文士と姦通
川西 政明/集英社新書

【燎原の火(りょうげんのひ)115p/9】
燃えひろがって野原を焼く火。
勢いが盛んで防ぎ止められないもののたとえにいう。

【ボルシェビキ(ロシア・Bol'sheviki)115p/11
《多数派の意。「ボルシェビキ」とも》一九〇三年にロシア社会民主労働党が二派に分裂したとき、レーニンの率いた左翼の多数派。ソ連共産党の前身。→メンシェビキ

【メンシェビキ(ロシア・Men'sheviki)】
《少数派の意》ロシア社会民主労働党の右派。マルトフ・プレハーノフらに率いられ、一九〇三年の第二回党大会でレーニンらのボリシェビキと対立、決別した。ブルジョワ民主主義革命を主張し、十月革命後は反革命側に立った。→ボリシェビキ


文士と姦通
川西 政明/集英社新書

【嗤笑(ししょう・しせう)41p/14】
[名](スル)あざけり笑うこと。嘲笑(ちようしよう)。
「此言を聞く者、咸(みな)予を―して以て狂と為し」〈露伴・運命〉

【硯屏(けんびょう)48p/2】
硯(すずり)のそばに立てて、ちりやほこりなどを防ぐ
小さな衝立(ついたて)。

【喪家の狗(そうかのいぬ)77p/25】
《「孔子家語」困誓から》
不幸のあった家で、家人が悲しみのあまりえさをやるのを忘れ、
元気のなくなった犬。
転じて、ひどくやつれて元気のない人。
一説に、宿なしになった犬の意とも。



文士と姦通
川西 政明/集英社新書

【袖手傍観(しゅうしゅぼうかん)38p/12】
[名](スル)ある事態を目にしながら、
成り行きに任せて眺めていること。拱手(きようしゆ)傍観。

【悪鬼羅刹(あくきらせつ)40p/7】
【悪鬼】
1 たたりをする恐ろしい妖怪。
2 仏法に敵対する心の邪悪な鬼神。
【羅刹】
《梵rkasaの音写。速疾鬼・可畏と訳す》
大力で足が速く、人を食うといわれる悪鬼。
のちに仏教に入り、守護神とされた。

【徒心(あだごころ)20p/4】
移りやすい心。浮気心。あだしごころ。
「深き心も知らで、―つきなば」〈竹取〉
博士の愛した数式
小川 洋子


【階乗(かいじょう10p/11)】
1からnまでの自然数の積。n!で表す。
*3の階乗は3!で1×2×3=6

※易しい文章で、調べる必要などない言葉ばかりだった。
そういう意味でも「優しい言葉」がたくさん並んでいる。

ダ・ヴィンチ・コード (上)

ダン・ブラウン, 越前 敏弥
ダ・ヴィンチ・コード (下)
ダン・ブラウン, 越前 敏弥


【凋落(ちょうらく)下巻259p/27】
[名](スル)
1 花や葉がしぼんで落ちること。「―の秋」
2 おちぶれること。落魄。「一家が―する」
3 容色などが衰えること。
「鏡の中には、もう―し尽くした女が映っていた」〈藤村・家〉
4 人間が衰えて死ぬこと。
「朋友また―し尽きて、孑然(けつぜん)一身となり」〈中村訳・西国立志編〉

【奸智(かんち)下巻270p/23】
悪いことを考えだす知恵。悪知恵。
「―にたけた人」

【穿鑿(せんさく)下巻286p/5】
[名](スル)《古くは「せんざく」とも》
1 穴をうがち掘ること。
2 細かなところまで根ほり葉ほりたずねること。また、むやみに憶測してとやかく言うこと。
「他人の私生活をあれこれと―する」「―家」
3 綿密にどこまでも調査すること。
「なぜ好きだか、いやだかと―してみると」〈鴎外・阿部一族〉
4 事の次第。なりゆき。
「合点のいくいかぬはそっちの―」〈浄・忠臣蔵〉

ダ・ヴィンチ・コード (上)
ダン・ブラウン, 越前 敏弥
ダ・ヴィンチ・コード (下)
ダン・ブラウン, 越前 敏弥

【象嵌(ぞうがん)下巻191p/6】
[名](スル)
1 工芸品の装飾技法の一。金属・陶磁・木材などの表面に模様を彫り、
そのくぼみに金・銀・貝など他の材料をはめ込むもの。
2 印刷で、鉛版などの修正箇所を切り取り、別の活字などをはめ込んで訂正すること。
「新版で一行そっくり―する」
3 布や紙に金泥(きんでい)や銀泥で描いた絵。泥絵(でいえ)。
また、模様を色糸や金泥などで細く縁どりしたもの。

【頌徳(しょうとく)下巻221p/25】
徳をたたえること。「―碑」

【壁龕(へきがん)下巻225p/2】
西洋建築で、厚みのある壁をえぐって作ったくぼみ部分。
彫像や花瓶などを置く。

【見つからなかった言葉】
御業(上巻41p/2)

ホスチア(上巻58p/6)

日本の異端文学
川村 湊/集英社新書


【剔抉(てっけつ)182p/12】
[名](スル)えぐりだすこと。特に、欠点や悪事を、あばきだすこと。
「汚職事件を―する」
「ここの矛盾を駿介は―したい欲望を感じたが」〈島木健作・続生活の探求〉

【偏頗(へんぱ)194p/4】
[名・形動]《「へんば」とも》かたよっていて不公平なこと。
また、そのさま。
「少し―な僻論であると私には思われた」〈寅彦・自由画稿〉

日本の異端文学
川村 湊/集英社新書


【典雅(てんが)170p/11】
[形動][ナリ]正しくととのっていて上品なさま。
「―な舞」

【嚆矢(こうし)174p/1】
1 《「嚆」は叫び呼ぶ意》かぶら矢。
2 《昔、中国で戦いを始めるとき、敵陣に向かって
(1 )を射たところから》物事のはじまり。
最初。「二葉亭の『浮雲』をもって日本近代小説の―とする」

【蹉跌(さてつ)182p/8】
[名](スル)《つまずく意から》物事がうまく進まず、しくじること。
挫折。失敗。
「計画に―をきたす」「事業が―する」

日本の異端文学
川村 湊/集英社新書


【曲尽(きょくじん)142p4】
[名](スル)ことこまかに事情を説きつくすこと。

【デモーニッシュ(ドイツ)(dmonisch)143p/7】
[形動]鬼神に取りつかれたようなさま。超自然的な力が感じられるさま。
悪魔的。

「―で刺激的な画風」

【わ印(わじるし)170p/1】
《「わ」は「わらい本」「わらい絵」の頭の文字》春本。また、春画。

日本の異端文学
川村 湊/集英社新書


【トーテミズム(totemism)139p/2】
社会を構成する各血縁集団が、トーテムとの間に特別な関係があるとする
信仰や制度。
各集団はトーテムの名で呼ばれ、それぞれトーテムとの結びつきを
物語る神話や儀礼をもち、その採集や捕食などの禁忌をもつことが多い。
また、外婚の単位ともなる。

【衒う(てらう)140p/1】
自分の学識・才能・行為などを誇って、
言葉や行動にちらつかせる。ひけらかす。
「才を―・う」「奇を―・う」

【遷幸(せんこう)140p/10】
[名](スル)
1 天皇が都を他の地に移すこと。遷都。また、新しい都へ天皇が移ること。
2 天皇・上皇が他の場所に移ること。遷御。

【還幸(かんこう)140p/11】
[名](スル)
1 天皇が出先から帰ること。還御(かんぎよ)。
2 神が神幸先から帰ること。