北九州市と福岡市。同じ福岡県だが、その音楽は違いがあり、一緒にされたくないというものもいる。いまはそんな拘りは少なくなったかもしれないが、しかし、そんな拘りを持って、北九州のロックの歴史をまとめた書籍が完成した。かつて“おい街”の愛称で親しまれ、1975年に創刊されて、発行部数5万を数えた北九州市のタウン誌「おいらの街」、同誌は休刊になったが、2019年にWeb版で復活している。40年に渡り北九州と共に歩んできた情報誌「おいらの街」の別冊として『北九州音楽全史 〜KITAKYUSHU ROCK CHRONICLE 1960-2023〜』 (N9S MUSIC PROJECT)が本日、3月31日(金)に発売された。
さらに北九州ならではの「おいらの街」の貴重な過去記事や希少価値のある写真やポスター、チケットなども掲載されている。『福岡BEAT革命』でもお世話になっている写真家、Chiyori様の新旧の写真も誌面を飾っている。
大事なことは過去を懐古するだけでなく、現在、地元で活動する人達、これからが期待される未来あるバンドなどもちゃんと紹介されている。北九州の音楽を愛するものは必読だろう。175RのSHOGOを始め、同書の制作の音頭を取った『N9S MUSIC PROJECT』に改めてリスペクト。お疲れ様でした。偉業である。皆様、ご吹聴いただき、より多くの方に読んでいただければと思う。拡散して欲しい。皆様、よろしくお願いします。
同ボックスをリリースしたソニー・ミュージックのHPには“最新リマスタード盤やレア・ライブ音源、12インチ・クラブミックス、当時のコンサートを完全収録したライブ・アルバムなど、貴重なアーカイブが満載だ。中でも注目は、Blu-ray「See Far Miles Tour Part ll Live at Yokohama Arena 1993」。1993年、横浜アリーナで行われたツアーファイナル公演で、佐野元春 with The Heartlandの卓越したパフォーマンスがライブ映像として記録された。今回のリリースに際し、当時のフィルム映像をデジタル・リマスタリングして再編集、音源もマルチからリミックス、Blu-rayディスクとして映像をアップコンバート、未発表だった曲も追加され、ここに伝説的ライブの全容がほぼ完全な形で収録された”とある。
さらにDISC3・4は「See Far Miles Tour Part I 」の神奈川県民ホール公演(1992年3月23日)、DISC5・6は 「See Far Miles Tour Part II」の横浜アリーナ公演(1993年1月24日)、それぞれの公演を完全収録。『SWEET16』の発売を挟んで行われた2つのツアーの全貌を追体験することができる。リリースの前と後、新曲が育つところを目の当たりにするだろう。Blu-ray は「See Far Miles Tour Part II Live at Yokohama Arena 1993」のファイナル公演をほぼ完全な形で収録。既発のパッケージ「1992-1993 See Far Miles Tour part II」(Epic Sony / 1993)では一部、他公演のものに差し替えられていたが、今回は横浜アリーナ公演をそのまま収録した初の映像作品になる。同ツアーのベストパフォーマンスと言われる同公演の全容が初めて明らかになるというもの。
ブックレットの中にはそれを象徴するような写真があった。佐野は1993年10月17日に渋谷公園通りの教会脇のパーキングエリアでストリートライブを行っている。そのライブ写真にCorneliusのシングル「THE SUN IS MY ENEMY 太陽は僕の敵」とミニアルバム『HOLIDAYS IN THE SUN E.P.』のビルボード広告が写りこんでいた。単なる偶然かもしれないが、佐野のマッドチェスターへの共感を知った後だと、何か、必然のようなものも感じる。ミリオンセラー、ダブルミリオン、トリプルミリオンに浮かれる90年代に日本でも新しいムーブメントが起きようとしていた。そんな兆しを掴むかのように1993年11月10日、『SWEET16』と対になるアルバム『The Circle』をリリースし、同年12月から「The Circle Tour」を開始している。“Circle of Innocence(無垢の円環)”を主題に英国のロック/ジャズ界の至宝、ジョージ・フェイムが参加、彼のオルガンが優しく、慰撫する同作もリリースから2023年で30年になる。佐野にとって、The Heartlandと最後のスタジオレコーディング・アルバムになった『The Circle』、“30周年記念盤”がリリースされるかわからないが、やはり改めて聞くべき作品だろう。密かに楽しみにしている。
まずは『SWEET16 30th Anniversary Edition』。発売に合せ、各所で様々な“イベント”が進行中だ。3月28日(月)から4月3日(月)までタワーレコード新宿店9F催事スペースで佐野元春『SWEET16 30th Anniversary Edition』発売を記念してスペシャル展示企画が行われている。昨日、3月29日(水)の発売日に同所へ足を運んだ(営業マンか!?)。『Sweet16』のアルバムジャケットで、佐野元春がまたがっているHONDAモンキーバイクを期間限定で展示。昨年11月に行われた“名盤ライブ”の会場で展示されたモンキーバイクと同じもので、本人私物だそうだ。他にもオフィシャルトレーラーの公開、ポスター展示、オフィシャルグッズの販売など、『SWEET16』 の世界を体感できる。ちなみに佐野の展示の隣にはエピックソニーのレーベルメイトで、この5月3日(水・祝)に22年ぶりに4人が再結集、デビュー40周年を記念して日本武道館公演を行うThe Street SlidersのポスターやCDなどが展示されていた。これも偶然かもしれないが、何かの必然を感じないわけにはいかない。エピックソニーは畳みかけてくる。30年目のイケイケだ。