Let's Go Steady――Jポップス黄金時代 !

Let's Go Steady――Jポップス黄金時代 !

Jポップスの黄金時代は80年代から始まった。

そんな時代を活写した幻の音楽雑誌『MUSIC STEADY』をネットで再現します。


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この1125日にデビュー40周年を迎えるという竹内まりや。197811月にシングル「戻っておいで・私の時間」でデビューしている。「SEPTEMBER」や「不思議なピーチパイ」(かのシーナ&ザ・ロケッツとのコンペに競い勝つ。シナロケの同曲は「浮かびのピーチガール」になる)など、大ヒットを飛ばす。当時はアイドル不在(!?)、彼女はそれを埋めるように賞レースや歌謡番組などにも駆り出されるが、山下達郎との結婚を機に休業(休業宣言は198112月。レコーディング、コンサート活動を中止する。山下との結婚は19824月のこと)。この休業が彼女を疲弊させることなく、その後の進路へ影響を与えたといっていいだろう。作詞家・作曲家として河合奈保子、薬師丸ひろ子、中山美穂、中森明菜などの女性アイドルや人気シンガーに楽曲を提供、ソングライターとして活動しつつ、84年にはシンガーソングライターとしての活動を再開させている。活動を再開といっても、かつてのようにテレビやラジオの出演、全国行脚するようなコンサート・ツアー、切れ目のないリリースラッシュなどに巻き込まれることなく、在宅のアーティストとしてマイペースの活動を継続している。

 

と、枕が長くなったが、デビュー40周年を記念して、アニヴァーサリーのスタートを飾る映画『souvenir the movie Mariya Takeuchi Theater Live』が完成した。竹内にとって唯一のライブ・アルバム(『SouvenirMariya Takeuchi Live』)として、20001122日にリリースされた2000年の伝説のライブ「souvenir」を始め、2010年の「souvenir again」、2014年の「souvenir 2014」からベスト・シーンをピックアップ。あわせて、この映画のために20182月に撮影したLAでの“青春プレイバック!”(内容は見てのお楽しみ)と最新インタビューが収録された。

 

竹内まりやのライブは山下達郎のライブ同様、チケットは入手困難、プレミアムなもの。ライブ映像そのものも貴重だが、それ以前に動く竹内まりやを見れる機会もそうあるものでもない。まさにファン垂涎の貴重映像になるだろう。

 

souvenir the movie Mariya Takeuchi Theater Live』の試写会を見てきた。94分と短いものだが、山下達郎を始め、難波弘之、佐橋佳幸、青山純(2000年のライブは彼がたたいていた。合掌)、伊藤広規など、お馴染みの手堅い演奏をバックに竹内が伸び伸びと歌う。凛とした佇まいも印象に残る。選曲、演奏、歌唱…その内容は“ベスト・オブ・ベスト”といえるもの。

 

改めて、竹内まりやという稀有なアーティストのことを思う。どの曲も聞き覚えがあり、同時にどの曲も心を揺さぶる。おそらく、それは私に限らない。竹内まりやのファンは活動の期間が空いても待ち続ける、静かな熱狂は彼女ならではだ。「国民的歌手」という定義はいろいろあるかもしれないが、竹内まりやの歌のありようやアーティストとしての支持のされ方は国民的歌手と言ってもいいだろう。「カムフラージュ」や「駅」などはどれも大ヒットを記録し、1994年にリリースしたベスト・アルバム『IMPRESSIONS』は350万枚を売り上げ、2008年にリリースしたコンプリート・ベスト・アルバム『Expression』はミリオンを達成、2014年にリリースした『TRAD』は第56回日本レコード大賞「最優秀アルバム賞」を受賞している。その名に相応しいものだが、全国津々浦々を回らず、ほとんど、在宅での活動ながら、戴冠する。まさに「在宅の国民的歌手」といっていいだろう。竹内まりやの動く姿を留めたライブ&ドキュメンタリー、是非、見ていただきたい。きっと、そのことを体感するはずだ。

