チャラン・ポ・ランタン×to R mansion 音楽劇『青い鳥と赤い猫』 | 新・法水堂

新・法水堂

演劇と映画の日々。ネタバレご容赦。

チャラン・ポ・ランタン×to R mansion

音楽劇『青い鳥と赤い猫 奇妙な旅の果てのはて?』

 

 
【東京公演】
2021年12月22日(水)〜30日(木)
LUMINE 0(ルミネゼロ)
 
演出:上ノ空はなび(to R mansion)
共同演出:小島康嗣
音楽監督:小春(チャラン・ポ・ランタン)
アートディレクター:江戸川じゅん兵
舞台監督:橋本加奈子 照明:國吉博文 音響:佐藤こうじ(Sugar Sound)
衣装:西川千明、Aki 宣伝美術:太田博久(golzopocci)
プロデューサー:橋本隆平
 
出演:
もも[チャラン・ポ・ランタン](もも)
江戸川じゅん兵(猫ちゃん)
小春[チャラン・ポ・ランタン](アコーディオン弾き/スナック小春のママ・小春)
野崎夏世[to R mansion](屋敷のマダム/にせもも/サーカス団員)
丸本すぱじろう[to R mansion](マダムの使用人/浦島太郎/にせもも/サーカス団員)
上ノ空はなび[to R mansion](青い鳥/マダムの使用人/亀/にせもも/サーカス団員)
 
STORY
ももはある日、猫とともに旅に出る。しかし、道に迷って雨が降ってきたため、マダムが暮らす屋敷に立ち寄る。その屋敷には開かずの扉があり、決して開けてはいけないと言われたももだったが、誘惑に抗えずに開けてしまい、絵の中に閉じ込められる。その後、ももは海に落とされ、猫は雑居ビルにあるスナック小春のママのもとに身を寄せる。猫はそこで出会ったサーカス団員に一目惚れし、サーカス団の団長となる。

姉妹ユニット、チャラン・ポ・ランタンとパフォーマンスカンパニー、to R mansionがタッグを組んだ音楽劇。
 
メーテルリンクの童話劇『青い鳥』はチルチルとミチルが幸せの象徴とされる青い鳥を探し求める物語だが、本作の主人公ももは猫を相棒に本当の自分を求めて旅に出る(時には3人の自分と椅子取りゲームをしたりも)。
to R mansion目当てなのか客席には子供連れの姿も多く、子供たちの反応を見ているだけでも楽しい音楽劇だった。
 
こちらはチャラン・ポ・ランタンのお二人が目当てだったのだけど、ももさんの歌声は相変わらず素晴らしく、年末に聴けて喜びもひとしお。小春さんも息の合ったハーモニーを披露するだけでなく、ソロパートも妹に負けない歌唱力だった。
 
上演時間1時間15分。
 
 
劇場隣のスペースではチャラン・ポ・ランタン初の衣裳展《12年コレクション セレクション》も同時開催(衣裳を手掛けるAkiさんは松永姉妹の母親)。