ニッポン放送『鍵泥棒のメソッド→リブート』 | 新・法水堂

新・法水堂

演劇と映画の日々。ネタバレご容赦。

ニッポン放送製作

『鍵泥棒のメソッド→リブート』



【東京公演】
2024年1月11日(木)〜21日(日)
本多劇場

原作:映画「鍵泥棒のメソッド」内田けんじ作
上演台本・演出:マギー
美術:松井るみ 音楽:割田康彦
照明:櫛田晃代 音響:尾林真理
映像:ムーチョ村松
衣裳:神波憲人 ヘアメイク:松前詠美子
アクション:成松修 ステージング:藤田善宏
演出進行:松倉良子 舞台監督:倉科史典
宣伝美術:加藤和博 宣伝写真:ワタナベミカ
宣伝協力:キョードーメディアス
制作:村田紫音、中尾莉久
制作助手:松嶋奈々夢 制作協力:momocan
プロデューサー:宮奈々子
エグゼクティブプロデューサー:高田陽平

出演:
望月歩(桜井武史)
少路勇介(コンドウ・山崎信一郎)
秋元真夏(水嶋香苗/救急隊員A/AD)
鈴木杏樹(綾子/アカスリおばさん/医師/メイク)
長谷川朝晴(工藤/サウナの客/102号室の住人/103号室の住人/104号室の住人/殺陣師ハセツカサ)
街裏ぴんく(工藤の手下/熱波師/病院の売店店員/監督)
岩本晟夢(工藤の手下・岩下新生姜/サウナの客/理香の夫/病院の会計係/撮影スタッフ)
森本華(香苗の友人/救急隊員B/桜井の元恋人・理香/イメージ不動産社員/ノッコ/音声スタッフ)

STORY
売れない若手俳優・桜井と伝説の殺し屋・コンドウ、 ひょんなことから二人の人生は入れ替わる。記憶を失ったコンドウは雑誌ライターの香苗と出会い、 桜井は裏社会の男から依頼された殺しの標的、綾子と接触する。四人の運命は絡み合いやがて一本の線となり、思いもよらぬラストへと突き進む。【公式サイトより】

2012年公開の内田けんじ監督『鍵泥棒のメソッド』を再舞台化(2014年に演劇集団キャラメルボックスによって舞台化されている)。

まず街裏ぴんくさんが前説として登場。
と思いきや既にここから始まっていて、本多劇場の地下2階に64歳になる蒲郡さんが40年住んでいるという話を始める。KERAさんのライブで街裏さんの漫談を見たことがあった私はいつものやつねと思って聞いていたが、客席からは「へーっ」と感心した声。
その蒲郡さん、元々は役者をしていたが、田舎に帰ろうとしていたところを本多一夫さんに声をかけられて地下に住むようになったとか。蒲郡さんが部屋にポツンと置かれた自転車を漕いでくれているおかげで本多劇場に照明がつく……まぁさすがにここまで来たらみなさん、ネタだと分かっただろうけど。笑

それなりに笑えるところもあったのだけど、初日ということもあってか全体的にテンポが悪い。前日に月刊「根本宗子」を観たせいもあるのかもしれないが、特に秋元真夏さんが今一つ。
あと、原作映画は好きだが、香川照之さん、広末涼子さんといったお騒がせ俳優が出ている作品をなぜ今更舞台化したのかはよく分からなかったが、まぁとにもかくにも街裏ぴんくさんが印象に残った舞台であった。今度、独演会行こうっと。笑

上演時間1時間48分。