作文・読解力など国語力向上 学習塾ラーニング・ラボ横浜天王町教室のスタッフブログ! -12ページ目

作文・読解力など国語力向上 学習塾ラーニング・ラボ横浜天王町教室のスタッフブログ!

作文・小論文・読解力など国語力UPのための塾。横浜市保土ヶ谷区にある学習塾ラーニング・ラボのスタッフブログです。教室での出来事、教育ニュース・新聞記事・書籍についてのコメント、当塾オリジナルの「基礎講座」で作成した生徒の作品なども発表します。


ここのところ、新年度に向けて、保護者面談をさせてもらっています。

これまでの学習や生活を振り返り、来年度へどうつないでいくか・・・

それぞれのご家庭の方針や、ご家庭での様子、学校から指摘されたことなどなど、様々な情報をもとに、

「この子はもしかしたら、ここがネックになっているかな」

「この子はこうしたらもっと良くなるかも」

授業の中身を見直すために、そうした生の声は非常に重要で、
時に、それが決定だとなることもある。

「そこに原因があったか」と。


今季の面談でも、とてもうれしい報告をいくつも頂いています。

ちょうど今日の面談では、学校での「ノートの書き方」がどの教科でもきれいになってきて、先生もビックリするほどだというお話を聞かせて頂きました。

以前にもこの手のお話しが中学生で出たことがありますが、小学生の保護者様からお聞きしました。


面談でまず出てくる話題は、テストや成績などの数値評価の部分でしょう。

その点で改善がみられたことなどは、それももちろんうれしいことです。

それだけ成長したことに違いはありませんから。


ですが、そうした話題の中で、たとえば、「取り組み方が粘り強くなった」とか、

「書字がていねいになったと学校の先生に言われた」などなどが出てくることもあります。

そういうお話があると、点数が上がったということよりも、

「よし、よし」

と、たまらず心の中でガッツポーズ。


こういう部分は、直接点数評価がされないけど、

でも実は点数のためにも超重要なこと。

そういった部分での変化が出ていて、

しかもきちんとそれを評価している。

自分でもそう認識できている。


そうなると、点数をガーッと上げるための、

成績をワンランクもツーランクも上げていくための素地ができた、

と見ても良い。



「ノートの書き方がきれいになった」


というのは、その最たるものかもしれません。


実際のところ、ノートは自分があとで読めれば良いわけです。

そもそも「記憶」や「整理」などがノートの機能ですが、

授業中に学習内容を瞬時に「記憶」できてしまえば、

特にノートをとる必要はないわけです。

頭の中で憶えた知識たちをうまく「整理」し、

目の前の問題に対処できてしまえば、

何もノートを書くなんて行動とらなくて良いわけです。


だったら、なんで「きれい」にノートを書かなければいけないんだ、と「ノート書くの嫌な人」は声を張り上げて言ってきそうですね。

だから、究極のところ、それらが出来ればノートはいらないんです。


でも、人間そうではない人が多いから、
きちんと頭以外のところに「記憶」させておくんです。

忘れてもいいように。

あるいは、忘れるために。


じゃあこういうのはどうか。

ノートは書くとして、「きれい」に書かなければいけない理由ってなんなのさ。

あとで忘れていても良いように書くなら自分が読めれば良いんだし、

人が見て、「きれい」「汚い」なんて判断される必要がどこにあるのか。

こんな声も聞こえてきそうです。



さぁ、では、あとでそのノートを読んでいる自分って、本当に自分なんですか?

