H&M TOKYO
シャンパンの飲みすぎの明け方、5時前にすっきり目覚める。
ヒンヤリした風の中、いつもより軽快に走れる。
海に行きたいのに。都内。
昨日見逃した、アルゼンチンのファッションデザイナーに会いに
ROOMSへ。激しい雨だから、ちょうど展示会日和。
アルゼンチンブースめがけて、歩いていくと、どうぞ見ていってくださいと、
ファッションショーへ通される。
赤々舎xMetal Addctionの初コレクション。
写真を着る。
石川直樹さんなど風景写真を身にまとう。
なかなか! 先週見たコレクションよりずっとよかった。
アルゼンチンブースでは、CUTEなJuana De Arcoのアーティストが来て、
Juanaな世界をつくっていた。
ArgentinaColorfullifeと題名どおり、南極に近い地域独特の光の色。
ずっと見てきた、北欧の光の色にも似ている。
おお、なんと昨年11月のご招待を受けて、アルゼンチンへ視察へ行った時に
無理やり、離団して、パレルモを散策していたときに、見つけた、可愛いショップ、FIORINI WICHMOCKI
が来ている!www.fioriniwichmacki.com.ar
手作り感の編みこみと色使いが、最高に可愛く、ちょっと買ってみた。
それを東京で来ていると、たいてい誉められた。もっと買ってくればよかったなと思っても、38時間。遠いブエノスアイレス。
ブエノスのセレブデザイナー、TramandoのMartinも来ている。
セレブだから、撮影が絶えない。
面倒見がよく、初めてのデザイナーを助けている。いい人だ。
Tiendamalbaミュージアムショップのデザインアイテムもキッチュでいい。
どれもこれも、くすっ。無理のない、ユーモアたっぷりのデザイン。
売れそう。たっぷり説明してもらい、満足してブースを出る。
いまや北欧ブームだが、今後はこの対極にある、アルゼンチンデザインが見逃せない。
H&Mが銀座にオープンする、プレビューパーティーに向かう途中、
FOODPR、OfficeK2の村上さんのオフィスに立ち寄る。
すっきりと無駄のない、オフィスは、村上さんのさっぱりした性格を反映している。
珍しく村上さんの姿を見かけたので、窓をノックしてお邪魔する。
村上さんとは、もう8年ぐらいだろうか。今や、立派な代表取締役。
ヨットで日本からニュージーランドへレースで出たり、私にとって、信頼できる偉大な方。
よもやま話をして、
いざ、銀座へ。
堂々ZARAのすぐ並びにオープンする。
赤いH&Mのネオンが華やか。
年に何度も出張でスウェーデンに通っていたのに、一度もH&Mに入ったことがなかった。
ストックホルムの
本社にもよく遊びに行き、伝説のデザイナー、マルガレータとも友達なのに、
2005年にイエテボリに行ったとき、ジャスパーが、へ?一度も?そんなに何度も来ているのに?
No.カモーン。と、H&Mへ連れていかれる。ちょうど夏のSale中で、通常安いのにさらに安い。
乱雑なディスプレイと、縫製の荒さがいただけないと思っていたが、ジャスパーと一緒だったか、
妙に楽しくなっていた。ついつき数アイテム買ってしまい、今でもその時買ったパーカーなど愛用している。
それ以来、いくと必ず、数アイテム買ってくる。そして東京で来ていると、たいてい誉められた。
銀座店は白い蛍光灯が眩しい。
お世話になった、スウェーデン大使、公使になられたマグナスさん、など
嬉しい皆さんと再会する。本当にスウェーデン大使館の皆さんは、いい方ばかり。
幸せな環境にいて、好きなように仕事させてもらって、いまだに感謝で一杯。
この日は、25%OFFでお買い物ができるから、皆、プレスの方も挨拶方々、目が必死。
特に何も買わず。
白金のTangerでディナーする。
ROOMS
最高の秋晴れ、葉山に住んでいる人はいいな。
人気のない、澄んだ海にいれて。
こちらは、しょうがないから、代々木公園の緑を見ながら、
代々木国立競技場へ。
Maxieと待ち合わせして、ROOMSへ。 www.rooomsroom.com
今年の会場構成が、すっきりと見やすくていい。
九州男児馬場君が、精魂尽くして営業セレクトしたという、LivingRoomが見ごたえがあった。
漫画家のキャラクターグッズ。ニュージーランドのオーガニックコスメ。馬のミルクのコスメ。。。。。。
浅草の職人さんのまるで切り株のようなバッグやお財布。
先週見たランウェイショーのブランドも展示している。
アルゼンチンがたくさん来ていたが、なぜか見逃す。
タイのファッションショーで見た、SENADA来ていた。いいんだよタイブランドが。
気持のいい日中時間、中にいては損ソンと、表参道を歩きいつもの
ドラゴンフライへ。打ち合わせ。あれ、黒崎さん!なぜか嬉しい。
大きな笑顔で、世界中のクリエーターを魅了する、Mr.KUROSAKI.
