ご訪問くださいまして、

有り難うございます。

 

れっつごうです(^^)

 

アドラー心理学や、1on1、

任せるリーダー論などで有名な、

心理カウンセラー

小倉広さんの新刊、

 

コーチングよりも大切な カウンセリングの技術


 

の中で、

私が特に有益だと感じたところを、

紹介・解説しています(^^)

 

今回で最終回です(^^;

 

前回までに、

「カウンセリング型コミュニケーションのステップ」

 

 

1,壁になる

 

2,エピソードを聞く

 

3,(感情に)共感する

 

4,(信念・価値観に)共感する

 

(5,解決を提案する)

 

 

の、1~3を紹介させていただきました。

 

今回は、

 

4,(信念・価値観に)共感する

(5,解決を提案する)

 

のところを、

紹介・解説させていただきますね。

 

前回の復習ですが、

共感とは、もちろん、

感情に共感するのが基本です。

 

 

(中略)

 

「あなたは

イラッとしたのでは

ないですか。

悔しい残念な気持ちも

ありますでしょうか」

(相手の感情レベル)。

 

そして、

相手にそれで

合っているかどうかを

話してもらう。

 

違えば

訂正してもらう。

 

次に今度は

こちらの感情を伝え、

対等にリスクテイクします。

 

「私も、

話を伺っているうちに

なんだかイラっとしてきました」

(自分の感情レベル)

 

 

このように、

まずは、相手の感情に共感して、

(場合によっては)

自分に湧いてきた感情も伝える。

 

そのあとに、

信念・価値観に触れるというのです。

 

 

感情レベルの

共感ができると

人の心と脳がゆるみます。

 

ゆるんだ後に、

多少分析的になりますが、

感情を引き起こした

原因にあたる

信念・価値観を推測して伝え、

それを否定せず

受容・共感するのです。

 

「もしかしたらあなたは

『指摘されたら、

すぐに間違いを

正さなければならない』

という

信念・価値観を

お持ちではないでしょうか」

(相手の信念・価値観レベル)

 

 

ここまでくるのには、

上司の場合には、

部下との一定以上のコミュニケーション量、

 

カウンセラーの場合には、

クライアントとの一定数以上の

カウンセリングの回数が

必要になってくるとは思いますが、

 

相手が自分の認知の歪みに

気づくことができれば、

その後の心の癒しに、

大いにつながると思います(^^)

 

これは、いわゆる、

「認知(行動)療法」

の元になっている考え方ですね。

 

「認知(行動)療法」

とは、現在、

うつ病やパニック障害などの治療に

最も多く使われているといわれ、

心理療法の中で、唯一、

効果が厚生労働省から正式に認められ、

保険診察適用になっているという、

とても優れた、パワフルな療法です。

 

 

私たちの

行動、感情、身体反応を

決めるのは

外部のできごとではなく、

認知すなわち

信念・価値観である、

という理論であり

心理療法です。

 

できごとを

変えようとするのではなく、

認知、信念、価値観を

ゆるめていく、

すると、

症状が穏やかになっていく

という療法です。

 

上司が部下の

信念・価値観に

そっと触れることで

この認知療法に

近い効果が期待され、

それにより

部下の自己一致も促され、

全人格的な成長にもつながる、

と私は思います。

 

 

できごとを変えるのではなく、

その捉え方を変える。

 

この

「認知(行動)療法」

の元になっている考え方で、

 

アルバート・エリス博士の

「ABCD理論」(論理療法)

が紹介されています。

 

これ、とても有益な

理論だと思います(^^)

 

アルファベットのABCDは、

それぞれ、

 

Activating Event(できごと)

Belief(信念・思い込み)

Consequence(結果)

Dispute(反駁)

 

という意味です。

 

 

この理論は、

私たちの行動や感情、

身体反応

(怒り、悲しみ、落ち込み、

不眠症など)

といった結果が起きるのは、

外部からの刺激

(叱られた、失敗した、など)

からではなく、

その人独自の

信念や思い込み、認知

(本書では信念、

価値観と呼びます)

により起きる、

 

という考え方です。

 

なお、

反駁とは

「それは本当に起きるか?」

などと自問自答することであり、

それにより

硬直化した

イラショナル・ビリーフを、

修正することです。

 

 

少し具体例を出しますね。

 

たとえば、

Tさんがメールを出したのに、

Kさんから返事がなかったとします(^^;

 

Tさんは非常に不安になります。

 

「どうしよう!私、嫌われているに違いない」

 

Tさんは、その日、

仕事に集中することができません。

 

「私が何をしたっていうの?」

「何か、Kさんの気に障ることをしたのだろうか」

 

そんな考えが、

頭の中をぐるぐる回転して、

パニックになり、落ち込んでしまいました・・・

 

この場合の、

Belief(ビリーフ)

すなわち、

信念・思い込みは何でしょうか。

 

「人には好かれなければならない」

 

言いかえると、

「人に嫌われるべきではない」

 

ですね(^^;

 

「人に嫌われたら終わりだ」

「もうそこではやっていけない・・・」

というような極端な考え方。

 

これが、

非合理的ビリーフ、

いわゆる、

「~べき」

「~ねばならない」

思考です。

 

非合理的ビリーフは、

多くの場合、

幼少期の体験

(たとえば、この場合は親の不機嫌など)

によって、無意識に

インストールされています。

 

たしかに、

幼少期は、親に拒否されると

生きていけませんし、

親を不機嫌にすること自体が、

(子どもは親のことが大好きですから)

子どもにとって、とてもつらいことなので、

このようなビリーフ、信念を持ってしまうのは、

無理はありません。

 

(もちろん、多くの場合は、

親に悪気はありません・・・)

 

しかし、

大人になった今では、

「人に嫌われるべきではない」

という非合理的ビリーフに

縛られる必要はないわけです。

 

冷静に捉えれば、

Kさんは、Tさんが嫌いだから

返信をしなかっとは限らないし、

仮に、嫌いだからだとしても、

それでTさんがパニックになるほど、

落ち込むことはないですよね。

 

