Taylor Swift The Eras Tour @東京ドーム | ラフラフ日記

ラフラフ日記

主に音楽について書いてます。

Taylor Swift The Eras Tour
2024年2月8日(木) 東京ドーム

 

 

ライブに行くまでの話。 → テイラー・スウィフトのライブに行くまで

 

約45曲、3時間超え――事前に調べた情報によるとどうもそうらしく、もうこれは途中で座るぞ~トイレ行くぞ~と気構えていたのだが、ちょっと待って、テイラーこのライブを 4日連続ドームでやるの? 本当に? テイラーの体力すごくない?と慄く。

 

 

まぁいいや、私は座るぞ!体力持つかなぁとか思いながらはじまったライブは、本当に「約45曲、3時間超え」で、休みもなかったけど、一気に観てしまった。私は熱狂的なファンでもないのに、席も遠ーーーいのに、ダレることなく、飽きることなく、ずーーーっと観ていられた。

 

今回のツアーは、アルバムごとにセクションが分かれていて、1枚目を除いた全アルバム(9枚)からやるのだけど、それぞれ、好きなアルバム、そうでもないアルバム、ほとんど聴いてないアルバムとあって、私はセットリストを事前に調べて、ここは集中したい、ここは気合入れよう、ここらへんでトイレ行こうかなとか考えてたんだけど、蓋を開けてみれば、ほぼずっと同じテンションと温度感で観ていたと思う。

 

思ったのは、一曲一曲が長くなく、短いからかなぁってこと。さくさく行く感じで。アルバムごとに分かれてたのもメリハリがあって良かったのかも知れない。

 

いろんな時代のいろんな曲が聴けて楽しかった。

どんな音楽をやろうとテイラー・スウィフト!っていう漠然としたイメージしか私は持ってなかったんだと思い知らされたというか、時代によってこうもがらっと変わるのかと驚いたし、その変遷にテイラーが辿ってきた道のりや音楽への情熱や信条を感じてぐっときた。いや、音楽的変化も CD で聴いて少しは知ってたはずなんだけど、やはり本人の歌唱とパフォーマンスに触れると実感をともなってリアリティーを持って伝わってくる。

 

 

やっぱり、ギターを持つ姿に熱くなっちゃう!

これはキラキラの水着のような衣装(←語彙力なくてすみません)だけど、他にも、ドレスでギター弾く姿がかっこ良かったぁ。

 

ギター弾くし、踊るし、ピアノ弾くし、パワフル!

なんだけど、不思議なくらい、優雅なんだよねぇ。

衣装替えも早く感じたし、大きいステージを移動して、時には屋根に上ったり花道に飛び込んだり(!)、大変なはずなのに、優雅!

席が遠かったから見えなかっただけかもだけど、「汗かかなそう」って友達は言ってました。

 

『エヴァーモア』がすっごく良かった!

黒いマントを羽織り、ランタンかハロウィンのかぼちゃみたいのを持ったダンサー達と花道を進みながら歌うの素敵だったなぁ。もともと好きなアルバムだったけど、深い森の中を進んで行くようなステージをもっと観ていたくなった。こういうテイラーをもっと掘り下げて私は見てみたいかも知れない。

 

姉妹アルバムの『フォークロア』もそういう感じで、小屋の屋根の上で歌うテイラーが、これまた優雅だった。同じ森の中でも、こちらはもう少しで日が差し込んできそうな早朝で、『エヴァーモア』は夜が深まった深夜という感じ。どちらも好きだなぁ。テイラー、都会より田舎似合うんじゃない?

 

『レピュテーション』は、ここでトイレ行こうかなと思ってたくらいなんだけど、クールでかっこ良かったわ。この流れで聴くと、ここでテイラーががらっと変わったのがわかるし、それは発売当時にもわかったことで “闇落ち” だなんて言われてるけど、やっぱりこれは必要なことだったんだという説得力があった。曲もかっこ良かった。

 

そう、時代によって違うけど、どれも曲が良くて、そういう意味ではずっと「曲の良さ」が貫かれてるんだよね。変わってるようで、変わっていない。んで、古典的だなぁって思った。伝統的というかクラシック? それを守っていこうという意志も感じたし、時代によって変わるところは変わっても、「昔からのもの」を守ろうとしているようにも見えた。

 

 

バンドが並ぶの良いよね。

そうそう、こういうドレスでギター弾くのよ。ギター掲げる姿もかっこ良かった!

 

 

これは『1989』のときかな?

