こんにちは、ななみです
本日もブログにお越しいただきありがとうございます
最近あまり調子がよくないんだけど…ずっとベッドで寝てるのもよくないような気がして…
ななみのわかりやすい解離のおはなし の続きを書こうと思います。(過去の記事はこちら)
少しだけ前回の復習をしようと思います
もう前のブログは読んじゃってるから本題に早く移りたいよ〜って方は こちら へ。
前回のブログでは 人はなぜ解離を起こすのか ということについてお話ししました。
解離は基本的に、大きなストレスにさらされ、しかもそのストレスを外に出せる環境がなく、一人で抱えなければならなかったときに起こるもの です。
解離性障害を抱える方の多くには、幼少期のトラウマやつらい経験などがあります。
でも、解離という現象そのものが、ストレスを自分から切り離してしまう、ということであるために、 自分で自分が抱えているストレスの大きさに気づけないことが多いのです。
そこで今日は、自分は解離性障害かな?と思っている方のために、解離性障害になるとどんな兆候がみられるようになるのか、についてお話ししたいと思います。
※解離性障害の中でも、離人症状や昏迷、健忘はわりと判別のつきやすいものですので、今回は解離性同一性障害と内在性解離をメインにお話しします
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◇ 本日のトピック ◇
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⚫︎ 身体に現れる解離性障害のサイン
一言で言うと、理由のつかないどんな身体の不調も解離性障害のサインになりえます。
感覚の麻痺、けいれん、めまい、フラフラ感 や 手足の脱力 から、
腹痛、頭痛、神経痛、筋肉痛などの痛み、胸の苦しさ…などです。
解離性障害と 慢性疲労症候群(CFS) や 線維筋痛症 などとの関係も指摘されています。
特に、解離性同一性障害の方が人格交代する時、頭痛 はよくある症状のひとつです。
頭痛についてはあとでもう少し詳しく取り上げますね。
その他の身体症状について、詳しくは こちら も参考になさってくださいね
⚫︎ 解離性同一性障害のサイン
解離性同一性障害の方は、自分が解離していることに気づけないことがあります。「自分の中にはいろいろな自分がいる」という感覚が幼いころから当たり前のように染みついてしまっているので、それが障害であるとはとても思えないのです。
「いろんな自分がいるという感覚」というのは必ずしも「たくさんの人格たちがいることに気づいている」というわけではなく、「自分にはいろいろな一面があるんだ」と認識しているだけだったりもします。その場合、自分はちょっと変わった人なんだろうな、くらいにしか思っていないこともあります。
日常生活が問題なく送れているならば、わたしはそれを治療が必要な 解離性同一性障害 という病気に仕立て上げる必要はないと思っています。
それでも以下のようなサインが出てきた場合は、解離性同一性障害の可能性が高いかもしれません。
• 過去に うつ病、パニック障害、PTSD、双極性障害、統合失調症などと診断された
• 記憶が途切れる
• どうしても思い出せない過去の記憶がある
• 自分の身に覚えのないメールのやり取りがあったり、買った覚えのない物が家にある
• 見覚えのない傷や怪我がよくある、自傷行為の跡がある
• 忘れるはずのないことを時々忘れてしまう(自分の住所や電話番号など)
• 別人のようになっていたよ、と言われるが記憶にない
• 今まで何をしていたのか、急にわからなくなることがある
• 自分に話しかけてくる声がする
• ぼーっとしていて一日が過ぎていってしまうことがある
• 時間の感覚が、長いのか、短いのか、よくわからなくなる(1ヶ月が1年のように感じられたり、1日があっという間にすぎていくように感じたりする)
• よく知っているはずの場所で迷う
• 好き嫌いや性格が統一しない
• 自分という存在がよくわからなくなり、ひどく思い悩む
⚫︎ 内在性解離のサイン
解離性同一性障害のように記憶を失ったり、人格交代がそこまで顕著ではなくても、以下のようなサインが見られたら内在性解離の可能性が高いかもしれません。
• 過去に うつ病、パニック障害、PTSD、双極性障害、統合失調症などと診断された
• 記憶がぼやっとしている
• どうしても思い出せない過去の記憶がある
• その場とは関係のない悲しみや怒り、不安などが湧いてきてしまう
• 頭の中で自問自答したり脳内会議ができる
• 自分を後ろから眺めているような感覚がある
• 優柔不断
• 0か100、白か黒、といった偏った思考パターンに陥りがち
• 「なぜあの時あんなことをしたのだろう」と自分の言動が理解できないことがある