その時に、つまり、いくらかの時間が経過した後の自分が本当に書いている時の自分そのものである保証はどこにもないですよね。

その時の自分さえも読めなかったら、もうそのノートの価値は半減。

もしかしたら無価値となってしまうかもしれません。


これがひとつ言えること。


そして一番言いたいのは・・・

ノートを書き、しかも「きれい」に書く、ことの意味、

それは、一見何の意味があるか不明なその動作を、

「やめたい」「嫌だ」という負の感情を、

グッと堪え、やりきるということに一つの意味がある。

そういうハードルがたくさんあることや場で、

きちんとストレスに打ち勝って何かをやり遂げたとき、

想像以上の成長がもたらされます。

やったそのこと自体がどうこうではなく、

やりきったという、こちら側が大きく変化するんです。


だから、一見「どうでもいいじゃん」とか「めんどうくさい」ということをきちんとやりきる人は、それだけで点数を上げるとか成績をあげるとか、そういう素地がある人だって言えるんです。

だって、勉強、特に学校の教科の学習は、そういう「どっちでもいいじゃん」とか「めんどうくさい」とか「これやって何になるの」とか思ってしまうようなことばかりじゃないですか。

そういうものを一つ一つ積み重ねたとき、
その知識が使えるとか使えないとかそんなどころの話ではないくらい、
一回りも二回りも大きくなっていくんです。


さぁ、久々の更新、今日一日のクールダウンも兼ねて書いていたら、逆にヒートアップしてきたので、このあたりで店じまいしておきます。



「ノートがきれいになったって言われたよ」

と言われたのがうれしかったです、というお話でした。

(ざっくりまとめ過ぎか。まとめでもないか。。)


【参考】
※「ノートの書き方」については、以前に当塾ホームページにて
 コラムを書きました。 ぜひご覧ください。
 
 「良いノート」って何だろう?
 http://learning-labo.st-community.jp/?p=606


ラーニング・ラボでは、新中学校1年生、新高校1年生のみなさんを対象に、
以下の通り「春のスタートアップ講座」を開催します。


春のスタートアップ講座概要
■期間
 3月16日(月)~4月3日(金)

■対象
 新中学校1年生・新高校1年生
 その他の学年の方はこちらをご覧ください

■教科
 数学・英語
 ※その他の教科をご希望の方はご相談ください。

■受講料
 新中学1年生 4コマ  9,500円 ~
 新高校1年生 4コマ 11,000円 ~
 ※5コマ以上の受講料は教室までお問い合わせください。

■教材費
 1教科につき 800円
  ※高校生や別途指定テキストを使用する場合は別。


◆本講座は学習効果を考え、1教科につき4コマ以上の受講をお願い
 しています。
◆授業日程は、個別に予定を伺ったうえで設定します。
 習い事や年末年始の予定を考慮したスケジューリングが可能です!
◆本講座と同時または受講後のご入会には特典がございます。
 ※詳細は教室までお問い合わせください。
◆高校・大学入試に向けた「作文」「小論文」「面接シート」などの
 添削指導、一般の方の文章作成のフォローなどもお気軽にご相談
 ください。国語教育・文章作成のプロ講師が仕上げまで完全個別
 サポート致します!

その他、ご不明点等は教室までお気軽にお問合せください。
お電話でもメールでもOKです!

【春のスタートアップ講座概要(公式ホームページ)】
http://learning-labo.st-community.jp/?p=3044

神奈川県公立高校入試 H27(2015)年度入試 数学
問一



問二以降はラーニング・ラボ公式ホームページにて随時UPします。
神奈川県公立高校入試解答・解説講座(公式ホームページ

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 万人に対して唯一万能な手法なんて存在しませんから、断言はできませんが、
 おそらく一般的な学校で学んできた多くの人のお力にはなれるでしょう。
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神奈川県公立高校入試 H27(2015)年度入試 国語
問一



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ここで「プロフェッショナル」について書くのは何度目だろう。

