Korinoのブログ -17ページ目

初島ヨットレース

油壺の美しい朝を楽しむことなく、朝露の香りを堪能して

あきちゃんと美代子さんに、早朝5時45分に、三崎口まで送ってもらう。

ごめんね、あきちゃん。。。。飲んだ翌朝なのに。

本当にいい人。このご夫妻。


葉山へ。

そう、今日は年に一度の、石原都知事杯。初島レースの日。

朝8時にスタートだから、7時20分までに、集合。

この早朝。どの船もいつものレースとは違う様子。

長距離レースへ出る、静かで和やかな、緊張感が、いい。

今日の風向き、波を読み。冷静に作戦を練っているんだろうか。

私は、このスタート前の雰囲気が大好き。

世界のレースを見てきたが、いつもこの時間がすき。


日頃は船上に乗るからその様子が見れないけど、

今回は大阪から、腕のいいレーサーが来ていたので、譲って、陸チームに残ることにした。

全員を見送り、防波堤へ。

コーラルシーのオーナーさん方と、スタートから、遠く初島へ向かうヨットを見えなくなるまで見送る。


それぞれ、沖組み、陸より、など様々に散っていく。

あー、乗りたかったなあ。

まあ、こんな時に、日頃あまり話す機会もない、コーラルシーさんなどとお話をする。

相模湾の塩の流れなどいろいろためになるお話をお伺いする。こんな時間も貴重だ。何ごとも勉強。

とりあえず、まだやっているだろう、朝市へ。いつものオリーブオイル屋のおじさんと話す。

ビスコッティを買ってハーバーで食べる。

ちょっとKAJIなど見てみるが、ちっとも集中しないから、実行委員ルームに戻る。

焼き豚の菊池さんに、座れ座れとソファに腰を下ろす。


そうこんな時でないとお話する機会もなかろう、牛若丸の犬飼さんと、話す。

先週のかぐや姫レースで、はるか先頭を走り、トップになった、牛若丸のオーナーさん。

女性スキッパーの千夏さんの話は、もう、かないませんという、上腕。諦める。

そうか、犬養さんは、写真家さんだったの。時事通信などにいらしたらしい。

なんだか、同じメディアの仕事だから共通する話題がたくさんあり、随分と話込んだ。

その間に、沖で無風で苦戦している、レース艇からの電話で、レース展開を見守る。

これもまた、楽しい。

もう回航しているだろうと思いきや、1ノットもない状態も続いているらしい。

真鶴あたりで、団子状態。目に浮かぶなあ。きっと、こんな贅沢なこともないだろう。

いつも風のいい日は、あっという間に、すぐ右手に熱海を見ながら、初島をぐるーっと廻ってしまう。

あっという間だ、ここまで来たのに~。。。


やはり、リタイヤコールも。

もう、温泉でも入って、帰るわと。

1Knot前後では、やってられないだろう。

私も、動かぬレースの辛さをよく知っている。ヨットに入ったのは、8m以上のバリの荒波を5時間航海を

経験した感動から、入ったから、やっぱり、荒れているほうがむしろ好き。


犬養さんと話し込んでいるうちに、ポコロコの三浦さんが帰ってきた。

いつものように、レース艇を冷やかして帰ってきたんだろうと、三浦さんに上から手を振る。

川奈に行ってきたんだよ、これから打ち上げでおいしいラム酒飲むから、おいで~。

とお招きを受ける。嬉しい。心から嬉しいお招き。

素敵なポコロコ号の上で飲む、上等なラム酒。

旧友3人と川奈でおいしい魚を食べてきたらしい、やはり、無風で苦戦している船を冷やかしてきたという。

七福神はトップにいたよと。そう、いつも、三浦さんに、船上から手を振っている側だったな。

嬉しいものなの、これが、ちゃんとエールを送ってくれるから。


いい風に吹かれて、あっという間に、ラム酒を2本からにしてしまう。

いつの間にか、コンロがおかれ、焼き豚の菊池さんが、くさやを焼いていた。

酔いがそうとう廻っていたが、数年ぶりにいただくくさや、美味しかった。

そう、菊池さんは、そうとうグルメ、ある意味グルメ。あの秘伝のたれの焼き豚はご馳走だ!

