楽に○○できる?
楽して儲かる。楽して痩せる。楽して健康になる。楽して○○…いい響きですね。
この魔法のような「楽して○○」ですが、現実問題として楽をして出来ることはそれほどありません。
資格さえ取れば、これさえ飲めば、これさえ学べばという「○○さえ」も同じですね。
昨年の暮れも宝くじ売り場に長い行列が出来ていましたが、外れる人のほうが圧倒的に多い訳ですから、宝くじも決して楽にお金が手に入る訳ではありません。
当たらないとは思っていても、買わないと当たらないという魔法の言葉で並んでしまうのかもしれません。
どうすれば儲かるのか?どうすれば痩せるのか?どうすれば健康になるのかを考えれば、楽をして出来るのは難しいことだと分かるはずです。
ただ、それを分かっていたとしても、なぜか出来そうな気がするからCMのキャッチコピーってすごいなと改めて思います。
人間は煩悩の塊ですから、いかに楽をするかは永遠のテーマかもしれませんね。
昨年問題になった老後2000万円問題。その後資産運用を始めた人も増えたようですが、運用さえしてればいい訳ではなく、また楽をして増える訳でもありません。
2000万円という数字が独り歩きしている感じはありますが、老後までに2000万円貯めればいい訳ではありませんし、2000万円で足りる訳でもありません。
なぜ運用が必要なのか、なぜ増えるのか。そもそも我が家はいくら必要なのかということが分からないと、CMのキャッチコピーに惑わされ、目的や手段が間違ってしまいます。
ただ、楽をすることが悪い訳ではなく、効率を上げるかという「楽」は全然大丈夫です。
目的が明確になっていないのに手段だけ選んではダメだということです。
なぜお金が必要なのか。なぜ痩せなければいけないのか。なぜ健康でなければならないのか。楽にするための目的を明確にすることが大切です。
「楽に」「さえ」「簡単に」という魔法の言葉に惑わされないように、自分らしい活き方=目的を見つけ、効率を上げるための楽を身につけていきましょう。
〜本当のやりたい事って?〜
今年もホノルルマラソンを走ってきました。
50の手習いで始めたフルマラソンも今年で7年目になり、加齢による衰えを補うために、毎年色々なことをしていますが、今年9月のマネバラフェアに出店されていた「コンディショニングスタジオ コア×コア」さんのブースで何気に体験させてもらったのがきっかけに、これまでも気になっていた体幹トレーニングを始めてみました。
これが自分には合っていたのか、2ヶ月間という短い時間のトレーニングでしたが、マラソンをするようになって、距離に関係なく初めて走りながら楽しいと思えました。
今までは一生懸命腕を振って足を動かしていたものが、今年は力まずに自然と足が前に出る感覚で、ある意味力みなく坦々と走れる感覚で、持ちよく走ることができたのです。
目標とするタイムには届きませんでしたが、タイムよりも楽しく走れた事のほうが嬉しさが上回っていて、ゴールした後に思わず楽しかったって呟いていました。
タイム云々ではなく、気持ちよく走りたかったことに気がついた瞬間でした。
実は体幹トレーニングを始めるにあたり、トレーナーから何がしたいですか?どうなりたいですか?と目的を聞かれ、ずっとフルマラソンを歩かずに完走したいと思っていたのに、何故かその時はフルマラソンを楽に走れるようになりたいと答えていました。
今思えば楽に走れば当然歩かずに完走出来るという思惑だったのだと思いますが、なんだかんだ言ってもタイムを縮めることが目的になっていたんだと思います。
タイムを求めている人。完走することを目的にする人。仮装や写真を撮りながら楽しんで走る人。競技ではないので楽しみ方は人それぞれですから、どれが正解というのはないんですよね。
そもそも走るのは苦手で、走った後にビールが飲みたいだけのなんちゃってランナーですから、タイム云々は目安にこそなれ目的ではなかったはずなのに一丁前にタイムを縮めることだけを考えていたみたいです。
自分の事ってなかなか分かりませんね。
何事もそうですが、頭で考える目的ではなく、心で考える本当に自分がやりたい事を見つける事が大切なのかもしれません。
と言っても口で言うほど簡単なことではありませんが、目的が違えば手段が変わってきますから、うまくいかない時は、本当にやりたい事を考えてみると答えが見つかるかもしれません。
今までは、辛いランの後の打ち上げだけを楽しみにしていましたが、今後は打ち上げの優先順位が一番なのは変わりませんが、走ることそのものを楽しむことが出来そうです。
毎年のお約束ですが、最終日にお土産を買いに行った時、定員さんに普通にAre you Loco?と聞かれました。
毎年必ず地元民と間違われるハプニングは今年続くのでした。
お金の不安ってなに?
以前お客さんの紹介でお話をさせてもらった時に、将来のことは分からないので、とりあえず今のお金の不安を無くしたいと言われた方がおられました。
お金の不安といっても、現在の収支がマイナスなのか、プラスだとしても自転車操業なのか、貯蓄はあるけど少ないのか、ある程度貯蓄があってもいくらあれば足りるのかが分からないからなのか。等の様々なパターンがあり、その内容次第で対応は全く変わってきます。
そのため私達の相談は現状分析から始めるのですが、話しを進めていくと、よく分からないが将来が不安だからとりあえず運用をしてみたいけど、どうすれば安全に短期間で増やすことが出来るかを知りたいということでした。
残念ながらそんな打ち出の小槌のようなものはないのですが、どうも一攫千金的なものが運用だと思っている人が多いと感じています。
紹介してくださったお客さんは10年以上の運用経験がある方ですが、その時間ではなく、実績だけをみて話しを聞きたいと思ったようです。
冷静に考えれば、短期間で安全に増やすことが出来るものがないのは分かると思いますが、何故かお金の話しになると、そういうものが自分の知らないところにはあるのではと思ってしまうのです。
その心理を詐欺師がついてくるのです。貴方だけとか元本保証ですよとか言って。
運用に興味を持ってもらうことはいいことだと思いますが、気をつけなければならないのは、運用は手段であって目的ではないということです。
つまり、運用をすれば不安が無くなる訳ではないということを知っておきましょう。
何時、何のために、いくら足りなのか。まずはここを知る。そしてそれを対処する方法を選ぶということになります。
漠然とした不安ほど厄介なものはありません。不安の原因が分からず対処方法が見つからないため取りあえずお金を増やして何とかしようと思います。
将来やお金の不安は人それぞれです。周りやネットの情報に惑わされず、自分自身の不安の原因を見つけ、それに合った手段を考えることが大切です。
当たり前ですがお金は使えば無くなります。お金があれば不安が無くなる訳ではないことも知っておきましょう。