【句集/楓燃ゆ】詠み散らかした俳句をまとめます♦4/15 21句追加 | 大阪文学学校本科修了生・元産科ナースが書く【動物愛護と俳句のブログ】

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大阪文学学校本科修了生。主に、動物の俳句を記事にします。♦6/29より、エンタメ系の記事を1番目に、メイン記事(俳句はこちらにあります)を2番目に置きます。








句集作成中

2022年5月から2023年11月までの俳句(現在そのうちの121句転記済み)



俳句結社で俳号をどうしようか考えました。結果、祖母がつけてくれた名前が入っている【楓摩ユミ】🍁で最後まで行くことにしました。この筆名は、作詞、詩作でも一貫して使用している名前です。結社以外の投稿には2種類の俳号を使用しています。【知微】🐣は柳名にします。




♦2022年の俳句

5/26―12/26【52句】

夕立や府民ヴァーサス大阪府5/26 

仏壇にてひっそり熟るるバナナかな5/27

陳列棚のソーダ水飲む老婆かな5/31

現れぬ老婆見にゆく夏の朝6/2

あぢさゐに寄添ふ姪の古着(こぎ)も青6/7

柾目板に横たふ猫の夜涼かな6/7

短夜や明けてよりゆく夢の国6/10 ▼『俳句四季』佳作

蚊を見れば運び屋として始末せよ6/13

「タンゴ・ノアール」下手に歌うて梅雨寒し6/15

夏至光や産道かたき初お産6/16

桃色の立葵戦ぐ実家かな6/17

五月闇千個の桃の盗まるる6/20 

レンタルのパンダ一歳梅雨の空6/21

ぎらつける昼腰折るる立葵6/23

涙たたへ頂く氷菓誕生日6/24

奈良の鹿寝そべりあへぐ猛暑かな6/24



採卵鶏らに男水撒く猛暑かな6/30



夏台風からのバケツに水満ちぬ7/4

夜涼みや笊ニ枚目を食ぶる吾子(あこ)7/8

男の子あせも怪獣となりにけり8/5

原爆忌垂れ流さるゝペンキ臭8/10

八月のヒト ライオンを殺めけり8/11

少女十歳(じつさい)生き残りけり終戦日8/15

昼寝布団に忘られし布の兎かな8/16

ナイター中継お経のように流れをり8/17

仮借なく子猫を洗ふ秋の雨8/18

眼科受診母と行くコスモスの道8/29

餓鬼喰らふ青毒々しきかき氷8/30

秋の日の金の矢浴びて蟬の骸9/5



秋冷や御負けのひよこ母と埋め9/20



彩月ひねもす止まぬ通知音9/21



秋祭カラーひよこら鳴きどほし9/30




運ばるるブルーシートや芒原10/5

スーパーシティの悪魔の祭典冬ともし10/10

デジタル網に囚われの魚ら月高し10/12



スーパーに鶏(とり)・豚・牛や秋ともし10/14




返したるベッタンの絵柄秋落暉11/3

挨拶をする人となりぬ秋の朝11/4

去りし友集ひたるごと冬銀河11/7

給食に蟋蟀初冬の暮れの異変かな11/28

十二月額紫陽花のピンクあり12/1

W杯熱し懐凍えてゆくばかり12/2

冬の灯や読み上げてゆく添加物12/5

カラオケの聴き手はひとり年の暮12/7

愚図たちと別れ急ぐや枯木星12/8

冬満月止血ガーゼをもっとくれ12/8

『草競馬』の音色あをあを冬の朝12/9

孵化場の火事三万羽の雛燃えず12/9

山眠る隧道に安き寝息かな12/12



雛集ふ給水器赤し猛暑の日12/13




夜火事ややめぬひよこの出荷作業12/13

鹿寄せの団栗散るや雪散るや12/26




引用元記事✧句の詳細が分かります

https://ameblo.jp/lemon-tei/entry-12744798817.html 






♦2022年の俳句
12/18―12/25【11句】
雪の日や屠所の冷水浴ぶる豚12/18
学ばるる為に切らるる鴨の喉12/20
不憫なりお蕎麦の出汁となりし鴨12/20
鴨もがく金属管を押し込まれ12/21
われもがく胃カメラの管押し込まれ12/21