自分では、

なかなか自覚できないので、

上司やカウンセラーとの対話で、

それに気づいて、

 

「~べきではない」

という非合理的ビリーフを、

 

「~に越したことはない」

というくらいの、

合理的ビリーフに

修正できるといいですね(^^;

 

この本には、

代表的な非合理的ビリーフの例、

たとえば、

 

「二分割思考」

「過度の一般化」

「選択的抽出」

「マイナス化思考」

「心の読み過ぎ」

「先読みの誤り」

「拡大解釈」

「過小評価」

「情緒的理由づけ」

「すべき思考」

「レッテル貼り」

「自己関連づけ」

 

が図表で解説されていたり、

 

アーロン・ベック博士が提唱した、

認知の歪みを修正する手法、

 

「7コラム法」

 

も図表で紹介されています。

 

7コラム法は、

私、実際に書き込んで、

自分でワークをやってみた経験がありますが、

自分の自動思考に気づき、

修正することができて、

とても有益でした(^^)

 

(ただ、独力でやるのは、

けっこうしんどいので、

できれば、カウンセラーやファシリテーターと

一緒に取り組むことをおすすめします(^^;)

 

ちなみに、

非合理的ビリーフ(認知の歪み)を、

合理的ビリーフに書き換えるためには、

 

私の師匠、

野口嘉則さんの隠れた(?)名著、

 

幸せ成功力を日増しに高めるEQノート

 

 

がとても役立ちます!

 

本書を読んで、

実際にご自分で書き込んでいかれると、

非合理的ビリーフ(=心のブレーキ)

を書き換えることができ、

同時に、「幸せ」と「成功」を

実現することにもつながりますよ!

 

(あっ、今、残念ながら

品切れ重版未定・絶版

のようですが、

よろしければ古本でも(^^;)

 

 

-------------------------------------------

 

 

以上、今回は、

ちょっと、認知(行動)療法や、

論理療法の専門的な解説が長くなりましたが、

 

小倉広さんの新刊、

コーチングよりも大切な カウンセリングの技術

を、4回にわたって紹介・解説してきました。

 

企業社会には、

まだまだ、本書で述べられているような、

カウンセリングマインドをもった管理職は

少ないと思いますが、

これからの時代、

必ずや必要になってくると思います。

 

また、

悩める働く人たちが、

気兼ねなくカウンセリングや

コーチングを受けられるような、

そんな社会になればいいなと思います。

 

小倉広さんはこう述べます。

 

 

カウンセリングのゴールは

目標達成「以外」にあります。

 

それは、

気づきです。

 

しかも、

問題解決への

気づきではなく、

自分自身の再発見、

自己一致であり、

自己実現です。

 

「気がついて

いなかったけれど、

本当の私は、

〇〇のような感情を

持っていたのか!」

 

「私がいつも

イラっとくるのは

××という信念・価値観を

持っていたからなのか!」

 

という

ah!ha!体験です。

 

この気づきが

「全人格的な成長」

を生みます。

 

目先の課題解決を

一つひとつ

モグラ叩きするのではなく、

問題や悩みを

引き起こす根本に

アプローチすることで、

問題や悩みが

起こらなくなるのです。

 

そこにカウンセリングの

意義があると私は思います。

 

(中略)

 

人は現状を否定して、

変わろうとするから

変われない、

 

そうではなく、

どんなに受け入れがたい

不満足な現状であっても、

それを

「心の底から」

「これでいいのだ。

これで良かったのだ」

と受け入れた時に、

逆説的に変容が始まる。

 

(中略)

 

目標設定と

目標達成への解決策立案は、

現状否定から始まります。

 

(中略)

 

一般的に多くの人は

目標設定をした瞬間に、

達成できない原因を探し

(原因論)、

無意識に現状否定から

始めてしまう。

 

そして、

「変容の逆説的理論」に反し、

変容を阻害してしまうのです。

 

もちろん、

効用の限界は

カウンセリングにもあります。

 

だからこそ、

コーチング、NLP、

ティーチングなど、

それぞれを否定するのではなく、

相互補完的に

場面に応じて使い分け、

相乗効果を発揮して

いただきたいと思います。

 

これまで

注目されてこなかった

 

「企業経営にカウンセリングを」。

 

私からの提案です。

 

 

とても共感します(^^)

 

「企業経営にカウンセリングを」

 

このブログが一助になれば、

嬉しいです!

 

 

----------------------------------------

 

 

今回も最後までお読みくださいまして、

有り難うございました(^^)

 

皆さまに感謝です😊

 

次回は、別の本を、

紹介します。

 

 

----------------------------------------

 

 

おまけ

 

近所で咲いていました。

 

コスモス?

もう、そんな季節ですね・・・(^^;

 

 

 

ご訪問くださいまして、

有り難うございます。

 

れっつごうです(^^)

 

アドラー心理学や、1on1、

任せるリーダー論などで有名な、

心理カウンセラー

小倉広さんの新刊、

 

コーチングよりも大切な カウンセリングの技術

 

 

という本を紹介しています。

 

今回で3回目になります(^^;

 

この本は、

主に、組織において悩める

「管理職」が、

部下や後輩と

コミュニケーションを取る際に、

 

「コーチングの技術」

(質問)

よりも前に、

「カウンセリングの技術」

(受容・共感)

を取り入れた方がいいですよ!

