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ラフラフ日記

主に音楽について書いてます。

ayumi hamasaki 25th Anniversary Live Tour
2024年3月9日(土) 和歌山県民文化会館 大ホール

 

 

浜崎あゆみの 47都道府県ツアー、和歌山公演に行ってきた。

 

この和歌山公演が、私にとってのファイナルになる予定だった。それが、石川・福井公演が延期になり、石川が私にとってもツアーにとってもファイナルになった。それでも、「これが私にとってのファイナル(の予定)だった」という気持ちを忘れずにいきたい。(振替公演はまた内容変わりそうだし)

 

浜崎あゆみにしかできないカーニバル。

 

この、私の中に沸き上がってくる力は何なんだろうと思う。

 

25周年で、初の 47都道府県ツアーで、いろいろ考える機会があった。いろいろな場所に行って、そこに集まるお客さんやあゆ一行や。私にとって、浜崎あゆみって何だろう、どんな存在だろう。

 

私にとっての第3幕ファイナル、つまり、ツアーファイナル。

 

“あゆは私に「夢」をくれたんだ”

 

という言葉が浮かんだ。

 

それは、何かを叶えたりする夢じゃなくて、明日も生きていこうと思える力のようなもの。

 

私は、あゆに出会って、言いたいことが増えた気がする。いやむしろ、あゆに出会うまでは言いたいことなんてなかったんじゃ? いや、あっただろうけど、自分でもわかってなかったか、見つけられずにいたか。言いたいこと……それは、明日も生きていこうとする力だったのかも知れない。

 

夢のない人生なんて

そんなの想像したくない

 

そう歌われても、愛も夢もなかったらどうしたらいいんだ!と思う日もあるけど、そんな日ばかりかも知れないけど、明日も生きていこうかなと思える。ただそれだけのことのような気がして。

 

「Love song」の一節が、この日はいつも以上に響いた。

 

浜崎あゆみを好きなことは、ゆずれない想い。なぜならそれは、明日を生きてく力だから。

 

ふと、私はあゆの歌に共感してるのかなぁ?と思った。もちろん共感する曲もたくさんあるけど、歌詞だけを見れば、この曲で歌われてるような経験、私にはないかもなぁと思うものも多いことに気づく(ただ、そういう私とはかけ離れたようなことを歌ってる歌でも、ぐさりとくる一節があったりするのが浜崎あゆみの歌詞)。

 

けど、それで響くのが「歌の力」だと思った。共感できる歌詞で感動するよりも、共感できるかわからない歌詞で感動する方が凄いんじゃないか。私にとってあゆって結構そういう歌手で、共感できるかどうかはそこまで重要ではないというか。

 

それに、自分にはない経験でも、あゆの歌を通して経験するということがあると思うのだ。それって、すごく大事な「音楽の力」だと思っていて。

 

 

浜崎あゆみにもらった「夢」。

浜崎あゆみの「歌の力」。

 

ツアーのファイナルで、見えたもの。

 

第3幕は一番、「希望」を感じるステージだったと思う。

 

「progress」の “同じ未来信じてるふたり” を “同じ未来信じてる日本” に変えて歌った。

 

東日本大震災があった 2011年の紅白でも、あゆはその箇所を “日本” に変えて歌っている(「今ここから明日へ続く道」参照)。

今年元旦に能登半島地震があったから、今回も “日本” と歌ったのか。私は島根ではじめて聴いたとき、どきっとした。地震のことを忘れていたわけではなかったけど、どきっとした。

 

やはり、「浜崎あゆみを聴く」ということは単純に「浜崎あゆみを聴く」ということだけではないんだ。浜崎あゆみが 25周年で初の 47都道府県ツアーをやるからそれに行く…というだけでは済まされない、それ以上の意味を持ってしまう。浜崎あゆみとはそういうアーティストなんだ。このツアーももはや、「25周年」以上の意味を持っていた。

 

さて、和歌山公演の前は長野公演だったのだが、そこで「中身が木でした」という事件が起こった。ダンサーの SATOMIさんが長野駅でお土産を買ったら、なんと見本を買ってしまったらしく、中身が木だったという。それにあゆがインスタで反応した。

 

(10枚目の写真に注目!)