 

ライブを通して、私は『レッド』が好きかも知れない!と思った。『レッド』のときが一番血が騒いだ気がするから(私が)。

 

が、これは曲順も関係してるかも知れない。約45曲、3時間超えを一気に観てしまったと書いたけど、待ちに待った『1989』、そして、「Shake It Off」が来たころには、キターーー!とはなったものの、「待ちくたびれた」感があったかも(笑)。やはり、3時間超えは体力、気力、集中力的にあれなんですかね。

 

 

そして、最新アルバム『ミッドナイツ』にして、最後のセクション。紫色(ラベンダー)の照明が印象的。今回、各セクションの「色」も印象的だった。

 

「おとぎ話」に入り込むような感覚もあり、テイラーって「自身の体験を書く人」ってイメージあったけど、フィクションやファンタジーも感じるし、物語を書くのが好きで上手いんだろうなぁ、ストーリーテラーの才能もあるんだろうなぁって思った。思ったっていうか、もっと歌詞読んだり MV 見たりしとけば良かったよ!

 

あと、私は、声が好きなんだなぁって思った。いろいろあるけど、私はなんでテイラーが好きなんだろうって思ったときに、声が好きなんだなぁって。

 

 

そうして、ライブは終了!

 

3時間強、ほぼずっと同じテンションと温度感で観ていたと書いたけど、それは、私にとって、

 

ぐわあぁぁぁーーー!っと盛り上がることもなく、すぅーーーんと盛り下がることもなく

 

という感じだった。平熱というか。

 

でも実は、そういうアーティストこそ、結局最後まで聴いてたのはテイラー・スウィフトだった…みたいなことになったりしてね。いろんな人が出てきて夢中になったりするけど、テイラーはなんかずっといるわ…みたいな。

 

ライブ後も、すぐに超感動だった!っていうんじゃなくて、後からじわじわじわじわ感動が押し寄せてきてる感じで、そうしたら一週間たっていた。

 

 

この日(8日)のサプライズソングは、「Eyes Open」と「Electric Touch」(ネット調べ)。

 

いろいろあったけど、この、テイラーが一人でギター弾いて歌った「Eyes Open」と、一人でピアノ弾いて歌った「Electric Touch」が、一番胸に響いたかも知れない。あまり聴いてなかった『スピーク・ナウ』の 2曲(「Enchanted」と「Long Live」)もえらく良かったんだよなぁ。結局、こんなこと言ったらあれかもだけど、「テイラー一人の弾き語り」ってのが一番胸に迫るのかなぁやっぱ。

 

 

 

 

 

ライブの 3週間前には、以下のポッドキャストを聞いていた。

 

なぜテイラー・スウィフトは2023年世界を制したのか?

テイラー・スウィフト革新と闘争の18年史
 
最後、「(そういったファンダムを抱えてる)テイラーに近い日本語圏のアーティストは存在するか?」で、なんで「あゆ」の名が出てこないんじゃー!と、またいつもの悪い癖が出てしまったわけだけど、でも、だって、そのポッドキャストにも参加されてる辰巳JUNKさんによるこの記事をみてみてよ。
 
苛烈バッシング、軽視、海外移住…って、これ「浜崎あゆみ」の記事のタイトルでもありそうじゃないですか?(いや、だから、辰巳JUNKさんはぼそっとあゆの名前を口にした気がする、私の気のせいかも知れないが)
 

でもね、そのポッドキャストの「テイラーに近い・・・」で西野カナが出てきて、私はああ!って思ったよ。西野カナのこの曲かなぁ、当時テイラーじゃん!って思ったから。

 
それに、あゆはテイラーじゃないかもなぁ…って今は思うから。前回書いたように、テイラーとあゆ近いんじゃ!?って思ったときもあった。けど今は、そうも思わないというか、それは私があゆを好きすぎるからなんだろうけど、そうすると、なかなか近い人って見つけられなくなるよね?
 
テイラーは「優等生」って感じするけど、あゆは「優等生」って感じしないもの。
でも、テイラーも優等生ではないんじゃないかって気もするけど。まぁ、長くなるからそこはいいか。
 
上記ポッドキャストで一番興奮したのは、「テイラーはギター超上手い」ってところ。そうなんだぁ、やっぱ、そこだよね! ライブでそこを確かめようとしたけど、テイラーはギターの上手さをひけらかしてはいなかった気がする。
 
(あと、タナソーさんから “メーガン・トレイナー” の名前が出てきたのがなんか嬉しかった)
 
ライブ後、グラミー賞のこととかスーパーボウルのこととか見てて、テイラー・スウィフトとラナ・デル・レイの関係にハマった(笑)。いやぁ~~~、好きだわぁ。
曲で言えばというか、「良い曲を書く」ということではテイラーとラナ抜きん出てるんじゃ?とか思ってたから、その二人が…ってとこにもゾクゾクする。
 
最後に、
 
あゆ、テイラーのライブ行ってたーーーーーー!