 

ということが述べられており、

そのための具体的な手法が

ステップで紹介されているのですが、

 

その手法は、

ビジネスマン以外の方にも、

援助職の方はもちろんのこと、

あらゆる人のコミュニケーションに

有益だと思います(^^)

 

また、

具体的なケースが、

マンガでリアルに描かれており、

とてもイメージがしやすいです(^^)

 

その

「カウンセリング型コミュニケーションのステップ」

とは、

 

 

1,壁になる

 

2,エピソードを聞く

 

3,(感情に)共感する

 

4,(信念・価値観に)共感する

 

(5,解決を提案する)

 

 

なのですが、

今回は、私が最も大切だと感じた、

 

3,(感情に)共感する

 

を紹介しますね。

 

一般的には、

仕事には、

「感情」はあまり必要ないと

考えられています(^^;

 

たしかに、

感情的過ぎると、

未熟な印象を受けますし、

 

「あの人は感情的だ」

などと、

悪い意味で使うことが多いですが・・・

 

 

私たちは職場において

感情は不要なもの、

出してはいけないもの、

と捉えがちですが、

それは明らかに間違いです。

 

感情は

人間の重要な機能であり、

感情がなくなれば

人間ではなくロボットに

なってしまいます。

 

一流のチームは

感情を上手に開放し、

感情により

卓越した業績を残しています。

 

例えば

ワクワクを使って

イノベーションを起こしたり、

悔しさを使って目標達成したり、

怒りを原動力として

新しい社会変革を起こしたり。

 

職場で怒鳴ったり、

泣きわめくなど

「感情的」

になってはいけませんが、

冷静に言葉で

感情を伝え合うことは、

卓越した業績を

達成するために

不可欠であると

私は思います。

 

 

そうですよね。

 

たしかに、

無意識に感情にとらわれてしまうのは、

あまり好ましいことではありませんが、

意識的に感情を使うことは、

人を動かす原動力になると思います。

 

おもしろいジョークが紹介されています(^^;

 

 

欧米のジョークに

 

「もしも人間に

感情がなければ、

世界中で結婚する人は

いなくなるだろう」

 

というものがあります。

 

論理的に理性だけで考えれば

結婚はリスクが高すぎる。

 

それでも結婚するのは

感情が自分を突き動かすからだ、

 

というジョークです。

 

 

ジョークというより、

これ、真実ですよね(笑)

 

人は、損得勘定や

理性、理屈だけで動くものではない。

 

そこが「人間らしさ」なのだと思います(^^;

 

 

ゲシュタルト療法では、

リスクのある感情表出をした

本当の自分

(Authentic Self)

をさらけ出した時に初めて、

その人の本来の

能力や魅力が発揮されると

考えます。

 

カウンセリングにおいて

感情を意図的に表出させるのは、

このように

個人の能力や活力、

魅力を存分に発揮させるのに

感情が必要だからです。

 

それを表出させ、

なおかつ否定せず

受容、共感することで、

職場における感情表現を促し、

ひいては、

能力、活力、魅力発揮を

促すわけです。

 

 

なるほど~

 

感情表現を促し、

その人本来の、能力や魅力を

発揮できる環境。

 

職場が、そんな風になれば、

ほんと素敵ですよね(^^)

 

この本にも紹介されていますが、

現代の組織においては、

 

「心理的安全性」

 

というものが、注目されています。

 

本も売れていますね。

心理的安全性のつくりかた

 

皆が、

安心、安全を感じられる組織の中で、

十分に、「自分らしさ」を発揮できれば、

それが、企業の業績向上にもつながる。

 

実際、Google社では、

「心理的安全性」

を高めるために、

1on1ミーティングを導入しています。

 

「心理的安全性」

を高める意味でも、

職場における、

「(感情に)共感する」

というコミュニ―ケーションは

大切だと思います(^^)

 

本書では、

「(感情に)共感する」

ための技術が、

いくつか紹介されているのですが、

その中で、私が有益だと感じたところを、

紹介・解説します。

 

まずは、

・「内的世界(内的準拠枠)に入り味わう」

 

 

共感とは相手の感情を

あたかも

自分の感情であるかのように

体験し、味わうことです。

 

感情移入という言葉は

それに近い概念でしょう。

 

共感は

「相手のブーツを履く」

ように

相手の内的世界に入り込み、

感じ味わう体験です。

 

簡単なことではありませんが

自分の内面世界を

いったん脇に置く気持ちが

大切です。

 

 

「相手のブーツを履く」

 

U理論で有名な、

オットー・シャーマーさんの言葉、

 

「自分の靴を脱いで、相手の靴を履く」

ですね(^^)

 

自分の価値観は脇に置いて、

相手の立場に立って、

(相手の靴を履いて)

相手の感情や内的体験を

感じるということです。

 

次に、

・「Use of  Self」(自分を使う)

 

 

共感の手順は

 

①相手の感情

 

(相手の感情を聴きながら

相手の内的世界を

体験した際に起きる)

「相手」の感情を推測して伝え、

確認、すり合わせをする。

 

 

②自分の感情

 

(相手の話を聴きながら

相手の内的世界を

体験した際に起きる)

「自分」の中に

沸き起こる感情を

相手に伝える。

 

という手順になります。

 

これはカール・ロジャーズによる

クライエント中心療法における

共感的理解とは異なり、

フレデリック・パールズと共に

ゲシュタルト療法の普及に

尽力した

ロバート・レズニック(1942~)

が提唱している

関係対話療法に

近い方法となります。

 

クライエント中心療法における

共感的理解が

①相手の感情

だけにフォーカスするのに対して

 

関係対話療法では

②自分の感情

を伝えることも大切にします。

 

 

少し、

カウンセリングの専門的な話になりますが、

これは、

カウンセリングの最先端の考え方、

「二者心理学」

に通ずるものがありますね。

(私も今、絶賛学び中の考え方です(^^;)

 

もちろん、

相手を深く共感するためには、

カール・ロジャーズさんがいう

クライエント中心療法における

共感的理解が必要不可欠であり、

大前提なのは、いうまでもありません。

 

しかし、

それだけだと、どうしても、

カウンセラー(上司・先輩)が

いわゆる先生役として上、

クライアント(部下・後輩)が下、

といった上下の関係になりがちです。

 

 

感情の表明は

リスクテイクです。

 

自分の本当の姿

(Authentic Self)

を相手にさらすことは

常にリスクを伴います。

 

否定されるかもしれない。

 

馬鹿にされるかもしれない。

 

嫌われるかもしれない。

 

そのリスクテイクは

常に対等に行わなければ

ならない。

 