 

このことはネットニュースにまでなってしまったのだけど、「浜崎あゆみが見本を買ってしまった」ということになってしまい。で、お店の方も見本がないことに気づき~となり、あゆから見本をお店に返却するという話になって、和歌山で SATOMIさんに見本を持って来てもらおう!ということになった。

 

そして、その見本(木)が見たい!ということで、この日の MC 人気投票、SATOMIさんが見事1位に! SATOMIさん、木、ステージまで持って来てくれました。

 

(後日、「あゆさんが木を返送して下さったのちに長野の風月堂さんから本物を送っていただきました」「これにて木物語完」と SATOMIさんがストーリーにあげてました)

 

ネット記事では「浜崎さんが舌鼓を打つ日も近いかも知れません」とか書かれてるし、なんなんですか(笑)。私、お土産屋さんで見本を見かけるたびに SATOMIさん思い出してたよ。SATOMIさんを 1位にする TA のノリが好きだとあゆは言ってくれたけど、そんな浜崎あゆみ一座が大好きです。長野県の名菓「玉だれ杏」、覚えました。いつか食べてみたいです。

 

他にもイントロクイズをやって、もちろんあゆの曲でやるんだけど、あゆが正解したらワンフレーズ歌うことになり、「JEWEL」「Rule」「poker face」が聴けた。

 

本人もなかなかわからないものなんだろうか? どの曲もお客さんはすぐわかってたみたいけど(私もわかったよ!)、「JEWEL」のとき、「あるよね~、あるよね~、ピアノではじまるんだよね~」と考えてるあゆが面白かった。

 

「poker face」はデビュー曲で、照れて歌うあゆが可愛かった。聴けて良かった!(「Trust」と迷ってたみたいなんだけど、「Trust」も歌ってくれていいんだよ!ワンフレーズとかじゃなくて、ライブ本編で!)

 

「Rule」は、鳥山明への追悼も込められてると感じた。

(「Rule」は映画『ドラゴンボール・エボリューション』の主題歌で、シングル初回盤は鳥山明が描いた浜崎あゆみのピクチャーレーベルだったの! → https://www.instagram.com/p/C4Py3UAvAav/ )

 

その「Rule」だけど、とっさに歌ったのに、 “Rule” の発音があの “ルゥ” で感動した。うわー!本物だー!本物の浜崎あゆみだー!ってなった。あの “ルゥ” だよ? 今すぐ見て! → https://www.youtube.com/watch?v=80df6xHUhhc

 

そんなこんなで、私の第3幕ファイナルは和歌山で終わった。

 

セットリスト <第3幕>

01. Born To Be...
02. AUDIENCE
03. evolution
04. ever free
05. Memorial address
06. STEP you
07. ANGEL'S SONG
08. HONEY
09. teddy bear
10. TO BE
11. SEASONS (「Dearest」のところもあったようだ)
12. MASK
13. progress
14. The Show Must Go On
15. Nonfiction

16. Boys & Girls (次の「Love song」と順番が逆のところもあったかも?)
17. Love song
18. Replace

19. SEVEN DAYS WAR (TM NETWORK のカバー)

 

島根公演のブログ → 浜崎あゆみ 25th Anniversary Live Tour 島根 <第3幕>

 

和歌山城、養翠園、紀三井寺なども行ったのだが、長くなってしまったので、それはインスタの方に。

 

 

 

 

そしてツアーは、3月23、24日に沖縄で第3幕ファイナルを迎えた。

 

浜崎あゆみ 四半世紀かけて築いたayuの真骨頂 数々の流行語生み出した平成の歌姫、令和でも“ギャル健在”
https://www.daily.co.jp/gossip/2024/03/25/0017468803.shtml
 

浜崎あゆみ、沖縄で25周年ツアー締め涙「みんなの熱気が半端なくて汗かきすぎた」9か月間で12万人動員
https://hochi.news/articles/20240324-OHT1T51251.html
 

浜崎あゆみ涙、25周年で初の47都道府県ツアーin沖縄「待ってて」4月に振替の石川、福井へ
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202403240001415.html

浜崎あゆみ「何か不思議ですよね。これで…」言い思わず涙 デビュー25周年記念ツアーを沖縄で完走
https://www.chunichi.co.jp/article/873289

ayumi hamasaki 25th Anniversary Live Tour
2024年2月24日(土) 島根県民会館 大ホール

 

