La vie en rose
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「須賀敦子全集(第3巻)」-正しい靴で、正しく歩くために

須賀敦子全集〈第3巻〉ユルスナールの靴・時のかけらたち・地図のない道・エッセイ/1993~1996

無理して集めた、須賀敦子の全集。

今は実家に置いてあるけど、戻ったときに読み返す。


清冽な、静かな、それでいて人を寄せつけないわけではなく、むしろ

その逆の文章。

ゆるゆると、ものを考えながら、中世の趣を残す石畳の曲がりくねった道を

進んでゆく、そんな感じ。

上等のお菓子みたいに、ゆっくり味わって、舌の上で転がしていたいのだ。


物知らずの私は、ユルスナールも、ギンズブルグもこの人に教えてもらった。

やはりこの人の文章と同じ空気を感じた

(まあ、ギンズブルグは本人の訳なのだけど。ただ非常に優れた翻訳者でも

ある人だ)。

惹かれる作家にはやはりくもの巣のように惹かれる作家群がついてくる気がする。

この(いい意味で)机上の人脈、って凄い贈物だといつも思うのだけど。


ナタリア ギンズブルグ, Natalia Ginzburg, 須賀 敦子
ある家族の会話

返す返すも、なぜ大学のときに知らなかったのか嘆く。

もう故人だが、晩年私の卒業した大学で教えていて、当時なら授業を

受けることができたのに・・・。


今回響いた言葉は、解説でお友達が語っていた、いつも須賀敦子と

二人で話していたということ(大意)。

「神様は、何を残したか、ということはご覧にならないけれども、

どのように生きられたか、ということをご覧になる」


それはとても背筋がのびるような言葉だけれども、一方で私の心を

安らかにしたのだ。

成果をみられるわけではない。日々のプロセスをみるのです。

私はクリスチャンではないのだけど、私を見守る「何か」は信じている。

その存在はきっと、私に日々を充実して生きることを望むはずだ。

成果なんて、二の次、三の次。


何を残したか、ではなく、どのように生きたか。

いま必要としている全てに通じている気がする。


正しい靴を探し出して、正しい道を進み出すヒントをもらえたような。


考えてたこと

ちと愚痴モード。


このところUPできなかったのは、体調を崩したせい、

試験勉強をしなくてはいけない(と気ばかり急いた)せい、

そして仕事が無駄に忙しかったせい。


何もかも疑問に思えて仕方がなかった。

眠っても眠っても眠くって、ホントにベッドから起き上がれ

ない日があった。

休息を魂と脳ミソが必要としていたとしか思えない感じ。


仕事が無駄に忙しかったのは、正直コミュニケーション

不足のせいで、一年以上この人たちと働いていても

「ここまで確認しないとだめか・・・」とがっくりきた。


上司は(人間として)好きだ。

皆も嫌いじゃない(憎たらしいときは多々あるけど)。

でも、グループのために働くなら、もう少しレスポンスが

欲しい。一人で勝手にやるのはつまらない。

というか、私の仕事なんてホントは一人じゃ出来ないんだ。

皆からの情報がなければ。

それを「出せー!出せ!!」ってあの手この手でつつきまわす

のに疲れてるんだね。


Tさんは非常にクレバーだと思うんだけど、(皆基本的には

そうなんだけど)やっぱりこの業界しか知らないんだな、と。

一つ一つは垣間見てきただけかもしれないけど、業界の

数だけなら私のほうが見てるし、Tさんがこの間の残業の

時に言ったことには納得行かない。

「非常に変更が多い」のはこの業界だけじゃない。

というか、変更が少ない定型的業務なんて私がこれまで

経験した業界どこにもなかった。


それはやらなきゃいけないことを先延ばししてなかったフリ

する言い訳にはならないよ。

時間がなかったら、きちんと説明して、相談してくれなきゃ。

人のことをサマンサ(@奥様は魔女)かサリー(@魔法使い

サリー)に改名させたいんだろうか、この人たちは。

たく、エンジニアって連中は・・・(笑)。


私はこの人たちを操縦する術を未だ身につけ切れていない。

それを身につけるのが先か、それとも見切りをつけるのが先か。


もう少しやらなくてはいけないことは残っているので、それに

目処をつけてから、考え直さなくてはならない。


結論:キャリアの面からも、精神的負担の面からも、Organize

    されていない組織のグループアシスタントはもう

    絶対やらない。





"Devine Secrets of the Ya-Ya Sisterhood"-漂う空気感

(実はかなり前に読了したものです。その場ですぐ作成したのですが、

なぜかきちんとアップされなかった・・・涙)