相手の感情に触れるだけでは

不平等であり対等ではない、

 

と関係対話療法では

考えます。

 

このように、

カウンセラーや上司が

リスクテイクして

自分の感情を表明することで、

対等な関係が築かれ、

クライエントや部下も

リスクテイクして

自分の感情をさらし、

そこで自己一致ができる、

 

と関係対話療法では考えます。

 

 

「自己一致」とは、

感じていることと、

言葉や態度が

一致しているかどうかという意味ですね。

 

カウンセラーや上司も、

裸になり、自分の感情を伝えることで、

クライエントや部下は、

安心して、

ほんとうの気持ちをさらけ出しやすくなる。

 

それによって、

カウンセラーや上司は、

より深く相手を理解することにつながり、

それば、相手自らの変容につながっていく・・・

 

この本でも、

まんがの部分で、

 

部下の子育てで時短中の女性から、

無理に仕事を引き受けてしまった

管理職の女性が、

上司である部長の男性に、

 

「どうすればいいのか、わからない」

「正解が見つからないと不安になってしまう・・・」

 

と打ち明ける場面がありますが、

 

その際、男性の部長は、

共感したうえで、

 

「そういうことも、ありますよね」

「もちろん、私もそういうことがありますよ・・・」

 

と自己開示するところがあります。

 

それを聞いた管理職の女性は、

「なんだか安心しました」

 

といって、

その後、自ら解決策に気づいていく

シーンがあります(^^)

 

これだと、

上司自身も、

自分の弱さや至らなさを

隠す必要がなくなるので、

変に気負うこともなく、

気持ちも楽ですよね。

 

続いて、

・「一次感情と二次感情」

です。

 

 

感情は、

シンプルに一つだけでなく

複数同時に感じる場合が

多いようです。

 

しかも、

それらは並列に

並ぶのではなく、

階層構造になっている、

と理解すると

相手の感情を

推測しやすくなります。

 

トマス・ゴードン

(1918-2002)

はこれを

一次感情、二次感情

と表現しました。

 

例えば、

怒りは二次感情、

その下に複数の

一次感情が隠れている、

 

と考えるのです。

 

 

本書では、

ピラミッドの図で描かれていますが、

「怒り」の感情は、

いわば、氷山の一角。

 

その水面下には、目に見えない、

「心配」「悲しみ」

「さびしさ」「不安」

「みじめ」「がっかり」

といった感情が隠れている・・・

 

そうイメージすると、

いいかもしれません。

 

 

例えば、

小さなお子さんが

門限を過ぎても

家に帰ってこない。

 

母親が心配して

行方を捜している途中に

お子さんが帰ってきて、

母親の気持ちも考えずに

ゲームに熱中し、

母親が、

「あなた、どこに行っていたのよ!」

と大きな声で

叱ったとします。

 

この場合、

表面に現れている

二次感情は単なる怒りです。

 

しかし、

その下に隠れているのは、

心配、不安、恐怖、落胆

などの一次感情です。

 

この時に

「あなたは怒っているのですね」

という共感の仕方は

少し浅いように感じます。

 

そうではなく、

一次感情で共感するのです。

 

「心配だったのですね」

 

「お子さんが

事故に遭ったのではないかと、

恐怖や不安を感じたのですね」

 

という共感こそが、

相手の自己一致を助けると

私は思います。

 

 

同感です(^^)

 

このお母さんの例、

分かりやすいですよね。

 

ほんとうの気持ちは、

「怒り」ではなく、

「心配」「不安」「恐怖」「落胆」

なのです。

 

「怒り」の感情は、

浸りすぎると、

それ自体が増幅してしまうことが

あります。

(私自身も、ついやってしまいます(^^;)

 

もちろん、はじめは、

そこに共感することも必要ですが、

 

次には、

「この方の一次感情は何だろう」

と、カウンセラー、上司がもの想いをして、

そこを、伝え返すことができれば、

クライアント、部下が、

自分のほんとうの気持ちに

気づくきっかけにもなり、

 

「この人は、私の気持ちを分かってくれる」

 

という信頼感にも

つながっていくような気がします(^^)

 

長くなりましたので、

次回に続きます(^^;

 

今回も、最後までお読みくださいまして、

有り難うございました😊

 

---------------------------------------------

 

おまけ

 

 

妻が買ってきたハイビスカス。

 

私、花のことは詳しくないのですが、

9月になっても、大輪をぼんぼん咲かせます!


すごい生命力です😊

 

 

ご訪問くださいまして、

有り難うございます。

 

れっつごうです(^^)

 

東京・横浜は、

なんだか、急に、

肌寒くなってきました。

(というより、かなり寒く感じます(^^;)

 

外から、虫の鳴き声が聞こえます・・・

 

皆さまのところは、いかがですか?

 

前回から、

アドラー心理学や、1on1、

任せるリーダー論などで有名な、

心理カウンセラー

小倉広さんの新刊、

 

コーチングよりも大切な カウンセリングの技術

 

 

の内容を紹介・解説しています(^^)

 

この本、

どちらかといえば、

組織のいわゆる、

「悩める管理職」向けに、

カウンセリングの技術の活かし方を

解説した本ですが、

 

もちろん、

ビジネスだけではなく、

人と人とが関わる場所において、

すべての対人関係に役立つ知恵が、

述べられていると思います(^^)

 

(ですので、

ビジネスマン以外の方にもこの記事、

読んでいただけると嬉しいです)

 

今回は、

この本で述べられている、

 

「カウンセリング型コミュニケーションのステップ」

 

というものを、紹介します。

 

これ、とても分かりやすいので、

日常生活でも使えますよ(^^)

 

ステップは、

1~4まであります。

 

 

1,壁になる

 

2,エピソードを聞く

 

3,(感情に)共感する

 

4,(信念・価値観に)共感する

 

(5,解決を提案する)

 

 

まずは、

「1,壁になる」

 

これは、

「そのまま返す」

ことのたとえですね。

 