浜崎あゆみの 47都道府県ツアー、島根公演に行ってきた。

 

初の島根。

初の第3幕。

 

第3幕は 1月に石川ではじめて行く予定だったが、地震の影響で延期になり、この日が私にとって初の第3幕。(このツアーは第1幕・第2幕・第3幕にわかれていて、セットリストや内容が違う)

第3幕としては 14公演目で、もうツアーの後半だ。

 

島根に行くことにしたのは、あゆが島根でライブをするのはおそらく初だから見たいというのがあった。そしたら、島根は初というだけでなく、

 

 

浜崎あゆみにとって、47都道府県、最後の上陸地だった!!

 

「島根TAの皆様、大変お待たせ致しました!!!!」の文字から伝わってくる想いが熱い。

 

そんな島根公演に来ることができた幸せをかみしめて。

 

ツアートラックのバックが島根県民会館。遂に島根に!

 

ライブの前に、会場すぐ近くの松江城へ。

 

黒くて渋い。近くに武士(まつえ若武者隊?)がいた。

 

そして、エレカシの 47都道府県ツアーのときに宮本さんも行ったという小泉八雲記念館へ。

 

 

 

松江に着いたときから感じていたけど、静かで風情ある町並み。

 

そこに静かに建っている記念館に入ると、アイルランド、イギリス、フランス、アメリカ、日本と、小泉八雲が移り住んだ世界が広がっていた。「越境」という言葉が浮かぶ。

小泉八雲が左目を失明していたと知る。夏目漱石との関わりも。

家族を呼ぶときにホラ貝を使っていたというのが面白かった。庭も可憐だった。

 

そうこうしてるうちにライブの時間が近づいて。

 

「SHIMANE」のご当地ayupan。

 

ライブは、

 

ラスベガス カーニバル

 

とあゆが言っていたように、「祝祭」感あふれるスタート。カラフルで多彩で、ラスベガスのショーか、ブラジルのカーニバルか、日本のお祭りか。

 

そんな中、「ever free」「Memorial address」と “死別” を歌ったであろう歌も歌われた。

今までもライブで歌われてきた歌だけど、今までと違って聞こえた。いつもより悲しくないというか、死という向こう側へ行ってしまうではなくて、ここでは生も死も共にあるというか。いつもはもっと悲痛な叫びに聞こえるのに、祝祭のステージがそうさせたのか、輝きさえ感じたかも。ダンサー ZIN のソロが良かった。

 

何しろ、ステージが凄い。

宇宙を感じたり奥行きを感じたり。第1幕からそうだけど、第2幕、第3幕と、どんどん進化してる。例えば、2月に行ったテイラー・スウィフトのステージ、ああいうのをホールでやっちゃう感じ? アリーナやスタジアムであのスケールを実現するならわかるんだけど、ホールでこんなことができるんだぁみたいな。といっても、アリーナのようなスケールをホールでも出すというのとも違って、ホールを生かした、ホールでしか出せないスケール感。

 

「TO BE」「SEASONS」のときの映像を映す板?(LED?)、それが数枚、前後左右に並んで。あゆが街中で歌ってるみたいで、立体的に響いてくるというか、「ライブを観に来た」というより、街中であゆの歌に出会う感覚。それぞれの生活や人生の中にあゆの歌が生きていることをリアルに感じる。

 

そして、第1幕~第3幕通して、ライブの終盤に向かう前に流れる映像。

あれは、あゆがステージや音楽に向かってるときの葛藤や対峙を表わしてるんだと思った。あれを経て、音楽でありステージに立つ。それはそのまま、人生に向かうことでもあるんだなと思った。

何面もの鏡に囲まれるようにしてあゆが立っていて、その鏡に閉じ込められたり追われたり、その鏡を割ったり。あんな、笑っているようにも泣いているようにも見える表情、できる人いる? すごいなぁと思った。

最後にはその鏡の扉らしきものが開き、出て行くのだけど、それが、こうして浜崎あゆみはステージに音楽に向かっていく、人生に向かっていくっていうのを示しているようで。

第1幕、第2幕、第3幕と観てきたから感じたことかも知れない。

 

それら、街中であゆの歌に出会う感覚、鏡に囲まれる感覚が、ホールだから感じられるものだなと思った。

 

本編最後は、黒くてダークな「Nonfiction」。

 

そこで私は思い出した。

第1幕の 1曲目も「Nonfiction」だったことを。そのときはピンクで、もっと明るくキュートだったことを。

 

最初のピンクは、ツアーを通して、になった?