大きな背中を見送る。
前回きたとき、松本孝美さんがおいしそうに食べていたスコーン。今日はないみたい。
MaxieをSUSまで送り、釣本さんに挨拶する。
なぜか、黄色い看板が気になり、10数年ぶりにカモミールデリによってみる。
軒先で焼き菓子を売っている、かつて良く買いに来ていたの。
ショーケースにはマフィンとクッキー2種。クッキーモンスターの異名をもつから、
モカクッキーを。量と値段が嬉しい。その場ですぐ2粒いただく。
変らず美味しい。オーナーに久しぶりによったのよと挨拶すると、もう16年たったという。
今や、オートクチュールクッキーが主流だそう。
有名ブランド、化粧品会社、車メーカー、金融、ジャニーズ事務所、芸能関係のオーダーが
ひっきりなしだそう。あれ、私もそのクッキーレセプションでいただいたことある。
カモミールさんだったのね。
SONYPLAZA、いや、PLAZASTYLEにわかったのね、クリスマス商品展示会へ。
購買力を沸かせる商品がずらーっと並ぶ。注目のドバイのデイツチョコも入荷。さすが。
久しぶりに鈴木さんとお会いする。NY駐在中にお世話になって以来のお付き合い。
2005年のボルボオーシャンレースでNYに行った時に一緒にプレスボートに乗ってもらった。
ハドソンリバーの河口を。自由の女神をみながら、私の初めてのNYだった。
鈴木さんとてもお元気そう。
今は、ウェブショップの担当になられたと、商品を見せてもらう。
はいているだけで、モデル脚になれる、靴。この冬、きっとはくわ。
USのかわいいセレブサンダル。売れそう。
そのお隣のブースの、ハワイのコロに大人気のTed'sBakeryのハウピアパイに注目。
ハウピアとは、ハワイの言葉で、ココナッツミルクをプリンのようにプルプルにしたもの。
現地では16種もあるが、日本では一番人気のチョコレート味。
サクサクのクラスト。チョコレートクリーム。ハウピアパイ。そして生クリーム。ボリュームたっぷり。
きっとザ・アメリカンスウィーツ激甘と想定していたので、一口だけ好奇心でいただいてみようと
お持ち帰りしようとすると、鈴木さんが、あ、それ今食べないと、大変なことになりますよ、
どうぞどうぞと、ラウンジでコーヒーを用意してくださる。
よもやま話でもと思いきや、ハウピアパイが美味しくて、パイの話になる。全然甘くない。
軽やか。フォークが止まらない。鈴木さんはクラスト部分が好きなんですよと、サクサク感が堪らない。
あれ、全部食べちゃいそうですねと、鈴木さん。気がつくと、残すところ4分の一。
男性の前なんだから、そこで残すのがレディ。が、
鈴木さんの動物のような大きな笑顔に見守られて、ついに完食。
ま、いいか、今日ランチ、スキップしたし。気分よく夕方の外苑を歩く。
テクマクマヤコンと待ち合わせして、ROOMSのパーティーへ。
数名と挨拶して、パーティー会場で、アルゼンチン大使や、サンドラさんなどと話す。
アルゼンチンワインがスポンサーなので、今日のワインはかなり美味しい。
昨年アルゼンチンのワイナリーを視察してきてそのオーガニックな美味しさに、酔いしれてきた。
アルゼンチンでは、農薬を使わず、虫がついたら、その虫を去勢する。そうやって、虫をじわりと減らして、
オーガニックに育てる。おいしいワインをいただいたので、スワロフスキーのパーティーへ移動する。
三宅さんが、受付にいらした。この方とはもう8年。本当にいつもかわらない、いい方。優秀で頭がいい。
スワロフスキーのクリスタルの世界にシャンパンで酔いしれる。
トウキョーワンダーサイトさんにお会いする。この方も本当に立派な方。アート界をどんどんかえていき、
有限実行の信頼できる方。スウェーデンにも何度もいらしていただいた。今回もいろいろスウェーデンクリエーターを使ってくださったよう。嬉しい限り。なんと、NYのアクアビットのクリエイティブが東京にできる。
マーカス、喜んでるだろうな。マーカスと会ったのも、あのボルボオーシャンレースで初めて、NYへ
行った時。偶然だな。今日は。
所沢ヴィエンナーレー
爽やか極まる秋晴れ。
ジョギングも軽やか。いつもの公園もいっそう綺麗に見える。
いい風ふいて、最高のヨット日和。葉山に行きたい。
もしくは、千倉に行きたい。
所沢ヴィエンナーレへ行く。
引込線。
所沢なんて、こんなこともなければ、行くこともない。
学生時代の親友の実家があり、あの頃は、たまに来てたけど。
西武線が意外に好き。シンプルで快適。新宿から、ツーっと。あっという間に所沢。
ちょっと方向がわからなくなってしまったので、駅前の交番で跡地はどこですか?と聞くと。
おまわりさん。はーあなたもですか?何があるんですか?そこに?
