2人乗り芝居『トビウオ人間vs形の無い何か』 | 新・法水堂

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2人乗り芝居 vol.2

『トビウオ人間vs形の無い何か』

 

 

2021年12月29日(水)・30日(木)

スタジオあくとれ

 

作:福原充則 演出:佐久間麻由

舞台監督:中西隆雄、小川陽子

音響:櫻内憧海(お布団/青年団) 照明:萩原賢一郎

演出助手:岡遼平 楽曲提供:山本慎太郎&ごとうはるか

宣伝美術イラスト:窪之内英策 ウレタン人形:笹野茂之(ウレタンを工夫工房)

劇中妖怪似顔絵:柳生忠平 制作:河野遥(ヌトミック)

 

出演:

三土幸敏(漫画家・あゆ/シド(カズくん)/ファミレスアルバイト・西野/ナンパ中学生・さとる)

神崎れな(アシスタント・ヤマメ/ナンシー(まちこ)/ファミレスアルバイト・高橋/シドの母親/さとるとヤマメの娘・ヤマ子/山姥)

 

STORY

締め切り前夜。浮かんだアイデアは、どれもボツ。無能なアシスタントを道連れに、わたし漫画家は、環状7号線を走るのです。「見ろ!目の前をアイデアが駆け抜けていくぞ!」あぁ自転車の神様よ、あのアイデアまで連れてって…。左右のペダルを順番に、力を込めて踏みつける。願いを力に、祈りを力に、すすめよ浮かべよ、想像力!――この乗り物に乗る者は、自分の速度を知らずに走る!己を知らない愚かさは、しかしまたそれ故の奇跡を呼ぶ!進め、環七を!太腿のはちきれんばかりに!【公式サイトより】


昨年10月、浅草九劇より無観客配信された作品(マチネソワレ)の劇場公演版。

 

舞台美術は配信版を踏襲。

今回は佐久間麻由さんが演出に専念し、ヤマメ他の役を神崎れなさんが演じる(30日13時公演のみ佐久間さんが稽古なしで出演したらしいけど、どうだったんだろう)。
 
三土さんによるグダグダな前説がスピーカーから流れた後、本篇開始。
配信で2度も観ているので(実際はそれ以上)、ストーリーは分かり切ってはいるのだけど、主人公の漫画家は今や『あなたの番です』で人気脚本家となった福原充則さん自身だろうし、ヤマメのような献身的な支えとなる存在を欲していたのかもなぁとも思いつつ観ていた。
キャストが変わったことで多少印象も変わるかなと思ったけど、それほどでもなかった。
神崎さんも眼鏡姿がお似合い。
 
上演時間50分。
ちなみに今日は舞台を3本はしごしたけど、上演時間をトータルしても『水俣曼荼羅』の上映時間の半分以下というね。笑
 
終演後の舞台。