でも、これって、

なかなかできないんです(^^;

 

 

余計なことの

代表的なものは、

指示、助言、

体験談、感想など。

 

(中略)

 

これはたとえて言うならば

テニスのラリーです。

 

部下が

「映画に行ったんですよ」

と話したときに

黙って壁になって

聴けばよいのに

 

「奇遇ですね。

私も映画に行ったんですよ」

とラケットを持って

自分のボールを打ってしまう。

 

つまり、

自分のことを話してしまい、

お互いにボールを打ち合う

ラリーをしてしまう。

 

これは避けなければ

なりません。

 

 

相手の話を奪って、

自分の話に

すり替えしてしまうこと。

 

これ、

つい、やってしまう人、

意外と多いですよね(^^;

 

私も、

カウンセリングの時はともかく、

日常会話では、

けっこう、やってしまいます(^^;

(いかんいかん・・・)

 

 

さらに踏み込んで、

話の序盤から、

部下に対して

指示や助言を話すのは

最も避けなければ

いけないことです。

 

仮に、そこまで

踏み込まなかったとしても、

上司自身の感想や、

部下の体験と似たような

上司の体験談を話すことも

ここでは

十分に余計なことであり、

ラリーになります。

 

 

「聴く」と決めたら、

まずは、

「壁」に徹しないといけない・・・

 

 

部下が

テニスのラケットを持って

ボールを打ってきたとします。

 

「映画に行ったんですよ」

 

その時に上司は

 

「へぇ、映画に行ったの。

いいねぇ。

うんうん、それで?」

 

とそのまま返すことです。

 

これを私は

テニスの壁打ちと

呼んでいます。

 

上司はラケットを持って

ラリーするのではなく、

ラケットを捨てて壁になりきる。

 

そして、

部下の打ってきた球を

そのままはじき返すのです。

 

 

「壁になりきる」

忘れずにいたいですね(^^;

 

その、

「壁になりきる」

技術が、

いくつか紹介されています。

 

まずは、

「相づち」

 

これは基本ですね(^^)

 

相づちが少ないと、

話している方は、

 

「この人はちゃんと

聞いてくれているのかな?」

 

と不安になりますよね(^^;

 

バリエーションも

いろいろあるとといいですね。

 

「はい」「うん」「ええ」

だけでなく、

「へぇ~」「いいねぇ」「ほお~」「うわっ」

といった、

気持ちを込めた相づちを返すと

相手は、

「わかってくれている」

と感じやすくなります(^^)

 

それから、

「うなづき」の回数は多く、

リアクションも大きめに。

 

これは、

傾聴カウンセリングの第一人者、

古宮昇先生も、

よくおっしゃっています(^^)

 

最新のユーチューブで、

たまたまお話されていました。

 

 

よかったらご覧ください!

(5分くらいです)

 

 

本に戻りますが(^^;

 

「オウム返し」

 

これも基本ですが、

注意したいのは、

そのままの文章で返すと、

機械的で、ちょっと、

うさん臭くなります(^^;

 

 

「映画に行ったんです」

 

「あなたは映画に行ったのですね」

 

 

そうではなく、

キーワードだけを

シンプルに返すんですね。

 

 

「映画に行ったんです」

 

「へぇ、映画、いいね」

 

 

自然な感じがしますよね(^^)

 

それと、

「理解の確認」

 

 

ある程度

話のまとまりがついたら、

話を整理して

それまでの要約を伝え、

間違っていないかを

確認します。

 

これはとても効果的です。

 

 

話し手は、

聞き手から、

丁寧に理解の確認をしてもらえたら、

 

「この人は、ちゃんと

私の話を聴いて理解してくれたんだ」

 

と思えて、安心できますよね。

 

ということで、

「カウンセリング型コミュニケーションのステップ」

の、

1,壁になる

のポイントを紹介しました。

 

続いて、

2,エピソードを聴く

 

これは、私にとって新しい視点もあり、

とても勉強になりました(^^)

 

 

上司は通常、

部下の抽象的で

漠然とした話を聴きながら

暗中模索のような状態で

なんとか部下の力に

なろうとします。

 

しかし、

視界不良で

何とも状況が

つかめない中の

アドバイスは

効力を発揮しにくい

ものです。

 

 

たしかに、

仕事の場での会話は、

抽象的な

「要約=レポート」

になりがちですよね。

 

上司は常に忙しそうだし、

「結論からいって!」

と言われることもあるし(^^;

 

 

しかし、

話がエピソードに

切り替わった瞬間に、

問題の核心が見えてきます。

 

部下の悩みを

ただ壁打ちで

聴いているだけでは

見えなかった状況が、

霧がサーッと晴れるように

見えてくるのです。

 

 

私たちが、

映画や小説、ドラマなどを見て、

感動したり、涙を流すのは、

たしかに、

「エピソード」の部分ですもんね。

 

「エピソード」を聴くことが、

深い共感にもつながると思います。

 

では、

その「エピソード」を聴きだすには、

どのような技術が必要なのでしょうか。

 

まずは、

「映像化」

につながる質問です。

 

まるで、

映像として絵に浮かんでくるように、

5W1Hで質問をするのですね。

 

 

<WHEN>

「それはいつのことですか?」

「何週間前ですか?」

「朝ですか?夜ですか?」

 

<WHERE>

「会社ですか?

執務机ですか?

会議室ですか?

リビング?

子ども部屋?」

 

<WHO>

「その場に

誰が居ましたか?

それぞれ何と

発言されましたか?」

 

セリフ

「その話題を

最初に始めたのは

誰のどのような一言ですか?

