~どちらの仕事がしたいですか?~
例えば、ラーメン屋を開業したいとして、こだわりのラーメンを作る店主になるのか、フランチャイズのラーメン店のオーナーになるのか。どちらを目指すかで仕事の進め方や準備の仕方が変わります。
ポイントは、人を軸にするか、モノ(商品)を軸にするかです。
どちらも正解なので、いい悪いではありません。
最初は、チェーン店で修業し、ノウハウを学びながら自分らしさ(方向性)を見つけ、そこから自分を軸にするという流れもあります。
前者は、自分を前面に出し、後者は商品(仕組み)を前面に出します。
この理屈が分かっていないと、自分らしさが大切なのに仕組みを前面に出したり、仕組みに頼るはずなのに自分を前に出してみたりと、ちぐはぐな進め方になってしまいます。
例えば名刺。人(自分)を売りたい人は持っている資格を小さく、仕事内容(仕組み)を売りたい人は資格を大きく出しますが、逆になっているものもよく見かけます。
また、人を売りにする場合は、お金は後回しになる傾向が強く、モノを売り物にする場合は。お金が前に来る場合が多いようですが、儲けよりも手間暇をかけるか、費用対効果を考えて効率を上げるかです。
それによって仕事の進め方や経費のかけ方が変わりますから、自分のやり方に応じた売上や経費の管理が必要になりますが、自分の想いとお金が一致していないことも良くあります。
特に個人で仕事をしようとすると、ここが一致していないとなかなかうまくいきません。
仕事は出来ても(資格は取得しても)、お客様作りが出来ずに悩んでいる(もしくは仕事を辞める)人も少なくありません。
仕事に限らず、普段の生活の中でも、同じようなことが多々あります。
面白いことに、仕事もプライベートも順調な人は、意図的かどうかは分かりませんが、ここが一致している人が多いです。
一致しているから順調なのか。順調だから一致しているのは分かりませんが、うまくいっていない人は、ここがブレている場合は多いですね。
実は、自分はどちらがしたいのか。それも大切ですが、自分はどちらが合っているか。これも大切です。
好きなものと得意なものは違うということだと思います。
仕事やプライベートで何か物事がうまくいっていないなと思うときは、占いや神頼みもいいと思いますが、想いと行動が一致しているかを確認してみるのもいいと思います。
原因は意外と身近なところにあるかも。
立場の違いを知る
以前、保険代理店をされている方と話をしていた時、人生の様々な出来事には、保険ですべてカバー出来るので…と自信たっぷりに言われたことにとても違和感を覚えました。
すべてカバーできるかどうかは別として、保険だけの場合と保険やその他の手段(商品)を組み合わせた場合と、どちらがお客様にとってベストなものかを考えるほうが大切ではないですかと私の想いを伝えたのですが、その保険代理店の方は「なぜ?でも保険でできるでしょ」と、全く理解してもらえませんでした。
私も以前は保険営業をしていたので、その方の気持ちも少しは理解できるつもりですが、保険という金融商品以外にも様々な金融商品があり、またそれぞれにメリットデメリットがあるので、特定のものを勧めるのではなく、お客様の目的に合わせて組み合わせるということが重要だと思います。
その方に限らないのですが、これまで出会った金融機関の方には、面白いくらいこの考え方が通じない方が多いです。
最初は、なぜ通じないのだろう。どうやったら通じるのだろうと悩み、色々な伝え方をしてみましたが、結果、商品販売が目的の方(それが悪い訳ではありません)には通じないということが分かりました。
レベルが高いとか低いとかではなく、ステージの違いですね。
何を目的にしているかという立場の違いです。
なので、金融機関にお勤めでも、商品販売が目的の仕事に違和感を覚えている方には、「そうですよね」とちゃんと通じます。
それが分かると、付き合い方が楽になりました。通じない人にはどうやっても通じないので、通じる人だけを相手にしようと。
仕事でも人間関係でも、自分の想いが伝わらないことは沢山あります。
伝える技術を磨くというのはもちろん大切ですが、伝わらないこともあることを知ることも大切だと思います。
それはあきらめるという事ではなく、そのうえで、どうすれば目的を達成するかを考えるほうが、結局近道になるという事ですね。
人生、色々な人との出会い(ご縁)があります。自分に合う人も合わない人もいるということを教えるために、そういう出会い(ご縁)があるのだと思います。
人生一生精進です。正面から受け止め、どう対処するかを磨いていくことが大切なのでしょうね。
誰のため?何のため?
世の中には、様々な研修やセミナー、学びの場があります。
私も、サラリーマン時代も含めて、これまでに営業研修や自己啓発等、本当に色々なものに参加させてもらいました。
その後の懇親会や交流会等で、今日はいい話だったとか、色々と気づきがあったという感想もよく聞きます。
また、○○を学んでいます。○○に参加しています。という言葉もよく聞くセリフです。
確かに、私自身もいい話だと思う時も、気づきをもらったことも沢山ありました。
しかし、話をしていると、そこで止まっている(気づいて終わり)人が多い気がして、その先の、気付いたり、学んだりしたことをどう生かすかのほうが大切ではないかと思っています。
○○を学んで(受講して)、自分はどういう気づきがあり、それで自分の何が変わって、その後にこんな変化がありました。というところまで行って初めて受講した効果が出ているのではないかと思います。
せっかく自分の時間とお金(会社負担の場合もありますが)を使って参加しているのに、とても勿体ない気がします。
もちろん、自分の役に立てるために参加されていると思いますし、何かしらの役にたっているとは思います。
しかし、何かに参加することが目的になっていて、そこで学んだことが生かされていない場合が、とても多いと実感しています。
費用対効果がすべてではありませんが、その時間やお金の使い方が、「投資」になるのか「消費」になるのか「浪費」になるのかは、考え方ひとつだと思います。
それぞれが悪い(必要ない)とは思いませんが、「浪費」は「消費」に、「消費」は「投資」になるように、少しポイントを変化させてはいかがでしょうか。
経営者も個人事業主もサラリーマンや主婦の方等、立場は関係なく、参加、受講される場合は、参加することが目的ではなく、誰のため、何のために参加しているのか、また参加することで今後にどんな変化があるのか等を考えながら参加すると、きっと結果は変わってくると思いますよ。