【軽く文学】夕べの一句No.3(月曜〜金曜、夕方以降に更新)12/26更新 | 大阪文学学校本科修了生・元産科ナースが書く【動物愛護と俳句のブログ】

大阪文学学校本科修了生・元産科ナースが書く【動物愛護と俳句のブログ】

大阪文学学校本科修了生。主に、動物の俳句を記事にします。♦6/29より、エンタメ系の記事を1番目に、メイン記事(俳句はこちらにあります)を2番目に置きます。








奈良公園の鹿ちゃん💗 鹿のことを調べていたら、2017年に、増え過ぎた鹿を捕獲、殺処分することが決まったというニュース記事を見つけた。記事によるとD地区と呼ばれる区域の鹿が捕獲され、奈良公園は該当しない為、奈良公園の鹿は捕獲されないと分かった。神の使いとして保護されている奈良公園の鹿よりも、野生の鹿は力が強くて気性が荒いらしい。野生の鹿が民家の農作物を食い荒らすなどの大きな被害を出し続けている為、捕獲、殺処分する事が決まったようだ。



🐣はじめに
私は動物愛護運動を行っていますので、少しスペースを頂きますね。仕事が終わると、平和な夕方を過ごす事ができる幸せがあります。動物たちにもそんな平和な環境と時間をあげたいです。のびのびと動き、安心して眠らせてあげたい。人も動物たちも同じ。平和の中で幸せに過ごす権利があります。


Animal welfare
動物福祉(アニマルウェルフェア)
詳しくは以下の🐣《引用元》記事をご覧下さい






🍋ここから俳句
夕方のローカル番組を観ていて、夕方に定期便のように俳句をお届けすることができたらなあと思いました。それで、今日から平日の夕方に一句詠むことにしました。(2022.04.14)




10月5日(水)18:00
<運ばるるブルーシートや芒原 檸檬🍋>

夕方のニュースで見た映像を詠みました。



10月10日(月)23:30スポーツの日
<スーパーシティの悪魔の祭典冬ともし 檸檬🍋>

ハロウィーンが終わるとクリスマス。どちらも悪魔の祭典です。参加してはいけません。



10月12日(水)18:00
<デジタル網に囚われの魚ら月高し  檸檬🍋>

マイナカードが義務化になるらしいです。次々とご苦労さん。しょうむないことばっかりに一生懸命になってる姿にうんざりします。彼等はお給料が欲しいので上から命令された通りに動きます。ロボット達の投げた網にかかる民衆。体をバタバタさせてる魚が視界いっぱいに視えました。



10月14日(金)20:00
<スーパーに鶏(とり)・豚・牛や秋ともし 檸檬🍋>

パックに入れられて棚に並べられている沢山の肉の塊。生きている時の鶏、豚、牛の姿を思い出しました。冷血で悪趣味な陳列にむかつきを覚えました。



11月3日(木)17:00
<返したるベッタンの絵柄秋落暉 檸檬🍋>

メンコの事を大阪ではベッタンと呼びます。小学生の頃の私は、弟の友達とよく遊んでいました。普通に毎日ベッタンやビー王やドッヂボールなどで遊んでいました。それは、男の子の中に女の子が一人、という屋外の景色でした。それをよく思わない近所の中学生くらいの姉さんがいました。私のことを不良呼ばわりしてました。それを思い出したので、ベッタンを句材にして詠んでみました。落暉(らっき)とは、沈んでゆく太陽(の輝き)を言います。



11月4日(金)17:00
<挨拶をする人となりぬ秋の朝 檸檬🍋>

私は朝がかなり弱い。脳も体もなかなか起きない。しかも、超不機嫌だ。だから、早朝ごみ出しに行った時、見知らぬ人にはこっちから何も言わない。あっちが言ってきたら返しておく。ゴミ収集日は朝から掃除のおじさんが来ている。おじさんにはこっちから挨拶する。寝起きの私は感じが悪い。