このハーバーで一番おいしいもの。菊池さんの大声をはりあげて話すから、

いつもお腹がすくんだろうなあ。

いい感じにくさやを食べていたら、コーラルシーのクルーの奥さんが、

おいしい焼き鳥を持ってやってきた。皮焼きがおいしい。

陸チームでも、楽しいことあるな。いや~。美味しい。楽しい。

レースに出れなかった、悲しみも楽しみにかえる技。


実行委員ルームへいくと皆、円卓を囲んで、徹夜の長丁場レースへの対策会議を開いていた。

皆腕組みして、唸っている。こんな光景を共にするのも、楽しい。

こうやって、レースを見守ってくれていたんだね。乗るほうも大変だが、残る方も大変。

そんなことを学んだ日だった。皆さんにねぎらいの言葉をかけ、

レース艇が入ってくるのは、明日ということ。だから。


いつの間にか、ポコロコの手入れの入った綺麗なウッドデッキで気持よく伸びていた。

三浦さんが、泊まっていきなさい。ハッチあけておくから。! そんな嬉しいこと、喜んで!

こんな美しい船に寝れる、喜び。あるだろうか。

と、思いきや、だみ声の奥さんに、拉致される。無理やり、逗子マリーナのコンドミニアムに

さらわれる。。。。

深く酔っているから、よくわからないうちに、あの逗子の三平でサワーを飲んでいた。

よーく太った子供がぷよぷよと贅肉をゆらしながら、愛くるしい笑顔で母親とこんな時間まで

遊んでいる。シチリアや、ギリシャを思いだす。海辺の子供は夏は暑いから、遅くまで大人と一緒に

遊ぶ。そんな図だ。

三平の主人にいい加減に追い出され、逗子マリーナへ。

広い部屋。そりゃ、奥さん一人じゃあ、さみしいだろう。が、

私としては、クルーはまだ、初島沖。無風と戦っている。

のに、湯船につかり、ベッドで寝る。

途中何度か、旦那さんから、経過電話が入る。まだまだ。明け方らしい到着は。

子供時代以来初めて、ベッドから落ちてびっくりして目が覚める。

奥さんが、あー。と、そう、障子を破ってしまった~。












油壺

朝からお腹が痛かった。

がいつも通り、スイムへ行き。1時間ちょっと泳ぐ。

ちょっと痛いなあと思いながら、様々な思いと共に油壺へ。


江口ハウスへ到着すると、すでにできあがり組みが、昼間船を出しついてきた魚を

食べながら楽しい時間を過ごしていた。

油壺ヨットクラブの隠れ家ハウス。ちょっとスウェーデンの森の家みたいで、

気に入っている。

江口さんは、心臓を患って入院していたと聞いたが、極めてお元気そう。

その江口さんの、冬のアクティビティ、山をワイルドに滑るスノーボード仲間が集まっている。

夏はもぐって魚とったり、サーフィンやったり、とにかくアウトドア派。

一の蔵などおいしいお酒をいただきながら、おいしい料理。

つきないアクティブ話。

三平の有名なから揚げが到着。んー。美味しい。

こんなから揚げがあったんだ。


腹ごなしに闇夜の森を降りて、ハーバーへ散歩。

街灯がなくとも、この闇夜が歩けるのも、父親とよく、父の故郷、佐渡ヶ島へ帰省していた子供のころ

闇夜を歩いていたことがあるから。父から夏に自然と学んだことのひとつ。

そんなことを思いながら、ハーバーにつくと、レースで江ノ島から来ているヨットで

賑わっている。どの船も飲んで飲んで、楽しそう。

ちょっと冷やかしながら、月光ハウスを覗いて。

ヨットハーバーの夜って本当に楽しい。


いい感じにおなか一杯になり、いい感じに酔い。眠りにつく。


ちょっと蒸し暑かった。



横浜トリエンナーレ

横浜へ、プレビューに行く。

まだ西日の強い夕方の横浜は水辺で気持がいい。

運河の水面がゆらゆらしているのを見ているだけでも、和む。

あ、トビウオが!重そうに何匹もはねている!

夕焼けに横浜運河のトビウオ。これもアートになる。


しっかりアートをみなきゃ。と思っても、

ランドスケープばかりに感動してしまって。

アートバンクの屋上では、生意気がリトルガーデンを。

アンドレアさんと久しぶりに会っても、気持がいいですね、横浜は、と

アートの話をしない。。。


しっかりアートみなきゃ。


大桟橋へ向かう。会場に入らず、デッキで横浜の町を眺める。

これがまた最高。なんて至福の時。

レセプション会場に向かう人々を眺める、

目のいいMaxieが、あ、ドイツ大使だ。あ、あ、と人を見つける。

私は海と夕焼けを見る。


そう、トリエンナーレのレセプションにきたのに、景色ばかり見る。

しっかりアートみなきゃ。


会場入り口には、幻想的なしゃぼん玉が吹かれている。

今日一番のアートピース。


さ、横浜トリエンナーレの開幕。