 

改めて長い旅路を思うとともに、表から裏までを行く、浜崎あゆみの胆力みたいなものを感じた。

 

ツアー終盤ということで、今まで回ってきた都道府県の想いもぎゅっとつまっているように感じたのは、八百万(やおよろず)の神が集まるという出雲がある島根だったからだろうか。そういう土地の影響はどうしても受けてしまうものだと感じた。遠征だと特に。

 

島根が、浜崎あゆみ一座が最後に上陸した場所だったというのも大きいだろう。

これであゆは、47都道府県すべてでライブをしたことになるんだね。すごい!

 

教会がたくさんあって異国情緒あふれる長崎、静かで風情ある町並みに松江城、武家屋敷、出雲大社の島根、同じ日本でもこうも違う。

あゆの 47都道府県ツアーを通して、今までより日本を知って、知りたくなって、日本を好きになる。

 

MC では、かまいたち山内さん(島根出身)の話になり、弟さんがコンビニで働いてて詐欺を何度も未然に防いで表彰されてる話も。あゆが山内さんに「島根行きます」と言ったら、弟さんの話が出たそうな。

USAゲームで、ko-ya が SATOMIさんのことを「大丈夫ですって言うけど、心こもってない♪」って言ったのが面白かった(笑)。

 

そして、第1幕でも第2幕でもダブルアンコールで最後に「Replace」を歌っていたから第3幕でもそうだと思っていたら、アンコールの最後に歌ったので、あれ?ダブルアンコールなしでこれで終わりかな?と思っていたら、この歌い出しが。

 

“Revolution”

 

「SEVEN DAYS WAR」だ。

 

そうか。沖縄ファイナルまで今日の公演を入れて、あと 7公演だ。

 

最後に、「沖縄ファイナルまで 7days」の文字が映し出され、「7」が「6」に。(days だったか正確な文字は記憶が定かではないのですが)

 

「SEVEN DAYS WAR」は TM NETWORK のカバーで、あゆは 2010年にカバーしている(シングル『crossroad』、アルバム『Love songs』に収録)。

 

ファイナルまでのカウントダウンがはじまった。

 

 

翌日、出雲大社へ。

 

一畑電車の「しまねっこ号Ⅱ」。私は乗れなかったけど、対向車とすれ違えた。

車窓から松江しんじ湖が。大きい!

 

出雲大社。

 

帰りは、鳥取の米子鬼太郎空港から羽田へ。

 

あゆも米子鬼太郎空港から帰ったみたいよ~。

 

浜崎あゆみ初の 47都道府県ツアー、ayumi hamasaki 25th Anniversary Live Tour が石川で終わった。

もともとは 3月に沖縄で終わる予定で、私は 3月の和歌山が最後の参加になる予定だった。
それが能登半島地震の影響で 1月の石川・福井公演が延期になり、4月の石川公演がファイナルになった。
私は 1月の石川公演に行く予定だったので、振替公演に行くことになった。

浜崎あゆみ初の 47都道府県ツアーのファイナルを見届けることができることになった。

4月8日(デビュー日)を過ぎていたので、浜崎あゆみは 26周年を迎えていた。

ツアーのファイナルが石川になったこと、日本が浜崎あゆみを必要としているのを感じる。
それは、SNS で話題になったり、そういうところからは見えづらいかも知れないけど。



そして、最終日。

「もうこれ以上の感動や景色はなかなか見られないんだろう」と思うことを覚悟して行った。

最初はその予想通り、うわあ!ファイナルだあ!感無量!って胸がいっぱいになった。

でも、進んで行くにつれ、え?まだまだ大きくなるんじゃ?みたいな瞬間があった。

何度行っても、毎回新鮮な感動があること。本当に凄いと思う。

浜崎あゆみ、一座のメンバー、スタッフの方々、すごーーーい!!!って心の中でずっと叫び続けてた。

あの曲やあの曲を歌って感動的なファイナルにすることもできただろう。

例えば、配信リリースされたばかりの「時代」とか、春を待つ「春よ、来い」とか。あゆの曲でも、あの曲とかあの曲とか。

しかし、あゆは、春を待つどころか夏を歌ってたよ。

楽しかった!