Rebecca Wells
Divine Secrets of the Ya-Ya Sisterhood

和書だと読むのが早い私(話題のベストセラー関係だと1時間くらい、

字数が少ないものなら立ち読みで充分。笑)ですが、原書だと格段に

スピードが落ちます。

燃費が良くなるので、海外に行くときには手持ちの冊数を減らす

ためによく原書を持ってゆくのです、たは。

特に、なんというか、ノッてくるまでが時間がかかるのですが。

これも、ノッてからが早かった。


系統としては(知らずに読み始めたのですが)、「マグノリアの

花たち」や「フライド・グリーン・トマト」と同様、サウザン・ベルの

ヒューマンドラマと位置づけられると思います。

ストーリーとしては、ベストセラーになっただけあり、読む価値も

読み応えも充分にあります。


ただ、なんというか、私が本当にこの本に惹かれた理由は、南部の

空気感。

気だるい、それでいて懐かしい・・・。


私はどこにいても、未だに「ここに所属している」という感覚を持てない

人間だけれども、私の出身の海辺の街の空気、野暮ったいけれども

妙に風通しのよさを感じさせるその空気感と共通する気がする。


都会で暮らしている今の私が、またその空気の中で暮らしたいのか、

は解らないけれども、「風通しのよい、でもどこか野暮ったい」ものに

囲まれていたいのは、確かだと思う。


完全な洗練の中から、私が求める強さと優しさは生まれない気が

するんだよね。漠然としているけれども。


この物語の主人公たちは、みなそれを体現している。





必要なこと

自分の70%には満足していることを認めること。

あと努力するのは30%のためであること。


でもその30%が達成できていないからといって、

自分が無価値であると責めるのはやめること。


もっと日々の自分をいとおしむこと。

そして周囲もいとおしむこと。


本を読むこと。

料理すること。

身体を動かすこと。

少しずつ、興味のあることを学ぶこと。


何もかも、自分にとって必要なこと。

こどものせかい

会社に、出入の業者さんが3歳になる女の子を

つれてきた。


パパと一緒、お仕事のお手伝い、うれしくて

たまらないみたい。しゃがみこんでおはなし。


子供の目線になると、いろいろなものが見えてくる。

いつか私も、自分の子供と一緒に追体験できたらな、

とおもう。


そして、子供の腕って、なんでああちょっとしっとり

していて、気持ちいいんだろう。

抱きついてくるときの感触、なんとなく赤ちゃんくさい

匂い。


両親も、私のそんな頃をいとおしんで、そのままここまで

大きくしてくれたんだろうな。


素直にありがたい。






覚書

なぜ始めたのか、を考えたほうがいい。

コミュニケーションが好きだったから、

だらだらとはでも、続けているはずだ。


手段としてのことば、をもっと意識すべき。



「四番サード魚真」でなぜか上司と

上司に誘われ、ディナーです。

さすがに木曜日、最初想定していたお店にフラれ、

こんなところに(さすがに写真は撮らず・・・)。


http://r.gnavi.co.jp/g193102/


店員さんが良くも悪くも元気。

魚はまあこのエリアでは新鮮なものを適当な

お値段で食べさせる。

外国人の彼には面白かったかもしれない。

魚も大抵は平気な人だしね。


普通に楽しく、お食事できました。

詳細は書けませぬが(いや、疚しいことは

何一つ無いんですよ。笑)、彼は単純に、

私が今まで仕えた中で一番尊敬できる人だなあ、

と思う。


しかし、こういう人は、人たらし(いい意味で)だ。

ほんとよく人を見ている。

食事に誘われたタイミングなんて、(彼以外のことで)

仕事に不満が溜まりまくっていた時期。

ドキッとしたもん。


こんな人が独身だったら好きになるのに(笑)、

と思いつつ、実際は家庭持ちだからこの忍耐力、

寛容さがあるんだろうな、それを培ってきた彼の

家族は素敵な人たちなんだろうな、と思う。


そろそろそんな家族を持ちたいな、とこういうときだけ

にわか結婚願望が起きるのですよ。はは。


とりあえずこの人を失望させないような仕事が

したいと思う。

そう思える人と働いていることは幸せなことだ。


「貴婦人と一角獣」~私のただひとつの望み

図書館から何気なく借りたままになっていたものを
就寝前に手に取って、思わず読了してしまったもの。
トレイシー・シュヴァリエ, 木下 哲夫
貴婦人と一角獣

翻訳家の深町眞理子さんではないですが、

基本的に、今も昔も「お話」が一番好き。

TVはドキュメンタリーが好きなのと対照的ですが。


このお話のインスピレーション源となった作品、

私もクリュニーで観ているけど、その規模に

圧倒されて、主題は「五感」だったよなー、

くらいにしか記憶が無かった。


お話はまさに「タペストリー」にふさわしい。

このタペストリーをめぐる、人々の感情の「綴れ織り」。



貨幣単位としてのチロルの考察

最近凝ってます。

ミントチョコいいと思う。


チロル

しかし、昔(小学生くらいの頃)チロルってほぼ貨幣単位だったよな~。

「ああっこれだけあればチロルチョコなら○○個買える!!」ってのが

口癖の頃があったかと。


当時10円(消費税も勿論ナシ)。現在20円(税抜)。

まあやや大きくなってる気がするし、当時の収入(お小遣い)と

現在の収入比べると流石に(笑)大きく違うので。




六本木ヒルズランチ‐WOLFGANG PUCK BAR & GRILL

突然上京した従兄&その友達とランチ。

会うのは3年ぶりなんだけど、空白を感じさせないのは

血の力なのかな。


リクエストにより、六本木ヒルズへ。

私も2回目なので、お店よくわからないんですが、

「肉食べたい!」という従兄のリクエストにより、

わかりやすーくここへ。

・・・はい、今度は写真を撮りますよ。


WOLFGANG PUCK BAR& GRILL

http://www.wp-japan.jp/shop/bar_roppongi/index.html


2500円のランチコースを。

‐グリンピースの冷製スープ(サラダも選択可)

‐メイン(ハラミのステーキ&マッシュポテト)

‐コーヒーor 紅茶


別途、

‐ビール

-バナナとルバーブのアイスクリーム添え


をいただきました。


ステーキも美味しかったのだけど、久々に暑い中

だらだらとビールを飲む、という贅沢を味わいました。


wolf

コレ食べたわけじゃないですが、ま、イメージです。


さらに。

関西人って、本当に日常生活でボケ&つっこみ

かまします。特にお店の従業員の方はターゲットに

なりやすいよう。

いや、こっちが実はグローバルスタンダードだと思っては

いるんですけどね。

お付き合いいただいた店員さんたち、ありがとう・・・。


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