それへの返事は?」

 

 

これらの質問は、

あくまで、映像化をして、

相手を深く共感するために

おこなうのであって、

取り調べの尋問みたいに

ならないように、

気を付けたいですね(^^;

 

続いては

「THE MOST」

 

 

上司が部下に

エピソードを尋ねても、

部下は繰り返し

レポートで返事をしてくる場合が

多いようです。

 

そんな時は

THE MOSTを使うことで

エピソードへと転換します。

 

具体的には

次のような質問をするのです。

 

「あなたが一番〇〇

(適する感情)を感じたのは、

誰の、どの一言ですか?」

 

「あなたが一番〇〇

と感じたのは、

具体的に何日前の

何時頃ですか?」

 

 

たしかに、

 

「一番~と感じたのは?」

 

と質問すれば、

その答えは、

否が応でも、

具体的なエピソード(その瞬間)に

なっていきますよね。

 

そうやって、

 

「カウンセリング型コミュニケーションのステップ」

 

 

1,壁になる

2,エピソードを聞く

 

 

のステップを踏みながら、

いよいよ、

3つめのステップ、

 

これが一番の肝になると思いますが、

 

 

3,(感情に)共感する

 

 

のステップに入ります!

 

 

が、長くなったので、

次回に続きますね(^^;

 

今回も最後までお読みくださいまして、

有り難うございました😊

 

 

 

ご訪問くださいまして、

有り難うございます。

 

れっつごうです(^^)

 

東京・横浜は、

暑さが少し、ましになってきた感じです(^^;

 

今回から、

アドラー心理学や、1on1、

任せるリーダー論などで有名な、

心理カウンセラー

小倉広さんの新刊、

 

コーチングよりも大切な カウンセリングの技術

 

 

という本を紹介します(^^)

 

えっ・・・

コーチングよりも、カウンセリング?

 

けっこう、ドキッとするタイトルですが、

(いかにも、

編集者が付けたがるタイトルですね(^^;)

 

本書を読んでみると、

決してコーチングを

否定している訳ではありません。

 

VUCA(ブーカ)といわれる、

変化の激しい時代に、

職場を活性化させるためには、

コーチングスキルの前に、

カウンセリングの技術があったほうが

いいですよ。

 

いや、必要不可欠ですよ!

 

ということなんですね(^^)

 

小倉広さんは、

組織で働く人たちに、こそ、

実はカウンセリングが求められていると

述べています。

 

たしかに、

コーチング的手法は、

今、少しずつ職場に浸透してきています。

 

部下に主体性を持たせるという意味では、

以前よりも進化していると思います。

 

ただ、コーチング的手法とは、

いわば目標達成の手段なんですね。

 

「相手の中に答えがある」

という意味では、

カウンセリングと同じではありますが、

基本的には、

目標(ゴール)を設定して、

現状とのギャップをいかに埋めていくか、

 

そこを上司が質問をしながら、

部下に考えさせるのが、

コーチングだといえます。

 

言い換えると、

ギャップ、すなわち、

「できていないところ」

に焦点を当てるので、

けっこう、

しんどくなるときもあるんですね(^^;

 

しかも、変化の激しい時代、

目標(ゴール)を設定すること自体が

難しい場合がある。

 

部下は、いったい、

どこを目指せばいいのかわからなくて、

不安を感じている。

 

それは、上司も同じ・・・

 

周りを見渡しても、

実は悩みを抱えている中間管理職は、

けっこう、多いです(^^;

 

だからこそ、

組織を活性化させるためには、

コーチングよりも前に、

前提として、

カウンセリング的なマインドが、

必要不可欠だというのですね。

 

 

解決策を指示するのが

ティーチング、

 

解決策を部下や後輩に
考えさせるよう質問するのが

コーチング、

 

解決策を考えることは

いったん脇に置いて、

じっくり、たっぷりと

受容・共感するのが

カウンセリング。

 

最初にすべきは

カウンセリング。

 

エクスキューズ

として傾聴するのではなく、

聴くことそのものを目的に

じっくり、たっぷりと

共感することで、

様々なミラクルが

起きることでしょう。

 

 

実際、組織の中では、

コーチングどころか、

まだまだ、即効性のある、

ティーチング(指示)型の

コミュニケーションが、

多いですよね(^^;

 

だって、みんな、

なかなか、余裕がないし。

 

いつも、仕事に追われてるし(苦笑)

 

しかし、

長い目で見ると、

やっぱり、最初にすべきは、

受容・共感のカウンセリング型

だと思います。

 

まずは、受容と共感で

しっかりと下地を作る。

(名著7つの習慣的にいえば、

「信頼残高」を貯めるということですね)

 

そのうえで、

コーチング(質問)や

ティーチング(指示)をするのが、

理想ですよね(^^;

 

 

受容・共感により

部下や後輩の

緊張がゆるむと、

これまで硬直化していた

思考が

活発に動き出します。

 

すると上司や先輩が

ティーチング、

コーチングをするまでもなく、

勝手に

部下・後輩の中で

答えが見えてくる。

 

そんなミラクルが

起きるのです。

 

 

ミラクルは、

ちょっと時間がかかるかもしれませんが(^^;

たしかに、起こりうると思います。

 

 

多くの人は

ビジネス現場で

 

「不平不満を

言ってはならない」

 

「ネガティブな感情を

表現してはならない」

 

と教育されています。

 

そのため

ネガティブな感情を

感じないように

感情に蓋(ふた)をし、

抑圧して生きています

 

 

そうですよね~

ただでさえ、ネガティブ感情な感情を

表現しにくい世界・・・

 

さらに、今のご時世だと、

仲間と食事や飲みに行って、

愚痴ったりも、できません(^^;

 

朝の通勤電車は、

無言でスマホを眺めている人がほとんど。

(私もか)

 

会議の場でも、マスクということもあって、

多くの人は無表情に見える・・・

 

皆、感情をあまり出さないように、

押さえつけているようにも見受けられます。

 

 

しかし、

それ(ネガティブな感情)は

消えてなくなることは

ありません。

 

むしろその逆で、

蓋の下で

どんどん大きくなり

やがて

爆発してしまうのです。

 

私たち人間に

不必要な機能はありません。

 

ネガティブな感情を

感じることは

心身の健康にとって

必要なことなのです。

 

そのための

カウンセリングでは、

抑圧している感情を

しっかりと感じ、

表出してもらうことを

大切にします。

 

