札幌 西野のアロマサロン オレンジと紫の須田まほです。
アロマのお仕事をしていると、あなたとアロマとの出会いは？
と、聞かれることがよくあるのですがはっきりこの時にアロマに出会いました！というのがないんですね。
ですが、私がなぜアロマの道に進みたくなったのか、振り返りたいと思います。
今回記憶をたぐってみてもどうしてもはっきりとしたものはわからないのですが、ただ、思い返して、一番記憶にある思い出は、看護学生時代に行った「富田ファーム」です。
やはり、「ラベンダー」に行きつきます。
まだ、看護学生だった頃、当時の彼氏とそのお友達のアメリカ人カップルと夏の富良野に行ったことがあります。
私達は、富良野に入った途端、どこも一面 右も左も紫色の絨毯が敷き詰められているような紫の世界にとても感動して、車の中からただただその世界を見つめていました。
大好きな彼氏と初めてのアメリカの人との交流。それだけでも楽しいのに、そんな素敵な景色を見ながらのドライブで感動もひとしおでした♪
ただ、だんだんと気持ち悪くなってきました(-_-;)
富良野の、ラベンダーの時期ってずっとラベンダーの香りなんですよ。
町中の空気がその香りになっているので逃げ場がない。
窓を開けても閉めてもずっとモァっとした濃厚な匂い。
感動もつかの間
ずっと胸のあたりがむかむかしていました。
そして、「ラベンダーソフト」という意味不明のラベンダーが練りこまれたソフトクリームを食べてさらに具合が悪くなったのを覚えています(笑)
そんな中でも富田ファームにつくとさすがにまた更に感動しました。
広大な敷地全てがお花畑！
ラベンダーを筆頭にカラフルなお花畑が帯になり、何段にもなって色を変えるお花の絨毯。
圧巻でした！
そこで入ったショップで見つけた小さな小瓶。
これが私が思い出す、初めての精油です。
「おかむらさき」
その香りを嗅ぐと、スーッと体の中に入ってきて一瞬できれいな気持ちになりました。
「わぁぁぁ、なんだこの香り…」 「なんだろうこの小さな小瓶」
ラベンダーそのものの香りとは違うスーッと体に入って洗われるような感覚はなんとも表現できない感動がありました。
これが、「精油」「エッシェンシャルオイル」を知ったきっかけです。
その後、しばらくは特に精油に触れる機会はありませんでした。
私は、看護学校を卒業、そして彼が大阪に転勤というタイミングで結婚。
北海道が最高の場所だと思っていたので、ここから一生出ないで人生を終えるはずでした。なのに何がどうしたのか彼と結婚して幸せになるために、大阪での暮らしが始まったのです。
生まれ育った北海道から離れ、決まっていた内定を断り、友達が一人もいない大阪に行く。
私は幸せになるために、大阪に行く。
幸せな人生を夢見て、大きな決断をした私。
なんだか私かっこいい。
でもそこでは、自分が思い描いていたものとは違う未来が待っていました。
そして、そこでまた精油の力を知ることになるのです。
その生活はあっけなく終わってしまい、過酷な一人暮らしが始まるのでした。
１５年前はデュヒューザーはあまり出まわってなくて、アロマポットが主流でした。キャンドルに火をともして上のお皿に精油を垂らして静かに香りを楽しむ。
本格的に芳香浴を取り入れたのは大阪でした(^^
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