私は英語圏に住んで3年以上経つが英語は得意ではない。
自分の意志で始めたわけではない学習は続かないのはもちろんのこと、自習では取り掛かる事も出来ないし集中もできない。

誰か横にいないとテキストすら開く気が起きないので、お金はかかるけど結局学校に通ったりマンツーマンの先生をお願いすることになった。
そこでひとつ重要なことがある。
先生は日本語を話せない人にするということ。
ADHDの先延ばし癖や遅刻癖で先方に迷惑をかけることが多々あるのだが、先生が日本語がわからないとなると連絡手段は英語となる。そうすると、からだが起き上がれない位だるくてレッスンに行くかどうか迷う時に気軽に『申し訳ありませんが遅れます』と言えない。
その場合の選択肢は2つ。
慣れない英語で一生懸命メールやら電話をするか、泥のようにだるい体(2日位シャワーできてない)をムチ打ってレッスンに向かうか。
上記のどちらを選んでも英語のトレーニングにはなるのだ。もちろんレッスンに遅れて行く場合は先方に非礼を詫びる必要があるのだが、それも練習だ。私のよく使う事になるだろうフレーズの練習になる。
遅れてごめん、、。←これね。

ADHDが関係あるかどうかはわからないが、私は耳から入った情報を正しく認識するのが苦手である。まぁ平たく言うと、聞き間違いの多い人間という事になる。それは英語日本語関係なく、間違える。

そんな私は英語の音楽を聴いたりラジオを見ても内容がチンプンカンプンなので、情報の収集及び英語のトレーニングは目で読む媒体を利用している。
Twitterでは英語圏のアカウントをフォローし、テレビを視聴する際は字幕をオンにしている。長い文章は読むのがつらいのでTwitterはとてもありがたい。

視覚優位だという事がわかってから、単語のアプリを電車に乗っている時にやるようにした。単純に知識が増えると、耳からの情報が怪しくてもなにについて話しているのか想像しやすいから。

私の聴覚が怪しいというのは、聴力が悪いわけではない。聞いた音を処理できてないのだろうな、と思う。街中を歩いていて救急車がサイレンを鳴らしていてもどこの方向から来るのかがわからない。
英語で会話しているのを聞いて日本語だと勘違いする、その逆パターンもある。
耳から入った音が脳の知識と正しくコネクトしないので、へんな聞き間違いが多々おきるのだ。まいった。

まいった、と言っても仕方ないので自分に合った学習法でコツコツと(これが一番苦手)勉強するしかない。
覚えのめでたくない脳みそにヘラでなすりつけるようにしつこく同じ事を刷り込むしかない。
何度も同じ単語を調べるし、自分の記憶力のなさに涙する時もあるけれど気分の乗った時にやるしかない。
そうそう、ADHDの私が勉強に一番役立った事がある。それはガムを噛むこと。
会話や発音練習の時には向かないけど、動き始めるきっかけ勉強を始める儀式としてこの行動をする。
もちろんガムだけ噛んで終わる事もあるけど、なにもせずに勉強を始めようと思う時よりはるかにちゃんと勉強できる割合が上がった。
ので、集中力のないあなたの学習にガムはおすすめ。