それは

ビジネス現場においても

同じく必要であると

私は思います。

 

 

「ネガティブな感情を感じることは、

心身の健康にとって必要なこと・・・」

 

「ビジネス現場においても同じ・・・」

 

うん、うん、

深く同意します(^^)

 

 

皆さんが

思っている以上に

部下や後輩は

自分を責め、

悩んでいるケースが

多くあります。

 

つまり、

仕事そのものに

問題があるのではなく、

自分を責めたり

悩むことに時間を割き、

エネルギーを

奪われていることが

多いのです。

 

そんな時は、

課題解決をする前に、

部下や後輩の気持ちに

「これでもか」

というくらい

じっくり寄り添うことで

緊張をゆるめ、

止まっている脳を

動かしてあげることが

大切です。

 

そうすると、

不思議なことに

課題の解決策が

浮かぶばかりでなく、

そもそも

「悩む必要がなかった」

とわかったり、

悩みの根本に

愛や思いやり、

向上心があることに気づき

悩みを肯定できる

といった

ミラクルが多々起こります。

 

 

「仕事そのものに問題があるのではなく、

自分を責めたり悩むことに時間を割き、

エネルギーを奪われていることが多い・・・」

 

ほんと、そうですよね(^^;

 

自分自身を振り返っても、

そう思います(^^;

 

過去ブログ記事、

 

 

でも解説しましたが、

いわゆる、

「自動思考」状態になると、

どうしても、

それに、とらわれがちなんですね(^^;

 

もちろん、

マインドフルネスで、

それを自分で気づいて、

客観視できればいいのですが、

独力では、けっこう難しい(^^;

 

ですから、

そこを、上司や先輩に話を聞いてもらう、

 

気持ちを受容・共感して、

寄り添ってもらえると、

ずいぶん助かりますよね(^^)

 

「それは理想論」

「それでは仕事が回らない」

といわれそうですが(^^;

これからの時代の上司には、

カウンセリングマインドが求められる、

 

それが、

必須の能力になってくるのではないかと、

私は感じています🍀

 

 

ちなみに、この本には、

情報システム会社に勤務する、

育休を終えた女性や、男性の部長など、

(架空の)人物5人が登場します。

 

その人物たちが、

実際に直面するケースにおいて、

カウンセリングマインド

をどう生かすのか、

 

そこの部分が、

リアリティを持って、

具体的に「マンガ」で

生き生きと描かれています。

 

「マンガ」によるケース紹介なので、

とても感情移入しやすいですよ(^^)

 

それと、

小倉広さんの本の特徴なのですが、

深い内容を、

とてもわかりやすい文章で

解説してくださるので、

本質的なことが、

すーっと頭に入ってきます(^^)

 

 

次回、

この本の中で述べられている、

「今すぐ使えるカウンセリングの技術」

の中の、

「カウンセリング型コミュニケーションのステップ」

というものを、

具体的に紹介したいと思います。

 

これは、なかなか使えますよ!

 

今回も、

最後までお読みくださいまして、

有り難うございました😊

 

ご訪問くださいまして、

有り難うございます。

 

れっつごうです(^^)

 

東京・横浜は、

ここ数日、うだるような暑さが続いています🥵

 

皆さまのお住まいの地域は、いかがですか。

熱中症には、くれぐれもご注意くださいね(^^;

 

 

ローマ帝国、

ストア派の哲人皇帝として有名な、

マルクス・アウレーリウス(・アントニヌス)

さんの、

自省録(岩波文庫)

 

 

の中から、

私が「なるほど~」と感じたところを、

紹介・解説しています。

 

今回で、この本の紹介は、

最終回にします(^^;

 

この本の魅力のひとつは、

ローマ帝国の偉大な皇帝でも、

人並みに悩んだり、

葛藤を抱えていたことがわかるところ、

 

自分の内面を見つめ、叱咤激励しつつ、

懸命に公務に励んでいたさまを

窺い知ることができるところだと思います(^^;

 

彼は、こんなふうに

自問自答しています・・・

 

 

第四巻 三

 

人は田舎や海岸や山に

ひきこもる場所を求める。

 

君(=皇帝本人)もまた

そうした所に

熱烈にあこがれる習癖がある。

 

しかしこれはみな

きわめて凡俗な考え方だ。

 

 

私も、たまに、

仕事や家庭を捨てて、

田舎や海岸や山に

引きこもりたくなります(^^;

 

ましてや、今のコロナ禍では、

なおさら(^^;

 

「ああ~、旅に出たい」(笑)

 

しかし、それば凡俗だと、

マルクス・アウレリウスさんは

いうのですね・・・

 

 

というのは、

君はいつでも好きな時に

自分自身の中に

ひきこもることが

できるのである。

 

実際いかなる所といえども、

自分自身の魂の中にまさる

平和な閑寂な隠家を

見い出すことは

できないであろう。

 

この場合、

それをじいっとながめていると

たちまち心が完全に安らかに

なってくるようなものを

自分の中にもっていれば、

なおさらのことである。

 

 

この場合のひきこもりとは、

いわゆる、今時の、

家から、なかなか出られないという

ひきこもりではなく、

「自分の内面(を見つめる)」

ということですね(^^;

 

 

そして

私のいう

この安らかさとは

よき秩序に

ほかならない。

 

であるから

絶えずこの隠れ家を

自分に備えてやり、

元気を回復せよ。

 

そして

(そこには)

簡潔であって

本質的である信条を

用意しておくがよい。

 

そういう信条ならば、

これに面と向かうや否や

ただちに

あらゆる苦しみを消し去り、

君が今まで

接していたことにたいして、

何の不服もいだかずに

これに戻って行けるようにして

返してくれるだけの力は、

充分持っているだろう。

 

 

「隠れ家を自分に備える」

とは、

自分の心の中に、

「丈夫な器を作る」

ということですね。

 

言いかえると、

心の中に

自分がほっとできる、

「安全基地」を作るということ。

 