今週何人目だろう何十人もきたよ。
と丁寧に教えてくれる。最後に、へへ、ちょっと興味あってね。親切だった。
いい会場。アートが喜んでいる。
巨大なクラゲがよかった。タイトルは私幽霊だけど。クラゲ。
目玉は、木彫りの彫刻ライブ。色の白い、可愛い女の子が、巨木を掘り続けている。
品のいいメイクをして、道具を握る腕が白くで華奢。彼女のこれまでの作品がいいの。
これの仕上がりもぜひ見たいところ。
詳しくはこちらを。
http://www.tokorozawa-biennial.com/
そう、別段これ以外、何も用のない、所沢。もう少し2駅さきにいくと親友が住んでいるが、
今日はこんな時しか、いけないから、祖母、祖父、叔父が眠る、霊園にお花を飾りに行く。
叔父が好きだった缶コーヒーを買って、祖母が好きだったハワイの花、ハイビスカスを買って。
いつもお世話になっている、店でバケツをかりる。
この霊園が結構好き。緑が溢れて、自然がたっぷり。静かで感じがいい。
ピクニックするにもとてもいい。そう、何度も行った、ストックホルムのアスプルンドがデザインした霊園みたい。
平日だから、人もあまりいない。百日紅が綺麗に咲いている。
あ。おじいちゃんの好きだった、ワンカップを忘れた。。。
また西武線に乗って、神楽坂へ。
いつ行っても、いいなこの坂町。
紀の善の抹茶ババロアを食べたい。が、2階席はいやなので、やめた。
毘沙門天を過ぎ、そのまま坂をあがる、あーいい感じの灯りがつきはじめ、いい時間になってきた。
目指すは、神楽坂フラスコ。うつわの手帳CAFE.
クラスカにもうつわをおさめている、問屋さんの日野明子さんの期間限定の店。
唸る。うなる。なんていいセレクション。どれもこれも。
なぜ、期間限定なのだろ。
奥の座敷では、お茶とずんだ豆のスウェーツがいただける。
日野さんが、丁寧に説明してくださる。この方、本当に好きなんだな。
建築デザイナーの、日本茶 茜の茜さんもお着物を着ていた。
いいメンバー。和の推進部。
このギャラリーのオーナーも若い。
ひとつひとつ、両手にとって、器を感じとる至福。
最高の時間を同時に集まった皆様と分かち合う至福。
これから、秋に向かうのに、なぜか、初夏っぽい色の伊万里を手にした。
初夏っぽいスウェーデンにありそうな、ブルーにペイントしてあるテーブルに乗せてみた。
水色というか、スウェーデン色と和と、ある天気の日の海の色。
ワビサビブルー。MIZUIRO。 んー表現が多様な、水色。
今、気に入って飲んでいる、玄米抹茶緑茶を入れたら、綺麗な色合いだろうな。
と、
日野さんに、コレください。
ビオトーブの築地さんもいらっしゃる。お久しぶり。
話込みたかったが、夜の神楽坂の坂道散歩に出かける。
ちょっと、いい店をみつけてしまったから。今度、海外客がきたら、必ずお連れしよう。
最後に紅茶マンをカウンターでほおばって。
食べ歩き大好きOLさんと、立ち話をする。OLさんって、アフター5の楽しみがいろいろね。
おいしい情報をいろいろ引き出すが、いまいち、ひっかかるものもないので、
そのまま、坂道を下る。
お堀端には、綺麗な半月がぽっかり浮かんでいた。