今朝、気が付いたら進んで自分から近所の人たちに挨拶してた。私は人が変わったのか?と思った。最近、私の趣味嗜好が大きく変わったと感じる。その影響だろうか?看護師さんの制服を着ている時は、普通にやってた事ではあるのだけれど。現役の時、私は公私を完全に分けていた。まるで二つの人格があるかのように徹底的に分けて来た。最近、看護師さんの時の人格がプライベートにまで及んで来ているように感じる。



11月7日(月)18:00
<去りし友集ひたるごと冬銀河 檸檬🍋>

引っ越しと転校と転職の嵐に揉まれて、生きて来ました。友達ができては別れ、また新しい所で友達ができては別れ、親の都合で私は寂しい思いを何度も味わいました。そして、いつしかこんなもんなんだと割り切れるようになりました。沢山の友達ができました。沢山の友達を失いました。ネットの友達も入れると、それはもう夥しい数の友達を失いました。これが私の歩いて来た道でした。



11月28日(月)20:30
<給食に蟋蟀初冬の暮れの異変かな 檸檬🍋>

今日のニュース【NHK】


わが家の食卓に虫料理が並んだことがあっただろうか。昭和、平成、令和。どの時代にも私は虫の入った料理は食べていない。われわれ世代にはあり得ない食材だ。今日のニュースを聞いて、これは虫食導入のテストだと、私は思った。チップがペットから埋め込まれたように、蟋蟀が子供から食べさせられるのだ。これはテストだ。災難に遭う生き物がまた増えた。なんでもかんでも食べて、雑食じゃないか。人間はカラスか?



12月1日(木)小雪十日目17:35
<十二月額紫陽花のピンクあり 檸檬🍋>

山茶花がちらほら咲き始めましたね。額紫陽花の道もすっかり色が変わり冬の装い。その端っこにピンクの額紫陽花の装飾花(ガクが発達したもの)を見つけました。今日から十二月です。



12月2日(金)18:30
<W杯熱し懐凍えてゆくばかり 檸檬🍋>
「サンスポ」より

支配者層がこの熱狂振りを上から見下ろしてるんだろうな、と思いました。彼等の思うつぼなんです。だから、私の心は1ミリも動きません。サッカーで勝ったって、値上げは続くし、厳しい暮らしは真冬に突入してゆくのです。

人間の関心をそらすため、また、腑抜けにするためにサタンは3つのSを私達に与えました。そのうちの1つがスポーツです。スポーツに熱狂すればするほどサタンが喜ぶのです。それを知ってから、私はスポーツを楽しく観る事が全くできなくなりました。一人だけほんとに冬です。私は合気道ができます。これは武道です。スポーツと一緒にはできないはず。合気道は私の砦です。サタンには渡しません。



12月5日(月)20:00
<冬の灯や読み上げてゆく添加物 檸檬🍋>

商品を買う時に、添加物と原産国をいちいちチェックしなければなりません。和菓子のあんこが中国産って。日本の和菓子ちゃいますやん、と思いました。おせんべいではタイ産とか書いてあります。なんでタイ米なん?って思います。アメリカ産は、どんな商品であっても棚に戻します。原産国非表示の小麦粉はアウト。どうしてもグリホサートは飲み込みたくないです。○ザキ製パンの商品は全部アウト。買い物にとても時間がかかるようになりました。



12月7日(水)19:30
<カラオケの聴き手はひとり年の暮 檸檬🍋>


12月8日(木)19:30
<愚図たちと別れ急ぐや枯木星 檸檬🍋>

私は歩くのが速い。仕事も速い。大阪人だし。何でも速い。だから、停滞すると苦しい。もたもたされるときつい。沼と池が苦手だ。常に流れ続ける大河が、私である。つい数時間前まで、動かない牛を3頭私は所有していた。それらを手放した。もう、一人だからすいすい歩ける。気の病が治った。「愚図」って言葉が気になって調べた。人を傷付けるための言葉ではなかったので、使った。