そのためには、

いろいろな手段があると思いますが、

その手段のひとつとして、

 

「自分の好きな言葉」

「安らげる言葉」

「励まされる言葉」

 

といった

「座右の銘」のようなもの、

 

ご自分の「信条」となるようなセリフを覚えて、

暗唱することをオススメします(^^)

 

ちなみに、

私の場合は・・・

 

過去ブログ、

 

 

でも紹介させていただきましたが、

野口嘉則さんの

3つの真実

 

 

という本の中で紹介されていた、

 

 

「私は、

宇宙の叡智とつながった

偉大な存在だ。

 

愛に満ち、

喜びに満ち、

生命力に満ちている。

 

周りを幸せにする力と、

この星に貢献する力に

あふれている」

 

 

というセリフ(内面化ワーク)を、

感謝の言葉と共に、

仕事帰りに神社で唱えることを、

習慣化しています。

 

このセリフを唱えると、

心がほっとして、

満たされるような気がします(^^;

 

 

自省録(岩波文庫)

の引用に戻ります(^^;

 

 

ところで

いったい何に対して

君は不満を

いだいているのか。

 

人間の悪にたいしてか。

 

つぎの結論を

思いめぐらすがよい。

 

理性的動物は

相互のために生まれたこと、

 

お互いに

忍耐し合うのは

正義の一部であること、

 

人は心ならずも

罪を犯してしまうこと、

 

またお互いに敵意や

疑惑や憎悪をいだき、

槍で刺し合った人びとが

今までにどれだけ

墓の中に横たえられ、

焼かれて

灰になってしまったかを

考えてみるがよい。

 

そしてもういいかげんで

心を鎮めたらどうだ。

 

(中略)

 

 

マルクス・アウレリウスさんの周りには、

権謀術数にたけた、

悪い奴が多かったのでしょうね(^^;

 

「憎み合っても、

人はいずれ死んでしまうんだよ」

 

「そんな時間はもったいないよ」

 

そうやって、

自分の理性に言い聞かせていたんですね。

 

(このように自分に言い聞かせる文章は、

この本に多く登場します(^^;)

 

 

・・・これからは、

君自身の内なる

この小さな土地に

隠退することをおぼえよ。

 

何よりもまず

気を散らさぬこと、

 

緊張しすぎぬこと、

 

自由であること、

 

そして

男性として、

人間として、

市民として、

 

死すべき存在として

物事を見よ。

 

そして

君が心を傾けるべき

もっとも手近な

座右の銘のうちに、

つぎの二つのものを

用意するがいい。

 

その一つは、

事物は魂に触れることなく

外側に静かに立っており、

わずらわしいのは

ただ内心の主観からくるものに

すぎないということ。

 

もう一つは、

すべて君の見るところのものは

瞬く間に変化して

存在しなくなるであろうと

いうこと。

 

そしてすでに

どれだけ多くの変化を

君自身見とどけたことか、

 

日夜これに

思いをひそめよ。

 

 

 宇宙即変化。

 

 人生即主観。

 

 

 

なるほど・・・

 

マルクス・アウレリウスさんの座右の銘は、

 

「宇宙即変化。人生即主観」

 

なんですね(^^)

 

「ゆく河の流れは絶えずして、

しかももとの水にあらず」

(方丈記)

 

ではないですが、

万物は変化する、無常であるということ。

 

物事は、

主観、すなわち、

捉え方、どんな色眼鏡をかけるかによって

変わってくるということ。

 

「宇宙即変化。人生即主観」

って、けっこう東洋思想的だなあ

と思います(^^;

 

マルクス・アウレリウスさんは、

皇帝という現実の立場の中で

ものすごい重圧を背負いつつも、

悩んだり、葛藤したり、

自分の内面から目を背けることなく

見つめ続けることによって、

このような境地に達せられたのでしょうね。

 

 

彼は、五賢帝の最後のひとりとして、

ローマ帝国の最盛期に登場した人物ですが、

ここをピークにして、

帝国は緩やかに下り坂を歩むことになります。

 

実際、彼の統治下では、

北方のゲルマン民族や、

東方のパルティア王国の侵入に

悩まされ続けました。

 

生涯の多くを、戦場で過ごされたようです。

 

本来は、学究肌の方なので、

戦争は大嫌いだったと思われます。

 

おそらく、

海千山千の政治の世界も・・・(^^;

 

息子は親に似ず、

肉体派のダメ息子だったようですが、

(映画グラディエーターに出てきますね(^^;)

意外に親バカだったのか、

(映画とは違い)史実では後継者に選んでしまい、

帝国を傾かせる遠因にもなりました。

 

そんな、マルクス・アウレリウスさんですが、

その人間味のあるところ、

 

当時のおそらく最高頭脳であり、

一流の哲人皇帝でありながらも、

自問自答しつつ、

悩んだり、葛藤したりしながら、

必死で、現実の泥臭い職務をまっとうしたところ、

 

人びとのために、

「より善き人間」であろうとしたところ、

 

そんな、マルクス・アウレリウスさんが、

私は、好きです😊

 

 

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以上、

マルクス・アウレーリウス(・アントニヌス)

さんの、

自省録(岩波文庫)

を3回にわたって、

紹介・解説してきました(^^)

 

この本、現代にも役立つ

考え方や知恵の宝庫で、

まだまだ紹介したい文章があるのですが、

きりがないので・・・(笑)

 

よかったら、

皆さんもご一読ください(^^;

 

きっと、心を打たれる文章に

出会われると思いますよ(^^)

 

たまには古典もいいですね!

 

今回も最後までお読みくださいまして、

有り難うございました😊

 

 

追伸

 

あれっ、

愛猫の宮音(ミヤオ)くんが、

マルクス・アウレリウスさんに

どうしても、ひとこと伝えたいそうです(^^;

 

えっ、前回も登場したのに、

また?

 

ちょっとだけだよ・・・
 

 

 

 

 

 

たまには、休んでね~(^^;

 

 

 

 

じゃあ、またね!

 

宮音より😸