札幌 西野のアロマサロン オレンジと紫の須田まほです。
前回は、ストレスからか汎発性脱毛症となり、アロマトリートメントで久しぶりに眠れたことを書きました。
汎発性脱毛症になってからは、精神的にはギリギリの状態でした。
この頃私は、マンションの6階に住んでいて、バルコニーからよく下を見ていました。
本当に辛くて、この辛さから逃れられるのなら、なんだってしたい心境。痛くたっていいくらい。
下を見る。うまくいけばいいけれど、踵骨骨折、骨盤骨折、歩行障害、変形、後遺症・・・(笑)
救急部の医者も知ってるし、「あれ、飛び降りたの?」って言いながら笑いながらオペすんじゃね?
変に知識がある私はやはりもちろん踏みとどまれました(笑)
同じころ、母が私の頭に合うフルウイッグを買ってくれました。とても高価なものです。どこからどう見てもかつらに見えない普通の私に見えた時は、嬉しくて鏡を見て笑いました。
おかげで、外出できるようになりました。
ラベンダーの精油が心に効果があることがわかったので、オイルを作り頭部をマッサージするとその時だけはなんだか「良い気」がしました。元気になるわけじゃなくて少し楽になる程度。それでもずっしりと重い感じはなくなりました。
スピリチュアルの友達は「来年にはもう治ってる。普通になってるのが見えるよ。」と言ってくれてそれを信じました。
だって、とてもじゃないけど来年も今のままなんて無理なので(笑)その言葉を強く信じました。
その頃、私には新しい彼氏がいたのですが、この人がまた気が重いというか・・・(笑)
申し訳なくてしょうがなかったのです。
だけど、その彼氏は「まほちんが辛いのは辛いんだけど…俺にとっては髪があるとかないとか、そういうのは特に問題ではないんだよね。」(いい年してまほちんと呼ばれてます はい<(_ _)>)
と言ってくれました。
「二人にとって髪は問題ではない」 会うたびいつも言ってくれていたような気がします。
私にとっては大きな問題なんですけどね。
この時は友人や上司、いろいろな人が励ましてくれました。
だけど、一番助かったのは 気にしないでいてくれること。
何も変わらない日常だと教えてくれること。
「私たちは何も変わらないから安心して」友達が言ってくれるそんな言葉が一番の救いでした。
自分の容姿を受け入れることができず、自己否定の真っただ中にいると、友人に対しても
こんな自分が友達で申し訳ない。
とさえ、思ってしまいます。
「私達は何も変わらないよ」
いつもの日常があって、何気ない普段通りの会話がある。
そんな優しさに救われました。
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