 

 

アニヴァーサリーらしく、1121日にはデビュー・アルバム『BEGINNING』のリマスター盤がリリースされ、既に1017日には40年を記念するシングル「小さな願い / 今を生きよう(Seize the Day)」がリリースされた。「小さな願い」は1026日公開の映画『あいあい傘』の主題歌、「今を生きよう(Seize the Day)」は1027日にスタートしたNHK総合 土曜時代ドラマ『ぬけまいる〜女三人伊勢参り』の主題歌である。同シングルには、これまた、珍しい、11月に東京と大阪で開催される初のFAN MEETING(ミニ・ライブ&トーク)参加への応募ハガキ封入されているという。ちなみに同イベントに参加するには『souvenir the movie MARIYA TAKEUCHI Theater Live supported by Amazon Music』のムビチケカード購入時に応募券付きポストカードが付いていて、その応募券を1017日発売のシングルに封入されている応募ハガキに貼付し、応募しなければならない(FAN MEETINGへの応募は「応募券+応募はがき」1セットで1名様の応募が可能とのこと)。いずれにしろ、レアでプレミアムなものになりそうだ。

 

メディアにはほとんど登場しない竹内まりやの貴重なライブ映像を堪能できるスペシャルな“Theater Live”、公開は20181123日(金・祝)~127日(金)の期間限定になる。見逃さないでいただきたい。

 

 

 

 

 

 

 

THEATER LIVE | 竹内まりや 40th特設サイト

https://www.mariya40th.com/theater-live/#


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▲『ROCK STEADY 1979年9月号』より。ゴダイゴのプロデューサー、ジョニー野村がアルバム『OUR DECADE』を語る!

 

 

11月4日(日)に東京・中野サンプラザで開催される『GODIEGO CONCERT 2018〜平成という一つの時代の終わりに”OUR DECADE”~』の予習・復習に当時の記事をご覧ください。内容は拡大して、ご覧いただければと思います。200%くらいに拡大すれば、あとは勘(!?)で、読めるはずです。いかに、ゴダイゴの『OUR DECADE 70年代--僕たちの時代』が素晴らしいアルバムか、わかります。永遠不滅の名盤。『DEAD END』とともに昔からのファンに熱狂的に支持されています。同作を現代に蘇らせる同コンサート、本当に楽しみです。

 

 

GODIEGO CONCERT 2018

〜平成という一つの時代の終わりに”OUR DECADE”~


日時:2018年11月4日(日)開場15:15 開演16:00
会場:中野サンプラザホール
〒160-0001東京都中野区中野4-1-1 TEL:03-3388-1177
チケット料金全席指定 
S席¥8,500(税込み)A席¥7,500(税込)
※未就学児入場不可
チケット一般発売日9月8日(土)10:00~  
当日券全席指定 
S席¥9,000 (税込み)A席¥8,000(税込)15:00~(予定)

お問合せ
チケットポート03-5561-9001(平日10:00~18:00)
チケットぴあ ☎0570-02-9999( Pコード:124-562 ) 
ローソンチケット ☎0570-08-4003( Lコード:70237 )
イープラス http://eplus.jp/ 
楽天チケット http://ticket.rakuten.co.jp/ 
チケットポート ☎03-5561-9001
文化放送ショッピング ☎03-3431-9900(平日8:30~18:00)※オペレーターが対応します。


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3連休は106日(土)、7日(日)に米沢、会津若松、白河と車を駆って回った。米沢牛にソースカツどん、白河ラーメンと食い倒れ。会津若松は、今年は戊辰戦争から150年ということで盛り上がっていた。いまも各所に大河ドラマ『八重の桜』に主演した綾瀬はるかのポスターが張られ、改めて明治維新とは何だったのかを考える。また、戊辰戦争が“中央”で話題にならないことに、歴史の不可逆性を感じたりもした。歴史はすべて勝者から語られ、為政者に都合よく“改竄”されるものなのだろう。

 