 

あゆ、47都道府県ツアー完走おめでとう!

 

全53公演完走!

 

あゆ、一座のメンバー、スタッフの方々、本当にお疲れさまでした!

 

言いたくても言えなかった言葉を今日は言いたい。

 

“あゆにはずっと歌い続けて欲しい”


たくさんたくさんたくさんありがとう。

 

第3幕からブログに書いてないけど、これから書いていきたいなぁ。

 

 

今夜(4/27 23:30~)は、「千鳥かまいたちアワー」です! このブログ見てくれた人も、よかったら見てね!

 

 

 

そのつもりで聞いたんじゃないのに、「浜崎あゆみ」が出てきて吃驚した。

 

 

TaiTan(Dos Monos)と玉置周啓(MONO NO AWARE)とによるポッドキャスト『奇奇怪怪』で、映画『パスト ライブス』の話と窪塚洋介の名言が~が気になって聞いてたら、「浜崎あゆみ」が出てきた。(1:05:20 あたり)

 

「Y2K」の話で、「Y2K といったら?」というのをリスナーから募集したのか、それで「浜崎あゆみ」と答えた人がいて、あゆの話になった。

 

そこでの二人の話(というか TaiTan)はもう聞いて欲しいのだが、「あゆって、なかなか文脈に完全乗っかってこない。むっちゃ謎なんだよね。最近も、ゆきざき(ジュエリーブランド)の広告とか女子高生の格好したりとかはあるんだけど。もっと完全なるクイーンとしてもう一回表に出てきてもおかしくないのに、意外とこの文脈を利用しようとしてこない。伝説の中で生きていくって感じなのかなぁ?」

 

そしたら、同じく『奇奇怪怪』の二人による連載でもこう書かれていた。(玉置周啓は寝坊で欠席とのことで笑、TaiTan 一人による)

 

 

「Y2K」の話で「あゆ」が出てきても、う~んとなってしまう私には刺さった。

 

そう!そうなんだよ!あゆってなかなか文脈に乗ってこないんだよ!

 

そこを指摘してくれる人がいて嬉しい。

 

「Y2K」がブーム?リバイバル?になってるかどうかは私にはよくわからないんだけど(そういや、IWGP も私見てない)、「Y2Kブームであゆがきて欲しい」とか「これであゆリバイバルくるんじゃ?」とか、あゆファンでも言ってる人見たことある。『M 愛すべき人がいて』のときとかもそうだったな。だとしたら、なんでもっとこの流れや文脈をあゆは利用しないんだ!なんでもっと乗っからないんだ!と、もどかしく感じるかも知れない。

 

けど、意図してか天然か、あゆはそれをしない。そこに誇りや志……ダイヤモンドの輝きを私は見ているのだと、上記ポッドキャストと連載は気づかせてくれた。

 

「ディーバ」とか「歌姫」とかからも、絶妙に距離を感じるんだよなぁ。

 

以前も書いた(※1)けど、「ディーバ!」とか言うときに “茶化し” を感じるときもあると。それこそ『M 愛すべき人がいて』のときに伊集院光が浜崎あゆみのことを「茶化さなきゃ好きと言えない感じ」と言った。『M 愛すべき人がいて』のときだって、あゆ本人がもっと出て行く方法もあったかも知れないけど、あゆは自らを茶化さない、“茶化し” には乗らないし媚びないということなのだろうか。

(前に、ブルボンヌさんが「オカマ的な茶化し目線」と言っていたなぁ。それに媚びる流れもたくさん見てきたから、あゆには媚びないで欲しいとか私書いてたんだよなぁ)

 

上記「奇奇怪怪の百貨戯典」の記事で言うならば、“チョケない” ということか。だけど、白木善次郎(ロバート秋山)の TORIMAKIサービスには乗ったりするんだよね。前にも書いたがパロディもできるというか。そこらへんの匙加減というか、天性のものだと思う。

 

それと、あゆがチョケても輝きが勝ってしまうということだとも思うし、損得で動いてないからだとも思う。

 

(※1)この記事読み返して思ったが、ディーバとか歌姫とかの文脈から解放されて輝く宇多田ヒカルと、ディーバとか歌姫とかの文脈から距離を取って輝く浜崎あゆみ…ってことかな?