いやそんなに書いていないかな。

僕の好きなテレビ番組の一つ。

最近は「これ」と決めて見ている番組は少ないので、
そういう意味では別格の存在。

毎回その道のプロフェッショナルに密着し、
その「仕事の流儀」が披露される。

言わずもがな、ですかね。


今週は、とあるホテルのコンシェルジュが主人公。

リアルタイムでは見れなかったので録画しておいてもらったのですが、
その映像を見る前に、さっき再放送がやっていたのでそちらを見てしまった。


今回は記事を書きたいと思える程にドンピシャな内容。


この番組、「仕事の流儀」はもちろん楽しいのですが、
何より僕が好きなのは、最後に語られる、
「プロフェッショナルとは・・・」の部分。

今日のお言葉は・・・

 1つのことに関して、昨日より今日、今日より明日、
 もっと前に進もう、もっと先を目指そうという努力を
 いつも自然に楽しんでいる人


でした。

「~先を目指そうという努力を」当たりまではまぁまぁよく聞くセリフですが、
それを自然に楽しんでいる人、というのは、
けっこうありそうな気もしますが、あんまり聞いたことがないですね。


かくいう僕の座右の銘も、「人生楽しくなきゃ嘘」というもの。


やはりこの「楽しめる」というのはとっても重要だと思います。


ちなみにこの部分だけは、NHKのホームページで動画が見られるようです。

 (↓リンクをはっておきます↓ ぜひご覧ください)
  http://www.nhk.or.jp/professional/2015/0216/index.html


で、このお言葉も良いのですが、
何と言っても今回は、その後、番組終了直前にもうワンカット。

「阿部さんにとってコンシェルジュとは?」

という質問がありました。

いつもは、たいてい「プロフェッショナルとは」で終わってしまうのですが。


そして、今回は、その答えが秀逸でした。

僕にとっては、ですが。


何と答えたか分かりますか?

業界でも超有名なその道のプロが、
自分の仕事をどうとらえているのか。

番組の中でも自分自身の仕事っぷりも、
部下に対するアドバイスも、
「なるほどな」と唸らされる内容。

さぞ深いものが出て来るのだろうと期待してしまうようなシーン。


そんな彼女の答えは、実にシンプル。

もちろんとっても深いんですけど。


もったいぶってしまいましたが、
彼女が語る、自分にとっての自分の仕事とは…













趣味











ヤバイ。

ドンピシャやー!


僕自身の仕事に対する究極の理想系。

それが究極的には「趣味」。


好きだからやるし、好きだから苦労も厭わない。

前へ進もうと、先を目指そうと努力ができる。

しかも、楽んで。


業績とか、上司の顔色とか、大切な指標ではあるけど、
過度にそういうものを気にして、
倒れるまで働いて、
それで残ったものってお金以外に何があるのか。

もちろんそういう環境が全て悪いわけではないし、
むしろ、そういう環境で戦えることの幸せも大きいはず。
得るものだったちゃんといっぱいあるんだろう。

でも、究極的に、自分の全存在をかけて「楽しむ」ためには、
そういう現実的なしがらみが時に邪魔をすることもある。

だから、理想系はやっぱり「趣味」になる。

だからといって、何も「テキトー」なわけではない。

むしろ逆で、徹底的に好きな「趣味」だから、
手を抜かないし、どんどん前のめりに没頭していける。


そんなふうに仕事ができたら、最高に幸せだろうな。




今回の「プロフェッショナル」ご覧になった方はいますか?

あなたはどう感じましたか?

自分の仕事をどんなふうにとらえていますか?



僕も、あなたも、最高に幸せな仕事ができますように…



神奈川県公立高校入試が終了しました。

といっても、昨日には終わっていましたが。
中1,2年生の学年末試験があり、
私たちは、今日やっと一息つけた、というところです。

受験生のみなさんは、やっと長きにわたる受験勉強から解放されて、
羽を伸ばしているのでしょうか。

今年度の入試も、理系教科が難化したという評価で、
特に、理科に苦戦したという人も多いようです。
英語もやや難しかったようで、
全体的に思ったほど得点が伸びなかったという声も
聞こえてきます。

みなさんはいかがでしたか?