フォアグラ農場の冬白き鴨の目に涙12/21



柚子風呂やこのあと吾は泊り番12/22
幸せなるかな年玉袋のうさぎ達12/22
悲鳴やまずアンゴラ兎の毛毟り場12/22


兎の子らよればふわふわ団子かな12/23




蹴りし鶏(とり)客に御売りすクリスマス12/25



引用元記事✧句の詳細が分かります



https://ameblo.jp/lemon-tei/entry-12780202814.html





♦年末年始の俳句 
12/30-1/4【7句】
鰐の檻に二百羽の雛シナの夏12/30

寒燈下園児の如き雛らかな12/31



セーターに羊が地獄宿りをり1/1


Animal Lights Centerの動画より引用




年の暮毛混じりタイツ買ふをやめ1/1



「中国湖北省」
冬空や鳴く鶏ら土に消え1/2




落葉山帰る道なき飼ひ兎1/3 ▼『俳句四季』佳作




息する鶏舎換気停止する手が凍つる1/4




引用元記事✧句の詳細が分かります

♦2023年の俳句
1/5-2/9【17句】
ドリル音五日の朝を砕きをり1/5
大谷選手の画面に釘付け寒の入り1/6
川尻に鯨潮ふく寒の内1/10
膝痛(しっつう)に臥したるままや寒未明1/12
小寒や川面に鯨(いさ)のおほむくろ1/13
教会の結界にをり背黒鶺鴒1/17
ベトナムゼリー セロリの色目哀れなり1/18
寒の海鯨重りと落ちゆけり1/19
初競りや子牛浴びたる視線の矢1/22
遠火事や老婆独居の両隣り1/23
牛頭神を崇むる日なりValentine's Day1/23
しんがりを梯子車馳せり冬嵐1/24
酷寒の借り家に行火二つかな1/27
水洟をかむや一曲歌ふ度2/3


「屠殺場」
牡丹雪最後の話し相手かな2/6




春灯夕餉の豚と鶏(とり)をのけ2/8



コンテナより顔出す廃鶏春の風2/9 ▼『俳句四季』佳作

image/Animals Australia



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♦2023年の俳句
2/6、2/12、2/19【13句】
ブロイラーの鶏舎に一つ春灯2/6 
脚弱の雛踏まれをり春の闇2/6


給水器の春の水飲むひよこかな2/6



春浅や望ましからぬ雛は粉(こ)に2/12
春寒や雛やかましきバケツ閉づ2/12
春の夜や新生児らを泣かせきり2/12


春の夜やベルトコンベアに雛溢れ2/12


image/Animal Outlook



人臭き子鹿を母鹿見捨てけり2/19


(川地祥介さん提供)



痩せ子鹿母乳をもらひ回りをり2/19


(川地祥介さん提供)



誰もゐぬ寝床に戻る子鹿かな2/19 


(川地祥介さん提供)



大寒や飛火野にちさき命あり2/19


(川地祥介さん提供)



六月の赤子を抱いて帰宅せり2/19 


砂利を踏む音消ゆ葉陰より子鹿2/19 

奈良の鹿愛護会が撮影



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♦2023年の俳句
2/20-3/13【18句】
目覚むれど子鹿はひとり春寒し2/20
病褥と窓外分かつ春日差2/21
雨ぽつぽつ母なる空へ子猫鳴く2/22
最後まで一匹狼卒業す2/28
認知症の母おもしろし春満月3/1 
奈良の春間に合わず子鹿眠りけり3/1
雛祭お座布に寝かすやらかき子3/2
啓蟄やみなしご蜂をみて泣く児3/6
禁じられて巣のぞく童女春の昼3/7
春うらら火葬場駅まで鈍行で3/11

春の茶や自販機になき家の味2/16 
パンダ観る目で孵化場の雛も見ておくれ2/21
雪の田のまんまるなるは雲雀かな 2/22
朧月牛を殺せば助成金3/1
一斉のちちろ売り出し春嵐3/2
紅梅の艶台なしに鉄骨楼3/9
球春はダブリュビーシーに呑まれけり3/10


春の風雛ちさき翼持ち上げて3/13

image/アニマルライツセンター


♦2023年の俳句
3/26、3/27、3/30【3句】
桜あんぱん亡母(ばうも)に買へり花月夜3/26
花嵐書類山なす月曜日3/27
黴咲くや蔵出し蜜柑のごわごわに3/30



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時間を見つけてはどんどん足して行きます。