 

冒頭のポッドキャストでは「ケータイ小説」も出てくるのだが、この記事も思い出した。

 

※ この記事は 2010年9月に書かれたもので、後に「NO FUTURE」(2015年) で「携帯」が出てくる。

 

考えられるのはご本尊の浜崎とポスト浜崎文化とは受容の質が違うのではないかということだ。

 

「ケータイ小説」は「ポスト浜崎文化」で、「浜崎あゆみ」は「小説」として受容されていた?

 

「Y2K」は「ポスト浜崎文化」であって、「浜崎あゆみ」ではない?

 

「浜崎あゆみ」と「浜崎あゆみ的なもの」とでは何かが違ってきてしまうと、私はここでも考えてたんだなぁ。

 

ポッドキャスト『奇奇怪怪』、ここでは「あゆ」の話だけ書いてしまったけど、映画『パスト ライブス』の話なんて聞いてるだけで泣きそうになってしまったし、とても面白かった。他の回も聞きたくなっていくつか聞いてる。

 

二人のやりとりや話し方も良くて、TaiTanさんの話し方良かったなぁ。「あゆってこうでしょ」とかじゃなくて、「あゆってなんなん?」ってぶつかっていく感じが、あゆのことをこういう風に語る人はじめてじゃない?ってくらい嬉しくなった。

 

そのポッドキャストでも記事でも話題に出た「ゆきざき」のムービーがこちらです。

 

(ちなみに、女子高生の格好したり〜はこちら → 浜崎あゆみ / BYE-BYE )

 

浜崎あゆみをブランドアンバサダーに迎えた理由や熱意を明らかにした、「ゆきざき」社長のコメントが以下で読める。

 

https://twitter.com/GC_YUKIZAKI/status/1708650216994582945

 

■浜崎あゆみ ゆきざきブランドアンバサダー就任特設サイト

https://gc-yukizaki.jp/s/ayumi_hamasaki_yukizaki
 

あまり使いたくない言葉だけど、やっぱりあゆって “本物” なんだなぁ。

 

【関係あるかも知れない記事】

 

【ayu25th③】「Boys & Girls」が “平成バーガー” の CMソングに!
「リバイバルとかノスタルジーとかと浜崎あゆみは相性が良くない」という指摘はおそらく当たってたんだなぁ。それでも、きっかけは何でも良いとは思ってるけどね。

 

 

 

とかなんとか言ってるうちに、こんなニュースきた!

 

 

あゆ、デビュー26周年おめでとう!

 

NHK『みんなのうた』で放送されている新曲「BYE-BYE」の配信がスタートしました。

https://ayu0408.lnk.to/BYE-BYE

 

MV も公開されました。

 

思いはインスタの方に綴って、そこにも書きましたが、

 

世の中たくさんの素敵な音楽、芸術やエンターテインメントがあって、すべてを追うことはできない。
浜崎あゆみを追うことで、追えないたくさんのことがあるのだろう。
けど、浜崎あゆみを追いかけてることに後悔はない。

 

最初は嫌ってたのに、歌っているあなたをテレビでたまたま見て、その姿、歌声に惹きつけられてしまったときのこと。曲もわからなかったし、歌詞もわからなかったし、衣装とか演出とかを考える余裕もなかった。だからきっと、私にとって浜崎あゆみは「歌声」なんだ。その「歌声」に惹きつけられたんだ。


あゆ、あなたの歌が大好きです!

26周年、おめでとう!
26周年、ありがとう!



↑エレファントカシマシ『昇れる太陽』のジャケットにもなった場所(のはず)です。拝読してるブログで見る度に行きたいなあと思っていました。新しい季節へキミと!

 

 

26周年ということで、【ayu25th】シリーズの記事もこれで終わりです。12本になりました! BYE-BYE!