そんな中、うれしいことに、
国語は高得点がとれたという生徒が多い。

もちろん文系教科は例年並みという評価で、
新入試になってから出題されている「記述」問題も、
定番化されてきているので、
他の教科に比べたらやりやすかったというのはあるでしょう。

ただ、他が50点台、60点台という生徒が、
国語は80点台とか90点台となると、
やはり国語はしっかりとできていると評価して良いのではないでしょうか。

これが「国語」という教科の枠を超えて、
他の教科にまで影響を与えられるほどに高められれば、
「活用力」重視傾向の新入試の意図により合致するでしょう。

平たく言えば、大切なのは「読解力」をベースに、
基本的な知識をどう組み合わせるか、ということ。
そこに、ちょっとの発想力があれば、
敵は恐るるに足らず、ということですね。


実は昨年も似たような現象が起こっていました。

しかもこの教室だけではなく。

知人の塾で「国語力UP講座」と銘打った授業を請け負っていますが、
その講座を受講している人とそうでない人で、
入試あるいは模擬試験における国語の得点の差がかなりはっきりと表れていました。
そのうちきちんとデータを共有してもらって分析したいと思います。

その差は、単純に「国語」の時間が他の人よりも多かったからなのか。
学習の内容的(質的)なものが要因なのか。

少なくとも、当教室の「基礎講座」や「国語力UP講座」での学びは、
いわゆる学習場面で必要とされる「読解力」はきちんと養えるでしょう。

今後はより「国語」という枠組みにとらわれず、
広く学習全般を、さらには、社会的生活を支えるような
言語力を一緒に磨いていく機会、環境を作っていきたいですね。


さぁ、何はともあれ試験は終了しました。

結果は神のみぞ知る。


君の朗報を待つ!







先日、「やる気スイッチ」について、

「動機づけ」

という視点から記事を書きました。

今回はその続き。

「動機づけ」には、2種類あるとされていて、
「ほめる」とか賞罰を課すというのは、
いわゆる「外発的動機づけ」というもの。

…というお話をしました。

で、今日はその逆、

「内発的動機づけ」

について。

読んで字のごとく、
「外発的」が周囲の人からだとすれば、
「内発的」というのは、自分自身でってこと。

自分で自分の行動を評価し、
励まし、その行動を「快」と認識するようにする。


ある行動とその結果に対して、
自分で自分にご褒美をあげられるようにならないと意味がない。

その行動自体が、結果を得ることが
それ自体が「快」になることで、
その行動は継続的に、また主体的に実行できるようになる。

周囲の人間によってほめられたり、
アメとムチを使われたりするのは、
きっかけ作りや短期的なものについて良いかもしれないけど、
中長期的に、ある行動を維持していくためには、
やっぱり心もとない。