• 自分の中に自分とは別の存在がいる感じがする
• 自分に話しかけてくる声がする
• スイッチの切り替わりがある(仕事モード、休みモード、など)
• 好き嫌いや性格が統一しない
• 接する相手によって自分がコロコロ変ってしまう
• 自分という存在がよくわからなくなり、ひどく思い悩む
※解離性同一性障害と内在性解離は、はっきりと区別できるものではないので、両方の症状を持っているという方もたくさんいらっしゃると思います。解離の程度や症状は人によってさまざまですので、詳しい診断はお医者様にしていただくのがよいかと思います。
もっと突っ込んで言うと、診断よりも大事なのはどうやって生きづらさを改善するか、どうやって日常生活をスムーズにしていくか、ということです。病名をつけてもらえると安心する、という方もいらっしゃるとは思いますが、あまり診断名に固執しすぎない方がよいと思いますよ(←ななみの経験上)。
⚫︎ わたしの場合
わたしの場合は、今思い返せば…っていう感じだけど…
小さな頃の記憶はあまりありませんでした。いじめられたこともあるんだけどその時の詳しいことも普段は思い出せなくて。記憶がなかったので、自分は幸せな子供時代を送ってきたんだ、ってつい最近まで思ってました。
(ななみが解離性障害になった原因についてはこちらを見てね)
でも、10代の後半ごろから対人恐怖がひどくなって、鬱、双極性障害、パニック障害になっちゃって、リストカットや自殺未遂とかもしちゃって大変だったの
どうしようもなくなってカウンセリングを受けるようになって、思い出した記憶とかを日記に書いてるうちに、だんだん自分じゃない子たちの存在が見えはじめて…
それで先生に「解離してるね」って言われて、解離性障害が判明した感じです。
でもね、今思ってみればだけど、昔から、
「ななみはいろんな一面をもってるよね〜
しっかりしてると思ったら急にドジするし、
時々スイッチが入ったように何かに没頭したりして、
周りが全然見えなくなっちゃったりもするよね〜」
ってよく友達に言われてたなぁ〜。
あとは、よく、
「ななみの好きな色はなんなの?」
って好みを聞かれたりして
「う〜ん、今日のわたしはねぇ、緑」
「今日は、青かなぁ〜」
ってな感じで、その日によって回答が変わっちゃったり、
「好きな音楽はなんなの?」
って聞かれて、
(今日のわたしはその質問担当じゃないんだよなぁ〜)
って心の中で思ったりしてたんだよね…
あと時々すっごい甘えられる人の前では、ちっちゃい子供みたいに振る舞っちゃうことがあって、
なんであんなにようちなことしちゃったんだろってあとでわけわかんなくなってた。
レストランにいって注文する時も何が食べたいかわかんなくて、これを選んだらこうだし、あれを選んだらこうだし…ってさんざん悩んじゃって決められなくて、
迷いに迷って決めたのに
「あー、やっぱし今日はこの気分じゃなかったよな…」
ってなっちゃったりね…
今思えばいろんな人格ちゃんたちが中であーでもないこーでもないって騒いでたんだと思う。
そして解離がひどくなってきた時によくあった、頭痛。
その頭痛っていうのが今までに経験したことのないようなひっどい頭痛だったの。
なんていうかわたしの場合は、脳の特定の場所が急に動き出して、中から膨れ出す、みたいな感じ?中からぐわーって押される感じ、だったんだ…
最近少しマシになってきたけど、その痛みは本当につらかったというか…中から膨張してくるかんじだからどうしようもなくって、わぁぁぁぁってなっちゃって、すっごく気持ち悪かった
でもね、今は、少しずつだけど解離してる自分を受け入れられるようになってきて、怖い気持ちはなくなってきたよ。
ただ、自分の中がぐちゃぐちゃになっちゃってつらいことはあるけどね…
もしあなたが解離性同一性障害や内在性解離を抱えているとしても、心配しすぎないでね
あなたの中にある感情や人格さんたちはみんな、意味があって存在しているし、基本的にあなたを守るために生まれたものだから、
話せばわかりあえるし、味方になってくれる人たちだし、家族みたいに助け合って生きていけるようになるからね
心配しすぎないでね
いっしょに前を向いて生きていこう
今日は、解離性障害のいろいろな兆候についてのお話でした。
次回は、解離してるのに、なぜフラッシュバック?〜解離性障害とPTSDの関係性〜 というお話をさせていただきたいと思います
最後までお読みいただきありがとうございました
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▽ わかりやすい解離のおはなし ▽
• 解離のさまざまな症状
解離についてできるだけわかりやすく説明しています
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