『希望と不安のはざまで』
Syria, Between Hope and Fear
2024年フランス映画 56分
監督:ジャワル・ナディ、ヤエル・グジョン、アポリーヌ・コンヴァン
脚本:セバスティアン・ダゲレサール、マイケル・スタンケ、ナジブ・タジウティ
撮影:ジャワル・ナディ、ヤエル・グジョン、マゼム・ハチェム、ジェイク・ペース・ロウリー、セバスティアン・ダゲレサール
編集:レオ・ドゥブロフ、ラミ・ネダル、ワシム・オスマン、ナディル・カッシム、マテュー・レール、レイナルド・ルルーシュ
音楽:セザム
出演:バスマ(歯科医院経営)、ビアジット(トルコからの支援隊員)、アフマド(行方不明者捜索者)、ラザン(専業主婦(30))、タラ(キリスト教徒)、サラ(タラの妹)、ココ(タラの友人)、ジョニー(同)、ヒシャム(イスラム過激派のフランス人)、アブデルハイ(アレッポの経営者)、ジル・ドロンソロ(政治学教授、中東専門家)、レイラ・ヴィニャル(高等師範学校地理学者、シリア専門家)、ワシム・ナスル(過激派に詳しい記者・フランス24)、アニェス・ルヴァロワ(地中海・中東研究調査機関副所長)、アブ・モハンマド・アル・ジャウラニ[アフマド・フサイン・アッ=シャラア](HTS最高指導者、現大統領)、バッシャール・アル=アサド(元大統領)
STORY
2024年12月、アサド大統領の打倒を契機に半世紀にわたる独裁政権が崩壊し、シリアは新体制への激動の移行期を迎える。国外に逃れた者の中には帰還を望む者もいれば、新政権の動向に恐怖を抱き、国外脱出を決意する者もいる。本作はこの歴史的な転換期の最初の瞬間を捉え、将来への期待と未知への恐怖に揺れるシリア国民の声を映し出す。大統領宮殿から悪名高いサイドナヤ刑務所まで、旧体制の痕跡と新たな指導者の登場とともに、岐路に立つシリアの現状を独自の視点で描き出したドキュメンタリー。【公式サイトより】
《第20回難民映画祭2025》配信作品。
旧臘、アサド政権が崩壊した直後のシリアを捉えたドキュメンタリー作品。
まず登場するのが、14年ぶりに帰国したというバスマ(画像のハグをしている女性)。涙ながらに帰国できた喜びを語る一方で、スンニ派の新政権をテロリスト呼ばわりして出国しようとする人たちもいる。
本作はシャーム解放機構(HTS)の最高指導者アブ・モハンマド・アル・ジャウラニ(現在は本名のアフマド・フサイン・アッ=シャラアとして臨時政府の大統領)がいかにしてアサド政権打倒を果たしたかを解説しつつ、タイトル通り、希望と不安がないまぜになったシリアの実情を描き出す。
もぬけの殻となったアサド元大統領の邸宅にもカメラが入るが、自国民が塗炭の苦しみをなめている一方で自分たちだけ贅沢な暮らしをしていたとは自国民のことなど心底どうでもよかったんだろうということがよく分かるが、亡命先のロシアでも高級マンションに暮らし、オンラインゲームに興じているそうな。なんじゃそら。