だって、ほめられなくなったら、
アメがなくなったら、
その行動ができなくなるかもしれないから。


ずっと持続的にその行動をとることができる。
要所要所にハードルがあっても、
自分で自分を励まし、超えていける。

ある意味で理想はここにある。


だから、大切なのは、どこぞの誰かに
「やる気スイッチ」を押してもらうのではなく、
自分自身でスイッチを押せるようになることなんです。

そのための訓練は実に大変。
いろんなものと戦わなければいけない。

いや、自分自身と戦わなければいけない。


ちなみに、ある雑誌の企画で、
東大進学者の学習履歴の特集がくまれていた。
だいぶ前の話ですが。

そこには大変興味深いことが書かれていました。

東大進学者の親は、
とても教育熱心で、
幼少期からさぞ「お勉強、お勉強」と
意識が高かったのだろうと思われがちですが、
実はそんなことはない。

しかも、テストで100点をとったとか、
何か優秀な成績を納めたということに対するコメントというのがまたすごい。

多くの人は諸手を挙げて、

「すごーい」
「○○ちゃんが頑張って勉強したからだね。次もがんばろー」

なんて言ってしまうかもしれませんね。

ところが、東大進学者の親は、

「よかったね」

とあっさりした一言で終わるんですね。

そう聞くとどこその教育評論家あたりが

「子どものやることはしっかりほめてあげないと」

とでも言いそうですが、
「やる気スイッチ」という観点からすれば、
違うんですね。

違うというのは、東大進学者の親の方が一枚上手なんですね。

「よかったね」というプラスの評価はきちんと伝えるんです。
しかし、過度に別の「快」を与えず、
その行動自体への「快」を自分自身で実感させるんです。

そうすることで、自分の努力、その行動それ自体が「快」であり、
そのことにこそ価値があることを暗黙のうちに伝えることになる。

これこそが、より主体的に、継続的に、
良い行動をくり返していける「動機づけ」となる。


「ほめる」
「やる気スイッチ」
「外発的動機づけ」

などはきっかけとしては良いと思います。

もうどうしようもない場合もあるでしょう。
例えば中学生、高校生に成長していて、
ちょっとやそっとのことではもう動かなくなってしまった、とか。

ただし、長い目で見れば、
決して外から与えられたもの、
それがたとえ「快」だとしても、
いや「快」だからこそ、
一見良さそうに見えて、
実はあまりよろしくないことになりかねない。


これらが過度に働いたことが、
良くない方向に行ってしまった実例を以前聞いたことがあります。

傍から見れば一見何の問題もないような優秀な生徒。

その彼女が実は勉強に対して、
あるいは勉強を通して創造してきた人生そのものを
後に「大いなる錯覚」と捉えるに至ったこと。

それに気付き、自分で自分の人生を考えられるようになるまで、
彼女の場合、実に20年以上の時間が必要だったのです。

これだけ書くと、なんのこっちゃ分からん、
という感じですね。

続きはまた今後。



先日、授業中に一人の生徒が

「あぁーやる気スイッチONにならないかなぁ」

と、ため息交じりもらしました。

幾人かの生徒も、

「ホントだよねー」

と共感している様子。


やる気スイッチといえば、
とある学習塾のTVCMでおなじみのあれ。

確かに、「やる気」ってのはとても大切なもの。

勉強だけでなく、
何かを行動をする時、
特に、何か達成したい目標があり、
その目標達成の前に、
いくつかハードルがあるような時、
この「やる気」のあるなしが結果に大きく影響する。


じゃあその「やる気」ってのは
誰かが自在に「ON」できるものなのか。

もちろん塾という現場では、
様々な生徒と日々やりとりとする。

「勉強大好き」って人は珍しい部類ですから、
塾の講師の仕事ってのは、たいていの場合、
好きではないものに向かわせることが多い。

だから「やる気出せよ」って思ってしまうこともあるし、
「この子最近やる気出て来たな」なんてことを
口にすることもある。


この「やる気」ってのは、
学術的に言えば、
「動機づけ」ってことにつながるだろう。

心理学の授業で聞いたことある、
という人も多いと思います。

育児や教育の話題で、
「ほめる」のが良い、
という話がされるのをよく耳にします。

何かの行動が上手くいったとき、
「すごいね」
「上手だね」
という評価をしてあげることで、
その行動が「快」と認識される。

その行動が「快」と認識されれば、
人はそれを積極的に行うようになる。
良いとされる言動が身についていくし、
「苦手」「嫌い」と認識されていたものでも、
それを上書きできる。

・・・という話だろう。

もちろんこの論理は一理ある。
「動機づけ」ってことでいえば、
「外発的動機づけ」ってやつですね。


ただ、一方で、ちょっと待てよと思うこともある。

この「外発的動機づけ」にばかり頼っていると、
実はその言動が実に偏った、
不健全な在り方をする場合がある。

例えば、学校のテストで良い点がとれたら、
あるいは、成績が上がったら、
何かを買ってもらえる、おこづかいをもらえる、
どこかに連れて行ってもらえる、
などのご褒美をあげるとする。

そのご褒美が魅力的であれば、
「よし、やってやろう!」と
普段以上に「やる気」を出して、
頑張るかもしれない。

その結果点数が上がり、成績が上がり、
念願のご褒美がGETできたとする。

そうしたら、きっと次はどんなご褒美がもらえるのか、
どんなご褒美をもらおうか、
という思いで勉強をしていくことになる。

みなさんこれをどう思いますか?

