脱落することなく秋まで、欲を言えば優勝争い、控えめに言ってもCS争いに踏みとどまって欲しいと、一ファンとして切実に願っている。
『桃色行脚』のテーマのひとつとして可能な限り取り組んでいる、『通い慣れた球場の座ったことない席種に座ろう』活動。
3月の『グランドシーサイド・シート』に続き、今季二度目のZOZOマリンでも未踏の新席種に潜入してきたので、その話はまた次回に。
「まだ100試合も残っている」ではなく「もう100試合しか残っていない」と考えてしまうのは、野球の季節は過ぎてしまえばあっという間というのを毎年味わっているから。きっと皆様も同じであろう。
オフに悔いを残さぬよう、行ける試合は現地観戦、行けぬ試合は当スタジアムでと、引き続き皆様のご来場を心よりお待ちしております。