こんにちは、リブラです。

今回は、アレイスター・クロウリーの1室(本人のハウス)の解説です。

 

https://www.astrotheme.com/

このサイトの「celebrty search」欄に「Aleister・Crowley」で検索をすると、アレイスター・クロウリーのホロスコープを見ることができます。

 

アレイスター・クロウリーは、トートタロットの考案者なのでタロット愛好家の中では有名です。奇人変人キャラクターを自ら演出しているようなところもあるので、映画やアニメや音楽の世界で彼の名前やキャラクターが使われることもしばしばあるようです。(クロウリーのアセンダントはしし座で、1室にはしし座天王星があります。ユニークな個性や突飛な行動を前面に出して、大衆をびっくりさせるのを喜ぶような人だったと思います)

 

クロウリーは自分のことを魔術師と捉えていたようです。神秘学の探求にしても、ヒマラヤ山脈の登頂にしても、彼の人生にしても、MCおひつじ座らしいチャレンジが際立っています。

ゴールデン・ドーン「黄金の夜明け団」という秘密結社に所属する彼の著書は非常に難解で、読むというより解読に近く、判読すら難しい感じです。

マニアックで探究熱心な一面は、ライフパスNo7だからかもしれません。

 

しかし、クロウリーがおひつじ座に持っている天体はMC付近のキローンなのです。

おひつじ座的チャレンジに苦手意識を持ちながらも、それを克服するように唯一無二の個性際立つ金毛羊の人生を貫いたのかなと思います。

 

クロウリーの考案したトートタロットは、クロウリーが実際に知恵の神トート(ヘルメス)にチャネリングして降ろした情報をタロットカードにしたものです。

だからかもしれませんが、トートタロットに初めて触れるときは、まるで運命の人と出会ったような感動を覚えます。

 

わたしも15年ほど前、「魔術師のトートタロット」の著者レオン・サリラ先生に初めてトートタロットで鑑定を受けたその日に、ぜひ、トートを学びたいと講座を申し込んだものでした。

 

「直感のタロット」の著者マンガラ・ビルソンさんも、オショーのアシュラムを覚醒を終えて出た直後、まるで恋に落ちたかのように夢中になったのがトートタロットで、彼女はその後世界的にタロットや数秘の教師として活躍することになりました。

 

トートタロットはクロウリーの集大成的な仕事で、カードが出版されたのは彼の死後の1969年のことです。

クロウリーを知るための一番手がかりは、トートタロットではないかとわたしは思います。

 

トートタロットは絵札が醸し出すエネルギーが情報になっているので、絵の意味を暗記したところであまり役にたちません。

直感を頼りに読んで、思考はそれを言語化するためのツールとして使うとちょうどいい感じです。

 

わたしが占い師デビューをして、イベント参加をしていた頃の相棒は、いつもトートタロットでした。

起業当初の不安なときも、ずっとわたしの心に寄り添い、チャレンジのアドバイスをしてくれたのもトートでした。

おひつじ座キローン的な「聖なる衝動(欲望)を原動力にして進め!」という、ハッパをかける感じのヒーラーをトートタロットに感じました。

 

今回、クロウリーのホロスコープを改めて見ると、彼のてんびん座太陽と金星はわたしの太陽にコンジャンクション(合)で、彼のみずがめ座土星もわたしの土星にコンジャンクションで、彼のさそり座木星はわたしの金星と、彼のさそり座水星はわたしの海王星とコンジャンクション、彼のおひつじ座ドラゴンヘッドはわたしの木星とコンジャンクション。

 

こんなピッタリな一致を確認して、トートタロットに出会った瞬間、一目惚れしてしまった理由がわかったような気がしました。

クロウリーについてはこの後ホロスコープリーディングをしながらじっくり語っていきたいと思います。

 

 

トートタロット0番のフールです。

牛の顔のお面を被ってはしゃいでいるフールのハートにつながる輪は、一番近くにヘルメスの杖があります。この輪は叡智によって知ることができる精神世界。

次の輪は葡萄の房やギッシリ詰まったコインの袋と噛みつく虎は、豊かさに高揚し襲いかかる敵に恐怖する人間の意識界(思考・感情)。

最後の輪が象徴するのは、死の沼のワニが底辺にいる物質世界。

これらの輪の外にフールの手足ははみ出しています。まるで「この三世界を創ったのは、わたしだ!」というように。

トートが表す0番は、遊び心いっぱいの子どものような創造主の姿です。ゼロはすべてのはじまりです。

フールを「愚か者」だと思う人は、0番の価値がわからないまま、意識界の喜怒哀楽・物質世界の制限に翻弄されて終わってしまうでしょう。

このカードを見ていると創造主に「Fool」というお面をつけさせたクロウリーのシニカルなユーモアを感じます。

 

次回は「悟りをひらくと~」の解説の続きを、次々回は「閃めく経絡」の解説の続きを、その後にアレイスタークロウリーのホロスコープリーディングを予定しています。

 

わたしのサロン、リブラライブラリーではあなたの心のしくみをホロスコープで解説し、心の制限、葛藤が引き寄せる現実問題にセルフヘルプで立ち向かえるようサポートします。

 

詳しくはこちら をご覧ください。

 

新メニュー(月の欲求・土星の制限の観念書き換えワーク、

キローンの苦手意識を強味に変えるワーク)が加わりました。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。