ちょっとしたご褒美で喜んで勉強してくれるなら
安いものだ、と思いますか?


それも一つかもしれません。

「アメとムチ」ってやつですね。


まぁこの場合はやることは勉強なので、
あんまり反対する人はいないでしょう。

ただ、これが例えば、
人の家のみかんの木からみかんを取ってくる
という行動だったらどうでしょうか。


冬場は乾燥もしていますし、
みかんがあるとうれしいです。
だから、

「ありがとう」
「これくれるの?うれしい」

なんて素敵な声掛けなんかしてしまったとしたら…


さぁここが一見良さそうに見える
「ほめる」という行動の、
ちょっと待ってポイントですね。

つまり、本来勉強は主体的に、
継続的に行っていくことが重要なこと。

なのに、「ほめる」というのが過度にからんでしまうと、
そのご褒美のためにやるということになってしまう。

「えーやっぱそれならいいじゃん」

って思った方いますか?

そうです。
こう改めて言い直しても
なんか問題がなさそうなんですね。


まぁそこが問題なのですが。


何が良いたいのかと言えば…

「ほめる」が過度にあって、
それが「快」になり過ぎると、
「ほめられるためにやる」
ということになってしまうんですね。

つまり、

「ほめられなければやらない」
「ご褒美がなければやらない」
「一度でもご褒美がなければやらなくなる」
「ご褒美がショボクなればやらなくなる」


ってことになるかもしれないのです。


これだと困りませんか?

ご褒美があれば、それなりにやる。
でも、馬の前の人参を垂らして走らせるがごとく、
常にご褒美をぶら下げていないと何もできない。

これでは困っちゃいますよね。


でも、これが「ほめる」とか
「やる気スイッチ」というものを
過度に意識して行ってしまうと
起こり得ることなんです。
しかも、周囲の人間が。


では、どうすれば良いのでしょうか?


その一つの答えが、
「外発的動機づけ」の逆。

「内発的動機づけ」です。


…ですが、
ちょっと長くなってしまったので、
続きはまた今度。



中3生の受験生に、最後のメッセージを動画にしてみました。

直前の勉強が上手くいっている人は確認のために、
なかなか上手くいっていない人は、
まずはここをやろうというヒントにして頂きたいです。


前回の【社会】につづき今回は【国語】です。

一昨年から入試制度が新しくなった神奈川県公立高校ですが、
入試問題も全教科に渡って「記述問題」が増加しました。

国語でも、図表の読み取りを含めた記述、
説明的文章(論説文)での要約などが、
一昨年、昨年と出題されています。

記述問題と聞くと敬遠する人も多いようですが、
実は、今のところの傾向では、
この記述問題こそが、国語の

「これだけはおさえておけ!」

です。

ぜひ最後までご覧ください。



2015年になったと思ったら、もう1月が終わっていました。

毎日「寒い、寒い」と連語する日々ですが、
そんな寒さにも負けず、受験直前の追い込みをする受験生を前に、
私も胃がキリキリしております。

今週は、私立中学入試があらかた終わりました。

5日後には私立高校入試、10日後には公立高校入試といよいよ本番という時機です。

そんな直前期に、中3生の受験生に、最後のメッセージを動画にしてみました。

直前の勉強が上手くいっている人は確認のために、
なかなか上手くいっていない人は、
まずはここをやろうというヒントにして頂きたいです。


まずは【社会】

一番暗記が必要な教科。
ポイントを絞ったつもりが、やや長くなってしまいました。
でも、結構いいポイントをついていると思います。

ぜひ最後までご覧ください。