<冬満月止血ガーゼをもっとくれ 檸檬🍋>

今日の月は満月なので、もう一句詠んでみました。満月前後は、出血が止まりにくくなる、精神科の外来患者が増えるなど、いろんな話を思い出しました。最初救急車が浮かび、手術室が浮かび、この俳句になりました。



12月9日(金)15:30
「プラスチックごみの日」
<『草競馬』の音色あをあを冬の朝 檸檬🍋>

昔、私は世界中の民謡のコレクションをしていました。アメリカ民謡の中にフォスターが作った歌が沢山ありました。その中の一曲が『草競馬』です。

https://youtu.be/mcq3CW4qENI



19:00
<孵化場の火事三万羽の雛燃えず 檸檬🍋>

最近、日本でも養豚場や養鶏場などの火災があった事を人から聞いて知りました。検索で調べると夏頃の火事の記事が見つかりました。一番最近のニュースでは、11月の終わりに孵化場で火事があったというものを見つけました。40〜50万個の卵が被害を受けたそうです。ひよこ3万羽は出荷作業中だったので被害は無かったそうです。二種類のニュース記事を以下にシェアします。「養鶏場の火事」と聞いた時、鶏たちはどうなったのだろうと、凄く動揺する私が居ました。火事は物だけではなく命も燃やしてしまう大きな災いであるのだと、ずっしりと実感しました。火事と言われても、ピンと来なかった今迄の私なのでした。





12月12日(月)19:00
<山眠る隧道に安き寝息かな 檸檬🍋>

奈良に住んでいた時、大阪の八尾市に働きに行ってました。職場はパソコンだらけで、私は勤務中ずっと激しい頭痛と闘っていました。頭痛薬は全く効きませんでした。電磁波が原因だと思います。仕事が終わると、送迎バスと地下鉄を乗り継いで、最後は近鉄電車の奈良行に乗りました。生駒山を越え、生駒駅に着くと、頭痛は消えました。つまり、大阪を出ると頭痛が治るのでした。そんな事を思い出し、生駒山を詠もうと思いました。



12月13日(火)11:30
<雛集ふ給水器赤し猛暑の日 檸檬🍋>

私が見せて頂いたブロイラーの飼育環境が分かる動画では、給水器の恐らくプラスチックの受け皿の色がこの画像の色ではなくて、赤かった。真っ赤だ。ひよこの黄色と、水入れの赤色が、悲しいことに合っていて、なんて世界なんだろうと思った。

業者が創意工夫して作った給水器。ひよこちゃんたちを思って赤にした訳じゃないだろうに。私は小さな少女の頃、赤い物ばかり着せられ、身に付けさせられていたから、赤は子供の色だと感じる。ひよこを寄ってこさせる為に赤い皿にしたのか、ひよこを少しでも不憫に思ってせめてきれいな色の赤い皿にしたのか、これを作った業者の気持ちはわからない。

私は、赤い水入れの皿を見ると、凄く悲しくなる。ほんとに悲しくて身のやり場に困るほどだ。悲しくて悲しくて仕方無い気持ちを記録するために、夏の季語を使い俳句にしておいた。


この色の水入れの皿。黄色いのもあるようだ。赤い方が分かりやすいし、ひよこちゃんたちが寄って来るんじゃないかと思う。


<夜火事ややめぬひよこの出荷作業 檸檬🍋>

鶏の出荷作業のバイトをした人の実体験を読んだ。動画ではブロイラーの出荷作業を見た。先日、取りあげた孵化場の火事のニュースでは、従業員はひよこの出荷作業中だった。全部まとめて、一句にした。



12月26日(月)17:00/19:00詠み直し
<鹿寄せの団栗散るや雪散るや 檸檬🍋>
奈良テレビニュースより、2017年2月7日

🎧2022年 冬の鹿寄せ 3週間前

https://youtu.be/0BgBCizkmnw

奈良、懐かしいな······。トリプルの季重なりです。『季節と歳時記』では以下のようになってます。鹿−三秋、団栗−晩秋、雪−晩冬。最初に詠んだ句が収まり過ぎてると感じたので、二時間後に詠み直ししました。