そして、3連休の最終日、8日(月・祝)はそんな歴史に新たな視点を与えてくれる、かの『電子音楽 in JAPAN』の著者・田中雄二のイベントへ行ってきた。同日、新宿ネイキッドロフトで開催された田中雄二「増刷記念!『エレベーター・ミュージック・イン・ジャパン』講義スペシャル」を堪能する。『エレベーター・ミュージック・イン・ジャパン』(DU BOOKS)は、日本のBGMの歴史をまとめた研究書&ガイドブックで、この5月に出版され、大きな話題となり、音楽書には珍しく増刷にもなった。

 

同イベントは、増刷を記念したもので、520日(日)に新宿ネイキッドロフトで開催された「音で聞く『エレベーター・ミュージック・イン・ジャパン』集中講義」の第二弾である。

 

今回のゲストは同書の帯に推薦文を書いたカーネーションの直枝政広。知的好奇心を満たし、音楽の冒険の旅へと誘う魅惑のイベントだ。BGMの歴史を辿りながら、渋谷系のルーツも探索できる。まるで一級のドキュメンタリーやノンフィクションを見ているかのようだ。

 

この日のために催事限定冊子「BGM関連ディスクガイド拡張版」の配布、東洋メディアリンクスの会社訪問の映像制作など、至れり尽くせり。田中雄二らしい丁寧な仕事ぶりが流石である。

 

ゲストの直枝政広の的確なコメントも話題が広がり、単なるマニア向けではなく、誰もが興味を抱けるものになる。聞いていて、楽しくなってくる。彼のBGM的な作品群も興味深い。ナレーションものも素晴らしかった。本人も盛んに言っていたが、彼にはCMやジングル、劇伴など、もっと手掛けてもらいたい。音楽的な幅の広さ、底の深さがあるだけに、面白い“BGM”ができそうだ。

 

また、両者の“私的BGM”が紹介されたが、直枝のベスト5(!?)の中に立川談志のドキュメンタリーが入っていたのには驚いた。実は、何故か、私も持っている。ちょっと、嬉しかった。

 

田中雄二がBGMの歴史をまとめた『エレベーター・ミュージック・イン・ジャパン』を未読の方は是非、読んでいただきたい。音楽の聞こえ方が違ってくる。いろんな視点を提供してくれる。必読だ。

 

そういえば『BGM』がリリースされた時、細野晴臣に取材したが、“BGM”を“BRAIN GAME MUSIC”などと、勝手な自己解釈を伝えたが、クスッと笑われたことを覚えている。

 

彼の近著『AKB48 とニッポンのロック』(スモール出版)の“講義”も見てみたい。秋元康のか、なんていわず、同書も多くの方に読まれるべきだろう。秋元康やAKBSKE、欅坂…などを取り上げつつも某バンドにとらわれることなく、縦横無尽に日本のロック史をまとめている。一部に敢えて断定せず、曖昧に表記されているところもあるが、それは取材不足や資料不足などではない。取材しつつもオフレコなどもあって、書けないこともあったという。むしろ、誠実さの現れと感じている。私自身は、秋元康に取材などしたことはないが、80年代に片岡鶴太郎のアルバム作りを元サディスティック・ミカ・バンド、サディスティックス、当時はイミテーションの今井裕と関わった際、フジテレビ(河田町時代!)へ行き、『オールナイトフジ』の楽屋で、ライブなどの打ち合わせをしていた。そのときに片岡鶴太郎のマネージャーから秋元を紹介されている。彼に松尾清憲の「5月のSUICIDE]と「アスピリン・ノイローゼ」を良かったといったところ、嬉しそうに微笑んだのが印象に残っている。同曲は彼にとって、どういう位置にあるかわからないが、案外、秋元康の本質のようなものがあると、30年間くらい勝手に思っている(笑)。

 

直枝と同じく帯に推薦文を書いた近田春夫をゲストに田中雄二流の歴史絵巻を見てみたいものだ。

 

 

 

 

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