天気:晴れ
フランスには様々な
"初めて"なものがありますが、
映画もその一つ。
今や映画はアメリカが
圧倒的に大きな勢力を持っていますが、
20世紀の頭から
世界の映画界を
牽引してきたのは
フランスと言っても
過言ではありません。
また、フランス映画は
1950~60年代の
ヌーベルバーグ(※)でも有名です。
※ザックリ言うと、
それまでの商業映画の価値観に縛られない、
自由な発想による映画製作の動き
ヌーヴェル(新しい)、バーグ(波)
フランソワ・トリュフォー、
ジャン・リュック・ゴダール
の作品は、
当時、世界中の映画関係者に
衝撃を与えただけではなく、
今なお、
初めて見る人にとっても、
衝撃的で、かつ新しい
映画であり続けています。
そして、そんな彼らが
若き日に通い詰め、
ヌーベルバーグが生まれる
きっかけとなった場所が
シネマテーク・フランセーズです。
ここは、映画遺産の
保存を目的に設立された
文化施設。
映画の保存、修復のほかに
古い映画の上映、
歴代監督、俳優の
回顧展などが催されています。
中に入ると、
特集の映画を上映するホール、
そして貴重な映画創成期の
カメラや衣装などを
展示するミュージアムなどが
あります。
ミュージアムには、貴重なカメラがたくさん! 入館料5ユーロ
これは映画創成期の貴重な映写機
こ、これは!! 世界記憶遺産に登録されている、フリッツ・ラングの「メトロポリス」で登場したアンドロイドではないですか!!(本物!) 感動!!
これはヒッチコックの代表作「サイコ」で使用した、お母さんのミイラ! あの映画のあれがここに! 感動!
チャップリンの「モダンタイムズ」の歯車!
ほかにも、
「風と共に去りぬ」で
ヴィヴィアン・リーが着ていた衣装など
かなり貴重なコレクションが
展示されています。
そして、何より驚いたのが
廊下に飾られていた
これ!
なぜーーー、
と思いましたが、
ちょっと嬉しい!
日本で上映したときのものを
ここに展示しているのでしょうか。
(1960年の映画なので、50年以上前のもの!)
映画ファンには
オススメのスポットです!